2013年11月12日(火)03時33分

Ken Levine氏が『BioShock Infinite: Burial at Sea - Episode 1』のボリュームを擁護

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『BioShock』の産みの親Ken Levine氏が、『BioShock』のダウンロード・コンテンツ『Burial at Sea Episode 1』のボリュームを擁護している。

『Burial at Sea Episode 1』の価格は15ドルで、プレー時間は2時間弱ほど。隠し要素などを探索すれば、もう1時間ほどプレーできるボリュームとなっているが、Ken Levine氏は「量より質を重視した」と語っている。

Ken Levine: 突っ走ればそれほど長い体験ではないだろうが、深く掘り下げれば3時間は超えるだろう。とはいえ、最長のプレー時間とはいかないね。

何十時間にも及ぶゲームプレーを求める声は当然あるだろう。そこを一番に重視するなら、このコンテンツは向いていないということだ。「ワオ、全く新しい体験だ」という気分を味わいたいなら、うってつけだよ。

プレーヤーの時間とお金には最大限の敬意を払っている。ジャーナリストによく聞かれる質問の一つに、ファンがこのゲームを買う理由を教えて欲しいというものがあるが、私がそうした質問に居心地の悪さを感じるのは、私に他人の予算を知ることはできないし、何を買うべきか指示することもできないからなんだ。我々は量よりも質を選ぶ。ゲーマーとして、私は常にそういう選択をする。映画をその長さで判断する人は殆どいないからね。

『BioShock 2』のDLC『Minerva’s Den』はボリュームも満点で、本編のエピローグとして高く評価された。

Levine氏によると、『Minerva’s Den』と『Burial at Sea』との違いは、Raptureを『BioShock Infinite』のエンジンで再現するために必要とされた多大な時間と労力だという。

Ken Levine: 我々には選択肢があった。『Minerva’s Den』は素晴らしい出来で、私も大いに気に入っているし、『BioShock 2』のいわゆるキットバッシュだ。彼らは既存のアセットを用いて改造し、新たな物語をこしらえた。素晴らしい仕事をしていたよ。だが、我々は全く違うことをしたかった。『Burial at Sea』は最初のステージで、新作の――新作ではないかもしれないが、続編の前半部分なんだ。それはつまり、豊富なボリュームを約束できないということを意味すると分かっていた。

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既存のColumbiaに武器やモンスターを追加する方が楽だっただろうと認めるLevine氏だが、そうしたやり方は望んでいなかったという。

Ken Levine: 私はバカなのかもしれない(笑)資金的なことは私は知りようがない。だが率直に言って、私はあまり気にしていないんだ。質に価値を置き、質を重んじる会社で働いているからね。質の高い製品を作れば、人は来ると信じている。『BioShock 1』を作った時にも、マルチプレーがなくリプレー性が低いから誰も買わないと言われたよ。人々は質の高さに反応してくれたと思う。私はバカなのかもしれない。

当初から我々はBookerとElizabethで何かしたいと考えていたし、Raptureがその答えなんじゃないかという気がしていた。そこで我々は、バカなことに『BioShock 1』のアセットを「キットバッシュ」しようと考えた。でもすぐにそれは酷いアイデアだと気付いんたんだ。フェアじゃないし、見た目も良くないだろうとね。

スマートなやり方を選ぶことはしない。Raptureを作るのは止めて、Columbiaを作ろう。新しいアセットとエンジンでRaptureを一から作ろうじゃないか。『Infinite』で作ったシステムをRapture向けに改造しようじゃないか。だから基本系に、3種類の戦闘が存在することになる。『BioShock 1』の戦闘、『BioShock Infinite』の戦闘、そして『Burial at Sea』に登場したその二つのハイブリッドだよ。

折角新しいエンジンがあるのだから、活用しようじゃないか。それに、全ての店を作って、『BioShock 1』にはなかったような、窓の外の3Dシーンを作ろう。世界に人を入れて広大で派手にして、全てを――ほぼ全てを全く新しく作り直そうじゃないか。確かにちょっと夢中になりすぎたかもしれない。それは否定しない。だが、B級に感じるような質のものは手掛けたくないんだ。ついでにやってしまおう。会社もオーケーを出しているのだから、そうしない理由はないだろう?

[ソース: Eurogamer]

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