2013年02月13日(水)00時07分

『Aliens: Colonial Marines』海外レビュー

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『Aliens: Colonial Marines』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC/Wii U
  • 開発: Gearbox Software
  • 販売: セガ

EGM 9.0/10

多くの優れた版権ゲーム同様、『Aliens: Colonial Marines』は愛情のこもったオマージュ以上のゲームになっている。極めて優れた物語主導型の協力プレー体験に仕上がっている。コンセプトはポテンシャルを活かしきれていないとはいえ、処女航海としては明らかな大成功だろう。

Guardian 4.0/5.0

決してパーフェクトではないし、問題を抱えたビジュアルのせいで傑作にはなりえていないが、『Aliens: Colonial Marines』は最後まで楽しいゲームである。フェイスハガーが始めて画面に向かって飛び掛ってきた時には、これまでにないほど驚かされた。

CVG 6.2/10

良い点:
・楽しいマルチプレー
・映画でお馴染みのロケーションの探索
・重厚な武器
悪い点:
・盛り上がらない単調な戦闘
・ちっとも怖くないエイリアンたち
・貧弱な物語と酷すぎる台詞

確かに表面上は原作映画風だが、原作の名に相応しくないゲームであることは明らか。驚くべきことに、対戦マルチプレーが一番良く出来ている。

GamesBeat 60/100

Gearboxの面々が『エイリアン2』の大ファンであることは明らかだが、それが彼らの判断を鈍らせてしまったのかもしれない。『Aliens: Colonial Marines』はファン・サービスが過剰で、独創性が全く感じられない。使い古された物語は、答えよりも疑問を数多く残す消化不良な形で幕を閉じる。『エイリアン2』の印象的な場面や人物同士のやり取りの再現に腐心しすぎたため、それが逆に足を引っ張っているのだ。20世紀フォックスが言うように『Aliens: Colonial Marines』が正史に組み込まれるなら、『エイリアン4』以上にシリーズを傷つけている。

『Aliens: Colonial Marines』は、セガとGearboxがコラボレーションを発表した2006年から開発がスタートしたが、セガが本作を延期し、より洗練されたRebellion製『Aliens vs. Predator』を先に出した理由も、今なら理解できる。率直に言うなら、本作をプレーするよりも『Aliens vs. Predator』をプレーすべきだろう。海兵隊キャンペーンだけであっても。

それに、『Aliens vs. Predator』にはちゃんとしたHordeモード(Survival)が最初から収録されている。『Aliens: Colonial Marines』には、来月配信予定のダウンロード・コンテンツ『Bug Hunt』でようやく実装される。

The Escapist 3.0/5.0

『Aliens: Colonial Marines』は、我々が夢見た『エイリアン2』ゲームではない。ハラハラドキドキよりも、物足りなさが最も印象に残ってしまう。

GameTrailers 5.9/10

『エイリアン2』ユニバースに没入させようという試みも、惨憺たる結果に終わっている。古臭いストーリーテリング・テクニックとテクノロジーに頼って2作目と3作目を無理やり繋げた『Aliens: Colonial Marines』は、そのアクションにドラマ性や恐怖感を織り交ぜることができておらず、原作映画の個性でもあるサイコロジカル・ホラー要素が完全に欠如している。

Machinima 5.0/10

良い点:
・原作に忠実なビジュアル
悪い点:
・面白味のないファン・サービス満載のキャンペーン
・ストレスが溜まる破綻したマルチプレー

ゲームに対してここまでガッカリしたのは久しぶりだ。キャンペーンは『エイリアン2』ユニバースを題材にしているにもかかわらず中毒性も面白さもなく、破綻したマルチプレーは笑ってしまうくらいストレスが溜まる。『Aliens: Colonial Marines』は可能な限り無難に仕上げたゲームであるにもかかわらず、実績のあるアイデアをコピーすることすらできていない。『エイリアン2』の大ファンであっても、『Aliens: Colonial Marines』をプレーするくらいなら映画をもう一度見た方がよほど良い。

Games Radar 2.5/5.0

良い点:
・時折訪れる強力なアクション演出
・豊富な『エイリアン』神話
・マルチプレーでのエイリアン・プレー
悪い点:
・驚くほど面白くない物語
・退屈なゲームプレー
・ぎこちないキャンペーン協力プレー

ジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』にゲーム業界は大きな貸りがある。SFゲームのほぼ全てにそのDNAを感じさせながら、『エイリアン2』自体はマトモなゲームになってこなかった。『Aliens: Colonial Marines』もがっかりなこのトレンドの延長線上にあり、『エイリアン2』というよりも『エイリアン4』のようなゲームに落ち着いてる。

IGN 4.5/10

良い点:
・象徴的なオーディオ・エフェクト
・豊富なファン・サービス
悪い点:
・酷いAI
・緊張感の欠如
・深刻なグラフィックの問題点
・不完全なキャンペーン
・中途半端なマルチプレー

『Aliens: Colonial Marines』は、見た目も音も『エイリアン2』のようだが、残念ながら『エイリアン2』のようには感じないのだ。過去20年にプレーしたシューターとなんら変わらないのである。確かに懐かしさを楽しむことはできるが、そうした感慨もすぐに剥がれ落ち、後に残るのは革新性の欠片もないありきたりのアクション・シューターだ。しかも、コンソール版は最適化がされていない。『Aliens: Colonial Marines』には原作に対する愛情が溢れているが、僅かばかりのイマジネーションと、磨き上げが全く足りていない。

GameSpot 4.5/10

良い点:
・手に汗握る楽しいオンライン・マルチプレー
・面白いステルス・ステージがシングルプレー・キャンペーンにサスペンスをもたらしている
悪い点:
・緊張感も手応えもないキャンペーン
・盛り上がらず、バラエティにも欠けるため退屈
・取って付けた協力プレーが物語を台無しに
・古臭いビジュアルとバグ

映画『エイリアン』シリーズの最初の2作には謎と不安感が満ちているが、Gearboxによる本作にはその全てが欠けている。『Aliens: Colonial Marines』はチープで愛のない薄っぺらなSFゲームであり、ポテンシャルに満ち溢れたユニバースを舞台としたゲームにしては、罪深いほど印象に残らない。

Metro GameCentral 4.0/10

良い点:
・原作への愛情を感じさせる細部へのこだわり
・一部の効果的な恐怖演出
・協力プレーとマルチプレーの幅広いオプション
悪い点:
・平凡な銃撃戦
・貧弱なAI
・一本道で単調
・革新性の欠如
・ムード満点のライティング以外は酷いグラフィック

恐らくは最初から勝ち目のない戦いだったのだろうが、『Aliens: Colonial Marines』は失望させられるほどいい加減な出来で、キャンペーンは何十年も前の原作映画よりも古臭く感じる。

Game Informer 4.0/10

コンセプト: 『エイリアン2』と『エイリアン3』の間の話を描くFPS
グラフィック: テクスチャは滅茶苦茶、ポップアップだらけ、アニメーションは笑ってしまうほど
サウンド: パルス・ライフルの断続的な銃声とモーショントラッカーの鈍いサウンドは素晴らしい
プレー性: 武器アップグレードは武器の価値を下げる役割しか果たしていない
エンターテイメント性: 『エイリアン2』ファンはもうガッカリさせられることには慣れているだろうが、それでも本作は度が過ぎている
リプレー性: 低い

『エイリアン2』ライセンスを取り払うと、存在価値のないシューターしか残らない。地形操作のない『Fracture』、重力操作のない『Inversion』をプレーするようである。良くて平凡、ライセンスが全てのゲームだ。『エイリアン2』はゲーム業界の多大な影響を及ぼしてきたし、そこから素晴らしいゲームも数多く生まれている。にもかかわらず、その本物が傑作を生み出せていない現状は非常に残念である。『Aliens: Colonial Marines』が駄作であることは軌道上からも明らかで、『エイリアン2』の熱心なファンしか許容できないだろう。

games(TM) 4.0/10

一体何故こんなことになってしまったのだろうか?Gearboxと最高に金になるライセンスというのは勝利の方程式であるべきなのだが、実際は大惨事だ。メカニック的には機能しているが、『エイリアン』ユニバースの楽しさも、命を感じない世界における退屈なシューティングの連続が吸い取ってしまう。我々は7年間も本作を楽しみに待ち続けたが、それも筋違いだったようだ。

Video Gamer 3.0/10

良い点:
・悪くないマルチプレー
悪い点:
・開発期間が長すぎる
・技術的に平凡
・独創性が全くない

発売前、Gearboxは『エイリアン2』の本質を理解していると力説していた。確かに上手く行っている箇所もある。モーショントラッカーのクールさは否定しがたいし、パルス・ライフルの甲高い銃声は実に美しい。SulacoやHadley’s Hopeの探索は、映画版のファンの望みに応えてくれる。だがしかし、その辺は容易に再現できる要素だろう。

Eurogamer 3.0/10

史上最も愛されたフランチャイズにプレーヤーを没入させるチャンスというよりも、面倒な契約上の義務のように感じられるゲームだ。たとえ2013年大作基準の磨き上げが施されていたとしても、『Aliens: Colonial Marines』は名作の威光を借りた平凡なゲームにしかならないだろう。そのメカニックにあまりに多くの問題を抱えた『Aliens: Colonial Marines』は、もはやゲームの体を成していない。バグを殲滅することが目的のゲームにしては、致命的な皮肉である。

Polygon 3.0/10

『Aliens: Colonial Marines』は、コンソール発売初期の廉価ゲームのような感じがする。全体のクオリティも低く、ゲームとして成り立っていない。それだけでも『Aliens: Colonial Marines』は駄作と言えるが、自信満々にもかかわらず本質を外しまくる辺りが本作最大の癌となっている。無難な原作を利用しただけのゲームであり、ファンは許容すべきではない。

Destructoid 2.5/10

最初は長年の『エイリアン2』ファンである私も『Aliens: Colonial Marines』に驚かされたが、その驚きもすぐに怒りに変わり、今では悲しみしか感じない。映画ネタの引用でレビューを締めくくる気にすらなれない。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Aliens: Colonial Marines