2011年11月24日(木)01時35分

Kingdoms of Amalur: Reckoning プレビュー

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Kingdoms of Amalur: Reckoningのプレビュー記事がIGNに掲載されています。

Ken Rolston氏は開拓者であり、探検家だ。確かに、彼は山脈を目指してサバンナを横断するような人間ではないが、全く新しい世界を作り上げる事が出来る。彼の商売道具は登山靴やアイスハーケンではなく、サイコロと合金フィギュアだ。

彼はペン&ペーパーRPGが疑心と敵意の視線を投げかけられていた時代の人間であり、別の現実世界を創作したり、想像力の境界線を模索したりする事に何の利益も見出さない人々から辛辣な言葉を投げかけられても、ひたすら耐え抜いてきた世代なのだ。

同時に彼は、ドラゴンや騎士、魔法使いで溢れかえる世界を探索するという行為が、極当たり前の行動として受け入れられている、より開かれた現在の世界を楽しむ事が出来ている世代でもある。

彼の履歴書には、The Elder Scrolls IV: OblivionとThe Elder Scrolls III: Morrowindに加え、ペン&ペーパーRPGの古典AD&DやStormbringerといった作品が名を連ねている。彼はこれまで、West End Games、Games Workshop、Avalon Hillでロールプレイング・ディレクターを務めてきた人物であり、このジャンルを熟知しているのだ。

一時は引退も考えた事があるそうだが、紆余曲折を経て、再び作品を手掛ける事となった。現在、彼はBig Huge Gamesと38 Studiosが共同で開発を担当し、EAが販売を手掛けるKingdoms of Amalur: Reckoningのエグゼクティブ・デザイン・ディレクターを務めている。そんな彼も、今は最高にイライラしている。世界中がSkyrimを楽しんでいる時に、仕事をしなければならないからだ。

Ken Rolston: Skyrimにドップリとハマる時間がないんだ。どう思えば良いのかな。ディレクトリに入れて、プレーせずに我慢してる自分を褒めるべきなのかもしれない。でも、ゲーマーとしては発売されるRPG全てをプレーしたいし、Bethesdaの面々も大好きだから、数時間でもプレーして友人たちにメールしまくりたいというのが正直なところだよ。

その代わり、彼はトッド・マクファーレンや作家のR.A.サルヴァトーレといった大物が参加するKingdoms of Amalurをプレーしながら、調整を加えている。

Ken Rolston: Kingdoms of Amalurを四六時中プレーしているよ。バグがないかチェックするためにね。RPGとはそういうもので、たとえ発売の半年前に完成したとしても、最後までプレーしてチェックするのに早過ぎるというわけではないんだ。

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IGNでは、以前FalloutやMass Effectといった古典と比較して、Kingdoms of Amalurを賞賛した。記者のColin Moriartyは、その記事で次のように書いている。「目にしたもの全てを気に入った。正にRPGオタクのためのRPGに仕上がっており、驚異的な奥の深さと自由度を備え、決してプレーヤーを一つの方向に仕向けるのではなく、自由に行動する事を推奨する作りになっているのだ。更に、ゲームプレーも素晴らしい」

本作は巨大なゲームで、Elder Scrollsのような大物に挑戦を挑む事になる。ゲーム世界において新規タイトルが直面する戦いで、これ以上タフな戦いは殆ど存在しないだろう。

Ken Rolston: RPGの歴史を振り返ると、完全な新規タイトルが登場する事は珍しいし、それも徐々に成長していく。だからこそ、一度は引退した私が愚かにも復帰したんだ(笑)。全く新しいゲームを作るというアイディアを気に入ったからね。とても困難な事だし、だからこそやる価値がある。楽しいよ。

では、本作の他と違う新鮮な要素とは一体どんなものだろうか?

Ken Rolston: 私は、「革新性」という単語を騒音としか思っていない。RPGというのは非常に保守的なフォーマットで、あまりに他と違う事をやるのは良くないんだ。私はこのジャンルの大ファンだし、ユーザーも90%の馴染み深い要素と10%の新鮮な要素を求めていると考えている。

どうやら、その10%は戦闘になるようだ。

Ken Rolston: エネルギッシュなリスクを戦闘に持ち込みたい。RPGで改善可能なのは戦闘だからね。私の狙いは、オープンワールドやキャラクター、ストーリーテリングで他の作品と肩を並べつつ、戦闘でははるか高所から他の作品を見下ろして、自己満足の笑顔を浮かべる事なんだ。

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多くのRPGデザイナーと同様に、Rolston氏は自身が作り出す世界を単なるクエスト・マップではなく、ストーリーテリングの場として見ている。多くのゲーマーが、より奥が深く豊かなゲーム世界に傾倒しつつあるという事実も無視出来ないはずだ。

Ken Rolston: 私の心の底からの願いの一つは、このRPGを万人が楽しめるアクション・ゲームにもしたいというものだ。「物凄く楽しい世界だな」と言って欲しいんだ。

RPGがよりメインストリームになりつつある一方で、このジャンル特有の問題も抱えているというのも事実だ。Rolston氏は言う。

Ken Rolston: RPGというのは、新たな発見が続く序盤が一番面白くなりがちだ。中盤以降になると、味わいが失われてしまう。変化がない事が問題なんだ。魔法や武器はどんどん強くなっていくが、斧を手に歩き回るというのは変わらない。我々の目標は、自キャラクターに足枷を設けずに、様々な原型をミックスさせた便利なハイブリッドを育て上げるバラエティ豊富なやり方を提供するなんだ。

キャラクター作成のテーマについて、彼は次のように語る。

Ken Rolston: 純粋な戦士としてプレー出来ないので、激怒するプレーヤーもいるかもしれない。とはいえ、それが不可能なわけではないんだ。私はプレーヤーに、新しい事に挑戦する旨みを発見してもらいたい。発見出来るという事、それが本作の重要なポイントだ。スキル・ツリーで他の方向に進む選択肢があり、戦士ならば、避け動作の代わりにテレポートを選ぶ事も可能だ。戦士でそれが出来たらクールだろう?敵を背後から攻撃するのが嫌いな人なんていないはずだ。

様々なアイディアを議論し、まるで魔法であるかのように言葉遊びを楽しむRolston氏は、最後にこう締めくくった。

Ken Rolston: 我々の仕事は、汚らわしいと感じる方法を発見するよう、プレーヤーを誘惑する事なんだ。

凄そうだろう?

[ソース: IGN]