2013年03月18日(月)17時19分

『Gears of War: Judgment』海外レビュー

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『Gears of War: Judgment』の海外レビューです。

  • 機種: Xbox 360
  • 開発: Epic Games/People Can Fly
  • 販売: Microsoft Game Studios

Cheat Code Central 4.8/5.0

グラフィック 4.8: 風景はシャープでキャラクターはスムーズ。『Gears of War 3』より綺麗だと断言してしまおう
操作性 4.8: 問題がないなら修正する必要はない
音楽/効果音/ボイスアクト 4.8: このシリーズを作り上げたプロたちが期待に応えてくれた
バリュー 4.8: Bairdだ!

『Gears of War』のようなシリーズの前日譚には、数え切れないほどの障害が付きまとう。『Gears of War: Judgment』はこの問題に正面から取り組み、克服している。類稀な偉業を達成した『Gears of War 3』を私は賞賛したが、『Gears of War: Judgment』はその高水準を継続している。クリア後には、シリーズのファンなら大喜びするような、ちょっとしたサプライズが待ち構えている。今後のシリーズの行方は予測できないが、このキャラクターたちにまた出会えることを心から願っている。

IGN 9.2/10

良い点:
・テンポが速く知的な戦闘
・関係性が目まぐるしく変わる好感の持てるキャラクター
・新たな武器とスキルが卓越したフォーミュラを改善している
・やりがいのある難易度とスコア・システム
悪い点:
・貧弱なヴィラン、更に酷いボス戦、頼りにならない仲間のAI

People Can Flyこそ『Gears of War』に必要だった。『Bulletstorm』で知られる彼らは、Epic Gamesの素晴らしい(が変わり映えのしない)アクション・シリーズに大胆で新しいエネルギーを注入している。新鮮で破壊的なアイデアを、2006年の1作目に匹敵するキャンペーンに持ち込んでいる。冒頭、目前に広がる景色の美しさに目を奪われた。中盤、私は本作が3人称シューターの最高峰であることに気付いた。そして最後には、他のデベロッパーが見習うべき道筋を切り開いたゲームであることが明らかとなった。

Destructoid 9.0/10

『Gears of War 3』は傑作だったが、シリーズから勢いが失われていることを示したゲームでもあった。『Gears of War: Judgment』はそうした印象に片をつけるゲームで、確立されたフォーミュラに躊躇せずヒネリを加えることで、Epicの看板タイトルにもまだまだ生命力が残っていることを証明している。OverRunだけでも賞賛に値するが、本作はとにかく中身の濃いパッケージで、シリーズのファンなら何かしら気に入る要素があるはずだ。それほど上手く機能していない実験もあるが、全体的には、多くの実験を試みてその殆どで成功を収めているゲームにケチを付けるのは難しい。

文句なく調子を取り戻した『Gears of War』である。

Joystiq 4.5/5.0

マルチプレーにしろシングルプレーにしろ、スペクタクルや派手さがシリーズのトレードマークであるとはいえ、結局はシンプルな戦闘コンセプトをいかに上手く仕上げるかが全てである、ということを『Gears of War: Judgment』は証明している。2度と同じような展開にはならないという手の込んだアプローチのお陰で、本作は新鮮さを保つことに成功している。プレーヤーはその先に何が待ち受けているのかも知らずに、ひたすら敵の拠点に向かって移動し続ける。これには常に恐怖感が付きまとう。

People Can Flyに開発を任せたのは良い判断だった。Seraを訪れるのはこれで4度目だが、彼らのお陰でLocustとの戦闘に危機感と新鮮味が復活した。

Machinima 8.5/10

良い点:
・満足感とやりがいのある、最高の協力プレー付きのキャンペーン
・新鮮で独創的なOverRunモード
悪い点:
・マルチプレーにバラエティがない

難易度は高いがフェアなシングルプレーはテンポが良くとても満足感があり、昨今のゲームには珍しく協力プレーも練られている。マルチプレーにはバラエティが欠けているとはいえ、OverRunは『Gears』マルチプレーへの歓迎すべき追加要素だ。カバーからカバーへと走りながらの銃撃戦を楽しみたい『Gears of War』ファンなら、判断(Judgment)保留を取り下げて『Judgment』を買いに走ろう。

CVG 8.5/10

良い点:
・新鮮な追加武器と敵
・3つの新マルチプレー・モード
・変わらず引き締まった戦闘
悪い点:
・変わらぬ『Gears』
・区分化されているように感じるキャンペーン
・前作より重要度が低い

『Gears of War』に期待する超タイトな3人称戦闘だが、3作を経た今ではスペシャルさは薄れている。

Strategy Informer 8.5/10

既視感と新フィーチャーの融合が『Gears of War: Judgment』に通底するテーマだ。この数年間我々が愛し続けてきたシリーズと変わらないものの、大抵は嬉しいヒネリがそこに加えられている。キャンペーンは6時間から7時間でクリアできてしまうが、リプレー性は高く、拡張パックのような感じは全くしない。アーケード風すぎると感じる者もいるかもしれないが、シリーズのトレードマークであるスペクタクルと仰々しさに引き込まれずにいるのは難しい。

GameTrailers 8.1/10

『Gears of War: Judgment』は規則どおりに動くことを拒む部隊の物語だが、細かな変更に文句を言うファンからの反発を受けるリスクは冒しているものの、この兵士は確立された範囲内で20分程度のミッションを一つずつこなしていくことに満足しているようだ。手堅い出来で、シリーズのアイデンティティにフィットしている。つまり、いつもの『Gears』ということだ。

Metro GameCentral 8.0/10

良い点:
・手堅い操作メカニック
・新たなアーケード風構造が面白さを増幅する充実した戦闘
・多種多様なマルチプレーと協力プレー
悪い点:
・核となるゲームプレーは今までと同じで、今では変わり映えがしなさ過ぎる
・退屈な脚本とキャラクター(とはいえ、Bairdにとってはそれが改善点でもある)

キャンペーンとマルチプレーの構造や文脈にヒネリを加えることで、驚くほど新鮮に感じられる優れた前日譚。

Eurogamer 8.0/10

新鮮味のなさが影を落とし始めているとはいえ、大作アクション・ゲームが空虚な暇潰しに成り果てようかというこの時代においても、ゲームプレーへの尽力、プレーヤーへの寛大さ、昔気質の職人的ゲーム・デザインが物を言うということを『Gears of War: Judgment』は思い出させてくれる。時には、極めて優れたシューターであるというだけで充分なこともあるのだ。

EGM 8.0/10

テンポの早いリプレー性とパーソナルなストーリーテリングに重点を置いたシングルプレー・キャンペーンは輝きを見せているものの、全体的には驚くほど貧弱なマルチプレーが足を引っ張っている。

Polygon 8.0/10

クラス制マルチプレーやよりアグレッシブなアーケード・スタイルのシューティングを備えた実験的サイド・プロジェクトとして、『Gears of War: Judgment』は過去作ほどの重要性を感じさせない。5年間で3作品プレーすれば『Gears of War』は充分だという人は、『Judgment』でも気は変わらないだろう。だが、良くできた外伝としてなら、『Gears of War: Judgment』はお勧めだ。シリーズに革命を起こすようなゲームではないとはいえ、People Can Flyはシリーズに充分な新鮮味を加味している。

Canadian Online Gamers 80/100

良いゲームだが、最高のゲームではない。『Gears of War: Judgment』を最も的確に表現するならそうなるだろう。シリーズを改善している箇所もあるが、足を踏み外している箇所もある。ビジュアルとサウンドは手堅い出来で、物語も面白いが、『Gears』の時間軸でBairdとColeがどこに位置するのか、といったディテールが描かれていないとか、新キャラクターのSofiaとPadukに充分な物語が存在しないといったつまずきもある。結局のところ、フランチャイズのファンから新規ユーザーまでが間違いなく楽しめるゲームではあるが、過去作以下であるという思いが拭えないのも確かである。

Games Radar 4.0/5.0

良い点:
・改善された操作性とゲームプレー
・機密ミッションが素晴らしい
・Hordeの新解釈Survivalモード
悪い点:
・物足りない味方/敵AI
・ぶつ切り感のあるステージ
・期待ほどユーモアがない

『Gears of War: Judgment』はフランチャイズを進化させ、3部作での出来事をないがしろにすることなく、新たなアイデンティティを与えている。機密ミッションは素晴らしいコンセプトでその出来も最高。新たに加わったマルチプレーモードは、Hordeの跡を継ぐのに相応しいものだ。『Gears of War: Judgment』は掘り下げる必要のない時代における語る必要のない物語を語るゲームだが、その出来があまりに素晴らしいため、喜んで時間を遡り、裁判を受ける気になれるはずだ。

The Escapist 4.0/5.0

これまでの全ての過去作と同様に、『Gears of War: Judgment』の破壊は美しく、銃撃戦は唯一無二。突出した新機軸を提示できていないのは確かにマイナスではあるが、最高に楽しいゲームであり続けているという事実は否定できないだろう。

Video Gamer 7.0/10

良い点:
・水増し感のないキャンペーン
・アーケード風アプローチは大きなプラス
悪い点:
・印象に残らない筋書き
・少々疲弊した感がある

『Gears of War: Judgment』は手堅い出来で、ある意味『Gears』フォーミュラを改善するゲームだ。単なる穴埋め以上のゲームとして記憶されるかどうかは疑問が残るが、細かな不満はさておき、良く出来たゲームである。

GamesBeat 70/100

『Judgment』は、『Gears of War』を超一流の枠組みから蹴落としてしまうゲームになるかも知れない。ちゃんと出来たゲームというだけで、それ以上ではないのだ。手堅いゲームプレーはそのまま――事実上全く同じ――維持されているし、機密オプションがリプレー性を増しているが、フランチャイズの良さだった壮大なスケールや正確無比のレベル・デザインが存在しない。同じように、マルチプレーを支配するOverRunは、楽しいモードではあるものの、全体的に後退したモードの埋め合わせにはなっていない。こじんまりとしたゲームである。それでも構わないという熱心な『Gears』ファンなら、『Judgment』は良き友になってくれるだろう。私はスペクタクルが戻ってくるまで待つことにする。

Giant Bomb 3.0/5.0

私はBairdが『Gears』ユニバースで最も異質なキャラクターだと感じているし、『Gears 3』でもうこのフランチャイズはどうでも良いという感情を抱いていたが、それでも『Gears of War: Judgment』は楽しめるゲームだ。物語がアクションの邪魔をすることはなく、機密扱いがもたらす変化が、よくある難易度設定とは一味違うチャレンジを提供してくれている。だが、新モードの有無に関係なく、マップの少なさがマルチプレーの寿命を著しく減じている。

Digital Spy 3.0/5.0

『Gears of War: Judgment』は悪いゲームではないが、より華々しい過去作の影に隠れている。お気に入りのレストランに行ったら経営陣が変わっていて、味も昔とは違うようなものだ。

確かに悪くない飯は食えるが、昔を思い出してしまうのも事実なのだ。