2012年08月15日(水)08時20分

Sleeping Dogs 海外レビュー

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『Sleeping Dogs』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: United Front Games
  • 販売: スクエアエニックス

EGM 9.5/10

『Sleeping Dogs』は、オープン・ワールド・アクションを進化させるゲームで、驚くほど奥の深いゲームプレーと細部へのこだわりが突出している。

GamingTrend 91/100

良い点:
・手堅い銃撃戦とドライビング、そしてフリー・ランニング
・素晴らしい格闘エンジン
・無数のミニゲーム
・周辺環境を利用したキルは多種多様で充実感を味わえる
・グラフィックは全体的に手堅い出来で、香港らしさが出ている
・真に迫るボイスワーク
・Sifu Kwokは大師範への最高のオマージュとなっている
悪い点:
・ぎこちないアニメーション
・UIが邪魔に感じる箇所がある
・ドライビング中のカメラが狂いだすことがある
・細かなティアリング

細かなつまづきはあるものの、『Sleeping Dogs』は盛りだくさんの傑作だ。多くの声優は明らかに本物の中国人で、あちらこちらで中国語を耳にすることができる。本作には50のお寺、26のスパイ・カメラ、お金や洋服が入ったロックボックス、11の翡翠の銅像があり、予定調和だが楽しめる15時間ほどのメイン・ストーリーをクリアした後も、たっぷりと楽しめるはずだ。本作を構成する4本の柱は、様々な傑作ゲームの見事な融合となっており、充実したシューティングとドライビング・ゲーム、最高のフリー・ランニング・ゲーム、すばらしい格闘エンジンが、一つのパッケージに収められているのだ。『Sleeping Dogs』が減点されるとしたらそれはオリジナリティだろうが、様々な要素を一貫した一つのゲームの中に融合させることで補っている。Activisionに捨てられたゲームの打点は極めて高いことがまたしても証明された。超お勧めのゲームである。

Canadian Online Gamers 90/100

全体的に、『Sleeping Dogs』はここ最近プレーしたオープン・ワールドの中では突出した出来だ。素晴らしいビジュアル、一流のサウンド、バラエティ豊富なゲームプレーなど、『Sleeping Dogs』は『Grand Theft Auto』『Saints Row』『ライオットアクト』といったゲームを好むゲーマーにとってマストなゲームである。充実した物語はプレーヤーを掴んで離さず、ゲームプレーも奥が深い。『Sleeping Dogs』は間違いなくこの夏のサプライズであり、冬までたっぷりとプレーし続けるべきゲームだ。

Games Radar 4.5/5.0

良い点:
・格闘、銃撃戦、ドライビングが最高に楽しい
・面白く中身の濃い物語
・ボリュームたっぷりのサイド・ミッション
悪い点:
・面白いミッションは一握り
・カリスマ性のある印象的なキャラクターがいない
・バグ

凄まじい量のコンテンツと、その魅力にどっぷりハマってしまうはずだ。全てのコスチュームをアンロックし、全てのサイド・クエストをクリアし、もう何一つやることがなくなるまでプレーを止められないだろう。この4年間でタイトル変更、延期、開発中止、売却、買収、そして再びタイトル変更を経た『Sleeping Dogs』には、駄作になってもしょうがない理由がたくさんあったが、主人公のWei Shenと同じように、激動の過去を力に変えることで、見た目とは一味違うゲームに仕上がっているのである。

G4TV 4.5/5.0

良い点:
・演技が素晴らしい物語
・タイトなドライビング・メカニック
・銃撃戦一辺倒ではなく、格闘にも重きが置かれている
・全体的にはダークだが、時折笑える瞬間がある
悪い点:
・物語がこのジャンルにしては少し短め
・単純な攻撃が終盤の敵には通用しなくなるので、カウンター待ちが中心になる

ルーシー・リュー、エマ・ストーン、トム・ウィルキンソンといった大物を声優に起用した映画的な物語は素晴らしい出来で、ひたすら残虐な最終幕まで、次の展開が気になってしょうがない。素晴らしい演技が堪能できる物語、手堅いドライビングと銃撃戦など、『Sleeping Dogs』は突出したクオリティのオープン・ワールド犯罪ドラマで、ゲームにおける映画的な演出(そして処刑動作)のハードルを上げるゲームと言えるだろう。

Cheat Code Central 4.5/5.0

グラフィック 4.3: 細部まで凝りに凝ったゴージャスなゲーム
操作性 4.5: 格闘は滑らかで、ドライビングは手に汗握る。カメラに問題を抱えている部分はあるものの、操作性は抜群に良い
音楽/効果音/ボイスアクト 4.8: 音楽も雰囲気を盛り上げてくれるが、突出しているのはそのボイスワークだ
バリュー 4.5: レース、闘鶏、路地での格闘、中身の濃いキャンペーンまで、やることには事欠かない

素晴らしいゲームだ。リアリズムにこだわるあまりに楽しさを犠牲にしたり、逆に楽しさに力を入れてリアリズムをないがしろにするゲームがある一方で、『Sleeping Dogs』はリアリズムと楽しさの絶妙なバランスを実現するという偉業を成し遂げている。キャラクターは皆面白いし、物語は魅力的でボリュームも満点。その全てが、生々しいバーチャル香港にパッケージされているのだ。これ以上何を望むというのか?

IGN 8.5/10

プレゼンテーション 9.0: 物語は最高で、最後まで釘付け。ロード時間は許容範囲だし、メニューも扱い易い
グラフィック 7.5: 美しいゲームとは言いがたいが、決して醜いわけではない。テクスチャがロードされなかったり、遠景描写に問題を抱えているのが残念
サウンド 9.0: 中国語と英語の混じったボイスワークの出来には驚かされるだろう。香港の環境音は特に素晴らしい出来で、サウンドトラックも多様性に富んでいる
ゲームプレー 8.5: 格闘時、そしてドライジング時のカメラ・アングルが今一つだが、格闘と銃撃戦はとても楽しく、ドライビングも突出した出来だ
寿命 8.0: 全てを堪能するには20時間から25時間を要するし、トロフィー/実績をコンプリートするならもっと掛かる

『Sleeping Dogs』の注目度が低い理由がイマイチ理解できないが、ゲームが発売された今、同じ過ちを犯さぬよう願っている。プレーを始めた瞬間から最後まで、『Sleeping Dogs』には驚かされっ放しだった。オープン・ワールド箱庭ゲームは『Grand Theft Auto IV』が革命を起こし、現在は『Saints Row: The Third』がトップの座についているが、細かな不満点こそあるものの、『Sleeping Dogs』は間違いなくそのトップ・クラスに加わる作品だろう。『Sleeping Dogs』には、前述の2作品を凌駕している箇所すらあるし、物語には引き込まれっ放しである。ゲームプレーも素晴らしいというのは最高のオマケに過ぎないのだ。

TeamXbox 8.5/10

『Sleeping dogs』はプレーすべき素晴らしいゲームだ。カットシーンでキャラクターがすべきことしないといった奇妙なバグ、声優の素晴らしい演技が固まった表情とマッチしなかったり、酷いバイクの物理演算などの欠点もある。しかし、本作は長所が短所をはるかに凌駕しており、そうした欠点は極めて些細なものだ。United Frontは、ずっと遊んでいたいと思わせる世界を作り上げた。このフランチャイズの将来が楽しみである。

GamesBeat 85/100

『Sleeping Dogs』はとても楽しいゲームだが、オープン・ワールドの犯罪シミュというこのジャンルに、革新性を殆どもたらしていない。ボスの命令を聞いてミッションをこなすうちに大変なことになっていく、といういつものアレだ。だが、それで何の問題もないのだ。私は最高に楽しめたし、何よりもそれが一番重要である。

本作が参考にしている映画と同じように、『Sleeping Dogs』はお約束を覆すゲームではない。馬鹿っぽくて途方もないエンターテイメントなのだ。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・バラエティ豊富、凄まじいバイオレンス
・素晴らしいミッション
悪い点:
・技術的に不安定
・全体的に平凡

『Sleeping Dogs』にはこれといった新しい要素や革新的な要素は何もないが、ゲームの出来自体はシャープかつスリリングで、とにかく楽しいアクションを提供してくれる。Rockstarとは異なる方向性に挑戦したり、パロディにしようとしたりした他のオープン・ワールドと違い、『Sleeping Dogs』は必ずしもルールを変える必要はないのだということを、堂々と示してみせている。ゲームプレーさえしっかりしていれば、それで良いのである。

GameSpot 8.0/10

良い点:
・血みどろな打撃戦闘
・魅力的な空気感
・楽しいドライビングと銃撃戦
・バラエティ豊富なミッション
・無数の収集要素と楽しいサイド・ミッション
悪い点:
・人工的なキャラクター・モデルとアニメーション

『Sleeping Dogs』の香港には、細かなアトラクションがたくさん点在している。闘鶏や麻雀といったギャンブルに加え、ソーシャル・ハブでは、ミッションにおけるパフォーマンスを友人と競い合うこともできるし、バイク・ジャンプでの飛距離競争や駐車メーターを連続でなぎ倒してお金を稼いだりといったチャレンジも存在する。馬鹿騒ぎをしてリーダーボードでハイスコアを目指すのも楽しいとはいえ、『Sleeping Dogs』が魅力溢れるアドベンチャーになっているのは、ムード満点の街やバラエティ豊富なストーリー・ミッションのお陰なのだ。普通のバケーションよりも随分と暴力的ではあるが、それでも本作は楽しい記憶満載の香港休暇になるはずだ。

TheSixthAxis 8.0/10

良い点:
・元ネタ映画のエッセンスを完璧に捉えている
・滑らかで直感的な戦闘
・バラエティ豊富
・最高の声優陣がお馴染みのテーマに落ち着きをもたらしている
悪い点:
・革新性がない
・手応えがあまりない

『Sleeping Dogs』の殆どのメカニックや物語に独創性はないが、ジャンルのお約束とは少しだけ異なる部分だけでも注目に値するはずだ。戦闘システムは楽しい出来で、銃ではなく素手での格闘に焦点が当てられているのは新鮮だ。命が吹き込まれた香港は、必ずしも現実の香港を忠実に再現しているわけではないものの、アクション映画でお馴染みの香港を完璧に再現しており、その方がはるかにエンターテイメントで面白いのだ。

games(TM) 8.0/10

Rockstarがアメリカにこだわるのを止めて、再び他の国を舞台にした『GTA』を作る日が来るまで、外国を舞台にした高品質のゲームという意味では本作が最も近いだろう。それだけでも十分すぎるほどの高い評価だが、『Sleeping Dogs』成功の秘訣はその勇敢さにあり、物語とゲームプレー、舞台設定の相乗効果をしっかりと考えているのだ。それほど期待されていなかったゲームにしては、凄いことである。

Giant Bomb 4.0/5.0

物語の結末を見届けた後も、延々とプレーし続けたくなるようなゲームではないかもしれない。だが、物語に惹かれてプレーを続けてきたとはいえ、実に魅力的なオープン・ワールドに仕上がっているのも確かで、面白いキャラクター、エキサイティングなアクション、そしてプレーヤーを飽きさせない意外性に溢れているのだ。どこかで見たようなゲームかもしれないが、だからといって楽しさが削がれるわけではない。

Guardian 4.0/5.0

『Sleeping Dogs』は確立された要素用いているが、最高に楽しいゲームだ。『Uncharted』シリーズ同様、本作は革新性でゲームの限界に挑戦しているわけではない。本作の目的はあくまで、プレーヤーに大作アクション映画のヒーロー気分を味あわせつつ、最高に楽しいゲームに仕上げることなのだ。『Sleeping Dogs』は決して独創的なゲームではないが、今年最も楽しく、良く出来たゲームの一つであることは間違いないだろう。

Digital Spy 4.0/5.0

『Sleeping Dogs』は、今年の嬉しいサプライズになるだろう。キャンペーンは比較的短めではあるが、やれることはたくさんあるし、ミッションや物語、演出が全体的に手堅くまとまっている。車に飛び乗ってラジオをつけ、香港をドライブしながらトラブルを探しに出掛けよう。

The Escapist 4.0/5.0

手堅い仕上がりのオープン・ワールド犯罪ゲームで、丁寧に構築された舞台設定とメカニックが、自らの忠誠心に疑いを持ち始める潜入捜査官というテーマを支えている。『Sleeping Dogs』はたっぷり楽しめるゲームだ。

Gaming Age B/A+

『Sleeping Dogs』は、今後より優れた作品に進化するポテンシャルを秘めたゲームに感じられる。舞台設定、キャラクターたち、格闘は大いに気に入ったが、それ以外は、今世代にプレーした他のオープン・ワールド・ゲームのリサイクルのようだ。そうした要素の出来が悪いというわけではないのだが、新鮮さが感じられないのも事実。それでも、プレーする価値のある楽しいゲームなのは確かだし、舞台設定や元ネタの映画に興味があるなら、是非プレーして欲しい。開発にゴタゴタがなければ傑作が生まれた可能性があるので、本作がしっかりと売れて、続編の開発に繋がること願っている。

Metro GameCentral 7.0/10

良い点:
・素晴らしいムードの香港
・最高の格闘、銃撃戦、そしてレース
・丁寧にデザインされたゲーム世界と豊富なサイド・クエスト
悪い点:
・物語とキャラクターがありきたり
・プロットには選択肢が殆どない
・ほぼ全てのゲームプレーが他のゲームからの借用
・出来の悪い一部のミッション・タイプ

ゲームプレー面で『Sleeping Dogs』は『Grand Theft Auto IV』をはじめとする殆どのオープン・ワールド・ゲームを凌駕している。とはいえ、革新性やオリジナリティが欠けている。

Eurogamer 7.0/10

プレーヤーに最も自由を与えるゲームプレーのフォーマットが、デベロッパーを単調な物真似デザインの罠に陥れる傾向が強いというのは、実に悲しい皮肉だ。人でごった返す巨大で現実的な世界を構築する能力があるにもかかわらず、結局は警察と犯罪者のありきたりな物語に落ち着いてしまうのだ。

もちろん、全て『Sleeping Dogs』が悪いわけではないし、Rockstarも『GTA 5』で相当な努力をする必要があるだろう。だが、トレンドを作るのではなく追いかけることが目的だということがここまで露骨だと、そこに情熱を感じ取るのは難しい。他のオープン・ワールド・ゲームと比較すると、「いつも通りのことをするだけ」という主人公Wei Shenのストイックな誓いも、スローガンというより野心の低さに対する謝罪に聞こえてしまう。

Joystiq 3.5/5.0

『Sleeping Dogs』で何より印象に残るのは、主な要素の独創性のなさだ。格闘、ドライビング、シューティング、物語、キャラクター、サイド・クエストなど、全てが他のメディアから切り取られている。同じように映画などから「借用」しているゲームは多いが、ここまで露骨なのは珍しいだろう。ありがたいことに、『Sleeping Dogs』の独創性のなさは限界一歩手前で踏みとどまっており、決してその線を越えることはない。良く出来たゲームだが、『Sleeping Dogs』はプレー中にも元ネタのことばかり思い出してしまうし、プレー後も記憶には残らないだろう。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Sleeping Dogs