2012年10月10日(水)03時50分

『Fable: The Journey』海外レビュー

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『Fable: The Journey』の海外レビューです。

  • 機種: Xbox 360
  • 開発: Lionhead Studios
  • 販売: Microsoft Game Studios

EGM 9.0/10

『Fable』ファンにとって素晴らしい物語だが、侘しい道のりを長々と旅しなければならないせいで、全てのKinect所有者にとって必携とまでは言えないゲームに落ち着いている。

Hardcore Gamer 4.0/5.0

広大で優れたグラフィックの世界で繰り広げられる15時間に及ぶキャンペーンによって、『Fable: The Journey』はKinectの概念を破壊する。技術デモやギミックだけのゲームではなく、モーション操作のポテンシャルをフルに活かしつつ魅力的な物語を織り込んだ、妥協のないアドベンチャー・ゲームなのだ。常に完璧に機能するわけではないものの、その大きな野心だけでも、『Fable』とKinectファンにとっては必携である。

IGN 7.2/10

良い点:
・Kinectでパワフルな魔法を自分の手から発射できる
・実績/収集ハンターに適度なリプレー性を提供するアーケード・モード
悪い点:
・Kinectが暴れることがある
・完全な一本道で、『Fable』らしい善悪の選択がない

他はさておき、以下のことだけは覚えておいて欲しい。『Fable: The Journey』は、たまたまKinectで操作する、そこそこ楽しいゲームだ。ちゃんと機能した時は、の話だが。だが、全く機能しないことも多く、だからといって試すべきではないとまでは行かないものの、心の準備だけはしておくべきだろう。

Joystiq 3.5/5.0

単調さに苦しめられることもあるが、美しい風景、心温まるキャラクター、創意工夫に富んだKinectの利用法のお陰で、『Fable: The Journey』は非常に快適で癒しすら感じる体験を提供してくれる。とはいえ、Theresaやお馴染みの敵、そしてユーモア以外には、いわゆる『Fable』らしさの感じられないゲームではある。シリーズのカスタマイズ性や選択が好きなファンは、『Fable: The Journey』に失望するだろう。しかし、『Fable』もスタートから10年近くが経過し、Sparrowに恋したプレーヤーの中には、今では子供がいる年齢になっているかもしれない。『Fable: The Journey』は、家族にこのシリーズを優しく紹介するチャンスだろう。『Fable III』はこうあったかも知れないという可能性を垣間見させてくれると同時に、今後のシリーズの行方を示唆するゲームである。

CVG 6.1/10

良い点:
・シリーズ最高のビジュアル
・優れたペース配分
悪い点:
・完全なオンレール
・コントローラーなら劣っていただろうと思わせる点が何一つない

多くのKinectゲームよりはしっかりとしているものの、それでも『Fable: The Journey』は面倒でストレスが溜まる。最悪なのは、通常のコントローラーの方がはるかに良かったと思わせる点だろう。

Giant Bomb 3.0/5.0

『Fable: The Journey』は、技術的問題点を独特の魅力で乗り切っている。喜びと物悲しさに満ちたストーリーラインも、独創的というわけではないものの、実に効果的だ。本作も他の『Fable』作品と同じく小生意気で陽気だが、とあるキャラクターに災難が降りかかると、心から気の毒に感じてしまうようなメロドラマを構築する点には相変わらず長けており、本作のクライマックスは、ゲームにおいて今年最も胸が張り裂けるような瞬間だろう。全てが極めてイギリス的で、これは恐らくイギリス人にとっては魅力が半減するポイントかもしれない。細かな点はそれほど魅力的ではないものの、全編に染み入る洗練されたユーモアのお陰で、『Fable: The Journey』はプレーする価値のあるゲームになっている。

NowGamer 5.4/10

少なくともLionheadは『The Journey』で一風変わった試みに挑戦しているものの、アイデアは全てKinectに足を引っ張られている。誤魔化しもしばらくは無視できるが、底は非常に浅い。

Game Informer 5.0/10

コンセプト: 『Fable III』から50年が経過し、Albionのヒーローは魔法を敵に命中させる能力を失った
グラフィック: 風景はディテールに満ち、Serenのアニメーションは美しい。Gabrielのキャラクター・デザインには首を捻らざるをえない。Lionheadは『スターウォーズ』新3部作を見たのだろうか?
サウンド: Gabrielの台詞は失笑物だが、スコアとTheresaのボイスワークは一流
プレー性: 魔法を繰り出す際の押すような動作は上手く機能しない。更に酷いのは、何も起きないわりに頻繁に登場する馬の場面だ
エンターテイメント性: ゲームというより理不尽さのレッスンのよう
リプレー性: 低め

良く言えば、『Fable: The Journey』は1人称『Fable』もクールだということを教えてくれる。コントローラーでなら、だが。この世界観や敵、カトゥーン風アート・スタイルに、1人称視点は良くマッチしている。Kinectの不安定さを我慢できるとしても、アクション場面にはあまりスリルがなく、ゲームの大半を馬に乗って美しい景色を眺めることに費やすことになるのだ。常に酔っているような感覚が味わえる馬車シミュレーターを求めているなら、今すぐ買いに走ろう。

Games Radar 2.5/5.0

良い点:
・馬に感情移入してしまう
・簡素化された『Fable』体験
・機能すれば楽しい
悪い点:
・ムラのある操作性
・退屈なゲームプレー
・醜いカットシーン

『Fable: The Journey』は魔法のようなゲームであるべきだったが、実際は不発に終わっている。相棒となる馬との絆、本編にニュアンスと文脈をもたらす簡素化されたAlbion、モーション操作のポテンシャルの気配など、引き込まれる瞬間も提供しているが、何度キャリブレーションしても、プレーヤーのスキルよりも手当たり次第に両腕を振り回すことを推奨する、ムラのあるゲームになってしまっている。戦闘がより正確で、多様性に富むモーション操作ゲームプレーがあれば、素晴らしいゲームになっていただろう。だが現状のままでは、満足できないゲームである。Albionをちゃんと体験したいなら、他の『Fable』を手にした方が良いだろう。

Polygon 4.5/10

『Fable: The Journey』は、Kinectテクノロジーを活用できていない。

Destructoid 3.5/10

レビュー冒頭で述べたように、Lionheadも頑張ってはいる。しかし、その方向性を間違っている。プレーヤーにとって楽しいゲームにしようというのではなく、自らの凄さを誇示しようとしているのである。『Fable: The Journey』はまるで、逆立ちをしているところを親に見てもらおうと叫ぶ子供のようなもの。親は興味のある振りをしているだけということにも気付かずに、数秒しか安定せず転んでは何度も挑戦し続ける無邪気な子供だ。

言い換えれば、本作もまた、大胆であるかのように装っているものの、実際は底が浅くほぼ破綻したゲームであるということを頻繁に露呈するモーション操作ゲームであるということだ。一部の要素は実際に機能するし、見た目や雰囲気には労力が注がれているのだが、どれだけ磨き上げても、製品が本質的に抱える欠点を覆い隠すことはできていないのが現実なのだ。『Fable: The Journey』はプレーヤーを喜ばせようと必死だが、結局は一日を台無しにすることしかできていない。

そして、オンレールだ。

Gamer Limit 3.0/10

『Fable: The Journey』は残念なゲームだ。フランチャイズの魅力や感覚を保つため、Lionheadは多大な労力を注いでいるが、その上にあらゆるKinect要素を入れるよう無理強いされたように感じてしまうのである。

もし楽しい列車の旅を探しているなら、他の交通手段を当たった方が良いだろう。線路がちゃんと敷かれていないせいで、正気が脱線してしまうかもしれない。はっきりさせておくと、本作は決して360駅のドックに入れたくなるようなゲームではないということだ。

ほら、このゲームはオンレールだから。

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