2012年09月23日(日)15時20分

カプコンが『Biohazard 6』のホラーとアクションの両立に自信「異なるホラーを描いている」

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カプコンの平林良章氏と佐々木栄一郎氏が『Biohazard 6』について語り、ホラーとアクションは両立が可能であると主張しています。

平林良章: 本作での目標の一つが、様々な人間関係を構成するキャストを登場させて、それぞれのキャラクターから見た異なるホラーを描くことだ。ご存知の通り、本作には4つのキャンペーンが収録されているので、それにより異なるホラーを見せることができていると思う。

Leonはゴシック風の古典的『Biohazard』ホラーで、Chrisは戦場におけるホラー。Jakeのキャンペーンは、モンスターにひたすら追いかけられることになり、Adaは極めて古典的な『Biohazard』スタイルのキャンペーンになっているんだ。

Adaには謎めいたスパイの側面なども加わるので、全く違うタイプのホラーになっている。そうした異なる4種類のホラーを、『Biohazard 6』という傘の下に一つにまとめているんだ。

ホラー・ゲームとアクション・ゲームは相容れないわけじゃないからね。

主人公が強すぎると恐怖感が薄れてしまうという問題には、どう対処しているのだろうか。

平林良章: 本作の開発においては、我々開発陣もその問題に取り組んでいる。我々が出した答えは、自分は強いという感覚をプレーヤーに与えないというものだ。例え強力な武器を持たせたとしても、銃弾の数を制限すれば、その銃弾をいつ使用するかという葛藤が生まれることになる。

我々にとってキャンペーンは『Biohazard 6』の最も重要な部分で、プレーを始めたら最後まで一気にプレーしてしまう人もいるかもしれないが、「銃弾を貯めておくべきか?それとも今すぐ使ってしまうべきか?後のために取っておくべきか?」ということを考えなければいけないんだ。いつ武器を使えるか分からないようにすることから生まれる緊張感によって、ホラー要素を維持できると考えている。アクションがあるからといって、ホラー要素が失われているとは思っていないよ。

ホラーの重要な要素に主人公に感情移入できるかという面がありますが、複数の主人公が存在する点がマイナスにならないように慎重を期していると佐々木氏は語ります。

佐々木栄一郎: ゲームにとってマイナスにならないよう、注意深くデザインしている。例えば、本作には様々なキャストが登場するが、ただキャラクターをたくさん出しているわけではなくて、ちゃんと理由が存在するんだ。

Leonのキャンペーンは、Leonについてだけのキャンペーンではないんだ。最初から最後までLeonの物語であることは確かだが、ただそれだけじゃない。他のキャンペーンをプレーすれば、Leonの物語について更に深く知ることができる。異なる視点から見れるんだ。

Leonのキャンペーンでは彼の物語をすべて体験することができるが、LeonやHelenaの行動の動機が明確ではない箇所が存在するかもしれない。それが、他のキャンペーンをプレーしようというモチベーションに繋がることを願っているんだ。全てを把握するためにね。それによってLeonへの感情移入が強くなってくれるよう願っているよ。

[ソース: Gamasutra]