2012年05月22日(火)16時48分

Dragon’s Dogma 海外レビュー

3814.jpg

  • 機種: PS3/Xbox 360
  • 開発: カプコン
  • 販売: カプコン

『Dragon’s Dogma』の海外レビューです。

Game Revolution 4.5/5.0

通常のレビュー手順を踏むなら、『Dragon’s Dogma』には5点中4点を付けるべきなのだが、実際はそれ以上に値する。いつもなら、RPGで私が最も気に掛けているストーリーテリングや演出のあらを探すところだが、『Dragon’s Dogma』にはその考えを改めさせられた。レベル・デザインと印象的なボス戦は、『Skyrim』を超えてすらいる。続編やスピンオフで溢れかえる業界に必要とされていた、パワフルで斬新なアイデアを前にすれば、目立つ欠点も単なる産みの苦しみに過ぎなくなるだろう。『Dark Souls』と『Skyrim』から考えうる限り最高の影響を受けた『Dragon’s Dogma』は、危険に満ちながらもアドベンチャーが満載のオープン・ワールドを提供。カプコンには信念を持って挑戦に挑む準備があることを証明している。そして我々もそうすべきなのだ。

GameTrailers 8.7/10

こういうオープン・ワールドRPGにどっぷりとハマってしまうタイプのゲーマーなら、『Dragon’s Dogma』からは抜け出せなくなるだろう。プレーヤーの認識を超越する箇所もあるこの野心的なゲームは、壮大さと引き換えに瞬間瞬間のゲームプレーを犠牲にしていない。数十時間ほどを投資できるなら、決して悪くない投資になるだろう。

Game Informer 8.5/10

コンセプト: モンスター満載のオープン・ワールドと、強力なツールをプレーヤーに与えてくれる
グラフィック: Gransysには実存感があり、美しい景色とインパクトのあるモンスターで溢れている
サウンド: シャイなPawnがいるとしたら、私は出会ったことがない。どれだけ平凡な台詞であろうと、AIコンパニオンはひたすら喋り捲る
プレー性: 戦闘は極めて充実していて、クラス・ベースの攻撃やスキルも豊富
エンターテイメント性: 水で薄めることなく、オープン・ワールドRPGとアクション・ゲームの良い部分をブレンドしている
リプレー性: 比較的高め

『Dragon’s Dogma』は、カプコンにとって、そしてアクションRPG全体にとっても型破りなゲームだ。戦闘も、カットシーンの間を繋ぐためにしぶしぶ挿入されたものではなく、ちゃんとゲーム・デザインの一部に感じられる。プロット・ポイントから次のプロット・ポイントへとエスコートされるのではなく、Gransysに名を刻んだと実感してゲームを終えることができた。オープン・ワールドのゲームに関して、これ以上の賛辞は存在しないだろう。

Machinima 8.5/10

これほどまでに大胆で野心的なカプコン作品は久しぶりだ。ジャンルを再定義するようなものではないが、馴染み深いフォーミュラに大きな調整を加えることで、失われがちな驚きを注入している。一部の容赦ないメカニックはプレーヤーの忍耐力を試すことになるが、固定概念を捨てることができるなら、『Dragon’s Dogma』はエキサイティングな自由を堪能させてくれる。

CVG 8.5/10

壮大で手応えがあり、想像性に富んでいるが、ハードコアな性質は万人向けではないだろう。時間と我慢強さに余裕があるなら、最高のコンソールRPGになるはずだ。

Official Xbox Magazine UK 8.0/10

良い点:
・多様性があり面白い戦闘
・実存感が感じられる
・夜間はかなり緊迫感がある
悪い点:
・一部のエリアはおざなりにされている
・技術的に少々ぎこちない

本作に散見される欠点は、安定した体験を求める向きの怒りを買うだろうが、少し掘り下げれば、そこには奥が深く、驚異的でエキサイティングな何かが埋まっている。バグに過剰反応を示す者たちは本作の荒削りな部分に耐えられないだろうが、それでは今年最高のRPGの一つを素通りしてしまうことになる。欠点を許容できさえすれば、最高に楽しめるはずだ。題名は酷いし世界観は退屈に見えるが、『Dragon’s Dogma』は「本を表紙で判断してはいけない」という諺を見事に裏付けている。多くのゲーマーにとっては難しく難解すぎるが、ジャンルのファンならば必ずやプレーすべきゲームだ。

Playstation Official Magazine UK 8.0/10

機嫌が悪い時は、『Dragon’s Dogma』のぎこちないカメラや操作性、簡素な戦士、ローグ、メイジというクラスの選択肢、底の浅い戦闘と酷い台詞を吊るし上げたくなるかもしれない。だが、これほど勇敢で広域に及ぶ独創的なRPGをプレーしている時、機嫌が悪くなるのは難しいだろう。欠点を受け入れれば、見事なニッチ作品として成功を収めている本作を楽しめるはずだ。

games(TM) 8.0/10

最高の装備やPawnを求めて何時間もクエストを続け、食物連鎖で人類よりも上に位置するクリーチャーを相手に自らのチームを放ち、勝利を勝ち取る。そうした瞬間こそ、『Dragon’s Dogma』が最も輝く瞬間だ。その世界観は『Skyrim』ほど豊かではないし、アクション重視の戦闘は『Dark Souls』ほどの決定的な魅力を備えているわけでもなく、協力プレーがメインの『Monster Hunter』と違ってシングルプレーに焦点が絞られている。しかし、カプコン初のオープン・ワールドRPGは成功を収めていると言えるし、東西を隔てる壁はより頻繁に打ち破られるべきであるという証拠でもある。打ち破るのはドラゴン以外でも良い。

Strategy Informer 8.0/10

『Dragon’s Dogma』には素晴らしい戦闘があるが、幾つかの欠点が足を引っ張り、結果として物足りないゲームに仕上がっている。パフォーマンスに問題を抱えているし、物語はありきたりで難易度曲線も奇妙なほど険しいが、戦闘の爽快感と楽しさを忘れるのは難しい。

素晴らしいカスタマイズ性、Pawnシステムの極めて大胆なアプローチから、ストーリーテリングやオンライン要素まで、明らかな欠陥があるにも拘らず、探索する価値があるゲームに仕上がっている。

Guardian 4.0/5.0

細かな不満点こそあるが、『Dragon’s Dogma』はRPGが望む要素を全て備えたゲームだ。あちこちを歩き回り、アイテムを集め、隠されたクエストを発見し、敵を求めて何日も彷徨ううことになるはずだ。難解さもバランスが良く、カプコンがこうしたタイプのゲームを手掛けるのはこれが初めてということを考えると、驚くほど丁寧に作られていると言えるだろう。

どこからともなく現れた『Dragon’s Dogma』だが、見事な成功作に仕上がった。『Skyrim』を遊び尽くしたら、本作が心の隙間を埋めてくれるだろう。

IGN 7.5/10

プレゼンテーション 7.0: キャラクター・モデルは酷い出来だが、建造物やクリーチャー、風景は優れたデザインだ。とはいえ、世界観は極めて退屈
グラフィック 6.0: 玉石混交といったところ。屋外は素晴らしい。風景はゴージャスだし、モンスターも驚異的だが、無視できない深刻なグラフィック上のバグを抱えている
サウンド 7.0: タイトル画面に流れる最高の日本風ギターロックは、ゲーム内ではありきたりのオーケストラに道を譲っている
ゲームプレー 8.0: 素晴らしい戦闘と成長要素がゲームを牽引し、プレーを続けたくなる
寿命 8.5: 時間を費やすほど面白さは増していくし、35時間ほどのボリュームだ。15時間の壁を乗り越えることができれば、最後までプレーしたくなるはず

『Dragon’s Dogma』は実に奇妙なゲームだ。非常に勇敢で興味深い試みがありつつも、主に技術的な面で未完成に感じられる。だが戦闘は、リアルタイムRPGにおける戦闘システムの最高峰と言える仕上がりで、柔軟性とバラエティに富み、ゲーム全体を引っ張る出来だ。魅力的なファンタジー世界と優れた脚本によるクエストやキャラクターによるバックアップに相応しい戦闘システムだが、現実はというとクエストは単調で物語は眠気を誘う。『Dragon’s Dogma』には最高のアクションRPGが持つスケールと手応えがあるが、キャラクター性や洗練さに欠けている。なんにせよ、プレーし続ければ虜にさせられる要素も多く、最高のアイデアも詰まっているので、チャンスを与えてあげて欲しい。

EGM 7.5/10

『Dragon’s Dogma』は、カプコンがファンタジー・ジャンルの新たな解釈を見せてくれる楽しい傑作だ。多くの可能性を秘めたゲームだが、同時にその可能性の一部は、不必要で鬱陶しいギミックによって台無しとなっているゲームでもある。

Destructoid 7.5/10

『Dragon’s Dogma』はプレーすべきか?答えはイエスだ。本作のハイライト部分は一見の価値ありだし、本編はそれほど長くないものの、クリア後のコンテンツは豊富で、『Skyrims』や『Diablo』に匹敵するほど長く楽しめるはずだ。ただ注意して欲しいのは、Gransysにはプレーヤーを魅了するエキサイティングなもので溢れていると同時に、失望や怒りを呼び起こすものも同じくらい蔓延しているのだ。歯を食いしばって苦痛を耐え抜けば、ご褒美が待っている。

Video Gamer 7.0/10

良い点:
・興味深いオンライン要素
・強力なパーティー/装備管理
悪い点:
・ひっきりなしに続く会話が鬱陶しい
・往々にして面倒

点数をつけるのが極めて難しいゲームだ。というのも、その革新性や凝った下準備や装備管理を大いに気に入るゲーマーと、プレー不能と感じるゲーマーに二分されるのが容易に予期できるからだ。『Dragon’s Dogma』は色々な面で、欧米RPGの日本風解釈『Dark Souls』と比較されるだろう。どちらも間違いなくストイックで、戦闘には重みを感じさせ、オンラインを巧みに利用している。そしてどちらも、好き嫌いが分かれるタイプのゲームなのだ。『Dark Souls』で好き嫌いが分かれるポイントがデザイン上の決定だとすれば、『Dragon’s Dogma』のそれはデザイン上の欠点だ。

興味深く、野心的で刺激的な作品だし、胸を張れる出来ではあるが、カプコンが望んだような無敵のRPGというわけにはいかなった。

Games Radar 7.0/10

良い点:
・過酷でやりがいのある世界
・大きくプレー・スタイルの異なるクラス
・コンボのデザイン
悪い点:
・ムラのあるビジュアル
・繰り返しの多い台詞
・険しい難易度曲線

『Dragon’s Dogma』は、素晴らしいと同時に奇妙なゲームだ。戦闘の核の部分はRPGよりもアクションが好きなゲーマー向けだが、そのアクションは時折しか訪れない。徒歩での長い旅、インベントリー管理、首都に戻って新たなPawnを選ぶ、といった作業に多大な時間を割くことになるのだ。しかし、この世界で何十時間もの時間を過ごせば、『God of War』のようなアクション戦闘とハイ・ファンタジーRPGの最高のミックスに仕上がっていることに気付くだろう。そのような体験を求めているなら、体験版があるのだから、『Dragon’s Dogma』に挑戦すべき。とにかく我慢強いアクション好きや、1人称視点で剣を振り回すのに飽き飽きしている『Elder Scrolls』ファンなら、確実にファンになるはずだ。どちらかのカテゴリーに属しているなら、飛び込もう。

Metro GameCentral 7.0/10

良い点:
・重みを感じさせるアクション
・エキサイティングなボス戦
・奇妙だが興味深いPawnシステム
・熱中させられるカスタマイズ性
悪い点:
・世界観と物語が物足りない
・単調な戦闘とクエスト
・貧弱な台詞とボイスアクト
・不安定なグラフィックと頻繁なティアリング

様々なゲームから無数の要素を借用しているにも拘らず、カプコンの最新欧米風RPGは、面白いアイデアが豊富に詰め込まれた独自性を勝ち得ている。

Eurogamer 7.0/10

野心的で壮大、ありきたりであると同時に先駆的でもある『Dragon’s Dogma』は、クラシックにはなれないかもしれないが、日本独自の遺産と現代欧米風表現の融合に初めて挑んだ日本製大作RPGとして、重要なタイトルであることは間違いないだろう。アクション・ゲームで知られるデベロッパーによるゲームなので、当然ながらダイナミックな戦闘やスタッツを調整してのパーティー構築、印象的なボス戦闘こそがハイライト。そうした部分では、文学的影響による冒険に満ちたドラゴン狩りの精神を見事に反映し、世界の隅々に予期せぬ危険が待ち受けているという感覚を堪能できるはずだ。

Edge 7.0/10

『Dragon’s Dogma』は、カプコンの野心的なプロジェクトだ。伝統的なRPGの枠組みにアドレナリンを注入するだけでも困難だが、同時にカプコンにとって最大となる世界を構築するなど、無鉄砲ですらある。技術的に精一杯だったことが垣間見える瞬間もあり、たとえばレターボックス演出のお陰で画面全体をレンダリングせずに済むようにしたり、モンスターに囲まれた最悪のタイミングでフレームレートが激しく上下したりする。だが、全てが上手くいった時は、極上の体験が待ち構えている。日本のアクションを定義した会社による、日本製RPGの再定義。カプコンはプレーヤーを飲み込むような世界観を構築することには失敗しているかもしれないが、パーティー構築と装備調整、アクションのスリル、ドラゴン狩りアドベンチャーの精神を完璧に理解している。

Polygon 7.0/10

『Dragon’s Dogma』は、それがたとえプレーヤーの体験を向上させるとは限らなくとも、素晴らしい結果をもたらすワイルドなデザイン上の選択を謳歌している。以前助けたNPCがボス戦で急に援護に現れたり、最高にクールなモンスターとの戦闘を大胆にも(馬鹿な決定と呼ぶ人もいるかも)クリア後のダンジョンまでお預けにしたり、『Dragon’s Dogma』にはサプライズが満ちている。本作に影響を与えた多くの欧米製RPGと同じく、『Dragon’s Dogma』はその仕上がりにムラがあるが、プレーヤーの忍耐力に報いてくれるゲームであり、欧米からの影響の有無に関わらず、日本のデベロッパーがRPGを作り続けるべき理由を示した大胆な主張でもある。

Joystiq 2.0/5.0

『Dragon’s Dogma』には、1つや2つ楽しい部分があった。水の神が住む寺院を探索するのはムード満点だったし、Gransysの田園風景はなかなか興味深い風景を提供してくれたが、そうした僅かな楽しさも、ゲーム全体に重くのしかかる欠点によって消え去ってしまった。

最新記事