2013年02月20日(水)06時26分

『Crysis 3』海外レビュー

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『Crysis 3』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Crytek
  • 販売: EA

EGM 9.0/10

トリロジーに幕を下ろすキャンペーン、最高峰のマルチプレーなど、『Crysis 3』は過去作を凌駕した驚異的なFPS体験を提供してくれる。

IGN 8.5/10

良い点:
・特筆すべきビジュアル
・焦点の絞れた物語と真実味のあるキャラクター
・最高の操作性
悪い点:
・往々にして分かりにくいオブジェクティブ・マーカー
・ぎこちない乗り物セクション
・手堅いが突出した箇所のないマルチプレー

『Crysis 3』は過去作を洗練させた最新作だ。キャンペーンにはSF光沢の裏側に魂があり、お陰で殺戮に過去作にはなかった明確な目的が加わっている。ジャンルのリーダーからプレーヤーを奪えるほどマルチプレー・モードは強力ではないものの、少なくとも価値ある代用品としての独自性は提供してくれている。

次世代を先行体験できるゲームというわけではないが、しっかりと焦点を絞った物語、練られたペース配分、そして柔軟な戦術性を備えたシューターに仕上がっている。『Crysis』シリーズの完結編に相応しい・・・今のところは。

Game Informer 8.5/10

コンセプト: 油断ならないCell社に戦いを挑み、Alpha Cephとの一騎打ち
グラフィック: PC版のグラフィックは正に目を見張る。スケールダウンされたコンソール版ですら素晴らしい
サウンド: 躍動するスコアは前作以上の出来。銃声も充実している
プレー性: 『Crysis 2』で簡略化されたナノスーツが再登場。スプリントでエネルギーを消費しないという大きな改善も
エンターテイメント性: 過去作同様、洗練されたゲームプレーと開かれた環境がプレーヤーに戦術の自由を与えている
リプレー性: 控えめ

『Crysis 3』は決してシリーズを大きく進化させるようなゲームではないが、核となるナノスーツ・ゲームプレーは今でも十分スリリングだ。PC版が動くPCを持っているなら、PC版にすることを強くお勧めする。高解像度のテクスチャ、現実的なライティング、ディテールに富んだフェイシャル・アニメーションなど、次世代コンソールのスタンダードを垣間見ることができる。

CVG 8.5/10

良い点:
・史上最も美しいゲーム
・新鮮なオープン・ステージ
・驚くほど良く出来たマルチプレー
悪い点:
・億万長者しか最高設定でプレーできない
・斬新なアイデアがない
・5、6時間のシングルプレー

巧みで楽しめるシューター。斬新さはないが、技術的には『Crysis 3』は類を見ない。

GamesBeat 85/100

『Crysis 3』はフランチャイズで最も強力な作品だ。パズルのような戦闘シナリオは、ゲームプレーの幅広さによって最高レベルに昇華され、魅力的な物語はProphetの旅路を最後まで見届ける気にさせる。コンソール・ユーザーも、7年が経過したコンソールでも充分美しいので安心して欲しい。

だが、CryEngine 3の真価を堪能するには、PC版がやはりベストだろう。掲載されているスクリーンショットは全てPC版のものだ。ちゃんとスペックを確認してからプレーするように。

1UP B+/A+

大作エンターテイメントと『Call of Duty』のPerkシステムの焼き直しであるマルチプレーと理解して『Crysis 3』に臨めば、何の問題もない。だが、その独自性に期待をすると失望することになるだろう。だからといって、本作のような手堅いアクション箱庭を楽しめないというわけではない。『Crysis 3』は野心的なゲームというわけではないが、優れたハリウッドの続編映画同様、得意分野に専念してフォーミュラを磨き上げることで、素晴らしいビデオゲームとなっている。

Digital Spy 4.0/5.0

『Crysis 3』は、もう少し時間を掛けて磨き上げていれば傑作になれたタイプのゲームだ。

バグやデザイン上の欠点もゲーム全体を台無しにするほどではないが、真の傑作に傷を付けてしまったのは間違いない。

それでも、ボリュームたっぷりで引き込まれるシングルプレー・キャンペーンはお勧めだし、Hunterモードのお陰でマルチプレーも納得の行く出来になり、オンライン・バトルにようやく『Crysis』流のユニークなゲームプレーがやってきたと言えるだろう。

『Crysis 2』が気に入らなかったのなら、この3作目でも気は変わらないだろう。技術的な問題も足を引っ張っている。だが2作目を気に入った人間なら、ナノスーツに身を包んでオンライン・バトルへと繰り出すべきだ。

Joystiq 4.0/5.0

物語とゲームプレーの両面で、『Crysis 3』は過去作から大幅に改善されている。物語はシンプルで一貫しているし、狭苦しい通路やCephの射的場は『Crysis 2』から減少している。リニアなレベル・デザインの制約の中でも、『Crysis 3』はプレーヤーに明確な行き先を提示すると同時に、かなりの自由を提供することで戦闘へのアプローチに多様性をもたらしている。

だがより重要なのは、『Crysis 3』がプレーヤーの望みを叶えてくれるということだ。たとえシューターとしてはプレーしたくないという望みであっても。

GameSpot 7.5/10

良い点:
・自然と人工物のユニークな融合を提示する美しいビジュアル
・初登場となる弓をはじめとする武器はどれも爽快
・開かれたステージとナノスーツのパワーが戦闘に柔軟性をもたらしている
・楽しめるマルチプレー・モード
悪い点:
・最後まで極めて簡単
・過去作のような印象的な戦闘シーンがない
・騙し易いAI

『Crysis 3』は非常に美しいゲームで、自然と人工物の不調和を見事に再現している。物語が進むにつれ、争いが激化し、ビジュアルもダークさを増していく。まるで、町全体に邪悪さが蔓延して行くかのようだ。過去作には及ばない出来なのが残念。キャンペーンは『Crysis 2』よりも数時間短いし、スリルも減少している。とはいえ、単体で見ればフィーチャー満載のSFシューターに仕上がっており、エイリアンたちを怒りに満ち溢れた武器でいたぶるのはとても楽しい。

Destructoid 7.5/10

『Crysis 3』は『Crysis』と『Crysis 2』のバランスを取ろうとしたゲームだが、その過程でそれぞれのよさを失ってしまった。その結果、1作目の開かれた環境がもたらす興奮や、2作目のような無敵の強さが大きく後退しているが、満足できるほどではないとはいえ、多少はその両方が収められたゲームとなっている。キャンペーンは過去作よりも短めであまり楽しくもないが、魅力的な身体拳を提供するHunterモードによって、マルチプレーはキャンペーンの物足りなさを補って余りある出来となっている。本作は「3作目」の典型のようなゲームで、目新しさは感じられないが、それでも洗練されたクオリティの高さはそこにある。

それに、たとえ少し強力すぎるとしても、あのボウを好きになるなという方が無理な話だ。

Eurogamer 7.0/10

遂に物語が幕を閉じた。これがナノスーツの最終回になるかも知れない。『Crysis』シリーズに相応しい完結編だったかと言えば、答えはノーだろう。やはりパノラマ的な真の自由が欠けているし、キャンペーンは最終幕へと急かされているように感じる。物語も印象に残らない。だが、影に隠れてタクティカルにプレーすれば、独自のチャーミングさはある。見事な風景をバックにしたサイレント・キル、矢が空を切る音、弓が軋む音がそこにはあるのだ。

Games Radar 3.5/5.0

良い点:
・コンバット・ボウでのステルス・ハンティング
・スーパー・ソルジャー気分が味わえる
・ユニークな対戦マルチプレー
悪い点:
・印象に残らない物語とキャラクター
・パフォーマンスに問題を抱えたマルチプレー
・主人公を簡単に発見する敵

全体的に、『Crysis 3』は魅力的なゲームに仕上がっている。キャンペーンは短めだし、ビジュアルにはバグがあり、一部の敵のAIはバランスが悪いが、『Crysis 3』のタクティカル・ゲームプレー、美しい風景、素晴らしいオンライン・マルチプレーがそうした些細な欠点を凌駕している。FPSに革命を起こすようなゲームではないとはいえ、『Crysis 3』はキャンペーンが終わった後も中毒性のあるオンラインで長く楽しめる手堅いシューターだ。

Polygon 7.0/10

『Crysis 3』の土台は強固だが、プレーヤーに多くを要求しないゲームである。

『Crysis 3』をプレー中、私が受けたのはそんな印象だ。過去作から大きく後退しているにもかかわらず、私はゲームを楽しめた。驚くほどクオリティの高い、実に美しいゲームである。だが、数時間後には『Crysis 3』の空虚さに気付かされることとなった。邪魔にはならなかった、というのが私が思いつく最大限の賞賛の言葉だろう。とはいえ、『Crysis 3』がもっと気合を入れてかかって来てくれていたら、もっと楽しめたはずだ。

Video Gamer 6.0/10

良い点:
・グラフィックは技術的に素晴らしい
・ポテンシャルを感じる一部のミッション
悪い点:
・退屈な物語
・自由度が低い

Crytekが名を上げたフランチャイズの最新作である『Far Cry 3』の方が、『Crysis』シリーズに相応しいアプローチを取っていたというのは非常に皮肉だ。Crytekは開かれた箱庭をプレーヤーに与えることで有名になったスタジオだが、Ubisoftはそれを洗練させた。ナノスーツのパワーを真のオープン・ワールドで発揮できる日が来ることを望んでいる。

Edge 6.0/10

『Crysis 3』は最高に美しい。CrytekがゲーミングPCでマジックを見せてくれるのは周知の事実だが、そうした風景をコンソールに落とし込むためにスタジオが交わした悪魔との契約が懸念材料なのである。その過程で何が失われたのか?1作目の魂は『Crysis 2』で消え去ったが、少なくとも2作目は己の限界を自覚し、新たな壁を利用してプレーヤーを数々の自然発生的な戦闘へと導いてくれた。『Crysis 3』には明確な方向性も自由度もない。人類の武器、エイリアンの武器、クローク・デバイス、アーマー・モード、そしてボウ。これだけ選択肢があるのだから、楽しいはずだろう?『Crysis 3』はそう言い張っている。

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