2013年09月06日(金)03時59分

『Outlast』海外レビュー

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『Outlast』の海外レビューです。

  • 機種: PS4/PC
  • 開発: Red Barrels
  • 販売: Red Barrels

GamingTrend 93/100

良い点:
・本気で怖い
・カメラのギミックが素晴らしい
・最高のオーディオが緊張感を増す
・後を引く「マジかよ!」シーン
悪い点:
・役目を果たすだけの物語

ホラー・ゲームに関するレビューというのは、結局のところ「怖いのか?」という点に集約される。ああ、そりゃあもう。『Outlast』は、『Amnesia: The Dark Descent』以降に私が体験したゲーム/映画/本の中で最も恐ろしい。一番驚異的なのは、安直な恐怖演出が殆どないこと。開発元のRed Barrelsは、不安を煽る舞台設定、ユニークなビジュアル、極めて効果的なカメラ・ギミックを巧みに融合させることで、Mount Massiveを悪夢製造機に仕立て上げている。

Destructoid 9.0/10

『Outlast』は、70年代のスラッシャー映画、クライブ・バーカーのグロ・ホラー、そして現代の拷問ポルノを同時に思い起こさせるゲームだ。6時間から7時間という実に短いボリュームから巧みに多様性を引き出すことに成功しているが、様々な要素がしっかりと一つにまとまっている。

Mount Massiveを部隊とするアドベンチャーを終えた時、私は安堵で満たされた。精神病院から解き放たれ、電気を点け、ヘッドフォンを外し、影に怯えなくて済むようになった。だが、お風呂で恐怖から出た汗と匂いを洗い流していると、床が軋む音が聞こえた。精神病院の古びた床とソックリの音だった。ルームメイトが歩いているだけだと分かってはいても、ドアが開いてナイフが見えるんじゃないかと気が気じゃなく、この締まりのない素っ裸の体が風呂場の小さな窓を抜け、外に逃げれるだろうかと考えずにはいられなかった。

Edge Magazine 9.0/10

『Outlast』成功の秘訣は、巧みなバランス感覚だ。緊張感が途切れることはないものの、プレーヤーを居心地悪くさせるのを楽しむ開発陣の掌の上にいるような感覚が常にあるが、同時にプレーヤーを楽しませることも忘れない。『Outlast』におけるステルス、プラットフォーマー、そしてホラーの融合は特筆もので、極めて優秀な開発チームの多種多様な経験が明確に活きている。

AtomicGamer 9.0/10

『Outlast』は、20ドルという価格にしてはお得なゲームだ。最高のビジュアル、良くできた物語、手堅い恐怖演出、豊富なチェックポイント、そして探索と反撃できない敵の対処法の両方における多少の自由度。それら全てが合わさることで、本作は怒りではなく恐怖をメインにしたゲームになり、精神病院Mount Massiveの恐怖をもっと体験するために先へと進む原動力足りえているのである。こういうゲームに期待するドッキリ演出、深みを加える探索と不気味なムードがバランスよく融合した『Outlast』は、見事な成功作だ。数週間後にリリースされる『Amnesia: A Machine for Pigs』のためにお金を節約しているなら、それも理解できるが、この2つは極めて性質の違うゲームだ。その場合は、『Outlast』をセールで購入しよう。

Joystiq 4.5/5.0

殆どのゲームの評価基準がリプレー性にあるなら、真のホラー・ゲームの基準はプレーを止めたくなる回数だろう。ちょっとした物音にビクビクして逃げ回ったり隠れたりするストレスが限界に達した時、閉じ込められたようなパラノイアで気が変になる時。プレーを止めて逃げたくなるが、精神病院を脱出して結末を見届けなければならないために、止めることができない。このような自らが招いた狂気を、『Outlast』はそのデザインの隅々で完璧に再現しており、恐怖で動けなくなるほどだ。素晴らしい。

GamesBeat 89/100

『Outlast』を「楽しい」ゲームと呼ぶのは無理だろう。近年のホラー・ゲームの殆どが成し遂げていないストレスや恐怖感を与えるゲームだからだ。『Outlast』の恐怖演出に目新しさはない。他のホラー・ゲームやホラー映画で、数え切れないほど目にしたものばかりだ。私はすれてしまっているのだろう。このゲームも怖くないはずなのだが、私は怖くてしょうがなかった。他のレビュワーは、部屋を暗くし、ヘッドフォンでプレーするよう言うかもしれない。だが私は、子猫の写真だらけの明るい部屋でプレーすることをオススメする。じゃないと心臓がもたないだろう。

Games Radar 4.0/5.0

良い点:
・光と影の巧みな使い方
・不気味な雰囲気と舞台設定
・素晴らしいサウンドトラックとエフェクト
悪い点:
・最後の1時間
・明るい環境
・終盤に登場する敵

物足りないエンディングはともかく、『Outlast』はゲームにおける恐怖の本質を考えさせられるゲームだ。モンスターや血飛沫、ゴア描写ではなく、感覚や感情を弄ぶことで恐怖感を煽る作りだからこそ、ここまでパワフルなのだ。そう簡単には怖がらないと思っている人にこそ、『Outlast』を1人で、暗闇で、ヘッドフォンをしてプレーしてもらいたい。常にハラハラしっぱなし、何度かは椅子から飛び上がること間違いなしのジェットコースターだ。

IGN 7.8/10

良い点:
・メチャクチャ怖い
・驚異的な舞台設定
・面白い物語
悪い点:
・単調
・ガッカリなキャラクター・デザイン

『Outlast』は、ユニークで恐ろしいサバイバル・ホラー・ゲームとして胸を張れる出来だ。多くの現代ホラー・ゲームと違い、『Outlast』は倒せないので逃げるしかないモンスターこそが最も恐ろしいという点を忘れておらず、著しく不気味な雰囲気も、巧みに配置されたドッキリ演出に対して無防備に感じさせる役目を果たしている。鬱陶しいデザイン上の決定や強引さによる単調さがムードを台無しにする悪い癖もあるが、それ以外は震え上がるほど恐ろしい体験となっている。

Polygon 7.5/10

実際に恐怖の対象となる存在が不在であっても、最後に辿り着くまでに何度か叫び声を挙げてしまうほど、『Outlast』は巧妙だ。『Outlast』における曲がり角の先や真っ暗な下水路には、隠れているモンスターの実際の脅威以上の危険が潜んでいると思い込ませる力がある。そのような危険幻想はあらゆるゲームが生み出せるものであり、『Outlast』は容赦なくやってのけている。

GameSpot 7.0/10

良い点:
・美しい不気味な環境
・長持ちしないナイトビジョン・カメラが緊張感を高める
・極めて効果的なサウンド・デザイン
・武器がないため、頭を使って隠れる必要がある
・書類やメモで語られる素晴らしい物語
悪い点:
・敵の種類が少なく、予定調和になりがち
・非人間型の敵はあまり怖くない

細かな欠点はあるものの、1人きりで暗い部屋に座り、こういうゲームをプレーするのが好きなら、『Outlast』はプレーすべきゲームである。概ね、特にその癖が新鮮で未知な序盤は、期待に応えてくれる。最も貧弱な場面でさえ、その原因は効果的ではない雰囲気と緊張感ではなく、その舞台設定と釣り合わない来るべくして来た敵との遭遇に刺激された過度の自信に負うところが大きい。最初から最後までサバイバル・ホラーの「サバイバル」要素が失われることはなく、この世で最も恐ろしいのは同じ人間であるということを思い知らされる。

Eurogamer 7.0/10

ハブ的な役目を果たすエリアがあり、空間の幻想を与える巧みなレベル・デザインもあるが、『Outlast』は直線的な作りだ。本道を外れて探索することは極めて困難だが、それがむしろ功を奏している。『Outlast』の暗闇に目を凝らしすぎると、モンスターの着ぐるみのチャックが見えてしまう。勢いに身を任せれば、訪れる価値のあるお化け屋敷と言えるだろう。

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