2012年10月02日(火)07時32分

『Biohazard 6』海外レビュー

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『Biohazard 6』の海外レビューです。海外タイトルは『Resident Evil 6』。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: カプコン
  • 販売: カプコン

ZTGameDomain 9.2/10

良い点:
・交差する物語が素晴らしい
・最高の操作性
・手に汗握るアクションとサスペンス
・豊富なコンテンツ
悪い点:
・カメラ・システム
・長すぎるボス戦

『Resident Evil 6』は、私が今年最も楽しめたゲームの一つだ。とにかくコンテンツが盛りだくさんで、友人との協力プレーは最高に楽しい。物語の出来も良く、キャラクターは面白い。個人的には、新メカニックが気に入った。シリーズには進化が不可欠な時期に来ており、カプコンは見事に進化を成功させてみせている。各キャンペーンはそれ単体で1本のゲームのようだし、ボーナス・キャンペーンとオンライン・コンテンツは長く楽しめるはずだ。ファンはこのシリーズ最新作に興奮を感じるべきだし、私もシリーズの今後にワクワクしている。今年最高のゲームの一つであり、難易度を上げて再びプレーするのが待ちきれない。私にとって、そう感じることは大きな意味がある。

Cheat Code Central 4.6/5.0

グラフィック 4.8: 巨大なゲームだが、安定した美しさ
操作性 4.5: 大幅に刷新されたお陰で、極めて操作性の良いゲームに仕上がった
音楽/効果音/ボイスアクト 4.3: やかましい曲からオーケストラ、不気味からムード満点の曲まで、キャンペーンによって様変わりする
バリュー 5.0: 4つのキャンペーン、2つのマルチプレー・モード、豊富なアンロック要素など、本作ほどのボリュームにはなかなかお目にかかれない

『Resident Evil 6』は決して完璧なゲームではない。大して怖くもないが、極上のエンターテイメントではあるし、グラフィックは美しく、ボリュームも満点だ。『Resident Evil 4』のようにシリーズに革命を起こすゲームではないが、万人が楽しめるゲームだろう。『Resident Evil』ファンなら、失望はしないはずだ。

Gaming Age B+/A+

間違いなくプレーする価値のあるゲームではあるが、序盤のもたつきだけは注意してもらいたい。ゲームの残りの部分を邪魔するかのようなプロローグは、取って付けたテンポの遅いチュートリアルのようなものだ。Leonのキャンペーンからプレーする場合も、チャプター1は同様に序盤15分ほどはプレーする余地が殆ど存在しない。だが一旦勢いが付くと、その速度に圧倒されるはずだ。デコボコ道ではあるが、失望よりも楽しさが勝っている。

GameTrailers 8.8/10

「まるでRaccoon City同窓会」というAda Wongの台詞は言い得て妙だ。初期のマジックを再現しようという試みにもかかわらず、シリーズは最高のアクション・ゲームへの道をひた走る。かつての個性が取り払われたせいで新鮮味のないアクション・ゲームに落ち着いてはいるものの、現在の水準で考えても充分最高クラスの出来と言えるだろう。壮大で活力に満ち、印象的な場面満載の『Resident Evil 6』は、全てのアクション・ファンがプレーすべきだろう。

Play UK 88/100

荒削りな箇所はあるものの、『Resident Evil 6』には革新性とコンテンツ、そしてシリーズを知り尽くしたカプコンの自信が隅々まで詰まっている。協力プレーの準備万端、正に現代に相応しい『Resident Evil』だ。

Game Informer 8.75/10

コンセプト: 夏の超大作路線を突き進み、プレーヤーの駆動力を増し、コンテンツを山のように詰め込んでいる
グラフィック: ゾンビの顔のグロさは凝っていて素晴らしく、派手な爆発も目を見張る
サウンド: 決め台詞には頭を抱えてしまうが、音楽とモンスターのノイズは素晴らしい
プレー性: 動きながらの射撃にはすぐ慣れるが、スライディングは慣れるのに時間が掛かる
エンターテイメント性: 素晴らしかった前作の協力プレーを拡張
リプレー性: 比較的高め

『Resident Evil』シリーズのトーンは、ジョージ・ロメロのホラー映画から、マイケル・ベイのアクション大作へと変貌した。『Resident Evil 6』では、そうした路線変更が前面に押し出されていて、相棒と共に大暴れするのはとても楽しめる。細かな欠点はあるものの、クレージーに燃えたぎるジェットコースターであることに変わりはない。

Playstation Universe 8.5/10

良い点:
・4種類のアクション満載キャンペーン
・豊富なアンロック要素
・驚くほど気味の悪い瞬間を盛り込んだ最高の物語
悪い点:
・貧弱なカバー・システム
・物足りない乗り物セクション
・平凡なビジュアル

『Resident Evil 6』に独創性はなく、危なっかしい場面も少なくないが、アクション満載のゲームプレーと豊富なコンテンツ、手に汗握る物語が補って余りある。

EGM 8.5/10

LeonとJakeのキャンペーンはフランチャイズ全盛期を髣髴とさせるものだが、Chrisのガチムチ・キャンペーンは物足りない。

Official Xbox Magazine UK 8.0/10

良い点:
・巨大なキャンペーン
・緊迫したシューティング
・バラエティに富む恐ろしいゾンビたち
悪い点:
・少々一貫性に欠ける
・当たり外れのあるデザイン

『Resident Evil 6』は全体として優れたシューターに仕上がっており、今世代最後の『Resident Evil』に相応しい。次回作は焦点を絞って方向性を定める必要があるが、『Resident Evil 6』は壮大でバラエティ豊富、驚きに満ちた大作ビデオゲームの決定版になりえるかもしれない。

Strategy Informer 8.0/10

『Resident Evil 6』は、『Call of Duty』世代が生んだ奇形児だ。『Resident Evil 4』の空気感を、『Operation Racoon City』のアクションに閉じ込めている。一瞬の輝きも、イライラの連続にかき消されてしまうのだ。サバイバル・ホラーとは何か?『Black Ops 2』のゾンビ・キャンペーンが必要事項を全て教えてくれるだろう。

Digital Spy 4.0/5.0

『Resident Evil 6』は、幾つかの誤ったデザイン・チョイスによって足を引っ張られている、良作だ。LeonとJakeのキャンペーンは極めて楽しめる仕上がりで、サバイバル・ホラーの頂点を体現。Chrisのキャンペーンは「2人なら仲良し、3人では仲間割れ」という諺を証明してしまっているものの、素晴らしいプロット、豊富なキャラクター、追加コンテンツのお陰で、『Resident Evil 6』は何度も楽しめるゲームに仕上がっている。

IGN 7.9/10

良い点:
・最高のワールド・デザイン
・素晴らしいクリーチャー
悪い点:
・ムラのあるゲーム・デザイン
・冗長なキャンペーン

『Resident Evil』ほどの長寿シリーズなら、進化と野心は自然と湧き出てくるものだし、生き続ける遺産とファンを尊重することが不可欠だ。そうした要素全てを満たそうと試みた結果、『Resident Evil 6』は焦点がブレており、全てが中途半端に終わっている。本作のハイライト部分はシリーズの新たなスタンダードとなるべき仕上がりだが、残念なことに退屈な箇所も数多く、素晴らしい傑作のポテンシャルが水の泡となっている。

Machinima 7.5/10

欠点は多いものの、『Resident Evil 6』は極めて爽快なアクション・ゲームだ。ただ、誰もが期待したような調子を取り戻した作品ではないというだけである。相変わらず操作性には問題を抱えているし、シリーズの最高峰である『Resident Evil 2』や『4』ほど怖くもなければパズルもない。ゾンビなどの怪物を3人称視点で撃ちまくりたいなら、『Resident Evil 6』は末永く楽しめるはずだ。

1UP C+/A+

『Resident Evil 6』のグラフィックは素晴らしいが、ビジュアルだけでは長持ちしないし、手軽さを実現するためにゲームプレーが妥協の塊に成り果てているのは明らかだ。サバイバル・ホラーというコンセプトを包括的な協力プレー・アクションに昇華した開発チームの手腕は評価に値するが、結果としてシリーズのルーツからあまりにかけ離れすぎてしまった。超大作エンターテイメントであるのは確かだが、荒削りなゲームプレーを何度も繰り返しプレーさせられるし、不自然なまでに難しい箇所や無理やりなQTEがもたらす理不尽な死を除くと、手応えもあまりない。『Resident Evil 4』以降の8年間、カプコンは残念なことにシリーズの新たな方向性を見つけることができずにいる。『Resident Evil 4』が確立した止まって撃つシューティング・フォーミュラを発展させたのは賢明だが、過剰な妥協とプレーヤーの強化は、最終的にシリーズの本質を損ねてしまうということを『Resident Evil 6』は証明している。

games(TM) 7.0/10

『Resident Evil 6』が超お得なゲームであることに疑いの余地はない。シングルプレー・コンテンツだけでもかなりのものだが、そこにMercenariesモードや『Dark Souls』風のAgent Huntモードが加わるのだ。とはいえ、バラエティ豊富なコンテンツは、安定したクオリティを犠牲にしている。シリーズの歴史上でも最高峰と言える瞬間を登場させながら、同時に平凡かそれ以下の瞬間も内包している。質と量が比例していれば、スペシャルなゲームになっていたのは間違いないだろう。素晴らしいLeonキャンペーンに、プレーする価値はあるが欠点だらけのボーナスが山ほど付いたゲームということだ。

GamesBeat 70/100

『Resident Evil 6』は全てが過去作よりも派手で美しいが、だからといって過去作を凌駕するゲームになるというわけではない。ここ数年シリーズが目指してきたアドレナリン全開のアクションを遂に前面に押し出したゲームである一方、それ以外の部分は分裂病気味の酷い有様だ。馬鹿っぽい大作(間違いなくそこが最大の強みだ)なのか、人間とは何かを真面目に考えるゲームなのか、カプコンは決めかねているようだ。あらゆるゲーマーのためにも、カプコンが前者を選んでくれることを願っている。

Games Radar 3.5/5.0

良い点:
・4つのユニークで交差する物語
・改善された操作性
・豊富なコンテンツ
悪い点:
・殆どのボス戦が酷い
・ほぼノンストップのQTE
・頻繁に弾切れになる

『Resident Evil 6』の大部分は素晴らしい。物語は壮大かつ野心に溢れ、分割された交差するキャンペーンは、インタラクティブ・ストーリーテリングにおける一つの偉業だろう。ゲームプレーに加えられた変更すらも強力で、一風変わったサプライズだらけのジェットコースターを満喫できるはずだ。だが、本作が抱える問題点は様々なゲームプレーを侵食し、思い切りの悪さは優れた続編を生まないという点を証明する格好となっている。荒削りではあるものの、『Resident Evil 6』が目を見張るクリーチャーであるという事実は変わらず、必ずしもこれまでで最も美しいとは限らないが、興味深い変身である。

Video Gamer 6.0/10

良い点:
・幾つかの名場面
・大胆な方向性
悪い点:
・少々長すぎる
・4つのキャンペーンが上手く融合していない

『Resident Evil 6』には4本のゲームが詰まっており、豊かで多様性に富む連続した物語をこの1本で再現しようという、美しくも馬鹿な試みにカプコンは挑戦している。素晴らしい部分もあるものの、あまりに野心的過ぎたことが没落の原因となった。焦点がボヤけ、全てが中途半端な『Resident Evil 6』は、このシリーズが自分を見つめ直すべき時期に来ているということを証明している。

Eurogamer 6.0/10

『Resident Evil 6』は途方もない労力と投資の賜物で、そういった部分に感銘を受けるタイプの人間ならば楽しめるかもしれない。だが、どれだけの労力を注ぎ込んでも、欠如したビジョンの埋め合わせは不可能だ。本作にはイマジネーションや一貫性が存在しない。三上氏が離脱して以降のシリーズの方向性を、カプコンは見つけることができておらず、4つのキャンペーンそれぞれが異なるポテンシャルを雑ながらに示している。その代償が、一貫性の欠如だ。『Resident Evil 6』は、シリーズの過去への無様なトリビュートであると同時に、シリーズの現在のムラのある表現であり、歓迎されざる未来を示唆している。

Metro GameCentral 5.0/10

良い点:
・4つのキャンペーンをはじめとする山のようなコンテンツ
・安定して美しいグラフィック
・一味違うアクション演出
悪い点:
・他の多くのゲームよりも劣った、ぎこちなく底の浅い戦闘と操作性
・一本道で創意工夫のないレベル・デザイン
・怖くない
・酷い脚本

『Resident Evil』をアクション・ゲームにするというならそれでも良いが、良いアクション・ゲームでなければ意味がない。本作は一本道で過剰にシンプルな暇潰しに過ぎない。

G4TV 2.5/5.0

良い点:
・シューティングと協力プレーは相変わらず手堅い出来
・何人か欠けているものの、過去作のキャラクターが多数復帰
・Mercenariesモードは相変わらず最高に楽しい
悪い点:
・酷いカメラと打撃戦闘のせいで、複数の敵との戦闘が困難
・物語が『Biohazard』らしくない
・Agent Huntと4人協力プレーはクールなアイデアだが、活かしきれていない
・メニューが極めて分かりにくい

全体的に、『Resident Evil 6』は欠点だらけだ。酷いカメラ、ぎこちない打撃戦闘、最悪のペース配分に物語、中途半端なモード、カットシーン、QTE、ゲームプレーの不自然な繋ぎなど、つまらないテーマパークのアトラクションに乗っているような気分にさせられる。貧弱なデザインと最悪のゲームプレーは前2作の長所にフィットしておらず、フランチャイズ最大の汚点に感じてしまう。最悪なのは、破綻したメカニックにズルをされているような感じの難易度の高さで、これでは誰一人として楽しめないだろう。

GameSpot 4.5/10

良い点:
・引き込まれる物語構造
・最高のボイスアクトとアクション満載のカットシーンがプレーヤーを物語りに引き込む
悪い点:
・必要以上に長い最悪のQTEが盛りだくさん
・耐え難いほど重きが置かれている平凡なアクション演出
・プレーヤーから頻繁に操作を奪うことでテンポが台無しに
・避けがたい死を招く酷い出来のスクリプト演出

どれだけカットシーンの出来が素晴らしくとも、それらを挟むゲームプレーのペース配分が最悪で、全てが間違っていて、スティックのガチャガチャとボタン連打が頻発するようでは、何の意味もない。ビデオゲームには映画的ストーリーテリングやQTEの居場所も当然存在するが、『Resident Evil 6』は様々な要素を考えもなしにミキサーにかけているだけ。シリーズのファンは物語のためだけに何とか最後までプレーするだろうし、シリーズ全盛期を髣髴とさせる幾つかの素晴らしい場面を楽しむかもしれない。しかし、長ったらしくて貧弱なこの続編は、熱心なファンですら我慢の限界を試されることになるだろう。

Polygon 4.0/10

『Resident Evil 6』は、薄っぺらい大作ゲームだ。巨大な爆発と狂ったドンデン返しで突き進むが、アクション・ゲームの楽しさを根本的に理解していない。結局のところ、『Resident Evil 6』はゲームに登場するミュータントを思い起こさせる。体が膨張し、制御を失い、無闇に周囲を全て飲み込もうとする。カプコンは本物の怪物を生み出してしまった。

Destructoid 3.0/10

一番良く出来ている部分でさえ平凡というだけでも相当だが、3流シューターですら成功させる部分で失敗するなど、カプコンは屈辱を感じるべきだろう。「『Resident Evil』としては駄目」という言い方は充分ではない。それだと、仮にファンが先入観や裏切られたという感覚を乗り越えさえすれば、質の高いゲームであるかのように聞こえてしまうからだ。『Resident Evil 6』は、過去作の高い水準ではなく、どのゲームと比較しても駄目なゲームである。平凡極まりないゲームであり、踏み外した部分が顔を覗かせ始めると、侮辱された気分にすらなる。『Resident Evil 6』は、シリーズにとってだけでなく、ごく普通の目立たないアクション・シューター全般にとっても後退である。

『Resident Evil 6』に褒める部分があるとすれば、それは本作と比較するとポール・W・S・アンダーソンの映画版がまるで芸術品のように見えることだろう。