2012年04月14日(土)00時38分

Fez 海外レビュー

ダウンロード配信ゲーム、Fezのレビューです。

  • 機種: Xbox 360
  • 開発: Polytron
  • 販売: Microsoft Studios/Trapdoor

Eurogamer 10/10

ユニークなアートワーク、2Dと3Dがシフトするメカニック、16ビット時代への郷愁、そして魅惑的な設定などが全て見事に調和し、考え抜かれた一つの声明となっている。古くからの格言どおり、観点、現実、主観を描くゲームなのかもしれない。だが、私は違う意見を持っている。本作は、暖かい思い出に満ちた幼少期にゲームが我々に意味したもの、それが30年の時を経て拡張し、一つの美しい作品に昇華したものなのだ。

Joystiq 5.0/5.0

Fezは喜びに満ち溢れている。Gomezは非常に表情豊かで、彼の愛くるしさがゲームを最後まで引っ張っている。彼がキューブを手に入れて大喜びで飛び上がるたびに、私もソファーで彼の真似をする。毎回だ。いい年をした大人の女性が何度も大喜びで悲鳴を上げるゲームなんて、それだけでも素晴らしい偉業だ。

端的に言って、Fezは待った甲斐がある作品だ。プレーすれば、必ず満面の笑顔を浮かべることになるはずだ。

IGN 9.5/10

知的なレベル・デザイン、メカニック、膨大な数のステージとシークレット、驚異的なアートなど、Fezは単なるオールド・スクールへのオマージュに終わっていない。Fezはゲームに恋したゲームであり、古典的な理想への敬意と、独創的なアイディアへの自信がある。Polytronは我々がそもそもゲームと恋に落ちた理由を思い出させてくれるし、同時にビデオゲームについて新たな観点から考えさせてくれる。

Game Informer 9.25/10

コンセプト: 3D世界を2D視点で探索する視点改変パズル
グラフィック: チャーミングな8ビット・スタイルは懐かしさと新鮮さを感じさせる
サウンド: 電子音楽は最高の効果を発揮している
プレー性: 操作の配置は良いが、ゲーム内にガイダンスがないため、ナビゲーションが難しい
エンターテイメント性: 今までにない考え方を強いられる一流のパズル・ゲーム
リプレー性: 比較的高い

Fezにおけるハイライトに関しては、ネタバレしないでおこう。ステージの見方を変える核となるメカニックは、実際には下層に潜むゲームプレーの表層に過ぎない。昼と夜のサイクルで僅かに変わるライティングが、一見意味不明なシンボルをヒントへと変えたり、特定のコントローラーの振動に注意を払ったりなど、Fezは固定概念に縛られない考え方が必須のゲームだ。閃きと巧妙さに満ち溢れたパズル・ゲームであり、間違いなく受けるであろうあらゆる賞賛に値する傑作である。

GamesRadar 9.0/10

良い点:
・愛らしいレトロなスタイル
・豊富なコンテンツとアンロック要素
・頭がこんがらがるプラットフォーミングとパズル
悪い点:
・稀なバグ
・忙しくなり過ぎる箇所がある
・王道プラットフォーマーを期待している人にとってのパズル

最高のパズルゲームというのは、プレーヤーに頭の良さと悪さを同時に感じさせることができる。Fezはこれをどんなゲームよりも上手く具現化しており、プレーヤーは天才気分と馬鹿気分を頻繁に行き来することになるだろう。プラットフォーミングとパズルの両方でこれほど斬新なゲームを完成させるというのは正に偉業であり、これまでに見たことがない形で2つのジャンルを融合させている。

ドアを開け、探索し、言語を解読し、あともう一つドアを開け、もう一つキューブを手に入れるために狂気の最中に足を踏み入れていくのだ。中身の濃い普通とは違うスタイルにゲンナリするゲーマーもいるだろう。確実に万人向けではない。しかし、我々はすっかり恋に落ちたし、今後も謎を解くために膨大な時間を費やすことになるだろう。

Video Gamer 9.0/10

良い点:
・美しい新たなレトロ・グラフィック解釈
・実際に頭を捻らされる知的なパズル
・バランスの取れた難易度
悪い点:
・些細なパフォーマンス上の問題とフリーズ

結局のところ、Fezは変な帽子を被って迷宮をうろうろするゲームだ。ひたすら全ての収集要素を集めるかもしれないし、壁にぶつかるまでカクカクした田舎町を旅したいだけかもしれない。もしくは、のんびり写真でも撮りながら神秘的な神話を解き明かすことになるかもしれない。Fezの豪華な世界、音と絵の贅沢な演出、そして謎めいた陰謀は、驚きに満ちたさまよえる考古学者気分にさせてくれる。博物館に収めるべき作品だ。

Destructoid 9.0/10

Fezは見た目こそそれほどユニークではないかもしれないが、一旦プレーし始めると、その質の高さ、巧妙なレベル・デザイン、愛らしい個性がインディ・ゲームの最高峰にあると気づくだろう。ミニマリストまアプローチがゲーム全体に注ぎ込まれた労力を覆い隠しており、一部のステージはどうやってデザインしたのか想像すらできないほどだ。驚異的なまでに印象に残るアドベンチャーであり、ビジュアルと音楽は脳裏に深く刻まれ、アイディアは極めて効果的。魂の抜けた人間でもなければ、必ずや笑顔を浮かべるはずだ。本当に素晴らしい傑作である。

GamesBeat 83/100

アップデートで早いうちに細かな問題点が修正されることを望むが、ともあれFezは謳い文句どおりの傑作だ。古典と現代のアイディア、ピクセルとポリゴンと特殊エフェクト、2Dゲームプレーと3D世界、そして反射神経を試されるアクションとのんびりした緩いテンポを、楽しく融合させている。

特筆すべきはその終盤だ。プレーヤーをイライラさせることなく、真のチャレンジを提示するというのは極めて困難で、滅多に目にできるものではない。多くのデベロッパーが模倣してくれると嬉しいのだが。

Metro GameCentral 8.0/10

良い点:
・2D/3Dエフェクトは、ビジュアルとパズルの両面で極めて効果的に機能している
・隅々まで細かく描かれた素晴らしいグラフィック
・最高のサウンドトラック
悪い点:
・開発期間が長すぎて、最高のアイディアが古臭くなりかけている
・プラットフォーミングは少々奇妙だし、マップは雑
・バグが多い

待った甲斐があるゲームというのも存在し、一部の輝きはすでに盗まれてしまっているものの、本作は創造性に富んだ魅力的な素晴らしいアドベンチャーだ。

G4 TV 4.0/5.0

良い点:
・無数の複雑なシークレットが知的なゲーマーにアピールする
・アート・スタイルとチップチューンのサウンドトラックにより、史上最高峰に素晴らしいレトロゲームに仕上がっている
悪い点:
・技術的なバグや欠点のせいで未完成感がある
・2D/3Dメカニックの面白さが長続きしない
・Gomezは特別俊敏なわけでなく、操作性が今一つ

パズルを除くと、Fezは平凡なゲームだ。だが、そのパズルは謀略とミステリーのタペストリーであり、労力とお金を費やす価値が十分にある。どちらか、それとも両方をプレーすることは可能だが、Fezをどれだけ楽しめるかは、プレーヤーの我慢強さやウィット、答えを求めて探索する気があるかというところにかかってくるだろう。

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