2012年06月20日(水)19時27分

重鉄騎 海外レビュー

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  • 機種: Xbox 360
  • 開発: フロム・ソフトウェア
  • 販売: カプコン

『重鉄騎』の海外レビューです。海外タイトルは『Steel Battalion: Heavy Armor』。

Official Xbox Magazine UK 7.0/10

良い点:
・コックピット視点は最高の悪夢だ
・超野心的なモーション操作
・守ってやりたくなる愛すべき乗組員たち
悪い点:
・暴れたくなるほど難しい
・破綻している箇所がある

『Steel Battalion』最新作は、好き嫌いが分かれるゲームだ。インターフェースのややこしさに手こずり、ムラのあるミッションに我慢できず、史上最悪のゲーム呼ばわりしながら立ち去るプレーヤーもいるだろう。だがそれ以外の人間は、欠点すらゲームからの挑戦と受け止めるはずだ。Kinectのアンチ連中は、手応えのあるモーション操作ゲームが存在しないと嘆き続けながら、同時にモーション操作は面倒だと文句を言ってきた。From Softwareは、そんな偽善的な態度を強烈なジェスチャーで暴き出している。

Machinima 6.0/10

『Steel Battalion』は、遂にKinect購入を正当化してくれるゲームになるはずだった。そしてモーション操作が上手く機能している時、プレーヤーは完全にゲーム世界に没頭するだろう。極めて驚異的な、拭い去り難い感覚だ。

だが、そのモーション操作は大抵上手く機能せず、プレーヤーは没入感ではなく苛立ちと絶望を味わう羽目になる。もしグラフィックや物語、そしてゲームプレー・メカニックがこれほど素晴らしくなかったら、これほど不安定で酷い操作に時間を割くことはなかっただろう。

Kinectの不安定な認識に耐えられる自信があるなら、本作を試してみるべきだ。購入に値するだけの素晴らしいコンテンツが詰まっている。だが、このゲームが真のポテンシャルを発揮できる感度と正確性をKinectが実現できるその日まで、コックピットには入りたくないかもしれない。

IncGamers 6.0/10

『Steel Battalion: Heavy Armor』は確かにお勧めしづらいゲームではあるが、同時に魅力と野心に満ち溢れたゲームでもある。本作と恋に落ちる人も確実にいるだろうし、認識の問題もFrom Softwareから与えられた挑戦だと見るかもしれない。それ以外の人間は、最初のミッションで9回死んだ辺りで買ったことを後悔し、残りがどれだけ難しくなるのかなど考えたくもなくなるだろう。

『Steel Battalion: Heavy Armor』は、我々が期待したようなKInectがハードコア・ゲーマーにもアピールできる証拠ではないかもしれないが、ユニークなゲームであることは確か。一部の人間にとっては、それだけで十分なのだ。

Digital Spy 3.0/5.0

『Steel Battalion: Heavy Armor』はKinect初の正統派ハードコア・ゲームで、それだけでも十分に魅力的だ。派手なビジュアルと手応えのあるシングルプレーにもかかわらず、本作はコントローラーだけでぷれーしていたら少々退屈だっただろうと感じさせる。Kinectを使うことで、没入感と深みが増しているのだ。難易度は決して万人向けとは言えないし、操作性には慣れが必要だが、Kinect所有者でちょっとした腕試しを求めているなら、『Steel Battalion: Heavy Armor』がお勧めだ。

EGM 4.5/10

悲しいかな、プレーヤーは敵のメックよりも、酷すぎるKinect操作との戦いにより多くの時間を費やす羽目になるだろう。

Joystiq 2.0/5.0

「君がコントローラーだ」とはKinectの売り文句だが、Microsoftが意図しなかったもう一つの売り文句が存在する。Kinect所有者ならもう分かっているだろう、「Kinectは素晴らしい、ちゃんと機能さえすれば」である。認識がちゃんと機能してくれれば、Kinectは歩く戦車を操縦するというファンタジーを満たし、敵を倒すたびに充実感を与えてくれる。だが機能しない時は、もはや無視できないほど土台そのものが崩壊してしまうのだ。

『Steel Battalion: Heavy Armor』には優れたアイデアも多く詰まっているし、Kinectのポテンシャルを体験したいなら挑戦すべきだが、とてもじゃないが諸手を挙げてお勧めすることはできない。

GameSpot 3.5/10

良い点:
・コックピットをベースとした面白いKinect操作体系
・乗組員同士のやり取り
悪い点:
・ちゃんと機能しない操作
・出来の悪いミッション構成
・戦場の情報が少なすぎる
・気まぐれな敵AI

『Steel Battalion: Heavy Armor』は素晴らしいポテンシャルが広がる光景を垣間見せる瞬間もあるのだが、必ずや息苦しい箱の中に引き戻されてしまう。本作はとにかく油断ならない神出鬼没な欠点だらけ。なんとか屈服させることができるのではないかと錯覚してしまうが、決してそんなことはなく、プレーヤーにできるのは耐えることだけ。おぼつかないオンライン協力プレーでのみ耐えられるステージも少なくない。だが、たとえ共にプレーする相手がいても、『Steel Battalion: Heavy Armor』は惨めなゲームであり、どんな罰にも耐えられる人間でない限り、骨折り損だ。

IGN 3.0/10

プレゼンテーション 3.0: 巨大なロボットが活躍する第2次大戦ゲームだが、殆どの時間を小さな長方形の穴かヒビの入った潜望鏡から外を覗いて過ごすことになる
グラフィック 4.0: 暗すぎるか色が薄いグラフィックに、雑なリップシンク
サウンド 5.0: 仲間と自分が叫びまくるので、汚い言葉が好きだと良いが・・・少なくとも、仲間にはちゃんとした個性がある
ゲームプレー 2.0: ミッションはどれも短すぎるか苦痛すぎるし、Kinectはちゃんとした姿勢を要求してくるためにソファにゆったりと座ることもできない。Kinectがちゃんと機能すればの話しだが
寿命 1.0: とにかくマゾいキャンペーン。ミッション・セレクトで4人協力プレーを楽しめるが、苦しみを共有する意味などない

『Steel Battalion: Heavy Armor』は確かに大失敗に終わったKinectゲームかもしれないが、それはあまりに野心的過ぎたからだ。Kinectにとって前人未到の地へと足を踏み入れており、Kinectのベースにしたハードコア・ゲームを作ろうとしただけでなく、完全なる没入感を目指したのだ。楽しくプレーできるゲームを望んでいた人間も多く、結果には実に失望させられた。多くのKinect対応ゲームがボイス・コントロールでお茶を濁す中、新鮮なビデオゲーム体験の構築に全力を注いだ『Steel Battalion: Heavy Armor』は賞賛に値するはずだ。Xbox 360で今年最も優れたアイデアではあるが、同時にXbox 360史上最低のゲームの一つでもある。

Games Radar 3.0/10

良い点:
・戦闘の緊迫感を際立たせるオーディオ
・小隊を守ろうとすることから生まれる絆
・より静かで練られたステージ
悪い点:
・複雑な操作性と難易度の高い仕掛けが惨劇を生む
・ジェスチャーを使うQTEは没入感を著しく削ぐ
・動きが遅く脆いメック

『Steel Battalion』最大の許しがたき罪は、通常のコントローラーなら100倍は優れたゲームになっていたという点だろう。展望鏡を下げ、コックピット内を見渡し、立ち上がってハッチの外を眺める。これらの操作を通常のコントローラーに当てはめてみたが、ボタンが幾つか余ったくらいだ。Kinect操作に何の意味があるのか、というのは最もな疑問だろう。メックのコックピットを操縦するという感覚を作り出すためなら、Kinectがなくとも何一つ問題なく実現できただろう。むしろ、首を傾げたくなるデザイン上の決定が入り混じるKinect操作は、本作が目指す幻想を破壊する役割しか果たしていないのだ。それこそ、失敗作の定義だろう。

Game Informer 3.0/10

コンセプト: 悪名高い複雑なコントローラーをKinectに置き換え、メック戦闘シリーズを復活させる
グラフィック: メックの内部は素晴らしいし、昔ながらの機械の動きを見事に再現している。残念ながら、操縦席の外は見劣りがする
サウンド: オーディオに悪い箇所は見当たらないが、他のあらゆるロボット・ゲームとほぼ一緒
プレー性: 不安定なKinect操作のせいで、外を覗くといった基本的な動作でさえ一苦労だ
エンターテイメント性: 退屈なアクションと当てにならないモーション操作のミックス。勝利の方程式とは言いがたい
リプレー性: 低い

メック戦闘ゲームは他の選択肢があまりないジャンルだが、決してゼロではない。本作でイライラするのは止めて、他の選択肢を検討すべきだろう。少なくともこれよりはマシだ。

Destructoid 3.0/10

『Steel Battalion: Heavy Armor』は、決してユニークなゲームではない。根本的に、これまで幾度となく目にしてきたリアルで生々しい感覚を加えた、ベーシックなメック・ゲームに過ぎないからだ。いつかは、Kinect操作がパッチで削除される日が来るかもしれない。それまでは、二足歩行ロボットを操縦するのは、たとえシラフであったとしても脳細胞が失われていくだろう。

Giant Bomb 1.0/5.0

もしかしたら、『Steel Battalion: Heavy Armor』の後半はシェイクスピアに匹敵する傑作なのかもしれないが、私には知る由もない。キャンペーンの中盤で私はうんざりしてさじを投げてしまったが、その数時間前には既にプレーする気力を完全に失っていた。『Steel Battalion: Heavy Armor』をKinectは決して「本物の」ゲームをプレーするデバイスではないという事実の証明と見るか、野心的な前提に遠く及ばなかった例外に過ぎないと見るかは人それぞれだが、本作を買うべきかどうか決めかねているなら、手間を省いてあげよう。決して買うな。

Polygon 1.0/10

私がどれだけ部屋のライティングを調整しようと、風水の専門家を呼んで居間の気を区分し直そうとも、他の誰かが『Steel Battalion: Heavy Armor』をプレーする様子を窓越しに眺めながら、ああしろこうしろと指示を叫び、部屋の中のプレーヤーが気付いてくれることを願っているような感覚を拭うことはできなかった。

さて、『Steel Battalion: Heavy Armor』のゲームとしての出来はどうなのか?私には見当も付かない。部屋の中の男に聞いてくれ。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: 重鉄騎