2012年05月15日(火)17時09分

Max Payne 3 海外レビュー

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  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Rockstar Vancouver
  • 販売: Rockstar Games

『Max Payne 3』の海外レビューです。

Games Radar 10/10

良い点:
・現代風にアップデートされた優れた銃撃戦
・驚異的なアクションと演出
・長くプレーできる楽しいマルチプレー
悪い点:
・終盤のチェックポイント・システムはテンポを削いでいる
・プレーヤーの邪魔になることがあるメカニック
・ありきたりに感じられる一部のプロット

『Max Payne 3』は類稀なシリーズ復活作だ。明るくエキゾチックなロケーションで繰り広げられるネオ・ノワール・ストーリーテリングに、単調さを避けるのに十分なバックストーリーが用意されたアクション。過去作も当然ながらダークな物語だったとはいえ、中毒や裏切りに次ぐ裏切り、冷酷などんでん返しからなる物語は、都市伝説そのものだ。過去作の売りだったメカニックを、巧みに現代風にアレンジ。アーケード・モードからマルチプレーまで、しばらくは没頭できるだけのコンテンツが詰まっている。ぎこちなく感じられるメカニックもあるとはいえ、待った甲斐がある素晴らしい続編にとっては些細なものだろう、ペース配分から演出、素晴らしい銃撃戦まで、『Max Payne 3』はアクション・ゲームのハードルを上げる作品だ。よく戻ってきた。

G4TV 5.0/5.0

良い点:
・突出した戦闘の滑らかさ
・お洒落で映画的な演出
・残酷で巧みに演出された物語
悪い点:
・奇妙なQTE
・ゴールデンガン・フィーチャーがテンポを悪くしている

『Max Payne 3』は、思わず驚きの声を上げてしまうほど、技術のショーケースだ。演技は最高峰でアクションは唯一無二の滑らかさ。マルチプレーは奥が深く、やり甲斐がある。馬鹿らしい欠点を除けば、『Max Payne 3』はデビッド・フィンチャー並の演出と移行トリックを用いたアクション好き垂涎の作品に仕上がっている。弾を込めよう、バレット・タイムの時間だ。

Guardian 5.0/5.0

『Max Payne 3』は、スタイリッシュで自意識過剰な、ひたすら面白い純度100%の作品だ。軽い口をたたきながらの暴力やアンチヒーローの苦悩といった、最高のハリウッド製アクション映画の要素を一つのインタラクティブ体験に蒸留できるとしたら、『Max Payne 3』が出来上がる。

だが、『Max Payne 3』は単なるアクション映画へのトリビュートではない。アクション映画がゲームにコピーされるのではなく、ゲームに取って代わられる未来を示しているのかもしれない。

Playstation Universe 9.5/10

良い点:
・ユニークなストーリーテリング
・プレーヤーをアクションに引き込む真実味のあるキャラクター
・凝りに凝った環境を背景に繰り広げられるエキサイティングで手応えのある銃撃戦
悪い点:
・首を傾げたくなる当たり判定のせいでバレットタイムが時に邪魔になることがある

ネタバレをせずに『Max Payne 3』の素晴らしさを語ることは難しい。この週末にキャンペーンをクリアし、感情的に疲れ果てて興奮冷めやらぬ私は、今朝目が覚めると同時に『Max Payne 3』の素晴らしさを触れ回った。端的に言って、『Max Payne 3』は史上最高のキャラクター主導型シューターである。

1UP A-/A+

ストレスが溜まる箇所も気にならないという事実は、私がどれほど『Max Payne 3』に興奮させられたか如実に示している。Rockstarによる申し分のない演出と驚異的なストーリーテリングをもっと体験するためなら、時折顔を覗かせる鬱陶しい要素も喜んで耐えるだろう。同じように、ハードルを上げる出来のマルチプレーは、キャンペーンの射撃場状態から生まれる消化不良感も簡単に忘れさせてくれる。銃撃戦は過去に根ざしたものとはいえ、『Max Payne 3』の世界観の提示方法は間違いなく先を行っている。Maxの苦しみからこれほどの喜びを得るのは奇妙だが、それがRockstarマジックの本質なのだろう。

GameSpot 9.0/10

良い点:
・バレットタイムと強烈なバイオレンスによって激しさが増す素晴らしい銃撃戦
・最高の脚本、ボイスアクト、カットシーンの演出
・細部に凝った環境がド派手に破壊されていく様子
・インパクトたっぷりのサウンド・デザイン
・ハチャメチャで楽しいマルチプレー
悪い点:
・避け動作がイライラするほど効果的でないときがある

マルチプレーも楽しめるとはいえ、シングルプレー・キャンペーンこそが真のスターだ。高難易度やArcadeモードやNew York Minuteモードのリーダーボードなど、キャンペーンはリプレー性が高い仕上がり。時の流れで人間も変わる。ゲーム冒頭と最後でMax Payneはまるで別人のよう。銃撃戦も当然進化していて、かつてのように無鉄砲ではいられなくなった。「多くのものが移ろう中で、不変なものもある」ということわざがあるが、一つだけ変わらないものがある。それは、Max Payneなら確実にスタイリッシュで特徴的な、手に汗握るシューターを提供してくれるという事実だ。

Strategy Informer 9.0/10

Rockstarの他のフランチャイズ同様、『Max Payne 3』は愛情と熱意に包まれている。最後まで途切れないスリルと迫力により、2012年最高傑作の一つとなった。これほど何度も興奮で叫び声を上げてしまったゲームは初めてだし、充実したストーリーテリングと手応えのある銃撃戦が一塊となって驚異的な製品に仕上がっている。『Max Payne 3』は、プレーヤーをお気に入りのアクション映画の主役にさせてくれるのだ。ただ、マーク・ウォールバーグではない。

Destructoid 9.0/10

『Max Payne 3』は素晴らしいパッケージで、超一流の演出と豊富なコンテンツがプレーヤーを忙しく、そしてハッピーにしてくれる。長く待たされたが、その結果は明らか過ぎるほどで、Maxは常に結果を出すようなタイプの男なのだ。ファンも新規ユーザーも等しくこの突出した作品を楽しめるだろう。

Telegraph 4.5/5.0

史上最高の3人称シューターを目指した『Max Payne 3』は、素晴らしい人物描写と無敵の銃撃戦によって、目標を達成している。時に難易度が高すぎるといった問題は抱えているものの、3人称シューター固有の落とし穴を巧みに避けることに成功している。長めのカットシーンは気前良く頻繁に登場するが、プレーすべき箇所で操作を奪うことは決してない。アクションと物語の巧みな融合は、職人芸と超一流のクオリティのなせるわざ。Rockstarが抱える最も有名な作品ほどのスケール感はないかもしれないが、焦点の絞られた、ディテールに富む生々しいスリルが補って余りあるだろう。

Game Informer 9.25/10

コンセプト: 『Max Payne 3』は物語とゲームプレーの両面で成功を収めており、充実したマルチプレーも末永く楽しめる
グラフィック: 美しいゴア。ヘッドショットは思わず笑ってしまうほどの脳みそと血を撒き散らすし、限りなくリアリズムを追求した世界は凝りに凝っている
サウンド: バンドHealthは素晴らしくダークでムード満点のスコアを提供。James McCaffreyもMax Payne役を見事にこなしている。ボイスワークは全て素晴らしい
プレー性: 銃撃戦は馴染み深い出来だが、練られた配置と派手なアクション演出が盛り上げてくれる
エンターテイメント性: キャンペーンは素晴らしい出来で、アーケード・モードもシングルプレーにリプレー性を加味。マルチプレーは他のどんなタイトルにも匹敵する面白さと深みを兼ね備えている
リプレー性: 高い

『Max Payne 3』は、全てのモードが最高に楽しめる作品だ。ゲームプレーに新鮮味はないが、シリーズのファンには嬉しいレトロな魅力を提供してくれる。Max Payneの新たな人生の幕開けであると同時に、栄光の過去の復活だ。

IGN 9.0/10

プレゼンテーション 9.0: 映画的なエフェクトがゲームに独特の感覚を加味している
グラフィック 8.5: 最高峰のグラフィックというわけではないが、環境は驚異的なまでにディテールに富み、演技も見事に捉えられている
サウンド 8.5: ニューヨークのロックバンドHealthが手掛ける喚情的なスコアがJames McCaffreyによるボイスワークを盛り立てる
ゲームプレー 8.0: シンプルだが楽しくスタイリッシュ。頻繁に挿入されるカットシーンを嫌う人もいるかも
寿命 8.5: キャンペーンは12時間以上掛かるし、マルチプレーも驚くほど楽しめる

そのゲームプレーが高く評価されながらも、物語やキャラクターが物足りないゲームは数多いが、『Max Payne 3』は一味違う。ゲームプレーはシンプルかつ充実しているが、全てはパワフルな脚本によるストーリーテリングを盛り上げるためのものなのだ。探索したりする自由はプレーヤーに与えられておらず、中には管理されすぎていると感じる向きもあるかもしれないが、自由を犠牲にする代わりに、人物像を掘り下げた大人向けのジャンル作品が報いてくれる。アクション・ゲームの中には、ストーリーテリングを犠牲にすることでアクションを極限まで盛り上げるゲームもあるが、『Max Payne 3』のアクションには説得力と目的がある。納得のいくド迫力のスペクタクルなのだ。

Polygon 9.0/10

『Max Payne 3』の容赦ないバイオレンスに対する曖昧な感情はしばらく忘れることができないだろうが、隅々まで洗練された職人的仕上がりも無視することはできない。多くの荷物を背負ったゲームでありながらも、ここまで上手くまとまっているのは驚きである。Rockstarが最高傑作を更新したゲームはこれが初めてであり、トレードマークとも言えるクオリティの高さと細部へのこだわりも健在だ。焦点の絞られた妥協のない傑作で、またしてもMaxの遺産は守り抜かれている。

IncGamers 9.0/10

巧みに融合された映画的なストーリーテリングと派手なアクションが、ジャンルとコンテンツに情熱を燃やす開発チームによって一つにまとまっている。ここまで気分の良いPayneは初めてだ。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・時折最高に熱中させられるマルチプレー
・色鮮やかな舞台設定で繰り広げられる魅力的なアクション
・より奥が深く魅力的になったMax Payneというキャラクター
悪い点:
・ストレスが溜まる容赦のない難易度

親愛なるMaxよ、君は幾つか問題を抱えているぞ。それは明らかだ。とはいえ、友人全員にプレーするよう勧めるゲームだ。君ほどアクション・ヒーロー気分を味あわせてくれるゲームは他にないのだから、もう一杯奢らせてくれ。

Games TM 8.0/10

物語の展開や洗練も、『Max Payne 3』が古臭いフォーミュラを改善しただけであるという事実は隠せていないし、何か革命的な要素を求めるなら、ここには存在しない。しかし、Rockstarはトレードマークでもあるクオリティの高さとディテールへのこだわりで、フランチャイズを見事にアップデートして見せている。驚異的なマルチプレーも加わり、他のシューターから頭一つ抜きん出た作品であることは間違いがない。そのことが、ジャンル全体の現状とRockstarの明白なスキルの高さを示しているだろう。

Worthplaying 8.0/10

10時間ほどのダークで映画的なキャンペーン、充実したマルチプレーによって価値ある最新シューターとなっているが、超一流には手が届いていない。彼の遺産を守るためにも、Maxの引退が永遠のものであるよう望む。

Giant Bomb 4.0/5.0

『Max Payne 3』でシリーズを生まれ変わらせるため、容易な方法を避けて多くのリスクを冒したRockstarは賞賛に値するだろう。アート・スタイルの刷新は当然一番目立っているが、一部のゲームプレーの現代化のもたらしたインパクトも忘れてはならない。全体のトーンの劇的な変化にファンは戸惑うかもしれないが、Rockstarは期待通り真摯さと説得力を持って本作に取り組んでいる。

GameTrailers 7.6/10

名高いMax Payneは今でもしっかり仕事をこなせるが、今回与えられた仕事は向いていなかったようだ。欠点だらけのアクション・ヒーローを深く掘り下げるという興味深いギャンブルは成功しておらず、シングルプレー体験はキャラクターのアイデンティティや独自のスキルを活かせずに終わっている。確かに問題はあるものの、驚くほど楽しめるマルチプレーと、究極のバイオレンスの巧みな扱いは文句なく際立っている。最終的には、どのくらいの痛みに耐えられるか、という点に尽きるだろう。

Eurogamer 7.0/10

とにかくお金が掛かっていそうな環境が豊富に詰まっており、先に進む動機としてはそれだけで十分だ。それでも拭い切れないのは、『Grand Theft Auto』や『Red Dead Redemption』といったオープン・ワールドほど、Rockstarは純粋な3人称シューターは得意ではないのかもしれないという思いであり、本作のような一本道の作品においては、メカニックや難易度におけるいつもの過ちを許容しにくいのである。

Max Payneという男は見事に際立っているが、彼が主演する作品の質の低い部分に、時の流れは優しくなかったようだ。

Edge 7.0/10

『Max Payne 3』は、2丁以上の銃を持ちながらどうやってリロードするのかという問題を解決したかもしれないが、そうした細部へのこだわりだけでは、Rockstarにしては驚くほど保守的なゲームであるという事実を変えることはできない。カバー・メカニックの導入によって、必要以上に親しみやすくはなっているが、彼の得意技ですらもう10年以上が経過しているのだ。これは世捨て人の殺し屋が唯一の得意技を披露するゲームであり、目を見張るようなアクションの数々にも関わらず、疲れきったMaxの表情にもどこか納得がいく。