2012年02月21日(火)04時15分

Alan Wake’s American Nightmare 海外レビュー

  • 機種: Xbox 360
  • 開発: Remedy
  • 販売: Microsoft Studios

ダウンロード配信ゲーム、Alan Wake’s American Nightmareのレビューです。

Destructoid 8.5/10

Alan Wake’s American Nightmareは、これまでで最もパッケージ・タイトルに近いXboxLiveアーケード・タイトルだろう。たとえ熱心なファンにしか物語が理解できないとしても、Alan Wakeの屈折した世界への旅路は非常に楽しい。収録されたコンテンツを最大限に生かすためにRemedyはキャンペーンが持つ単調な性質に真っ向から挑んでいるが、残念ながら中盤以降は単調さが勝ってしまう。ありがたいことに、強力な最終章と馬鹿みたいに中毒的なArcadeモードが補って余りある。

熱心なAlan Wakeファンなら、本作を隅々まで堪能できるはずだ。1作目とそのダウンロード・コンテンツ、限定版に付属の本で拡張されたユニバースに馴染みがなくとも本作を存分に楽しむことは可能だが、知っていれば当然ご褒美がたっぷりと用意されている。

あえてAmerican Nightmareの不満点を挙げるとすれば、それはパッケージ新作を作るリソースさえあれば、我々が驚愕するような方向にAlan Wakeシリーズを導く能力がRemedyには十分にあるということを、本作が示している点だ。にもかかわらず、我々はこのダウンロード配信タイトルで、様々なメカニックや実験を垣間見ることしかできないのだ。とはいえ、だからプレーする価値がないと思うなら、考え直して欲しい。Alan Wake’s American Nightmareはプレーする価値のある拡張パックであり、文字通り夜明けになるまで何度も何度も舞い戻ってくることになるはずだ。

IGN 8.0/10

プレゼンテーション 8.0: 物語の安っぽいパルプ風味はなかなか面白いが、プロットは分かりにくい
グラフィック 8.5: 1作目と同じくらい美しいし、XBLAとしては驚異的。細かなバグはあるが、全体的になグラフィックは素晴らしい
サウンド 8.5: 効果音とアンビエント・ノイズが素晴らしく、最高のムードを演出しているが、台詞は少々ぎこちない
ゲームプレー 7.5: 本作はアクションに重きを置いており、操作性も素晴らしく、楽しいアクション体験を作り出している。残念ながら、Storyモードはあまりに単調すぎる
寿命 8.0: 原稿を全て集めるかどうかにもよるが、Storyモードは4、5時間ほどでクリアが可能。一方、Arcade Actionはしばらくの間楽しく遊べるだろう

Alan Wake’s American Nightmareは、実質的なパッケージ・タイトルをXBLAで発売することを目的とした、極めて驚異的な実験だ。アクション満載のゲームプレー、クールなテーマ、そしてエキサイティングなArcade Actionモードなど、American Nightmareの実験は間違いなく大成功と言える。だが、最高の1作目の後継作としては物語が物足りないし、全体的にサスペンスとスリルが欠けている。

Joystiq 4.0/5.0

Alan Wake’s American Nightmareはパーフェクトではない。Alan自ら執筆した暗闇からの脱出劇には、皮肉なことに1作目のようなパンチが欠けている。それでも本作は、再び我々をAlanの世界に誘い、Alanの苦境を明らかにする新たなアドベンチャーへと導いてくれる。Alan Wakeが好きなら選択の余地はない。この悪夢を生き延びなければいけないのだ。

1UP B/A+

本作の物語の特定の要素は気に入らないが、本作の差別化には役立っているし、色々と考えさせられもした。それがAlan Wake’s American Nightmareの全体像。これはAlan Wake 2でも、ちゃんとしたエピソードでもなく、Alan Wakeの優れたシューティング・メカニックと、いつもよりさらに奇妙な物語が融合したゲームなのだ。1作目のように虜にはならなかったが、収集要素とFight Till Dawnモードのお陰で、Festival of BloodやDead Rising 2: Case Zeroといった他のダウンロード配信タイトルよりも長く、私の心とハードドライブに残り続けるだろう。Remedyには、このゲームプレーを洗練しつつ、物語を少々引き締めてもらいたい。American Nightmareの物語に対するファンの反応が興味深い。

Eurogamer 7.0/10

タイトルが暗示しているように、物語はクエスチョン・マークを残して終わりを迎える。だが、もしこれが本当に彼の悪夢ならば、問題を抱えたこの作家には、起きているよりも寝ていてもらった方が我々としては嬉しいだろう。

VideoGamer 6.0/10

良い点:
・幾つかの際立った瞬間のお陰で単調さを感じさせない
・戦闘と武器の数々は楽しい
悪い点:
・複雑すぎて歯切れの悪いプロット
・個性がないAlan

確かに野心的ではあるが、Alan Wake’s American Nightmareのポテンシャルは生かされていない。初歩的な戦闘システムは楽しい仕上がりだが、最終的には救いようがないほど不自然なプロットの陰に隠れてしまう。特別な存在感を放つべきだったMr Scratchのパフォーマンスが使い捨てなのは非常に残念だ。ゲームの残りの部分と同様に、明確で一貫したビジョンが欠如しているため、非常にもったいなさを感じさせるゲームになってしまった。タイムループは興味深いアイディアだが、ゲーム・デザインを制限してしまっている。Alan’s Wake初のスピンオフは、1作目が持っていた入り組んだ性質を超えることはなく、シリーズの本質を見失ってしまった。