2012年09月28日(金)02時52分

『ウイニングイレブン2013』海外レビュー

13105.jpg

『ウイニングイレブン2013』の海外レビューです。海外タイトルは『Pro Evolution Soccer 2013』。

  • 機種: PS3/PS2/Xbox 360/PC/Wii/3DS/PSP
  • 開発: Winning Eleven Productions
  • 販売: コナミ

Eurogamer 9.0/10

サッカー・ファンにとっては最高のニュースだ。『FIFA』と『PES』のどちらもが絶好調という、今までにない状況が生まれている。自分の好きなほうを選んで楽しむか、広い心で両方購入しよう。『PES』が遂に全盛期に近い調子を取り戻した、サッカー・ゲームの黄金期なのだ。次世代ゲーム機の登場も迫り、コナミがイギリスの新たなスタジオにシリーズを任せている今、両者の戦いは今後更に白熱しそうだ。

Game Informer 8.75/10

コンセプト: 『PES 2013』は前作の改善が主だが、新しい設備システムはクールな進化だ
グラフィック: 走るアニメーションは相変わらずぎこちないし、グラフィックも手堅いが驚きはない
サウンド: 試合展開にしっかりと反応する観客
プレー性: 新たなマニュアル操作によって、トラップに様々な方法が加わり、シリーズに深みをもたらしている
エンターテイメント性: 手堅いピッチ上のゲームプレーに加え、Master Leagueの進化を続けている
リプレー性: 高め

偉大なるサッカー戦争において、『Pro Evo』は全体的なフィーチャー一式で見るとライバルの『FIFA』には及ばないかもしれないが、ゲームプレーは勝っていると考えている。この最新作でコナミは、洗練させると同時に新たな試みにも挑戦することで、フランチャイズを前進させている。

IGN 8.5/10

良い点:
・奥が深く充実した操作性
・テンポの速い攻撃
悪い点:
・物足りないサウンドトラック
・険しい難易度曲線

ピッチ上が改善されたお陰で、ライセンスの物足りなさも致命的ではないし、かつての『PES』のように感じられる。コナミのサッカー・シリーズにとって、この数年は苦戦を強いられてきたが、『PES 2013』でようやく調子を取り戻したようだ。革命的でも完璧でもないが、過去作よりも個性と方向性が明確になったように感じられるのだ。なによりも、ライバルとは全く異なるユニークで手応えのある、美しいサッカー・ゲームに仕上がっている。ファンにとっては頭の痛い数年だったが、コナミのサッカー・シリーズがようやくEAの途方もない影から抜け出しつつあるのを見れるのは、素晴らしいことだろう。

GameSpot 8.0/10

良い点:
・ゆったりとしたテンポのお陰で、自在に操れる
・大幅に改善されたボールの物理演算
・新たな守備システムはより自然な仕上がり
・昔ながらのお祭りサッカーを展開できる
悪い点:
・新ムーブは習得が困難
・古臭さを感じる手付かずのシングル/マルチプレー・モード
・古臭く味気ない演出
・酷いコメンタリー

演出やゲーム・モードに関してはライバルに及んでいないが、重要な箇所は大きく改善されている。素晴らしく楽しいサッカーを堪能できるゲームであり、シリーズ最盛期の高いレベルにようやく調子を戻している。その過程で取っ付き易さを犠牲にしているのは確かだが、これほど充実した戦術的プレーが楽しめるなら、その価値はあるというものだ。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・試合の流れを一変させるテクニックが盛りだくさん
・誰でも即プレー可能
悪い点:
・変わらず貧弱な演出
・テンポが遅いMaster League

『PES 2013』は、最高のアーケード体験だけが可能な偉業を成し遂げている。そのゲームプレーは、ハードコアなテクニックを要求するシリアスなゲーマーを満足させる物で、習得に何年も掛かる格闘アクションのように、トップ・レベルを目指すならば数多くのボタン・コンビネーションを記憶しなければならないのだ。この最新作は、アーケードの花形『鉄拳』などと同じ価値観を共有し、プレーヤー全てに達成感を提供している。ジャケットを飾るC・ロナウドと同じく、奇妙な崩壊を見せる箇所もあるが、それでも本作はロナウジーニョが世界最高の選手だった時代以来の最高傑作だろう。「『FIFA 13』を蹴落とすことはできるだろうか?」という質問は、「C・ロナウドとメッシ、どちらが優れているか?」と聞くようなものだ。

Machinima 8.0/10

『PES』と『FIFA』の戦争は、ここしばらくはとても互角とは言えない状態だった。『PES 2013』のチャンピオンズ・リーグ・モードは、欧州最高のクラブを決める大会を再現したいファンには大きな売りになるだろうし、その出来自体も悪くない。だが際立っているのは、この2シリーズのボールが全く異なる感覚を持っている点だ。『PES 2013』には試合の展開や選手の動き、ボールの受け方、パス、スペースに走りこむ動きなどに独特のリアリズムがある。とはいえ、ピッチ上はもちろん、メニューやクラブ運営には洗練さが欠けており、こちらは『FIFA』に軍配が上がるのだが、『PES 2013』のピッチ上の仕上がりに関しては間違いなくサッカー・ファンを驚かせるだろうし、そこを重視するなら、今年は本作を選ぶべきだろう。

games(TM) 8.0/10

『FIFA 13』と比較して、『PES 2013』の出来はどうだろうか?『PES 2013』はようやく宿命のライバルに匹敵するレベルに到達したとはいえ、全く種類の異なるゲームである。操作性や演出、ライセンスでは『FIFA 13』、奥の深さや不確定要素、スピードでは『PES 2013』といったところ。明白な勝者なしの「『FIFA』と『PES』、どちらが優れているか」という議論を再燃させただけでも、『PES』にとっては大きな前進だろう。だが、『PES 2013』最大の勝因は、ロングシュートをゴールネットに叩き込んだ時の喜びの叫びにあり、これこそ全盛期を定義付けたマルチプレーのマジックを再現することに成功した証だろう。

Digital Spy 4.0/5.0

小柄なウィンがーを圧倒する大柄のCBのように、『PES 2013』の長所は短所をはるかに凌駕している。バルセロナの中盤のように、様々な要素がお互いをカバーし合い、それが美しい流れるようなサッカーを生んでいるのだ。ピッチ外はまだまだ改善が必要だが、降格圏内からは程遠い。笛が鳴り試合が始まれば、『PES 2013』は『FIFA』に匹敵する出来であり、今まで以上にタイトル奪還に近づいたと言えるだろう。

Guardian 4.0/5.0

『FIFA』ファンを心変わりさせる作品化というとそうではないが、ここ数年の『PES』の中では、間違いなく最高傑作だ。愛憎入り混じる気持ちで『PES 2014』までプレーし続けることになるだろう。

Metro GameCentral 7.0/10

良い点:
・改善されたパスとシュート
・全体的に改善されたゲームプレー
・優れた操作性とリアリズム
悪い点:
・相変わらず酷いコメンタリー
・物足りないライセンス
・愛情と配慮が足りない

ほんの一瞬であったとしても、全盛期の『PES』をプレーしている感覚を味わえることがある。とはいえ、まだ荒削りだ。

Games Radar 3.5/5.0

良い点:
・アーケード風とシミュの最高のバランス
・改善されたAIと戦術的な動き
・奥の深い繊細なプレー
悪い点:
・物足りないフィーチャー
・険しい難易度曲線
・役に立たない酷いチュートリアル

『Pro Evolution Soccer 2013』は、素晴らしい箇所と平凡な箇所は入り混じるゲームだ。ゲームプレーの芯は過去作よりも大幅に改善されているし、チュートリアルが役立たずなせいで最初こそ感心しないが、プレーするほどにその真価が浮き彫りとなるだろう。フィーチャーが物足りないため、オンラインに入れ込んでいる人以外にはお勧めするのが難しいゲームではある。とはいえ、ここ最近で最も楽しい仕上がりなのは疑いの余地がないし、友人とのプレーは最高だ。