2012年03月23日(金)05時33分

Ubisoft 「ダウンロード配信タイトルの質は年々向上している」

chris-early.jpgChris Early氏

Ubisoftデジタル・パブリッシングのChris Early氏がEurogamerに対し、デジタル配信ゲームの現状について語っています。

Chris Early: まだピークに達したとは思っていない。ダウンロード配信ゲームの経緯を見ていると、ゲームに注がれるプロダクションの質が相当進化していることが分かる。XBLAとPSNだけでなく、iPhoneやAndroid、Facebookも同じだよ。最初の頃のタイトルは開発が特に複雑で、予算も少なめだが、時が経つにつれ、そうしたプラットフォームへの理解も増し、予算が増えたり、それまでに蓄積されたものを生かすことで、ゲーム自体もより中身の濃いものになる。

現在XBLAとPSNで配信されているゲームのクオリティは、5年前と比較して格段に上がっている。その結果、インディ・デベロッパーが入り込むのが困難になっている。そこで、ファースト・パーティーを含む多くのパブリッシャーは、インディ・ルートやインディ・コンペを作って、より新鮮かつ斬新なコンテンツをプレーヤーに発見してもらえるようにしているんだ。

結局はゲームの質が全てだ。From Dustは極めて質の高いゲームで、評価も高く、売れ行きも素晴らしかった。3年前よりもコンソールの普及台数が増しているのも功を奏したよ。全く同じゲームであっても、3年前より今の方が多く売れるんだ。

昔との違いは、現在の方が競争が増しているという点だ。クオリティのハードルが上がっている。XBLA発足当時のゲームを現在初めて配信したと仮定して、当時と同じくらい売れるかというと、競争が増しているから恐らく無理だろう。

デジタル・レベルでのマーケティングの問題も存在する。批評家からの評価という面ではFrom Dustと同じくらい高く評価されたゲームがあったが、同レベルの売り上げを達成することはできなかった。その理由を自問しなければならない。ターゲット層を見誤っただけなのか?そうではないとすると、では何が起きたのか?そこら中が停電している最中だったり、凄い嵐が来ていたり、誰も家でゲームなんてしないほどの快晴だったり、そういう神のいたずらの真っ最中に配信してしまっただけなのだろうか?

今後は、プレーヤーへの告知を徹底すべきだとEarly氏。

Chris Early: XBLAかPSNを見ると、毎週複数のタイトルが配信されている。3週間前に配信されたゲームや、配信されたばかりの今プレーすべきゲームを発見するメカニズムが不十分だ。私は今週旅行に行くんだが、今週配信されたゲームを見つけるには、戻って自分で探すしかない。丁度休暇中で何が配信されるのかチェックしていなかったとしたら、どうやって見つければいいんだい?

これは、我々が業界として取り組まなければいけない問題だ。そのプレーヤーにとってベストのコンテンツを発見する手助けをするには、我々はどうすれば良いのだろうか?

先日配信されたI Am Aliveは、Ubisoftの作品の中で最も評価が割れた作品の一つだという。

Chris Early: 既に目にしていることと思うが、評価は極めて高いものから極めて低いものまで両極端だ。我が社のゲームで、これほどまでに賛否が極端に分かれたゲームは珍しいよ。ゲーム・メカニックへの反応も原因の一つだろう。ああいったタイプのプラットフォーマーやパズル・メカニックが好きな人もいれば、特に好きではない人もいるんだ。

気に入ってくれた人にとっては、素晴らしいコンテンツになった。丁寧に構築されたとても美しいゲームだよ。崩壊した都市で生き残ろうと奮闘する男の姿を描いているから、とてもざらついた感覚を持っている。

そのI Am Aliveは、非常に良く売れているとのことです。

[ソース: Eurogamer]

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