2011年12月11日(日)04時43分

Warner Bros 「今は映画会社が自らゲーム開発に乗り出す時代」

RocksteadyやMonolithといったゲーム開発スタジオを立て続けに買収してきたWarner Bros.は昨年、カナダのモントリオールにゲーム開発スタジオを設立。現在はまだ1本もタイトルを発表していない同スタジオですが、スタジオのトップMartin Carrier氏とReid Schneider氏は、RocksteadyによるBatmanシリーズのように質の高い版権タイトルを送り出す事が最優先になると語っています。

Martin Carrier: RocksteadyはArkham Asylumで最高の仕事をしてくれた。スーパーヒーロー・ゲームに対する認識を彼らが一変させてくれたから、我々も平凡な出来ではもう満足しないんだ。今では、ジャンルを問わずあらゆるゲームよりも優れたゲームでなければいけない。その秘密のレシピを探るんだ。

Reid Schneider: 過去10年のスーパーヒーロー・ゲームを見ると、優れたゲームは2本ある。まず、NeversoftのSpider-Manゲームだ。確かPS1だったと思う。評判も高かったし、その後の続編も悪くなかった。そこにRocksteadyがArkham Asylumを引っさげて登場し、再び期待を大きく変えた。この2作品の類似点は、どちらも映画を基にしたゲームではないという点だ。コミックの豊かな歴史を用いて、キャラクターを深く掘り下げている。映画の公開時期といった一方的な理由に合わせるのではなく、必要なだけの時間を与え、質の高いゲームを仕上げる事に集中した結果だよ。

更に両氏は、質の高い版権ゲームを生むには、映画スタジオ自らが内部にゲーム開発スタジオを抱える事が不可欠だと語っています。

Martin Carrier: ゲームへの新たなリスペクトが生まれているのは良い事だよ。2007年までのWarnerはただライセンスを貸し出すだけで、独自の開発スタジオを設立するほどビデオゲームを重要だと考えていなかったんだ。それが今では、ビデオゲームこそ真のエンターテイメント・ビジネスだと気付き、自分たちでスタジオを設立してクオリティの高い製品を送り出そうという結論に至っている。私にとってはそれがメッセージだった。質の高い製品を生み出すには、開発に自分たちが密接に関わるべきだと気付いたんだ。間に壁が存在しない同じファミリーなので、それが高品質の製品を送り出す助けになっている。

Reid Schneider: Warner Bros.の社長Martin Tremblay氏は開発サイドの人間なので、自分たちでスタジオを持っていれば戦略的に素早く動けると分かっているんだ。我々自身がゲームを開発していれば、何かを変えようと思えばすぐに動けるが、外部のデベロッパーを使う場合だと、契約上の問題や法的な問題もあって、迅速に動く事が非常に難しくなる。外部デベロッパーのプライオリティがどこにあるのかが明確ではないからね。我々のプロジェクトは彼らにとって仕事の一つに過ぎないかもしれないが、内部スタジオの場合はそのプロジェクトの重要性を浸透させる事が可能になる。

Warner Bros.のモントリオール・スタジオは現在150人の開発者を抱えていますが、2015年にはその数を2倍の300人まで増やすのが目標だとの事。

[ソース: Canadian Business]

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