2012年04月25日(水)22時53分

Prototype 2 海外レビュー

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  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Radical Entertainment
  • 販売: Activision

『Prototype 2』の海外レビューです。

Game Chronicles 9.7/10

オープン・ワールドの箱庭ゲームが人気を増すにつれ、懐疑的な人が増えるのもしょうがないが、『Prototype 2』ほど独創的でエキサイティングでぶっ飛んだゲームは前代未聞だと保障しよう。新たな主人公、引き込まれる物語、拡張されたパワー、HuntingやMutationといった魅力的なゲームプレーまで、『Prototype 2』は夢のようなプレーを提供する悪夢なのだ。

Armchair Empire 9.0/10

Radical Entertainmentは、前作の土台を改善するという公約を果たして見せた。

前作のファンならば、カメラや戦闘オプション、一貫性のある物語といった改善点を高く評価するはずだ。前作に文句があった人も、その文句と同じ理由で、最高のオープン・ワールド・アクション『Prototype 2』にチャンスを与えるべきだろう。

Planet Xbox 360 9.0/10

BGMのタイミングは完璧で、正にここというところで鳴り出してくれるし、周囲の爆発音から市民の叫び声まで、効果音も見事に役目を果たしている。物語で唯一シックリこないのは、様変わりしたMercerの性格だ。ミュータント・パワーに蝕まれて邪悪になったのかどうかは知らないが、本作のMercerは前作とは大きく異なっているように見える。物語が進むにつれてその理由は判明していくが、少々悪役っぽくしすぎたのではないかと感じざるを得ない。決してマイナス要素というわけではないが、少し気になった部分だ。Radical EntertainmentとActivisionは、Mercerを主役にしたままでも『Prototype 2』を現在と同じくらい面白くできただろう。とはいえ、新たな主人公と物語は予想以上に上手くハマっていて、前作を超える素晴らしい続編となっている。首を傾げたくなる部分もあるが、全体としてはボリュームも満点で、バラエティに富んでいる。唯一の疑問は、一体誰が『Prototype 3』の主役になるのか、という点だ。次世代機に向けてプランがあるのは明らかなのだから。

Playstation Official Magazine UK 9.0/10

繊細さや独創性こそないが、開発元のRadicalが遂にコンセプトを形にできたのを見れたのは嬉しかった。あらゆる面で前作より強力なゲームで、『inFamous 2』と対になる充実した作品だ。『Prototype 2』はゴア満載の傑作箱庭ゲームであり、極悪非道なAlex Mercerのように、追いかける価値があるだろう。

Cheat Code Central 4.3/5.0

グラフィック 4.1: 最高峰のグラフィックというわけではないが、前作から大幅に改善されている
操作性 4.3: 反応がそれほど良くない操作性は決してパーフェクトとは言えないが、これほど本能を直撃する楽しいカオスは初めて
音楽/効果音/ボイスアクト 4.0: ボイスワークは手堅い出来で、兵士を切り裂く効果音も最高だ
バリュー 4.6: ミニゲームやサイド・クエスト満載のボリューム満点のキャンペーン

邪魔者は全てなぎ倒し、高層ビルを軽く跳び超え、戦車にヘリを投げつけるのが大好きなら、本作を大いに気に入るはずだ。本能に訴えかけるハチャメチャな楽しさの真髄であり、アクションのファンを満足させるだろう。『Prototype 2』は、前作を全ての面で改善した残虐な大作だ。とにかく破壊しまくりたいなら、本作で決まりである。

1UP B+/A+

メカニック的にここまで完成されているにも拘らず、それ以外のほぼ全てが未完成なゲームというのも珍しい。Radical Entertainmentはせっかく特別な何かを手にしたのに、気が滅入る物語、どうでもいいキャラクターたち、空虚な世界観が、全力でプレーヤーの楽しみを奪おうとするのだ。何もスラップスティック・コメディを求めているわけではないが、シリアスな中に混在する不真面目さも効果的なはず。ユーモアがちりばめられているからこそ、『ダイハード』は完璧な映画とされているのだ。『Prototype 2』の世界が地獄絵図と化す中、少しは楽しんでも良かったのではないだろうか。

Game Informer 8.5/10

コンセプト: 前作の欠点を全て修正し、アンチヒーローAlex Mercerを完全なヴィランに
グラフィック: 高層ビルから伸びる脈打つ触手から、カットシーンにおける豊かな表情、目を見張る驚異的な動的ライティングまで、『Prototype 2』は前作よりもあらゆる面で美しい
サウンド: 激しい爆発や肉体の裂ける音、君の悪い変態音、科学者と兵士の無線でのやり取りが世界に命を吹き込んでいる
プレー性: ナビゲーションと戦闘は完全に刷新され、全てが上手く機能している
エンターテイメント性: これこそ誰もが望んだ『Prototype』だ
リプレー性: 比較的高い

『Prototype 2』は見事にこのフランチャイズを蘇らせた。メカニックは前作で我々が望んだものに近くなっているし、強力なパワーを存分に発揮することができる。パッとしない口コミを聞いて前作を素通りしたなら、この続編には躊躇しないこと。さらっと前作のおさらいもやってくれるので、究極のウイルス・パワーを素通りする言い訳はもう存在しない。

GamingTrend 8.5/10

良い点:
・前作から大幅に改善された戦闘エンジン
・Pack Leaderは素晴らしい追加要素
・パワーの成長を簡略化する新たなアップグレード・システム
・New Game+モード
・カットシーンは中身自体は酷いが描写は上手い
悪い点:
・前作の焼き直しで酷い出来のストーリーライン
・Hellerに感情的深みが全くなく薄っぺら
・バラエティに欠けるミッション
・武器が使いまわし
・貧弱な敵AI

今回のスターは間違いなく新たな戦闘エンジンで、凄まじい出来だ。主人公は超パワフルから笑っちゃうほどパワフルにまで成長し、新鮮さは全く失われない。本作は映画『トランスフォーマー』シリーズを思い起こさせる。物語などないに等しく、プロットには惑星がすり抜けるほど巨大な穴があるのだが、脳みそをオフにすれば、ド派手な爆発を存分に楽しめるのだ。James HellerとAlex Mercerは似たもの同士だが、3年経過した今でもアクションはしっかりと通用している。ヘリに飛びついてパイロットを引きずり出して地面に叩きつけたり、戦車から機銃を引きちぎって戦車をボコボコにしたり、グロテスクなミュータントの手足を引きちぎったり、ニューヨークの街を飛び回ったりといったアクションは、特定のニッチを満たしてくれるはずだ。何か大きな変更を加えてこなかったのには少々驚かされたが、その出来は決して悪くない。ド派手でぶっ飛んだアクション目当てでプレーし、ストーリーラインのことは忘れよう。私はそうした。

EGM 8.5/10

前作の荒削りな操作性が改善されたお陰で、よりユーザー・フレンドリーな体験となった。陰謀主導の前作と違い、物語の展開もスムーズだ。残念ながら、Hellerの豊富なパワーをもってしても、『Prototype 2』はミッションにバラエティがなく単調になってしまう。だが、邪魔者を全て木っ端微塵に吹き飛ばすのはある程度楽しめるだろう。

Games Radar 8.0/10

良い点:
・敵の大群を切り刻む
・崩壊した街で大暴れ
・ヘリコプターに飛び蹴りを食らわすことができる
悪い点:
・歪んだ複雑さのないKratosのように振舞う主人公Heller
・ミッションが単調でシンプル
・醜い。モンスターだからとかじゃなく

『Prototype 2』は序盤こそ今一つだが終盤はかなり盛り上がる。とはいえ、ミッションや物語は「楽しめる」というレベルを上回ることはない。それでも、パワー全てを取得してからは、色々な楽しい実験を試したり、なりふり構わず暴れまわったり、可哀想な一般人たちが逃げ惑う様子を眺めたり、最高に楽しいオープン・ワールド・ゲームになる。壮大でバラエティ豊富なアドベンチャーというわけではないが、クリエイティブなバイオレンスを許容してくれるゲームを探しているなら、『Prototype 2』がピッタリだろう。

Destructoid 8.0/10

『Prototype 2』は、前作よりもはるかに洗練され、バラエティに富み、全体的に優れている。前作でその大半は見てしまっているために新たな高みに到達することはないし、中弛みもあるのだが、手堅いパワー・ファンタジーを求める向きを満足させるだけの血生臭い騒乱を提供してくれている。前作のような新鮮さは感じられないものの、『Prototype 2』は賞賛に値する進化であり、今後もシリーズの継続を望みたい。Mercerウイルスとその被害者、そしてウイルスの利用を企む者たちには、まだまだ掘り下げる余地があると感じているし、次回作が楽しみだ。

端的に言って、ためらいもなく一掃できるほど極悪で無力な連中に対してバイオホラーをお見舞いしたい人間にとって、『Prototype 2』は最適のゲームということだ。

GameSpot 7.5/10

良い点:
・爽快な移動メカニック
・攻撃のバラエティが豊富
・実験を推奨している
・収集要素が楽しい
悪い点:
・難易度が低い
・目新しさが皆無

『Prototype 2』は無難な続編だ。特に革新的な要素はないが、細かな調整によって前作よりも取っ付きやすいゲームとなっている。なによりも、迷いが一切ないひたすら楽しいゲームに仕上がっている。これはオープン・ワールド環境で敵を殺しまくるゲームであって、その楽しさをさえぎるものは何一つ存在しないのだ。脳みそ空っぽのバイオレンスこそが『Prototype 2』であり、馬鹿っぽいがエンターテイメント満載の体験となっている。

GameTrailers 7.2/10

必要以上にクレージーな箱庭カオスが前作の魅力だったのに対し、『Prototype 2』は表面的に感じられる。もし次回作があるなら、強烈なクリエイティビティが不可欠だろう。現状に満足なら危険に満ち溢れた箱庭での大暴れを楽しめるだろうが、どんなに大暴れしようと、そこに驚きは一切ない。

IGN 7.0/10

プレゼンテーション 6.5: 平凡でカリカチュアされた描写のせいで、感動的な物語が台無しに。白黒のカットシーンはクール。メニュー・マップも便利だ
グラフィック 6.0: 街は良くできているが、遠景描写は今一つ。アニメーションは古臭いし、キルもHDっぽくない
サウンド 6.5: Hellerは常に怒り狂って汚い言葉を吐き続けるキャラクターだ。他のキャストは悪くない
ゲームプレー 8.0: 街を駆け回って大暴れし、レベル・アップしていくのは楽しめる
寿命 7.5: 1周目は、ほぼ全てをコンプリートして14時間ほどかかった。プラチナ・トロフィーのために喜んで2周目もプレーしたい

インパクトのなさが『Prototype 2』の手口といったところ。Hellerをレベル・アップさせてサイド・クエストを片付けるのは楽しめたが、そのどれもが私には何の意味もなかった。トロフィー獲得の努力を除くと、不毛なサイド・クエストや口汚い台詞の大半は忘れてしまうだろう。『Prototype 2』は楽しいが、全く印象に残らない。

Official Xbox Magazine UK 7.0/10

良い点:
・血生臭い大暴れ
・ゴージャスなオープン・ワールド
・素晴らしい脚本とボイスアクト
悪い点:
・極めて単調
・親切すぎる

管理された少量なら『Prototype 2』は素晴らしいが、突出した部分はないゲームだ。前作の荒削りな部分は全てなくなったが、残されたのは離乳食のようなスムーズさ。前作が抱えていた病は治療できたものの、余計な副作用が付いてきたというわけだ。

Video Gamer 6.0/10

良い点:
・優れたアップグレード
悪い点:
・馬鹿なミッション
・弱い物語
・Hellerは退屈

前作の発売以降、このジャンルは大きく進化したし、この続編も戦闘やアンロック要素などに際立つ改善を施している。だが、それでは十分ではないのだ。Hellerは触れるだけで対象の精神と肉体を吸収することができるかもしれないが、それでも『Prototype 2』にはハートが欠けている。

Metro GameCentral 6.0/10

良い点:
・パワーの大半は楽しく、成長を実感できる
・ステルス・セクションは驚くほど上手く機能しているし、戦闘もカタルシス満載だ
悪い点:
・創意工夫にかけるミッション・デザインと貧弱なアクション演出
・好感の持てないキャラクターと単調なアクション
・退屈なアート・デザインとロケーション

メカニックは前作から改善されているが、無愛想なポーズとグロいバイオレンス以上の個性と目的が『Prototype 2』には欠けている。