2013年07月10日(水)02時12分

Volitionが語る『Saints Row IV』のリリース・タイミングや第二画面フィーチャー

6130.jpg『Saints Row IV』

次世代機発売直前の8月末に現行機のみでリリースされる『Saints Row IV』だが、Volitionのシニア・プロデューサーJim Boone氏は一切心配していないという。

むしろ彼は、『Saints Row: The Third』が『Uncharted 3』『Call of Duty: Modern Warfare 3』『The Elder Scrolls: Skyrim』『Assassin’s Creed: Revelations』『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』と同じ月に発売された、2011年の方が心配は大きかったと語っている。

Jim Boone: あのラインナップを見て、どのくらい売れるか気になったよ。大物が同時に沢山発売されたから、気を揉んでいた。ところが、いざ発売されるとシリーズ最大のヒットになったんだ。その大きな要因は、我々のゲームがあまりに独特で、他のゲームとは全く違うし、シリーズを心から愛してくれているファンがいたことだ。そのお陰で、他のゲームにかき消されずに済んだんだ。

新たなパブリッシャーDeep Silverの親会社Koch MediaがVolitionと『Saints Row』を買収したのは今年1月。『Saints Row IV』発売まで半年ほどしかない状況で、Deep Silverの宣伝チームの仕事振りを賞賛しながらも、Boone氏は時間に余裕のできる次回作以降にはもっと期待できるだろうと語る。

Jim Boone: THQの元では、同じ宣伝チームと何年も付き合ってきた。彼らはゲームのことを知り尽くしていたし、どこに焦点を当てるべきかも心得ていた。だから、Deep Silverが少し違うやり方をしているのを見るのは興味深い。勘違いしないでもらいたいが、THQは『Saints Row』のぶっ飛んだところも愛していてくれたが、Deep Silverはぶっ飛んだ性質を本当に理解しているし、そこを推すべきだということも分かっているのは素晴らしいことだ。時間的なことを考えれば良くやってくれていると思うが、もっとゆっくり掘り下げる時間があれば、もっと気が楽になっただろうとも思う。そういう機会が来れば、今よりもはるかに上手くやれるだろうと思うよ。

Volition買収の直後、Deep Silverはモバイル市場への進出を発表。Boone氏によると、Volitionにもモバイル市場参入の準備はできていて、『Saints Row IV』向けの第二画面フィーチャーの試作も開発したという。

Jim Boone: 我々としては、何か新しい付加価値をもたらすようなものができないなら、やりたくないというスタンスだった。大雑把な例を挙げると、我々は他のデベロッパーの真似をしたんだ。第二画面にマップを表示させて、マップを見れるようにした。これはこれでクールだよ。しかし、我々としてはもっと革新的なものにしたかった。開発期間を考えると、ちゃんとしたものを作る余裕がなかったんだ。

とはいえ、モバイル・デバイスには多大なポテンシャルがあるとBoone氏。

Jim Boone: 我々の生活の土台を成すもの、なくてはならないデバイスをゲーム体験に盛り込むことができるというのは、とてもパワフルだよ。ちゃんと機能させるには、極めて独創的な考え方が不可欠だろう。

暴力的なビデオゲームが若者に悪影響を与えるか否かを巡る議論で、『Mortal Kombat』や『Grand Theft Auto』といったゲームと並んで『Saints Row』の名前が挙げられなかったことに関して、Boone氏はどう感じているんだろうか?

Jim Boone: 全くだよ!本当にね。当然我々も話はしていたんだ。一度も名前が挙がらなかったからね。考え付く唯一の理由は、我々のゲームはいつもふざけ半分というか、皮肉っぽい感じだから、そこを分かってくれているんだろうと思う。ひねくれてはいるが、全ては明るく楽しいゲームなんだとね。とにかく不真面目なゲームだと見られているんだろう。そういうことを議論するのは良いことだと思うが、当然のことながら、私はR指定の映画よりもタチが悪いとは考えていないよ。ただのエンターテイメントさ。

[ソース: Games Industry]