2012年01月29日(日)21時07分

Final Fantasy XIII-2 海外レビュー

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Final Fantasy XIII-2の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360
  • 開発: スクエア・エニックス 
  • 販売: スクエア・エニックス

IGN 8.0/10

プレゼンテーション 7.0: 隅々まで洗練されている。整理されたメニュー、明確なチュートリアル、楽しいユーモア・センス。物語が感情に訴えかけるのは結末だけで、明確な幕引きもない
グラフィック 8.5: 目を見張るキャラクターと色鮮やかな世界。2010年当時のオリジナルほどの凄さは感じられないが、それでも非常に個性的で、ピンクと紫が溢れている
サウンド 9.0: SerahとNoelの声優は素晴らしい演技を聞かせてくれるし、脇役陣の演技も上出来だ。シリーズで最も多くのボーカルが収録された最高のサウンドトラック
ゲームプレー 8.0: 楽しいモンスター・コレクションにサポートされたテンポの速い戦闘。JRPG経験者には簡単すぎるが、探索に重きが置かれているのは嬉しい
寿命 9.0: 全160フラグメントのうち約40のみでクリアできてしまうので、クリア後もたっぷりプレー可能だ。クレジット後も気軽に戦いを続けることができる

Final Fantasy XIII-2はゲームとしては前作よりも優れているが、物語は前作の方が的が絞れている。改善された戦闘システム、開かれた環境の恩恵を受けているし、全体的に洗練されている点もリスペクトに値する。

明確な幕引きがないとはいえ、終盤に用意された幾つかの強烈な瞬間のためにも、Final Fantasy XIII-2はプレーする価値のあるゲームだ。

Game Informer 8.0/10

コンセプト: Final Fantasy XIIIで好評だった戦闘システムはそのままに、それ以外は全て変更されているが、全てが上手く行っているわけではない
グラフィック: ほぼ全てのカットシーンに登場するイン・ゲーム・キャラクター・モデルは素晴らしい出来。プリレンダは劇的に減少
サウンド: 「過去を変えろ、希望を捨てるな」という平凡な歌詞のポップ曲が多すぎるサウンドトラックは、シリーズ最悪
プレー性: 戦闘はスムーズで、複雑なメニュー・インターフェースも簡素化された
エンターテイメント性: 酷い物語を無視することが出来れば、豊富なコンテンツや楽しいメカニックに満足できるだろう
リプレー性: 平均的

ゲーマーの意見というのは多種多様なため、ファンのフィードバックに耳を傾け過ぎるのは非常にリスキーである。Final Fantasy XIIIはシリーズの中でも賛否が分かれた作品であり、物語から戦闘にいたるまで、ゲームの全ての要素に肯定派と否定派が存在した。スクエア・エニックスの開発チームは、大きな問題点を見つけ出して修正するという素晴らしい仕事をして見せたという点は尊敬に値する。成長はプレーヤー主導になり、戦闘はさらに楽しさを増し、他にも数多くの細かな修正が施されており、メカニック的には私のお気に入りRPGの一つとなっている。だが、物語は馬鹿馬鹿しく侮辱的ですらあり、Final Fantasy XIII-2最大の欠点となっている。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・豊富なバラエティ
・FFXIIIから改善されたATB
悪い点:
・酷い脚本
・シリーズの栄光の日々には戻れていない

Final Fantasy XIII-2は、前作で取り込んだ新規ファンを排除することなく、コアなファンを満足させることに成功している。劇的な変更を加えずにFinal Fantasy XIIIが持っていた問題点の多くを修正しているが、譲れるのもそこまでだろう。ジャンルの転機になるようなゲームではないし、シリーズ栄光の日々に戻るようなゲームでもない。Final Fantasy XIIIのファン(しかし渋々)、そしてJRPGのファン向けのゲームだが、レビューを最後まで読んだ人なら、もう気付いているはずだ。

Destructoid 8.0/10

スクエアエ・ニックスは、Final Fantasy XIII-2に楽しさを復活させている。Final Fantasy XIIIに欠けていた創意工夫、独創性、ユーモア、独自性が戻っているのだ。多くにトライし過ぎている感はあるし、物語を軌道に戻すには少々手遅れかもしれないが、本作には過去作の特徴である効し難い魅力があるし、それだけで十分楽しい。

悪くないカムバックだ。

Eurogamer 8.0/10

巧みなメカニック、先見性のあるデザインが存在する一方で、Final Fantasy XIII-2は同時に複雑で新規ユーザーには不親切な作りとなっている。スクエア・エニックスを代表するシリーズの現代における立ち位置を必死に模索する過程で、興味深い骨董品であるべきものが超大作に膨れ上がってしまった。もう10年近くも明確なリーダーシップのないまま仕事を続けてきた開発チームに資金を与え続けた結果、その世界観と同じくらい支離滅裂で、その主人公と同じくらい散漫なゲームが出来上がった。素晴らしさ、混乱、美しさ、奇妙さ、驚嘆、喪失といった全てを、そのバラバラの破片の中に見て取ることが出来るだろう。

G4TV 4.0/5.0

良い点:
・魅力的な物語とキャラクター
・タイムトラベルで出来事が変化する
・大幅に改善された戦闘システム
・サイド・クエストとパズルがバラエティを付加している
悪い点:
・キャラクター・カスタマイズが欠如している
・サイド・プロットがいつの間にか消えている
・QTEのせいで緊迫感が削がれる戦闘

スクエア・エニックスはFinal Fantasy XIII-2で前作の問題点を改善していて、ほぼ全てが成功を収めている。戦闘、探索、ストーリーテリングへの改善を見ると、本作こそがXIIIのあるべき姿だったと感じてしまう。だが本作はただの続編ではなく、偉大なFinal Fantasyの仲間入りを果たす独自の物語を刻んでいる。

GameSpot 7.5/10

良い点:
・モンスター収集は楽しく中毒性がある
・複数の感動的な瞬間が、物語とゲームプレーを効果的に融合している
・Caiusは素晴らしいヴィラン
・驚異的で色鮮やかなビジュアル・デザイン
悪い点:
・最高のキャラクターがイマイチのキャラクターのせいで脇に追いやられている
・一部のシークエンスがテンポを悪くしている
・メイン・ストーリーは比較的簡単で短い

Final Fantasy XIIIの欠点を修正し、輝きを放つ美しいビジュアルとシンプルだが世界共通の情趣に満ちた、楽しいRPGを作り上げたスクエア・エニックスは賞賛されるべきだろう。にもかかわらず、改善点はどれもポテンシャルほどの重みを持たず、メカニックに置ける偉業も全体の中に埋もれてしまっている。畏れを抱くような召喚を繰り出す事もないし、エンディングも望むような幕引きを与えてはくれない。だが、モンスター収集と時を行き来する自由だけでも、このアドベンチャーに乗り出す価値があるというものだ。とはいえ、あまり多くを期待しないこと。Final Fantasy XIII-2は、決して愛すべきシリーズの壮大な伝統における時代を超越したアドベンチャーではないのだ。だが、この継続する物語の次のステージに興味があるなら、Lightningの後を追わない理由はない。結局、君なしではCaiusを倒せないのだから。

1UP B/A+

本作の問題点は、各要素に統合性が欠けているところにある。パッケージ全体として見た場合、FFXIIIほどまとまっていないのだ。本作は興味深いシステムや大胆なアイディアのごった煮であり、それらが上手く融合されていない。興味深いシステムや大胆なアイディアを盛り込みながらも、まとまりに欠けていることが多い作品で知られるtri-Aceが本作の開発に関わっている事を考えると、驚くことではないかもしれない。現在のホットなRPGのシステムやスタイルを数多く真似ているため、FFXIII-2はジャンルの最先端からは程遠い存在であるという点が浮き彫りになっている。とはいえ、正しい方向への力強い第一歩ではあるし、少なくともシリーズの開発に外部スタジオを招き入れるほどスクエア・エニックスはオープンであり、名前だけではもう売れない事に気付いたということを示していると言えるだろう。Final Fantasyは、よりクールな仲間の服と態度を見せびらかしている。次は、胸を張ってそれらを着こなす術を身に付けるだけで良いのだ。

Joystiq 3.0/5.0

結局のところ、Final Fantasy XIIIがシリーズを五歩後退させた作品なら、Final Fantasy XIII-2はためらいがちに一歩前に進んだ作品だ。ノン・リニアなダンジョン、任意のサイド・クエスト、NPCで溢れる街といったフィーチャーは素晴らしいが、あくまで20年前からRPGのトレードマークだった要素だ。Final Fantasy XIII-2は前作の過ちを大幅に改善しているとはいえ、単体の作品として突出した要素は殆どない。楽しいゲームではあるが、多くの面で失望を隠せない作品である。Final Fantasyはもっと上を目指すべきだ。