2013年06月26日(水)22時35分

『Company of Heroes 2』海外レビュー

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『Company of Heroes 2』の海外レビューです。

  • 機種: PC
  • 開発: Relic Entertainment
  • 販売: セガ

AusGamers 9.4/10

良い点:
・驚異的なサウンド・デザイン
・ジャンルを一変させるTrueSight
・敬意とリアリズムに満ちたストーリーテリング
・マルチプレー戦術のための巧みなキャンペーン構造
・狡猾な敵AI
・オリジナルに忠実でありながら新鮮
・奥が深くパーソナル化されたオンライン成長システム
悪い点:
・長期的に見てバランス上の問題を引き起こしそうなオンライン成長システム
・面白味のないトレーニング・ビデオ
・露骨にチュートリアルな序盤のミッション
・セーブの悲劇
・奇妙に跳ねるオブジェクト
・カットシーンでのインゲーム・エンジンの使用
・サーバー・ブラウザーがない

細かな不満点はあるものの、文字通り待った甲斐があったと言えるこの続編の偉業と比べれば、どれも些細なものだ。今この時点でさえ、早くレビューを書き上げて、もっとマルチプレーをプレーしたくてしょうがない。1作目の熱心なファンである私にとって、これはRelic Entertainmentが見事にファンのためのゲームを完成させただけでなく、それ以上のゲームを作り上げたことの証なのだ。THQを守り抜く戦いには敗北したかも知れないが、『Company of Heroes 2』のための戦争においては目覚しい勝利を収めており、前作同様、長きに亘って賞賛され続けることだろう。

GamingTrend 90/100

良い点:
・素晴らしいフォーミュラを洗練させた
・前作の派閥とは大きく異なるソビエト
・大幅に改善されたマルチプレー
・Twitch.tvとリプレー機能によって、初心者も上級者から学ぶことができる
悪い点:
・WASDカメラ操作がない
・東部戦線の著名な戦闘が登場しない
・キャンペーンのエスコート・ミッションはストレスが溜まる

もう褒め言葉も尽きてきたので、そろそろレビューをまとめにかかるべきだろう。とはいえ、これ以上何を言うことがある?あえて『Company of Heroes 2』の欠点を見つけるとすれば、重箱の隅を突くことになってしまう。Relicは過去10年で最高のストラテジーに素晴らしい塗装を施しつつ、強固なメカニックとゲームプレーを洗練させている。続編にこれ以上何を望むというのか?

Hardcore Gamer Magazine 4.5/5.0

『Company of Heroes 2』は、文句なく今年最高のゲームの一つだ。近年稀に見るRTSの傑作でもあり、Blizzardの『Starcraft 2』を凌いでいるかもしれない。細かな変更が、結果的には壮大な体験へと結びついている。これこそがトータル・パッケージと呼ぶべきゲームであり、ファンへの愛と敬意に満ち溢れている。膨大なフィーチャー、これ以上ないほど強固なゲームプレー、テーマ色の強いストーリーテリング、最高の主人公、印象に残る台詞とカットシーン。マルチプレーもこれまでになく強力で、このジャンルで最もアクション満載の体験を提供してくれる。テンポが速く、あらゆる面で充実していてカスタマイズ性も豊富。なにより、初心者を怖気づかせるほど過剰にチマチマしていないのが素晴らしい。題材やジャンルの好き嫌いに関わらず、全てのPCゲーマーがプレーすべき傑作で、RelicがRTSの最高峰であることを証明している。正に超一流のゲームであり、決して素通りすべきではない。

EGM 8.5/10

背景を東部戦線に移したこと以外にはこれといった目新しさがないが、Relicは再び極上のRTS体験を届けてくれた。

NowGamer 8.5/10

第2次大戦を感傷的に扱い過ぎているとはいえ、シングルプレーもマルチプレーも素晴らしい出来のRTSに仕上がっている。

IGN 8.4/10

良い点:
・素晴らしいグラフィック
・タクティカルなゲームプレー
・手応えのあるキャンペーン
悪い点:
・新しいアイデアが少ない
・邪悪な火炎放射器

横に並べて比較しても、『Company of Heroes 2』と前作は見分けが付きにくいかもしれない。細かくチェックすると、東部戦線と西部戦線を差別化するために導入された変更点は、興味深いと同時に問題も抱えている。しかし、比較対象はRTS史に残る傑作であり、それにほぼ匹敵する出来というだけでも本作は傑作だと言えるだろう。まずは前作をプレーすべきだが、『Company of Heroes 2』は私の欲求を満たしてくれた。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・美しいグラフィック
・緊迫感があり、引き込まれる
・知的な吹雪メカニック
悪い点:
・貧弱な物語とカットシーン

素晴らしいパッケージだ。Theaterモードは良く出来ていて、上級者向けの難易度の高い協力プレー・ミッションと史実に沿ったシナリオを提供してくれる。美しく、生々しく、驚異的なストラテジー・ゲームであり、革新性はないものの、その必要もないだろう。

高解像度1人称シューターやインディ・ゲーム以上に、『Company of Heroes 2』のようなゲームこそPCを魅力的なプラットフォームたらしめている。処理能力と操作性の柔軟性が、PCでのプレーに多様性をもたらしているのである。PCのパワーに匹敵する(短期的には、だが)次世代コンソールの登場が迫る今、『Company of Heroes 2』のようなゲームこそがPCゲームの幅広さを証明している。

IncGamers 8.0/10

極めてやりがいがあると同時に、精神的に疲弊させられる。『Company of Heroes 2』は前作の勢いをそのまま新たな領域へと拡張させ、メジャーなPC RTS作品の素晴らしい伝統を守り続けている。

PC Gamer 80/100

『Company of Heroes 2』は、リアルタイム・ストラテジー界のソ連だ。巨大で、パワフルで、少し破綻している。

Games Radar 4.0/5.0

良い点:
・環境主導のメカニック
・細部へのこだわり
・第2次大戦の新鮮な解釈
悪い点:
・ムラのあるAI
・過剰なストーリーテリング
・残念なボイスアクト

『Company of Heroes 2』は、素晴らしいとまでは行かずとも、フランチャイズの冠に相応しい仕上がりだ。1作目ほどの革新性はないとはいえ、時に必死で頑張ってはいるにも関わらず、不必要で斬新さに欠けるストーリーテリング以外は、ほぼ上手く行っている。純粋にメカニックだけを取って見れば、2006年の1作目のファンがすんなり馴染めるだけの親しみ易さを維持しながら、幾つかの新フィーチャーである程度の新鮮さを持ち込んでいる。ゲーム史に残る傑作とまでは行かずとも、今年最高のストラテジー・タイトルの一つであることは間違いないだろう。

The Escapist 4.0/5.0

『Company of Heroes 2』は、まるでウォッカのショットのよう。お馴染みのリアルタイム・タクティカル・コンバットで、一つのミッションかマッチをプレーすると、すぐにそれが2つ、3つ、4つと増えてしまう。だが、二日酔いにはご注意を。東部戦線は地獄だ。

Digital Spy 4.0/5.0

『Company of Heroes 2』はRTSクラシックの優れた続編で、ルーツを尊重しつつ題材に最大限の敬意を払っている。前作とあまりに変わり映えしないと感じる箇所もあるが、そもそも失望とは無縁の強みにこだわるのは悪いことじゃない。

Metro GameCentral 7.0/10

良い点:
・驚異的なビジュアルとオーディオ
・現実のユニットと戦術を面白いやり方で取り込んでいる
・Theatre of Warが秀逸な練られたデザインと素晴らしいマルチプレー
悪い点:
・革新性が殆どないゲームプレー
・徴兵制がシングルプレー・キャンペーンのバランスを悪くしている
・戦争の真の恐怖を上辺だけ取り繕っている

多くの面で失望させられる続編だが、歴史に残る傑作RTSを洗練させたゲームとしては、とても楽しめる映画的体験だ。

Edge Magazine 7.0/10

全体的に見て、『Company of Heroes 2』は進化した部分もあるものの、土台がぐらついた部分もある。東部戦線の掘り下げは読みが甘く、持続ユニットの馬鹿馬鹿しさは7年と4本のゲームを経て古臭くなっている。それらを相殺するのは、これまで以上に楽しめるコア・メカニックであり、シリーズ経験者を試す巧みな新ミッションもある。燦然と輝く革命的なゲームではないかも知れないが、第2次大戦RTSの最高傑作の系譜を継ぐゲームであることは間違いない。

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