2012年05月30日(水)02時20分

Metro: Last Light プレビュー

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『Metro: Last Light』の最新プレビューがIGNに掲載されています。

『Metro: Last Light』では、綺麗な空気は貴重だ。崩壊したモスクワの街は、空を飛ぶモンスターやミュータント・スパイダー、倒れた木々でいっぱいだが、最も危険なのは空気である。一歩ずつ歩くたびに、マスクのフィルターの有効期限を告げるタイマーが刻々と減っていき、プレーヤーを焦らせる。マスクに命が掛かっているのだ。

THQと開発元4A Gamesが『Last Light』で作り上げたのは、我々が見慣れた終末後の世界ではない。本作に登場するモスクワは、崩壊した建物だらけの荒涼とした都市だが、『Fallout 3』や『Rage』とは一味違う。サイキック・ビジョンが数少ない生存者の精神を蝕んでいく、恐怖の街なのだ。そして、貴重なのは空気だけではない。新しいエア・フィルターを探さなければいけないのに加えて、プレーヤーは常に光や銃弾、バッテリー・チャージャー、他の生存者を捜し求めてモスクワをさまよい歩くことになる。

本作最大の強みは、探索要素だ。モスクワの地下鉄トンネルを通る時は、ライターか懐中電灯を使用する。暗闇を進んでいくのは本当に恐怖で、曲がり角のたびにビクビクさせられる。運が良ければ補給品やショットガンを見つけることができるだろう。逆に運が悪ければ、ミュータント・スパイダーが死体から飛び出して襲ってくる。

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だが、ずっと地下で過ごすわけではない。地上に出た時は、眩しい太陽の光から暗闇に慣れた目を守るために、目を覆うことになる。地上にも危険はいっぱいで、たとえば空を飛ぶモンスターは、プレーヤーを空中に持ち上げて地面に叩きつけたりする。このような敵との遭遇はリアリズムに溢れており、バイザーの埃を拭き取ったりといった細かな行動も全てプレーヤーが操作することになる。

ノンストップのアクションの代わりに、『Metro: Last Light』は没入感を高めることを目標にしており、主人公は前作『Metro 2033』と同じArtyomだ。Artyomは本作で再び、放射能でモンスターに変貌した人間Dark Onesとの戦いに挑むことになる。だがArtyomには秘密兵器がある。彼は、Dark Onesのサイキック・ビジョンの影響を受けていないのだ。ビジョンを見ることはできるが、他の人間のように精神を蝕まれることはない。ビジョンの性質を考えると、これは凄いことだろう。

我々が目にしたデモでは、Artyomと相棒が墜落した飛行機の残骸に遭遇し、その中から使えるもの探すという場面がある。2人が操縦室に足を踏み入れると、飛行機墜落の瞬間を描く生々しいフラッシュバックが映される。このようなビジョンを頻繁に見せられては、誰でも気が狂うだろう。

『Last Light』には、スクリプト制御による演出が多数登場する。開発元の4Aは、プレーヤーの没入感を高めるため、こうしたスクリプト演出を用いている。QTEも登場するが、ボタンが画面に表示されることはない。モスクワ探索で身に付けた知識から、何をすれば良いのかプレーヤーは理解してくれると開発チームは自信を持っているという。4Aはゲーマーの知性を信じているのだ。

THQは残りのフィーチャーについては明かしてくれなかったが、前作にも登場したコア・ゲーマー向けのRangerモードが再登場することと、前作以上に中身の濃いゲームになることは判明している。『Metro 2033』は新たな終末後の世界観を作り出したが、『Last Light』はそこから大きく改善しているようだ。モスクワには無数の秘密が隠されているが、来週のE3でその一部が明らかにされるのを期待しよう。

[ソース: IGN]