2012年11月22日(木)19時22分

『Far Cry 3』海外レビュー

4215.jpg

『Far Cry 3』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Ubisoft Montreal
  • 販売: Ubisoft

Eurogamer 10/10

これまでの『Far Cry』が描いてきた、探索や環境の活用に重きを置いた1人称シューターRPGのビジョンは、実際の製品よりも理論上の方が魅惑的であり続けてきた。だが、『Far Cry 3』で全てが変わる。私にとって、『Far Cry 3』こそがオープン・ワールド・シューターの新たな頂点だ。できるだけ早く射止めるように。

EGM 10/10

物語は冒頭から手に汗握る。奥が深く巧みな脚本を備えたキャンペーンは、あらゆるゲーマーが体験すべきだ。

The Globe and Mail 10/10

『Far Cry 3』はボリューム満点のゲームだ。極めて洗練された奥の深い物語はプレーヤーを長い間楽しませてくれるし、協力プレーもある。その2つをプレーし尽くしたら、マルチプレーとマップ・エディターで無限の可能性を模索しよう。

シューターとして全てが詰まったパッケージであるだけでなく、こういったタイプのゲームの素晴らしいお手本となるべきゲームだ。このジャンルが将来これほどの傑作で埋め尽くされることを願おう。

CVG 9.4/10

良い点:
・前作をあらゆる面で改善
・楽しさの詰まった25時間に及ぶキャンペーン
・驚異的なスケール感
・質の高い気晴らしとなる4人協力プレー
悪い点:
・コンソール版は技術的に苦しんでいる
・失望させられる結末

ビジュアルの欠点や物足りない結末を許容すれば、そこには楽しさと驚異的な風景、人間と野獣からなる獰猛なアニマルたちで埋め尽くされた、生き生きとした素晴らしいオープン・ワールドが待ち構えている。

Game Informer 9.0/10

コンセプト: オープン・ワールド・シューターを生い茂るジャングルに戻してクエストで埋め尽くす
グラフィック: 隅々まで探索したくなるゴージャスで多種多様な地形
サウンド: シュッという音が聞こえたら要注意。コモドオオトカゲは友好的ではない
プレー性: 洗練された銃撃戦、より寛容になったチェックポイント、豊富なサイド・クエストなど、『Far Cry 2』よりも遥かに楽しめる
エンターテイメント性: 必ずや訪れるべき島
リプレー性: 控えめ

ムラのある2作を経て、『Far Cry』が遂に三度目の正直で傑作を生み出した。多様性のあるオープン・ワールド、充実した物語、探索し甲斐のある魅力的な環境など、全てがシリーズ最高傑作。あらゆるシューター・ファンが体験すべきアドベンチャーだ。

IGN 9.0/10

良い点:
・欠点を抱えた素晴らしいキャラクターたちが作り出すダークで大人向けの物語
・充実した成長とアップグレード・システム
・予測できないエキサイティングな多様性のある敵とのエンカウンター
・魅力的な世界を奥深くまで探索
悪い点:
・テンポの悪い協力プレーのミッション・デザイン

Rook Islandを再訪したくなる人の気持ちも良く分かる。楽しいアクティビティや絶景、豊かな歴史が詰まった、目を見張るような南国の島である。『Far Cry 3』は、この楽園を崩壊させてバイオレンスを楽しむプレーヤーの感情に挑戦する。HoytやVaasといった異常者がいたからこそ、プレーヤーは美しいものを目にすることができるのだ。プレーヤーは胸糞が悪くなるような行為に及びつつ、素晴らしい最悪の人々と出会う。退屈な若者からモンスターへと変貌していく主人公に、プレーヤーは感情移入するはずだ。

『Far Cry 3』は『Far Cry 2』と同じ理由で重要な存在だ。そのデザイン、そして我々のプレー自体を考え抜いたシューターであり、プレーヤー自身にも考えるよう促す。大虐殺は極上のエンターテイメントであって良いのだろうか?恐らく良くないだろう。だが、実際は非常に楽しいのである。

Metro GameCentral 9.0/10

良い点:
・秘密だらけの広大なオープン・ワールドに美しいビジュアルが命を吹き込んでいる
・多種多様な武器、乗り物、装備、アンロック能力
・驚くほど奥の深い物語
悪い点:
・あまり楽しくない車の運転
・大方不必要なマルチプレー・オプション

文句なく『Far Cry』シリーズ最高傑作。オープン・ワールドの探索とアクション、極めて野心的なストーリーテリング、そしてゲーム史に残る悪役を、ほぼ完璧にミックスさせている。

Video Gamer 9.0/10

良い点:
・優れた物語とキャラクター
・凝りに凝ったオープン・ワールド
・楽しいコンテンツが盛り沢山
悪い点:
・一部の面倒なミッション

『Far Cry 3』の目玉はそのキャンペーン。現実逃避のウルトラ・バイオレンスによる支配の快感をもたらすどのゲームよりも、多層的で中身の濃い物語を見せてくれる。これを不快なマッチョ思考のゴミと一蹴することもできるが、暴力的になれることの原始的な魅力や、そこから生まれる自信が他人を引き付けると同時に拒絶することを、真正面から捉えた物語と見ることもできる。このようなインパクトがビデオゲームでしか表現できないのは、このメディアがプレーヤーの行動に責任を持たないのと同時に、現実には何のリスクも存在しないからだ。人間の精神を現実から引き離すのにも似て、全てが偽物で全てが許され、狂気こそが究極の現実逃避なのである。

IncGamers 9.0/10

ドラッグや売春、家庭内暴力、奴隷、レイプといった重たいテーマに耐えられるなら、『Far Cry 3』は文句なく買いだ。欠点と無縁ではないものの、腐った芯を覆い隠すだけの素晴らしい探索がそこにはある。そういったテーマが好きじゃなくとも、極めて優れたオープン・ワールド・シューターでもあるのだ。

Canadian Online Gamers 90/100

『Far Cry 3』の奥が深いオープン・ワールド体験には、忘れがたい狂ったキャラクター、楽しいストーリーライン、色鮮やかなビジュアル、多様性に富むゲームプレーが収められ、今年最も楽しめるオープン・ワールド・ゲームの一つに仕上がっている。マルチプレーはあまり印象に残らず、他の大作FPSに遅れを取っているが、全体的には『Far Cry 3』は驚異的な偉業であり、誰もが手にすべきゲームだろう。

Strategy Informer 9.0/10

『Far Cry 3』は前作のあるべき姿を実現したゲームであり、サイド・クエストと充実したメインの物語を巧みに織り交ぜた、安定した質の高さを誇るオープン・ワールドFPSである。広大なエリアでの戦闘も小規模でリニアなミッションも同じくらい楽しく、ステルスとシューティングはどちらも効果的だ。技術的な問題も散見されるし、カットシーン以外でのNPCとのやり取りも少なく、難易度が低い箇所もあるが、『Far Cry 3』は今年リリースされたシューターの中でも際立っている。ストレスが溜まる箇所もあるとはいえ、サメの顔面を殴れるのだから良しとしよう。顔面をだ!

Games Radar 4.5/5.0

良い点:
・狂気というテーマ
・広大な南国の探索
・有機的なゲームプレー
悪い点:
・物語を進めるかサイド・クエストに取り組むか悩まされる
・マッチョな善人たち
・退屈なマルチプレー

シングルプレーは何十時間も楽しめるため、『Far Cry 3』にマルチプレーは必要ないのだ。ビーチで車を走らせたり、グライダーで海の上を飛んだり、島の隅々を探索したくなるし、沈没船の中から財宝を見つけたり、サメを狩ったりするのも楽しい。たとえ非常にウザいとしても、主人公の友人を救出したくなるはずだ。その過程には、シューターではあまり見られないような非常に面白いミッションも含まれている。虎や熊にミッションを中断させられた時などは、その武勇伝を人に話したくなるはずだ。それこそ『Far Cry 3』の魅力である。

The Escapist 4.5/5.0

『Far Cry 3』のシングルプレーはムラこそあるが、それでも極めて奥の深いアクション体験に仕上がっている。戦闘と開かれたゲームプレーは魅力的で良く練られているし、広大な世界も探索のし甲斐がある。マルチプレー・モードはそこまで練られていないが、それでもキャンペーンと同じくらい楽しめる、嬉しいオマケだ。

Edge 8.0/10

『Far Cry 3』にはジャングルがお似合いだ。ワイルドで活発、予測不可能なジャングルこそ、他のFPSとの一番の違いとなっている。銃や爆発するバレル、間隔良く配置された遮蔽物など、FPSにありがちな要素に加え、虎のようなありがちではない要素も登場するが、決してプレーヤーに攻略法を教えようとはしない。Rook Islandsはパッケージ・ツアーなどではなく、自分で楽しみを見出す場所なのだ。

Hardcore Gamer Magazine 4.0/5.0

何十時間とプレーして目に付いた唯一の不満は、治療で簡単にヘルスが回復できてしまうところだけ。『Far Cry 3』ほどスケールの大きなゲームにしては驚異的だ。広大な世界はディテールに富み、実に美しい。掘っ立て小屋でできた拠点をステルスで進んでいくにしろ、山頂の無線塔をよじ登るにしろ、ゲームの魅力が途切れることはなく、常にプレーヤーを魅了して止まない。無用心な敵の後頭部に矢を放つのは楽しいし、崖の側面に隠された洞窟内部の古代の遺跡を探し出すのも同じくらい楽しいのである。『Far Cry 3』はプレーヤーが自らのペースとスタイルで楽しめるゲームであり、コントローラーが手放せなくなるだろう。

Digital Spy 4.0/5.0

シングルプレー・キャンペーンは繰り返しが多いものの、『Far Cry 3』は秘密だらけの広大な世界が広がる素晴らしいシューターだ。息を呑むような環境と充実したストーリーテリング、そして素晴らしいキャラクターたちを備えた『Far Cry 3』は、末永く楽しめることだろう。マルチプレーの対戦と協力も寿命を延ばしてくれるはずだ。

1UP B-/A+

『Far Cry 3』は、全てがプレーヤーに委ねられた時がハイライト。広大なマップの陸海空を旅するのは最高に楽しいし、拠点の制圧は様々なアプローチが要求される面白いステルス・パズルとなっている。一方で、ミッションは物語を展開させるために存在し、最後には恩着せがましいエンディングのたった一行で台無しにされる、大殺戮が主人公の魂に及ぼす影響というテーマの外側に存在するオープン・ワールドでの馬鹿騒ぎの足枷となっている。確かに『Far Cry 3』には優れた演出が数多く登場するし、中でも主人公がサイケデリックなドラッグでハイになる場面に顕著だが、そうしたアトラクションは美しい景色を眺めるオンレールのツアーに過ぎない。プレビューや予告編で垣間見れたような、失われた人間性をテーマとするダークで野蛮な物語を期待するなら、同じテーマを扱ったコッポラの映画をレンタルするといい。50ドルと20時間を節約できる。