2013年02月26日(火)04時03分

『Tomb Raider』海外レビュー

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『Tomb Raider』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: Crystal Dynamics
  • 販売: スクエア・エニックス

NZGamer 10/10

スクエア・エニックスとCrystal Dynamicsが『Tomb Raider』に本気なのは明白だ。多大な時間と資金を単発のゲームに投じるなど正気の沙汰ではないし、本作のエンディングも続編を示唆している。私に言わせれば、それは何も悪いことではない。続編が本作ほどの素晴らしい出来になるなら、大歓迎だ。

Telegraph 5.0/5.0

『Tomb Raider』は、今世代最高峰のアクション・ゲームの座に何不自由なく収まるゲームだ。そのルーツからかけ離れすぎることなく、過去作の欠点を修正している。Laraがこれほど魅力的だったことはなく、それ以外のキャラクターたちも繊細で知的な描き込みがなされている。島の環境は多様性に富み、入り組んでいて自由度が高く、戦闘メカニックは素晴らしい出来だ。シリーズの頂点であることに疑いの余地はなく、フランチャイズの新たな始まりとなる本作には、極めてエキサイティングな未来が待っているだろう。

The Escapist 5.0/5.0

これこそ、我々が長年待ちわびた『Tomb Raider』だ。パズルがもう少し多ければなお良かったが、驚くべきアドベンチャーを前にすれば、そんなことは些細な不満に過ぎないだろう。

Digital Spy 5.0/5.0

マルチプレーの成否を図るのは時期尚早だが、シングルプレー・キャンペーンだけでも十分定価を支払う価値がある。

描き込まれたキャラクターたち、技術的な素晴らしさ、贅沢なグラフィック、タイトなプラットフォーミング、驚くほど楽しめる戦闘など、『Tomb Raider』こそが財宝だ。

Game Informer 9.25/10

コンセプト: 難局を打開して自己を確立していく若きヒロインの新たアドベンチャー
グラフィック: 美しいアニメーション、細部に凝ったロケーションの数々
サウンド: デリケートなテーマ曲が効果的に用いられており、Laraのボイスアクトは特に強力
プレー性: 素晴らしい操作性、正確な射撃のエイム、滑らかな学習曲線
エンターテイメント性: シリーズを再びゲーマーの必携リストのトップに押し上げる、素晴らしいキャンペーン
リプレー性: 高め

マルチプレーが物足りないからといって、最高峰のアクション・アドベンチャー・ゲームを素通りする理由にはならない。ゲーム界で最も有名なキャラクターの1人であるLaraを生まれ変わらせるにあたり、Crystal Dynamicsは見事に完璧な新ビジョンを作り上げている。将来、数多くの続編が作られることを願って止まないほどだ。過去作のファンかどうかに関係なく、Lara Croftに再注目するなら今しかない。

IGN 9.1/10

良い点:
・最高のキャラクター描写
・美しい演出
・エキサイティングで息をも付かせぬペース配分
・予想以上の奥深さ
悪い点:
・物足りないマルチプレー

『Tomb Raider』は、素晴らしい脚本が感情移入を誘い、エキサイティングで美しく、とにかく巧みに構築されたゲームに仕上がっている。シングルプレーは踏み外しがほぼ存在せず、あっという間にタフな殺し屋へと変貌を遂げるLaraの姿が物語の展開と矛盾しているように感じられることもあるとはいえ、それも僅かだけ。ゲーム界随一のアイコンに全く新しい感情的広がりをもたらす一流のアクション・ゲームであり、LaraはこれでNathan Drakeと並ぶゲーム界のトップ・アクション・スターへと躍り出た。

AusGamers 9.0/10

良い点:
・Laraは最高のキャラクター
・ステルス任務の遂行
・楽しい探索と戦闘
・馬鹿みたいに凄いグラフィック
・イベントや能力のペース配分の素晴らしさ
悪い点:
・序盤がノロノロしすぎ
・ちょっと馬鹿っぽ過ぎる箇所があるかも

『Tomb Raider』は、ゲームにおける力強く現実的な女性主人公の重要性と価値を再確認する一方、オリジナルの良さを見事に現代に置き換えることに成功している。『Uncharted 3』よりも優れた『Uncharted』であり、小規模インディ・ゲームのクオリティが向上し続ける中、大作ゲームの価値を再認識させてくれるゲームである。極めて優れたリブートであり、これほどまでに楽しめたエキサイティングなアドベンチャーは実に久しぶりだ。

CVG 9.0/10

良い点:
・本作のスターと言うべき島
・残虐で恐ろしく感じるゲーム世界
・DIYがジェットを組み込んだ滑らかな戦闘
・オリジナルを髣髴とさせる独創的な墓場
悪い点:
・そんな墓場の数が少ないのは残念
・時折登場する嬉しくないQTE
・予定調和なキャラクター、平坦な台詞

ド派手な第3幕を終えると、10時間から15時間に及ぶ物語は非常に印象的な結末を迎えるため、細かな不満は気にならなくなるだろう。島全体をくまなく探索するには20時間は要するだろうし、そうしたくなるはずだ。そして気持ちは避けられない続編へと傾く。Crystal Dynamicsは、いかにして本作を超えてくるだろうか?

だが、心配は無用。Laraが帰ってきたのだ。

Polygon 9.0/10

『Tomb Raider』の映画的な要素は、手に汗握る洗練されたアドベンチャーの足を引っ張ることはない。そうした予期せぬ思慮深さは、ゲームに隅々にまで行き渡っている。過去5年間の人気ゲームから借用した要素を指摘するのは容易いことだが、Crystal Dynamicsはそうした異なる強みを融合させることで、真の傑作へと昇華させている。映画的でありながらもオープン、緊張感に満ちながらもリラックスしていて、新鮮かつ洗練されている。Xbox 360とPS3の時代をほぼ完璧に体現しつつ、次世代をも予感させている。

Games Radar 4.5/5.0

良い点:
・新生Lara Croft
・魅力的な舞台設定
・素晴らしいペース配分
悪い点:
・脇役キャラに面白味がない
・スローな序盤
・悪くないが独創性に欠けるマルチプレー

Lara Croftの財宝ハント・アドベンチャーのファンではなかった人間も、『Tomb Raider』には唸らされるはずだ。巧みなペース配分、魅力的な舞台設定、ダークなトーン、細部へのこだわりが、印象的な体験を作り出している。古いLara Croftは死んだ。銃を撃ちまくるお人形さんの代わりに登場したのは、生き残るためなら手段を問わないサバイバー。彼女の冒険がこれで終わりでないことを願っている。

GamesBeat 88/100

深刻な面構えの『Tomb Raider』は、残酷かつ美しいゲームだ。その中心にどっしりと腰を下ろすのは、遂に見た目も行動も空虚なお人形さんではなくなり、一部の報道から連想するような痛めつけられる被害者でもない、新生Lara Croftその人だ。本作のLaraは自分の手には負えないアドベンチャーに放り出された女性であり、彼女が真のヒロインへと成長していく様子を体験できるのは、これ以上ない喜びだ。無数に存在する細かな不満や独創性のないマルチプレー、緊張感の急激な低下が多少足を引っ張っているものの、『Tomb Raider』は見事にLaraの名に相応しい作品に仕上がっている。

アンコールが待ちきれない。

Cheat Code Central 4.4/5.0

グラフィック 4.5: 一流のビジュアル。Yamataiの孤島はゴージャスで美しい景色が満載。キャラクター・モデルは生き生きとしていて、険しい自然に応じた変化を見せる
操作性 4.3: 常に自分の思い通りとは行かないが、操作体系とゲームプレーは全体的に素晴らしい出来
音楽/効果音/ボイスアクト 4.6: 素晴らしい環境音。最高のボイスアクト、真実味のある効果音、驚異的なスコアが勢ぞろい
バリュー 4.5: Crystal Dynamicsは、我々が記憶する『Tomb Raider』風味を失うことなく、現代のアクション・アドベンチャー・ファンが存分に楽しめるゲームを作り上げた。

『Tomb Raider』は、巧みなペース配分とアクション満載の物語で、ゲーム史上最も愛されるヒロインのオリジンを説明する。その過程で、我々はトップ・レベルのビジュアルやハリウッド大作映画に匹敵するサウンド、魅力的で多様性に富むゲームプレーの味わうことができる。パーフェクトとは言えないかも知れないが、アクション・アドベンチャーのファンには必携のゲームだ。お帰り、Lara。寂しかったぞ。

GameSpot 8.5/10

良い点:
・自信のない学生から自信に満ちた冒険家へと成長するLaraの物語には真実味がある
・豊かな歴史を感じさせる素晴らしい舞台設定
・自由度の高い手に汗握る戦闘
・肉体を駆使して島の地形を乗り越えていく喜びに満ちた操作性
・豊富な遺跡やパズル
悪い点:
・印象に残らないマルチプレー
・Laraの成長物語以外は予定調和な物語

マルチプレーは物足りないものの、本作のメイン・アトラクションは素晴らしいシングルプレー・キャンペーンだ。3人称視点のアクション・アドベンチャーに革命を起こすゲームではないが、素晴らしい操作性、魅力的なヒロイン、スリリングな戦闘、息を呑む舞台設定など、革命的である必要はないのである。Laraの冒険に斬新さはないかもしれないが、『Tomb Raider』は極めて完成されたゲームであるため、気にならないだろう。

Destructoid 8.5/10

『Tomb Raider』は容易に大惨事になる恐れもあったし、序盤はとんでもない過ちを予感させる。理不尽なQTEだらけの序盤は、開発陣に変な趣味があるんじゃないかと思うほど、Lara Croftを泥だらけにする。だが、この第一印象は奇妙な混乱を招くもので、すぐに隅々まで練られた、実に楽しいゲームが顔を覗かせる。事実、これは私がプレーした中でも最高の『Tomb Raider』と断言しても問題ないだろう。パズルと戦闘が両方共に素晴らしい『Tomb Raider』は、過去作よりも明らかに優れたリブートと言える。

Lara Croftは遂に「完全復活」という名の山を登りきることに成功した。頂上からの眺めは正に絶景だ。

GameTrailers 8.5/10

パッケージ済みのドラマと人間を標的にしたオンライン演習は、墓場荒らしには何の価値ももたらしておらず、それらに割かれたリソースがゲームの強みの補強に用いられていたら、と想像するのは容易いことだ。超一流の仲間入りはこの1作では果たせなかったものの、避けられない続編でLaraは更なる高みに到達できるかもしれない。

Metro GameCentral 8.0/10

良い点:
・最高のグラフィック、素晴らしい戦闘、広大で面白いゲーム世界
・同情せざるを得ない主人公
悪い点:
・重きが置かれた戦闘、単純すぎるプラットフォーマーやパズルはシリーズのファンをイラつかせるかも
・平凡な脚本とフェイシャル・アニメーション

『Tomb Raider』のDNAは分解され、部分的には変質してしまっているとはいえ、ゲーム史上稀に見る素晴らしいパフォーマンスを披露する主人公を主演に据えた、最高の映画的アクション・アドベンチャー。

Eurogamer 8.0/10

シリーズ物というのは、先へと進まなければいけない。でなければ、『マリオ 64』も『Prince of Persia: The Sands of Time』も『Jambo Safari Wi』も生まれなかった。『Tomb Raider』の問題は、シリーズを刷新したことではない。問題は、他のゲームの後追いでしかないことだ。

その狙いは成功している。収集要素、アップグレード・システム、デカい銃、血飛沫とゴア、美しいグラフィック、アクション演出、ボス戦、人物の唇の動きが台詞とほぼマッチしているカットシーン、マルチプレー・モード、アート・ギャラリー、QTE、更なる収集要素。それらのトリックは全て、見事な完成度で形になっている。

だが、それらはトリックでしかなく、『Tomb Raider』の独自性が感じられない。騒音の下には、魅力的な物語、真の美しさや穏やかさ、哀愁が注目を得ようともがいている。先に進むほどクオリティは上がっていくし、邪魔な要素はあるものの、最後の数時間は素晴らしい出来だ。その中心には、カリスマ性を維持しながらも、これまでにないほど人間味に溢れた素晴らしいキャラクターが存在している。

さようなら、昔のLara。君の出番は終わった。ハロー、新しいLara。5分でいいから人を切り刻むのを我慢できるなら、私たちは上手くやっていけるはずだ。

Edge Magazine 8.0/10

様々なゲームの影響を感じさせながら、『Tomb Raider』は独自のアイデンティティを維持している。その大きな要因はイギリス人のヒロインだ。寒さに身を震わせている時も、爆弾付きの弓矢で5人の男をあの世に送っている時も、ゲーム界で最も名の知れたヒロインLara Croftであることに変わりはない。そして本作の彼女には、ブラのストラップの範疇を超えた個性が備わっている。Laraを再定義して将来に備えることが今回のリブートの目的だったのなら、見事に成功しているだろう。

EGM 8.0/10

『Tomb Raider』は、私の期待と現物の対立を生んだ。ある程度の失望は避けられないが、幾つかの失敗や逃したチャンスを前にしても、『Tomb Raider』フランチャイズに必要とされていた、まともなリブートを与えたCrystal Dynamicsの努力は、尊重されてしかるべき第一歩だろう。

Machinima 6.0/10

本作の後では、『Tomb Raider』シリーズの今後にはあまり期待できそうもない。同種のゲームや映画が成功を収めているキャラクター描写で失敗してしまっている。Laraが素人からアクション映画のヒーローへと変貌を遂げる様はあまりに馬鹿馬鹿しく、プレーヤーとしては物語の感情の流れに波長を合わせるのはほぼ不可能に近い。そのせいで、ゲーム全てが崩壊している。手に汗握るエキサイティングなアクション場面こそが本作の魅力だが、スター・キャラクターをこれほど適当に扱っていては、アクション場面に感情移入するのはまず無理だ。