2012年05月27日(日)00時14分

Gravity Daze 海外レビュー

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  • 機種: Vita
  • 開発: SCE Studios Japan
  • 販売: SCE

『Gravity Daze 重力的眩暈: 上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』の海外レビューです。海外タイトルは『Gravity Rush』。

EGM 9.5/10

『Gravity Rush』はVitaの最高傑作であるだけでなく、機種に関係なく近年で最も優れたゲームの一つである。様々な意味で、他のゲームにはなしえない美しさが光るゲームであり、決して素通りすべきではない体験だ。

Games Radar 9.0/10

良い点:
・緻密な重力操作をマスターする
・劇映画レベルのビジュアルとスコア
・度胸のあるヒロインを操って世界を救う
悪い点:
・酔うタイプの人間にはプレー不可能
・チャレンジのゴールド・メダルを僅か10ポイント差で逃した時
・本作のあとに重力を操れないオープン・ワールド・ゲームをプレーした時

『Gravity Rush』という地味な名前のせいで、低予算のゲームだと思い素通りしてしまう人も少なくないだろう。だが、本作を見過ごしてしまうのは犯罪だ。色鮮やかな世界観、爽快感のあるゲームプレー・システム、楽しい物語など、全てのVitaユーザーがコレクションに加えるべき作品である。他のプラットフォームには存在しえないタイプのゲームであり、Vitaにピッタリすぎてその必要もないのだ。

Machinima 9.0/10

『Gravity Rush』は壮大な旅路だ。芸術的でユニークな、興味深い旅路である。「オープン・ワールド」と聞いて想像するほどの自由度やインタラクティブ性はないが、それは忘れよう。奇妙で面白い世界を舞台に描かれる、孤独、曖昧な友情、無私の英雄的行為の物語だ。一風変わった好感の持てる主人公と、予想のできないぶっ飛んだ世界への好奇心がプレーヤーを牽引するゲームであり、似たような続編やゲームプレーで溢れる業界の中で、差別化を図ろうとするゲームなのだ。

重力操作メカニックはぎこちなく感じることもあるし、戦闘は比較的シンプルだが、空中でのボス戦は正にスペクタクルだし、空を飛ぶ感覚と増し続けるKatのパワーには解放感がある。最高の音楽はボーナスみたいなものだ。

ゲーム日照りが続くVitaにおいて、次の大作を探している人は全員が本作を手にすべきだろう。

PlayStation LifeStyle 9.0/10

『Gravity Rush』は長所だらけで短所は殆どなく、あらゆるゲーマーからの注目に値するユニークなタイトルだ。設定とゲームプレーが実に独創的で、ゲーマーはこうした独創性を称え、推奨すべきだろう。決して完璧なゲームではないが、完璧でなければいけないわけではない。『Gravity Rush』は久しく感じたことのない感覚を喚起してくれたし、こういうタイプの楽しさを味わえるゲームは他にないだろう。前評判を信じよう。『Gravity Rush』のようなゲームは他に存在しない。

Eurogamer 9.0/10

『Gravity Rush』は、空を滑空しながら遠くにビルを見つけ、そこに何があるのか思いをめぐらせる、そんなゲームだ。Katは確かにスーパーヒーローだが、多くの時間を観光客として過ごしているのは明らかだ。Heksevilleは最高の観光名所だが、言い換えれば、『Gravity Rush』は最高の往復チケットということだ。出発の準備は良いかな?

Playstation Official Magazine UK 9.0/10

Katは完璧なまでにチャーミングな巻き込まれ型のヒロインで、スタイリッシュなインタラクティブ・カットシーンでの彼女は実に魅力的で知的だ。シャープなキャラクターとぶっ飛んだストーリーテリングにゴージャスなビジュアルが融合し、極めてユニークな体験を作る出している。Vitaとそのユーザーに相応しい、スリリングでマジカルなアドベンチャーだ。

Joystiq 4.5/5.0

『Gravity Rush』では、アニメと欧州が混じった美しい世界で、ヒロインへと上り詰めるKatの、曖昧で奥の深い、しかし同時にとても楽しい物語が描かれる。クリアしてすぐ再びプレーしたくて堪らなくなったが、ありがたいことにそれは可能だった。まだぶち破っていない壁に隠された宝石がたくさん残されているのだ。

PSX Extreme 8.6/10

『Gravity Rush』は極めて中毒性の高いゲームだ。基本的なメカニック・レベルでここまで歯応えのあるゲームは久しぶりで、私が最高峰のインタラクティブ・エンターテイメントに求める全てがここにはある。笑顔で歯を食いしばるような、奇妙なコンビネーションのゲームだ。操作性はパーフェクトではなく、AIにはイライラさせられるし、オープン・ワールドは期待ほど生き生きとしていないが、独創的な本作の魅力は否定できないだろう。少なくとも、全てのVitaユーザーが試してみるべきゲームである。

Playstation Universe 8.5/10

良い点:
・重力を操作するワイルドな移動方法
・Vitaフィーチャーを巧みに利用している
・美しい演出と愛らしい主人公
悪い点:
・退屈な地上での戦闘
・空中でターゲットに狙いを定めるのがイライラする
・空っぽに感じられる街

『Gravity Rush』は頭がクラクラするような体験で、Vitaライブラリーにとって最高の贈り物となるだろう。これほど楽しい携帯機でのオープン・ワールド・ゲームは初めてだ。

Game Informer 8.0/10

コンセプト: 主人公Katを操って重力操作アドベンチャーに繰り出す
グラフィック: アニメ風のアート・スタイルがゲームに完璧にフィット
サウンド: ポップで軽快な音楽がHeksevilleの街並みを彩る
プレー性: カオスに陥ることもあるが、重力メカニックは最高に楽しい
エンターテイメント性: ド肝を抜かれるような場面は少ないが、最後まで飽きさせない
リプレー性: 平均的

物語は焦点がぼやけてしまっているが、Katの重力操作パワーこそ『Gravity Rush』の主役だ。物語の過程で様々なキャラクターが登場しては消えていくため、誰が重要なのかがわかりにくくなっている。とはいえ、アップグレード・システムと重力メカニックのお陰で、最後までアドベンチャーを楽しむことができた。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・動きの自由度
・最高のアート・スタイル
悪い点:
・操作性には慣れが必要
・ロード時間が長すぎる

長めのロード時間や酷い題名、工夫のないキャラクター紹介はともかく、『Gravity Rush』は最高に楽しめるゲームだ。よくある携帯ゲームという感じも全くしない。『Gravity Rush』には、コンソール・ゲームに匹敵する奥の深さとボリューム、グラフィックがある。ミッション・ベースの構造は携帯機向きだし、多くの疑問が未解決のまま終わるとはいえ、物語もしっかりとした出来だ。文句なくVitaの最高傑作だ。

IGN 7.5/10

プレゼンテーション 7.5: Katはクールなキャラクターで、物語も出だしは素晴らしい。終盤は駆け足になるし、明確な幕引きもないが、楽しい旅路だ
グラフィック 7.5: 水彩画風味は美しいが、遠景描写は今一つ。カットシーンはクールだが質素
サウンド 7.5: 一部英語ではない台詞があるだけで、ボイスアクトは殆どない。サウンドトラックは爽快で、各地区を際立たせている
ゲームプレー 7.5: 重力操作は面白いし、とてもユニーク。戦闘は悪い出来ではないものの、終盤はストレスが溜まる
寿命 7.5: New Game+はなく、キャンペーンは10時間程度。チャレンジ・ミッションは長くプレーできるし、ダウンロード・コンテンツも約束されている

『Gravity Rush』のレビューは、心と頭の戦いだ。Katやたいていのスーパーヒーロー物は大好きなのだが、終盤におけるぎこちない戦闘には腹が煮えくり返る思いだ。それでも、軽めのJRPGかクールなコミック・ゲームを探しているなら、欠点を許容して『Gravity Rush』を楽しめるはずだ。ただ、このためにVitaを買うほどの出来ではない。

Destructoid 6.5/10

『Gravity Rush』はチェックする価値のあるゲームだ。その発売以来、Vitaはのライブラリーはずいぶんと大人しいし、今後様々なタイトルが発売されていくにつれ、本作のユニークな魅力も際立っていくはずだ。しかし、頭を傾げたくなるデザインが全体の足を引っ張り続けているというのが正直なところだ。『Gravity Rush』には傑作の要素が全て詰まっているが、扱い方を誤ってしまったために物足りないゲームに仕上がっている。そのポテンシャルは明白なので実に残念だ。

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