2013年09月11日(水)00時05分

『Amnesia: A Machine for Pigs』海外レビュー

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『Amnesia: A Machine for Pigs』の海外レビューです。

  • 機種: PC
  • 開発: The Chinese Room
  • 販売: Frictional Games

NowGamer 9.0/10

『Amnesia: A Machine For Pigs』は、プレーヤーの背筋を凍らせるほぼ完璧なホラーだ。

GamingTrend 81/100

良い点:
・興味深い、野心的な物語
・素晴らしいゲーム・オーディオ
・簡素化されたゲームプレー
悪い点:
・醜いグラフィック
・わずか4、5時間のボリューム

『A Machine for Pigs』は怖いのか?という疑問への答えだが、恐らく期待ほどは怖くないだろう。『The Dark Descent』はシンプルな物語をベースにしていたため、8時間に亘ってプレーヤーを死ぬほど怖がらせることに集中できていた。『A Machine for Pigs』は複雑な物語を進めることに集中するため、全ての贅肉は削ぎ落とされてしまっている。事実、最後の90分間は広げた風呂敷を畳むことに専念しており、新しい敵が出てくる短いセクションがあるだけで、怖さが介入する余地が殆どないのである。そこが『A Machine for Pigs』の唯一の問題点だろう。物語に集中するあまり、怖がらせることを忘れてしまっているのだ。一方で、The Chinese Roomが語る物語は、謎を解き明かした後も、長い間脳裏から離れなはずだ。頭を使いながらプレーすれば、『A Machine for Pigs』は怖くない時でも恐怖を感じさせる。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・豚男が思っていた以上に恐ろしい
・容赦ないストーリーライン
・かなり怖い
悪い点:
・冒頭1時間ほどが無難過ぎるように感じる

地味なイントロを終えると、プレーヤーは少し自信過剰気味に歩を進めるだろう。ランタンも堂々と掲げて。すると、醜い巨体が階下の通路を横切るのが目に入るのである。突如としてランタンは邪魔な存在となり、怖くて走ることもできず、怪物が寄って来ないことを祈りながら、隅っこでじっとする羽目になる。「楽勝」の探索を1時間ほどこなした後、プレーヤーは『Amnesia』の真のサバイバル・ホラー世界に引き戻されることになるのだ。

GameSpot 8.0/10

良い点:
・素晴らしい脚本
・極めて恐ろしく、シュールな舞台設定
・素晴らしいボイスアクト
・不安を煽る音楽と効果音
悪い点:
・最後の1時間ほどが単調でストーリー的にも余計

引き込まれるアドベンチャーだが、気分が暗くなる現実世界のテーマを扱い、モンスターやゴア描写と同時に精神的な恐怖も与える、とてもダークで憂鬱なゲームでもある。だが、それが本作に深みと文学的重みを加味し、凡百のホラーとは一線を画すゲームに昇華している。地味に発売され、プロット・デバイスが殺人豚男のゲームなら尚更である。

CVG 8.0/10

良い点:
・純粋に怖い
・驚異的なサウンド・デザイン
悪い点:
・パズルの難易度がもう少し高くても良かった
・ぎこちない終盤の敵との遭遇

手応えはないが緊張感に満ちた、ムード満点の物語主導型ホラー。

Polygon 8.0/10

『Amnesia: A Machine for Pigs』は、前作のような純粋な恐怖は提供してくれない。システムは大幅に簡略化されており、染み入るような恐怖感も薄まっている。しかし、それでも余韻を残す。私を満たした恐怖は、より名状しがたい潜行性のもので、今後しばらくは悩まされることになりそうだ。

Game Informer 7.75/10

コンセプト: 『Amnesia: The Dark Descent』の城探検ホラーに続いて、産業革命の裏に隠された不気味な真実
グラフィック: 一部の部屋はランタン無しでは何も見えないほど暗く、驚異的なライティング・システムを見せ付ける
サウンド: 機械の呻きと不気味な怪物の唸りが緊張感を保つ
プレー性: コントローラー対応によってキーボードとマウスはオプショナルとなり、より快適な体験を生み出している
エンターテイメント性: 前作よりも一本道で物語主導だが、ジャンル史に残る恐怖を感じさせる不快で知的なアドベンチャーだ
リプレー性: 高め

The Chinese Roomはまたしても、美しく感動的な物語を語るその手腕、ムード満点の環境を生み出す能力を照明してみせた。同じことはホラー映画の名匠たちにも言える。しかし、『Amnesia: A Machine for Pigs』はプレーヤーを生産ラインに沿って導き過ぎており、インタラクテブ性のインパクトを損ねてしまっている。恐怖演出の全てが巧みにお膳立てされ、その殆どがただの洋服や大きな音である時、恐怖に屈するのは難しい。臆病者なら怖がるだろうが、前作の生き残りたちならこれくらい楽勝だと感じてしまうだろう。

Eurogamer 7.0/10

『A Machine for Pigs』は、『Amnesia』の魂を維持するという偉業を成し遂げている。真の恐怖は、プレーヤーを無防備な状態に置くことや、未知の説明できない何かから生まれるという点を理解したゲームであることに変わりはない。入り組んだ通路や誰もいない部屋から強力な恐怖を生み出すことに成功しており、怪物が急に飛び出してくるような手法に頼ることは一切なく、安直な怖がらせ方も殆どないのだ。そして一味違う試みに挑戦した時は、1作目と同じくらい素晴らしい。

『The Dark Descent』ほど長くはないが、それはつまり同じように息切れはしないということでもある。『Amnesia』のファンなら、『A Machine for Pigs』には満足するはずだ。肉厚たっぷりの食べ応えで、コクがあり、柔らかい。ただ、何の肉かは深く考えないことだ。

Hardcore Gamer Magazine 3.5/5.0

『Amnesia: A Machine for Pigs』は良く出来たホラー・タイトルで、最高の物語と素晴らしい空気感を備えており、これが映画化小説なら、躊躇なく万人に勧めていただろう。残念ながら、本作には『Amnesia: The Dark Descent』で好きだった主なゲームプレー要素が欠如しており、軽めの『Amnesia』のように感じられてしまう。正気メーターの削除、尽きることのない光源、全体的な難易度の低さが恐怖感を削いでいるし、パズルもオブジェクトを取って来るお使いクエストでしかない。とはいえ、物語と脚本は素晴らしく、このジャンルの熱心なファンには充分にお勧めできる。『The Dark Descent』から後退しているのは確かだが、例え数歩後退したところで、過去10年にリリースされたほぼ全てのホラー・ゲームよりも優れていることに変わりはない。

ZTGD 6.5/10

良い点:
・優れた雰囲気
・楽しい物語
・良いライティングと効果音
悪い点:
・短い
・リプレー性がない
・削ぎ落とされたメカニック
・酷いティアリング

『Amnesia: A Machine for Pigs』の雰囲気は素晴らしいし、物語も充実しているが、恐怖に慣れてしまったあとでも何度もプレーしたくなった、1作目のゲームプレーの殆どをThe Chinese Roomは取り払ってしまった。『The Dark Descent』は本当に好きだったのだが、『A Machine for Pigs』は完全な続編というよりもお手軽な拡張版といった感じだ。1作目のファンは楽しめるだろうが、短いボリューム、リプレー性の低さ、メカニックの削除など、私は値下げ待ちをお勧めする。

Metro GameCentral 6.0/10

良い点:
・繊細だが効果的な形で深刻な問題提起をする素晴らしい脚本
・真に迫った恐怖を感じさせる素晴らしい雰囲気
・驚異的なサウンド・デザイン
悪い点:
・1作目の面白いアイデアを全て排除してシンプルなステルスとおざなりなパズルに置き換えた、不必要なまでに簡略化されたゲームプレー

ムード満点のストーリーテリングは超一流だが、プレーが退屈に感じられる場面も多く、1作目の良さをないがしろにしすぎている。

The Escapist 3.0/5.0

『Amnesia: A Machine for Pigs』は表面的には歪んだ、華麗な物語で区切られた一本道探索の『Dear Esther』風ゲームだが、怖いかというとそうでもない。

Games Radar 2.5/5.0

良い点:
・進行に沿って展開していく不快な物語
・孤独感
・不気味な雰囲気
悪い点:
・怖がる対象が存在しない
・恐怖を台無しにするランタン
・テンポが遅く、盛り上がらないゲームプレー

『A Machine for Pigs』には失望させられた。物資の枯渇を心配したり、暗闇を怖がらずに済むため、数時間で終わってしまうテンポの遅いゲームに落ち着いてしまっており、期待を裏切られた気持ちにさせられる。暗闇や豚、もしくはジャンル全般に恐怖を感じる人であっても、クリア後に悪夢に悩まされることはないだろう。

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