2012年09月29日(土)04時35分

『SC: Blacklist』ディレクターがファンの否定的反応に反論「過剰反応に思える」

4140.jpg

『Splinter Cell: Blacklist』のディレクターDavid Footman氏がEurogamerの取材に応じ、ステルスよりもアクションが強調されたゲームプレーへのファンの否定的反応は過剰反応であると語っています。

David Footman: ゲームの全体像を示していない断片だけを見て、お決まりの条件反射的反応をするのは構わない。我々にできるのは、我慢強くゲームの様々な側面を公開して行くことだけだよ。つまり、論より証拠ということだ。今はまだ言葉で説明しているだけだからね。ステージ全てをステルスできるということ、ゲームプレーを見てもらうためにも、デモを出す必要があるだろう。ファンは今派手な部分だけを見ている状態だから、過剰反応に思えるよ。

E3で公開されたゲームプレー動画には、敵にナイフを刺して情報を引き出した後、命を助けるかトドメを刺すか選択できる場面が登場し、その残虐性が議論の的になりました。

David Footman: E3で見せたものは、とにかく派手で暴力的な部分だ。そういった側面は公開しやすいが、ゲームの異なる側面を公開していくにつれ、より多様性に富んだ、熱心なファンの期待するものに近いゲームであることが理解してもらえると思う。完全ステルスと大暴れ、という全く異なる2種類のゲームプレーが存在する。ステルスでのプレーが不可欠な部分もあるが、派手なアクションを利用しないと先に進むのが難しいエリアも登場するんだ。

アメリカの国民やガソリンを守ることが自由を犠牲にすることに繋がるというのは、誰もがはぐらかし続ける問題だ。ショックを受けて居心地悪く感じたなら、正にそれがあのシーンの目的なのかもしれない。ああいった反応を引き出した時にこそ、デリケートで興味深い問題に踏み込むことができたと分かるんだ。だが、あれこそが現実であり真実なんだ。世界中で実際に起きていることだと誰もが知っている。人が酷いことをするのは何故か?大義のため?どこで線引きをするのか?自国を救うために、拷問も辞さないのか?プレーヤーにとって興味深いジレンマだと感じている。

アクション寄りのゲームプレーは、市場の変化に伴って『Splinter Cell』もステルス・アクション・アドベンチャーへと進化した結果だとFootman氏。

David Footman: 『Conviction』はブランドにとっても、ステルス・アクションにとっても大きな変化だった。アンサンブル・キャストであったり、それ以外の物語の全ての面で、シリーズはステルス・アクション・アドベンチャーに進化したということだ。大作から超大作への変貌だよ。大作ハリウッド映画を夏に公開したいなら、大ヒットしない限り人目にすら触れることはない。競争は激しくなる一方で、中間層が完全に消滅してしまったんだ。市場の状況をちゃんと理解しなければらない。今は広く深い市場になっているんだ。

我々はしっかりとルーツを理解しているし、ちゃんとステルスやリアリズム、Sam Fisherが核になっている。だが、他のあらゆるフランチャイズと同様に、進化しているということだ。

[ソース: Eurogamer]