2013年01月15日(火)02時03分

『DmC: Devil May Cry』海外レビュー

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『DmC: Devil May Cry』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Ninja Theory
  • 販売: カプコン

Telegraph 5.0/5.0

素晴らしい『Devil May Cry 3』システムのバージョン・アップではないことに失望するのも良いし、かつてのDanteを懐かしく思うのも悪くない。私自身もあのDanteが恋しいし、両シリーズが平行して継続されるのが望ましいとも思う。だが、先に進むにつれ、『DmC: Devil May Cry』が驚異的なアクション・ゲームであることが明確となるのである。『Devil May Cry』神話の興味深い別テイクを垣間見させてくれる、Platinum Gamesが得意とするような見事なアクション・ゲームである。Ninja Theoryは、突出したアクションと刺激的な台詞、そして素晴らしいビジュアル・スタイルを見事に融合させている。2013年は実に幸先が良い。

EGM 9.5/10

『DmC: Devil May Cry』は、リブートのお手本のようなゲームだ。自信満々で思慮に富み、タブーを犯すことも恐れていない。様々な批判にもめげず、Ninja Theoryは近年で最も洗練され、新鮮で、印象的なハック&スラッシュ体験を提供してくれた。

1UP A/A+

CombiChristによるアグロテック音楽は万人がクールとは思わないかもしれないが、それでも『DmC: Devil May Cry』は近年で最も優れたアクション・ゲームとして注目に値する。戦闘や全体のクオリティの高さはプレーする価値があるし、同じスタイルでのシリーズ継続を望みたい。一部のファンの間ではこの新スタイルへの移行が激しい論争になっているが、先入観を捨てて臨めば、『DmC: Devil May Cry』はNinja Theoryがカプコンの長寿シリーズに新たな命を吹き込もうとした素晴らしいゲームであることに気付くはずだ。ゲームをクリアした今、私は旧Danteがこの新スタイルにフィットしたかどうか疑問を持っている。リブート自体に断固反対という立場を取っているなら、私が何を言ってもその態度を軟化させることはできないだろう。だが、突出したアクション・ゲームを求めている人なら、奥の深さ、リプレー性、そして物語性を備えた『DmC: Devil May Cry』を末永く楽しめるはずだ。

Game Informer 9.0/10

コンセプト: スタイリッシュ・アクションというサブジャンルを生んだシリーズをリセット
グラフィック: アート・スタイルは最高で、不気味かつ超自然的な別ユニバースを作り出している
サウンド: 口汚い台詞はショッキングな面を強調しすぎているが、声優陣は素晴らしい
プレー性: ターゲット設定に多少の問題を抱えているものの、それ以外は全てが滑らか
エンターテイメント性: 何度もプレーしたくなるほどの奥深さを備えた、楽しく取っ付き易い戦闘
リプレー性: 高め

終盤の幾つかのミッションを除けば、『DmC: Devil May Cry』のメカニック、ゲームプレー、そして世界観は私の期待した通りの出来だ。Ninja Theoryは、目を見張るようなビジョンと一流の戦闘で下り坂にあったシリーズを見事に蘇らせている。このバージョンの『Devil May Cry』も12年後にはリブートが必要になるかもしれないが、今のところは今後が楽しみでしょうがない。

Destructoid 9.0/10

過去作と並べて判断した場合、『DmC: Devil May Cry』は出来の悪い『Devil May Cry』であるかどうか。この点は議論の余地があるだろう。より簡素化され、難易度も低下している。シリーズのファンが愛する要素の多くを取り払ったゲームだからだ。しかし、これが出来の悪い『Devil May Cry』であるという意見の持ち主にとっても、独立したゲームとしては素晴らしい出来であるという点は否定できないはずだ。私が思うに、それこそが『DmC: Devil May Cry』である。

『Devil May Cry』シリーズとしての美点を一日中話し合ったり、ムラのある過去を抱えたシリーズの看板を背負うのに相応しいゲームかどうかを延々と議論することも可能だろう。だが、私はそんな議論に加わろうとは思わない。結局のところ、『DmC: Devil May Cry』は美しくて大胆、そして極めて楽しめるビデオゲームに仕上がっているからだ。賞賛に値する。

本作よりも奥が深く手応えのあるアクション・ゲームは存在するだろうが、これほど爽快なゲームは数少ないだろう。

Hardcore Gamer Magazine 4.5/5.0

Ninja Theoryは『DmC: Devil May Cry』でシリーズの素晴らしさに匹敵するゲームを完成させただけでなく、目を見張るようなビジュアルで超越してみせている。ダイナミックなゲームプレー、感動的なレベル・デザイン、素晴らしいサウンドトラック、そしてシリーズに新たな息吹を吹き込むぶっ飛んだ現代風味といった全ての要素が完璧に配置されている。そこに引き込まれる物語を備えた15時間から20時間に及ぶキャンペーンを加えれば、どんな皮肉屋でも満足するはずだ。『DmC: Devil May Cry』は、多くのファンに愛されるシリーズに相応しい、エキサイティングな新スタートを切ったゲームである。

IGN 8.9/10

良い点:
・滑らかなコンボ
・超スタイリッシュ
・驚異的なビジュアル
悪い点:
・ロックオンがない
・短いキャンペーン

シリーズの古参ファンは、Ninja Theory版『Devil May Cry』に半信半疑だろうが、『DmC: Devil May Cry』は今風のより優れた世界にDanteを放り込む。華麗な戦闘とスタイリッシュさには旧Danteも胸を張れるはずだ。

天使の血に浸し、火薬でスパイスを加え、中指を添えたデジタル・アクションの最高峰である。

GameTrailers 8.5/10

Ninja Theoryは、シリーズの本質を尊重しながらも、特徴的なビジョンを持った素晴らしいゲームを送り出してくれた。見た目は凄いが手応えのないボス戦といった多少の欠点に目を瞑ることができれば、表面的には新しくなったものの、中身は変わっていない旧友に出会ったような感覚を体験できるはずだ。刺々しい皮肉屋Danteも悪くない。ただ、次はエイミングを磨いて欲しい。

GamesBeat 85/100

『Devil May Cry』第1作目は、アクション・ゲームの新たな可能性を切り開いた。リメイクとして、『DmC: Devil May Cry』は概ね同じ路線を辿っているが、爽快なまでに残虐な戦闘とお馴染みの不良っぽさが悪魔退治にセクシーさを復活させている。更に嬉しいのは、長めのキャンペーンが殆ど中弛みしないこと。それは容易なことではない。面倒なリプレーや勿体無さを感じるアップグレード・システム、まるで無給のインターンのようなボスはマイナス要素だが、全体的に見て、Ninja TheoryはDanteも胸を張れる仕事をしたと言えるだろう。このフォーミュラを続編で完成させてくれることを願うばかり。

Gaming Age B+/A+

カットシーン、ロード時間、プラットフォーマー要素といった鬱陶しい箇所はあるが、シリーズの代名詞となっているアクション部分は業界でも最高峰の仕上がりだ。決して『Devil May Cry 3』ではないし、『4』からも大きく逸脱しているが、広い心を持ってアプローチすれば、存分に楽しめることは間違いない。長年のファンを喜ばせるだけの馴染み深い要素も含まれているが、同時に完全新作のようにも感じられる。我々が慣れ親しんだDanteとは別人かもしれないが、このリブートには多大なポテンシャルを感じる。

GameSpot 8.0/10

良い点:
・魅力的で引き締まった奥の深い戦闘
・多種多様な武器や敵
・想像性に富む悪魔デザイン
・説得力のあるボイスアクト
・魂を妥協せずにリブートを成功させた
悪い点:
・普通の戦闘ほど面白味がないボス戦
・細かなグラフィックのバグ
・尻つぼみ感のあるエンディング

『DmC: Devil May Cry』はその物語と素晴らしい戦闘の両面で成功を収めている。グラフィックには多少のバグがあり、一部のステージはインスタグラム・フィルターで遊びすぎたように感じられるが、全体的には美しい。Danteの新しい髪形に文句を言ったり、B級映画っぽい狂気を懐かしむことは可能だが、シリーズの本質は見事に保たれていると言えるだろう。『DmC: Devil May Cry』は、シリーズの魅力や個性を維持しつつ、新鮮かつ引き込まれるリブートという、類稀な偉業を成し遂げている。Danteには全く新しい未来が待ち構えている。『DmC: Devil May Cry』を見る限り、その将来は明るいはずだ。

Metro GameCentral 8.0/10

良い点:
・滑らかで多様性に富みつつ取っ付き易い、極めて楽しめる戦闘システム
・興味深い背景のビジュアル・トリック
・少々露骨だが情熱的なプロット
悪い点:
・細かな操作性上の問題
・ビジュアル的に個性のない一部のクリーチャー
・そこそこのボス戦とストレスが溜まる終盤の敵

奥が深く柔軟性のある戦闘を、取っ付き易い格好で提供する見事なリブートだ。それに、新Danteもそれほど悪くない。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・奥が深く、レスポンスが良く、柔軟性に富む戦闘
・見事な世界観
悪い点:
・ぎこちない一部のプラットフォーマー・セクション
・今一つ熱くなれない新Dante

『DmC: Devil May Cry』は、正史よりもシリーズの精神に忠実なゲームであり、それ故にストーリーテリングよりもゲーム・システムに重きを置いている。これはNinja Theoryらしくないし、序盤に匹敵する素晴らしさに再び出会うまでには、最後の最後まで待たなければならない。賛否両論を呼ぶのは間違いないが、Ninja Theoryほど大胆なデベロッパーなら、それも大歓迎だろう。

Eurogamer 8.0/10

実に惜しい。Ninja Theoryは古典シリーズに新たな命を吹き込むことに成功しているが、『DmC: Devil May Cry』は単体でもクラシックまであと一歩の出来だ。長所が気にならないほど長所が極めて突出しているし、カプコンは適切なデベロッパーに信頼を置いていることを証明している。Ninja Theoryは主人公と戦闘システムを見事に形にしてみせているし、『DmC: Devil May Cry』には明らかに愛情がたっぷり詰まったゲームであり、新たな始まりであると同時にトリビュートでもある。

振る舞いと容姿、派手なムーブは刷新されているものの、Danteの最も重要な部分は変わっていない。彼は確かに新人かもしれないが、相変わらずハードコアだ。

Polygon 8.0/10

Ninja Theoryがシリーズに持ち込んだ主な革新性は辺獄の舞台設定だけと言えるが、それだけでこのリブートの価値はあった。シリアスさと馬鹿っぽさを行き来するためにトーンは一定ではないが、アクションは安定したクオリティの高さを見せる。戦闘はテンポが速く、手に汗握る楽しさに満ちており、見た目通りのものなど存在せず、全てが変化し続ける世界が全体を支えている。驚異的なレベル・デザインに匹敵するような、感情移入できるキャラクター描写に欠けている点だけが残念だ。

Strategy Informer 8.0/10

『Devil May Cry』シリーズのファンは、何も恐れるべきではない。『DmC: Devil May Cry』は即座にシリーズ最新作であることが分かる作りであると同時に、新規ユーザーにとっても最高の入門編となるだろう。隅々までお洒落かつクールで、流れるような白熱の戦闘アクションを提供してくれる。Danteは容姿がクールになっただけでなく、ゲームプレーもクールさを増しており、シリーズ最良の時になるかもしれない。

Games Radar 4.0/5.0

良い点:
・コンボ主導のスタイリッシュ・アクション
・一流のレベル・デザイン
・収集要素や腕試しに最適なチャレンジ・ミッション
悪い点:
・敵の種類の少なさ
・手応えがないボス
・勿体無さを感じる物足りない物語

変化を恐れるのは自然なこと。『Devil May Cry』のような長寿シリーズなら尚更だ。だが、『DmC: Devil May Cry』のゲームプレーは全てを物語っている。手応えがあり、敷居は低く、実験的でもあると同時に、Danteを有名にした一流の戦闘も維持されている。もちろん欠点はあるが、『DmC: Devil May Cry』は余裕で一流アクション・ゲームの仲間入りを果たせるだろう。

D+PAD Magazine 4.0/5.0

その見た目とは裏腹に、『DmC: Devil May Cry』のプレー感覚はファンが望み続けた続編そのものだ。嬉しいことに、4作目のゲームプレーを噛み砕き、ステージの過剰な使い回しは鳴りを潜めている。Danteの超自然的遺産の背後にある真実を掘り下げ、彼を英雄へと導く決断を明らかにする物語は、シリーズ初の試みである。全体の質を貶めているのはアート・スタイルと技術的な問題点で、我々のPS3版もビジュアルのバグやぎこちないアニメーション、クラッシュといった事態に遭遇した。それでも、最後まで楽しいゲームである。先入観は捨ててトレンチコートを羽織り、風変わりな旅に出よう。『DmC: Devil May Cry』はプレーヤーを未知の領域に連れて行ってくれる。

Edge 8.0/10

細かな不満点こそあるものの、全体的に見ればNinja Theoryは素晴らしい仕事をしたと言える。新Dante公開時には、「日本のスタジオにしか作れないジャンルであり、確実に失敗する」と囁かれたものだ。なんというオーバーリアクションだろうか。このジャンルでは『Bayonetta』以来最高のゲームであり、Ninja Theoryにとっても最高傑作かもしれない。

Digital Spy 4.0/5.0

クリアするまでの間、『DmC: Devil May Cry』は引き締まった物語と唯一無二のアクションを備えた、非常に楽しめるゲームに仕上がっている。新たな容姿のDanteが銀髪の前任者の跡を継ぐことができるのか、という懸念はすぐに消えうせるだろうが、本作の真のスターは極めて奥の深い戦闘システムだ。ハック&スラッシュのファンにとって、2013年は素晴らしい一年になりそうだ。