2013年02月20日(水)05時51分

『Metal Gear Rising: Revengeance』海外レビュー

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『Metal Gear Rising: Revengeance』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360
  • 開発: Platinum Games
  • 販売: コナミ

Gaming Age A-/A+

私は『Metal Gear Rising: Revengeance』をとても楽しんだし、君も楽しめると思う。物語には少し失望させられるが、そのぶっ飛び具合が何故か楽しめる。しかし、物語だけが目当ての『Metal Gear』ファンは、あらゆる期待をドアの前に捨ててきた方が良いだろう。正史と上手く繋がっていないし、一つのカメオ出演と僅かな『Metal Gear Solid 2』への言及を除けば、通常の『Metal Gear』ユニバースとはあまり関係がない。その辺が許容できるなら、戦闘システムを存分に楽しめるはずだ。私に言わせれば、それだけも定価の価値がある。

GameTrailers 9.2/10

『Metal Gear Rising: Revengeance』は、他に類を見ないほど真に迫った驚異的なアクション・ゲームだ。短めのボリュームも欠点ではなく、誰もが必ずや2周目をプレーしたくなるはずだ。敵を切り刻むのがこれほど爽快なのは久しぶり。雷電が再登場しても驚かないことだ。

Metro GameCentral 9.0/10

良い点:
・アクション・ゲーム史に残る戦闘システム
・多種多様な実験が可能な奥の深さ
・ぶっ飛んだ敵と素晴らしいボス
悪い点:
・カメラを正しい方向に向けるのが一苦労
・不安定なフレームレート
・不親切なチュートリアル

日本で最も優秀なデベロッパーが手を組んだコラボレーションに期待する通りの楽しいゲームであり、今世代最高のアクション・ゲームの一つである。

Eurogamer 9.0/10

もしカメラに問題を抱えていなかったら、『Metal Gear Rising: Revengeance』は楽に10点満点を獲得していただろう。それでも本作は素晴らしい出来で、ジャンルの新境地を開拓しつつ、『Metal Gear』らしさを見事に捉えており、ライバルとの距離を大きく引き離す仕上がりである。究極のワンマン・ショーであり、入場料の何倍もの価値があるだろう。テンポが速くなり、プレーヤーの腕が上達するにつれ面白さが増していく『Metal Gear Rising: Revengeance』は、スリリングでほぼ完全無欠のアクション・ゲームである。斬りまくれ。

Destructoid 9.0/10

『Metal Gear Rising』は『Solid』ではないが、間違いなく『Metal Gear』だ。フランチャイズの位置付け的に重要ではないとか、プロットが単純とか、そういったことはアクション満載の戦闘を目にすれば誰も気にならなくなるはずだ。シリーズの長年のファンは、これが大きく異なるスキルと経験を持ったチームによる、全く異なるアプローチの新作であることを知っておく必要がある。全体的な出来は素晴らしく、些細な欠点も許容できる範囲だ。

ファンには高難易度設定やアンロック要素が用意されている一方で、ボリュームが短いのはカジュアル層にはありがたいだろう。2周目をするつもりがないプレーヤーは、そのボリュームがフル・プライスに値しないと感じるなら、レンタルでも良いだろう。

Polygon 9.0/10

『Metal Gear Rising: Revengeance』は精密さの美しさと無謀な思い切りを融合させている。スピーディーかつハチャメチャで、独自性を兼ね備えた楽しいゲームである。だが、変化球にもかかわらず、『Revengeance』は奇妙なプロットによって『Metal Gear』フランチャイズ内に快適なニッチ空間を作り出している。愛されるシリーズを尊重しつつ、新たなジャンルへと見事に拡張するという、類稀な偉業をPlatinum Gamesは成し遂げている。

IGN 8.5/10

良い点:
・テンポが速く、スタイリッシュでテクニカルな剣術
・エネルギッシュな素晴らしい音楽
・リプレー性を加味するアップグレードやアンロック
・予想以上に巧みなBladeモード
悪い点:
・信用できないカメラと頻繁に途切れるゲームプレー

その努力にもかかわらず、Platinum Gamesは時に自らペースを乱すことがある。フランチャイズのファンでない人間にとっては特にそうだろう。だが、『Metal Gear Rising: Revengeance』の欠点はどれも、楽しいアクション寄りのスピンオフという本筋を貶めるものではない。『Metal Gear』のファンであろうとなかろうと、本作は近接戦闘が好きなゲーマーならマストだろう。シンプルでテンポが速く、追加武器や隠し要素、リプレー性といったコンテンツのボリュームも充分。キルなしでの1周に取り付かれているなら、更に跳ね上がる。

GameSpot 8.5/10

良い点:
・反射神経が試されるテンポの速い戦闘
・奥深さと複雑さが調和
・周辺環境を破壊しまくるのは駄目と分かっていても楽しい
・主役に据えた価値がある雷電の魅力的なパーソナル・ストーリー
悪い点:
・カメラが鬱陶しく感じる時も
・多様性に欠ける風景
・予定調和な政治的プロットが退屈

『Revengeance』は典型的な『Metal Gear』ではないかも知れないが、古いフォーミュラへのどんな変更も、雷電の物語だけでほぼ全てが正当化される。躍動感に溢れた物語であり、本作のハイライトとなっている。『Metal Gear』はスネークが敵地に潜入するだけのシリーズではないという仮説を試すゲームであり、概ねテストに通過している。政治的な物語は物足りないが、雷電の変化やそこから生まれるゲームプレーには、彼を再び主役に据える魅力的な理由になるだろう。『Metal Gear』シリーズや、知的なハック&スラッシュに多少なりとも興味があるなら、エキサイティングで中毒的なハイブリッドを素通りすべきではない。

EGM 8.0/10

長引いた開発プロセスを経て、Platinum Gamesと小島プロダクションは雷電をアクロバティックな最高のアクション・ヒーローに仕立て上げた。テンポが速くスリリングで楽しいが、日本ゲーム業界の巨人であるこの2つのスタジオの実績を考えると、ポテンシャルを活かしきれていないのでは、という思いが拭いきれないのも確かだ。

GamesBeat 80/100

『Metal Gear Rising: Revengeance』はアクション・ゲームとしても、『Metal Gear』としても成功を収めている。考えても見て欲しい。大失敗に終わり、コナミが大恥をかく可能性もあったのだ。だが、Platinum Gamesは多少の欠点こそあるものの、愛されるユニバースを舞台にした楽しいゲームを完成させている。フランチャイズのファンから新規ユーザーまでがプレーする価値のある、セクシーで切れ味抜群のサイド・ストーリーだ。

Games Radar 4.0/5.0

良い点:
・『Metal Gear』らしさがある
・派手でスタイリッシュなアクション
・豊富な特典
悪い点:
・ボス・キャラが描写不足
・不安定なパリー・システム
・素っ気ない風景

Platinum Gamesと小島プロダクションのコラボレーションは、『Metal Gear』ユニバースに根ざした、極めてエキサイティングなアクション・ゲームに結実した。『Revengeance』は悪びれることもなくパワー・ファンタジーを満たしてくれる。プレー中は笑顔がなかなか消えないくらい堂々としているのだ。スピーディーかつド派手で楽しい。最もシンプルな戦闘ですら『Metal Gear』過去作のどんなカットシーンにも匹敵する出来なのだから、多少のつまづきは許せるというものだ。

Cheat Code Central 4.0/5.0

グラフィック 4.2: 『MGS4』よりもしっかりした出来
操作性 4.0: ハチャメチャなゲームの流れが操作性にも溢れ出ている
音楽/効果音/ボイスアクト 4.5: シリーズのクラシック・サウンドを織り交ぜることで、極めてフィットしたサウンドトラックに仕上がった
バリュー 4.0: 短いが、それも不幸中の幸いかも

『Metal Gear Rising: Revengeance』は、とにかく楽しいゲームだ。馬鹿みたいに楽しい。『DmC』がそうだったように、ボタンを連打する原始的な楽しさに飢えているファンも大勢いるということだ。『Revengeance』が正にそうした望みに応えてくれる。クレージーなコンボ、取っ付き易いメカニック、美しいグラフィック、そして極めて入り組んだ陰謀セオリー・ストーリーラインなど、『Metal Gear Rising: Revengeance』はできればシリーズ化して欲しい素晴らしい1作目である。

Giant Bomb 4.0/5.0

短めのボリュームを考慮しても、『Metal Gear Rising: Revengeance』はスリリングで魅力的なゲームだ。剣術は楽しいし、小島氏やPlatinumの個性が光る個別の箇所に目をやるのは実に面白い。特に最後のボス戦では両者の個性が融合しており、押し付けがましい政治的演説と同時に、ニンジャ・サイボーグと相対することになるのである・・・実際はニンジャ・サイボーグなんかよりもよっぽどクレージー(で口汚い)が。ゲームにリプレー性を求めないタイプの人間は、『Metal Gear Rising: Revengeance』に怒りしか感じないだろう。だが、邪魔する者は全て切り刻みながら『MGS4』以降の状況を目にするのが楽しそうだと感じるなら、正にその通りである。

Game Informer 7.75/10

コンセプト: 『Metal Gear』ファンに人気のサイボーグ・ニンジャを主役に
グラフィック: 派手なエフェクトと滑らかなフレームレートによってアクションは素晴らしい出来だが、レベル・デザインは退屈
サウンド: 雷電のボイスアクトは極めてムラがあり、まるで声優が演技の方向性に迷っているかのよう
プレー性: ブロックがやりにくく、避けや武器の持ち変えができないのはストレスが溜まる。基本的な攻撃はやりやすい
エンターテイメント性: 戦闘はシンプルで楽しめるが、正確性に欠けるためやりがいはそれほどでもない
リプレー性: 控えめ

私は長年の『Metal Gear』ファンで、『Bayonetta』は今世代のお気に入りゲームの一つなので、コナミとPlatinum Gamesが手を組むと発表された時は大喜びだった。しかし、『Metal Gear Rising: Revengeance』は『Metal Gear』の皮を被った『Bayonetta』などではなく、『Metal Gear』ユニバースの有意義な拡張や爽快なアクション体験を求める者にとっては物足りないゲームとなっている。サイボーグを蹂躙し巨大メックを切り刻むのは楽しいのだが、限定されたデザインと精密度の欠如のせいで、雷電は『Metal Gear』と『Bayonetta』のいいとこ取りをすることはできなかった。

Video Gamer 7.0/10

良い点:
・雷電はプレーしていて実に楽しい
・テンポが速くてレスポンスが良く、容赦ない
・サイボーグを切り刻むのは飽きない
悪い点:
・時に救いがたいカメラ
・奇妙なプロットと酷い台詞

世界一アグレッシブな缶切りがトマト・スープの缶を開けるかのように、サイボーグの残骸や赤い液体を撒き散らしている時は、あらゆるゲームがこうであれば良いのにと願うだろう。だが、そうした瞬間も、目立つ弱点を補うには充分でなく、Platinum流『Metal Gear』は傑作ではなく良作に落ち着いている。復讐(revengeance)は甘いものだが、後味はガッカリするほど苦々しい。