2013年08月08日(木)05時11分

『Brothers: A Tale of Two Sons』海外レビュー

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『Brothers: A Tale of Two Sons』の海外レビューです。

  • 機種: XBLA
  • 開発: Starbreeze Studios
  • 販売: 505 Games

CVG 9.0/10

良い点:
・実質同じパズルの使い回しがない
・状況依存のやり取りが楽しい
・心の底から感動させられるエンディング
悪い点:
・デュアル・スティックの操作性が殆どのプレーヤー
・短く、ゆっくりしていて、アクションに欠け、万人向けではない

短めでシンプルだが、極めて充実感があり、『Fable』の世界観における『Ico』と『Limbo』の融合だ。魔法のような魅力を持つゲームである。

Eurogamer 9.0/10

少年同士の感情のやり取りがより直接的で、プレーヤーが彼らの繋がりを感じることができたなら、ゲームの最後に待ち受ける見事な含みが本作を古典へと押し上げていただろう。成熟しつつあるメディアの新たな分岐点になりえたかもしれない。だが、実際よりも野心的なゲームへの結末のように感じられる。ゲーム全体としては中身に欠け荒削りだが、『Brothers: A Tale of Two Sons』の素晴らしいエンディングが偉業であることに変わりはない。

Polygon 9.0/10

『Brothers: A Tale of Two Sons』はゲームが伝えることのできるメッセージの限界に挑戦し、その過程でメディア全体を、僅かであろうとも、強化している。ゲームの最後、私はボタンを押すという行為に感動で涙した。悲痛な台詞や悲しい音楽にでなく、メカニック自体が暗示するものにである。これ以上の賞賛の言葉は存在しないし、『Brothers: A Tale of Two Sons』はそれほど重要なゲームなのである。

Game Informer 8.25/10

コンセプト: その影響元が明らかな、魅惑的アクション・パズル・ゲーム
グラフィック: StarbreezeはUnreal 3を用いて目を見張る開放的なビジュアル・スタイルを作り上げた
サウンド: サウンドトラックは最小限で、時にほぼ存在しないほど
プレー性: 2人のキャラクターを同時に操作するというのは慣れが必要だが、すぐ上手くなる
エンターテイメント性: その野心には若干及んでいないものの、巧みなパズル・プラットフォーマーである
リプレー性: 低い

全体としては多少物足りなさを感じさせるものの、優れたゲームであることは間違いがない。まったりとしたストーリーテリングは気に入ったが、実際の内容以上の深遠さを気取っているかのように感じずにはいられない。『風ノ旅人』や『Ico』には遠く及ばないが、額面通り――多様性に富むパズル・プラットフォーマー――として受け止めれば、プレーする価値はあるだろう。

IGN 8.2/10

良い点:
・美しい風景
・共感できるテーマ
・スケール感
・素晴らしいサウンドトラック
悪い点:
・ストレスが溜まる操作性

『Brothers: A Tale of Two Sons』は、ゴージャスな世界を舞台にした、痛々しいほどパーソナルでユニークな物語だ。そのアートとデュアル・アクション・パズルに想像性が溢れ出る、ユニークなツイン・スティック・アドベンチャーである。操作性はストレスが溜まるものの、リスキーなデザイン決定が本作を2013年で最も印象に残るゲームの一つたらしめている。

ZTGD 8.0/10

良い点:
・充実した旅路
・手堅いプレー・メカニック
・美しい
・深みのある世界観
悪い点:
・短い
・手応えがない

私は『Brothers: A Tale of Two Sons』を非常に楽しんだ。特に手応えもなければ長めでもない(私は3時間半ほどでクリアした)が、それでも実に楽しい旅路だった。ゲームプレーはユニークで、音楽と台詞は最小限に抑えられているにもかかわらず、感情の機微はしっかり伝わってくる。そのボリュームのなさとリプレー性の低さから、1200ポイントという価格が少々高すぎるという点だけが私の唯一の不満である。それでも、Summer of Arcadeの幕開けに相応しく、一味違うゲームを求める人はチェックすべきだろう。

Destructoid 8.0/10

『Brothers: A Tale of Two Sons』が個々まで人の心を引きつけるのは、これが愛をモチーフにしたゲームだからだ。愛が推進力となる全体の体験に付随する起伏が生み出す、否定しがたいコントラストだ。これがゲームのコア・メカニックが抱える欠点を補い、あくまで些細な欠点のように感じさせてしまうのである。始まりや終わりではなく、その過程が重要な力強い旅路である。

Edge Magazine 7.0/10

目新しいメカニックの周辺に複雑なチャレンジを構築する代わりに、インタラクティビティを用いて架空の世界に没入させる『Brothers: A Tale of Two Sons』は、穏やかかつ自信満々にジャンルを押し広げるタイプのゲームだが、定義を破壊する『風ノ旅人』や『Dear Esther』の高みには到達していない。それでも、本作は甘くシンプルなお伽話と見事に構築された世界観が芯を包む、無駄を削ぎ落としたパズル・プラットフォーマーである。

Digital Spy 4.0/5.0

3時間ほどのボリュームの『Brothers: A Tale of Two Sons』は、1度か2度のプレーでクリアできてしまうが、実績解除のために再プレーする価値はあるだろう。

確かに本作のボリュームは物足りないが、これ以上長いと、引き締まった物語に不必要な荷物を背負わせることにもなりかねなかったかもしれない。

『Brothers: A Tale of Two Sons』は優れたビデオゲーム・ストーリーテリングのお手本であり、Summer of Arcadeは最高の形で幕を開けた。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Brothers: A Tale of Two Sons