2014年01月30日(木)20時14分

【コラム】2014年の要注目ホラー・ゲーム13選

大手パブリッシャーがアクション路線を推し進めたことで、一時期は絶滅寸前になったホラー・ゲームだが、この1、2年はPCで徐々に復興の兆しを見せている。そこで、IGNが今年の要注目ホラー・ゲームを13本挙げている。

1『Alien: Isolation』

141.jpg

  • 機種:PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 発売時期:2014年第3四半期

宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。

キャッチコピーによるとそういうことらしいが、下着姿でゲームをしている場合はどうなのだろうか?『Alien: Isolation』は、悲鳴や絶叫をたっぷり引き出してくれるだろう。心臓バクバクは言うまでもない。

リドリー・スコットの傑作SFホラーを直接モチーフにした『Isolation』の主人公の名はAmanda Ripley。聞き覚えがあるかな?そう、Ellen Ripleyの娘なのだ(彼女の名前は『エイリアン2完全版』の中で言及されている。彼女は母親が宇宙をさ迷っている最中に死んでしまった。なんとも悲しい)。

『Isolation』には『Outlast』と『Amnesia』の影響が垣間見られるが、細部へのこだわりこそ本作の突出した部分だ。環境は強いデジャブを引き起こすし、エイリアン自体は恐ろしく、知的ですらある。

ビデオゲームの神々よ、私の声が聞こえているはずだ。後生だから駄作にしないでくれ。お願いだ。

2『Dying Light』

104.jpg

  • 機種:PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 発売時期:2014年

ゾンビ。オープンワールド。黙示録。モリッシーが見事に歌い上げているように、「聞いたことがあるなら止めてくれ」である。

確かにそれは真実だ。日中はパルクールを駆使して屋上を駆け回り、アイテムを収集して罠を仕掛けていく『Dying Light』は、『Mirror’s Edge』と『Dead Island』の融合だ。だが、『エイリアン』でさえ『ジョーズ』の宇宙版なのだから。

(使い回しのセールストークのせいで脱線してしまっただけなので、無視してほしい)

日が沈むと、自体は一層邪悪に、危険に、そして面白くなる。暗闇が訪れるとゾンビはより邪悪になり、余裕でくつろいでいた屋上も使い物にならなくなる。今度のゾンビは登ることもできるのだ。やるじゃないか、死んだ少女よ。

もう一度日の出を拝むためのサバイバルに重きが置かれているのである。

3『The Forest』

6.jpg

  • 機種:PC
  • 発売時期:2014年初頭

悪いニュース:酷い飛行機墜落事故があった。

良いニュース:君は酷い飛行機事故を生き残り、

悪いニュース:島には貪欲な食人族が住み着いている。

良いニュース:おっと、もう良いニュースはなかったんだった。『The Forest』がかなり良さ気なことを除けば。

プレーヤーは自由に生い茂る森を探索し、木を伐採し、アイテムを作成し、シェルターを作って食べ物を漁ることができる。即席ドアの後ろに隠れたり、勇気を出して土着の脅威に立ち向かうこともできる。ウェス・クレイブンかトビー・フーパー版の『Minecraft』である。

『ディセント』や『食人族』に影響を受けた本作は、プレーヤーを不快な状況に落とし込み、自らのいかがわしい行動を正当化するよう求める。結局のところ、プレーヤーこそが乱入者なのだ。

丘にも目があるかもしれないが、あの木にも目があり、あの岩にもあるかもしれない。勘弁してくれ、どうしてもあの洞窟に行かなきゃ駄目なのか?

残念ながらイエスだ。

4『Routine』

31.jpg

  • 機種:PC
  • 発売時期:2014年

1980年代、未来は『Routine』で描かれるような廃れた月面基地のように思われていた。

設定はシンプル。隊員たちに何が起きたのかを解き明かすためにサバイバルをするのだ。彼らはどこに消えたのか?恐らくワイン・バーだろう。80年代は誰もがそこに行ったものだ。

ともかく、『Routine』をより興味深くしているのは、ヘルス・パックや2度目のチャンスが存在しないことだ。死んだらそれっきりというシステムのお陰で、月面基地を徘徊する何かに遭遇した場合、即座に振り出しに逆戻りだろう。

5『Psychobreak』

13.jpg

  • 機種:PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 発売時期:2014年

「内なる悪」(海外タイトルの『The Evil Within』)というタイトルからはとりわけ執念深い香りが漂うが、実際にとても特別な何かを象徴しているのである。『Biohazard』シリーズを通じて自らその形成の手助けをしたジャンルに、三上信司が復帰するのだ。『Biohazard 4』のディレクターその人である。

ここ数年はこのジャンルから離れていたのは事実だが、それでも印象的で風変わりな作品(『Vanquish』『Shadows of the Damned』)を作り続けてきた。『Psychobreak』のリリースは里帰りのようなものだ。今のところは不気味で薄汚れ、神経を逆なでするゲームのように見える――これは予想通り――が、より残虐な描写を交えた心理的苦痛も出し惜しみしていないようだ。

マイスターの腕はまだ確かだろうか?そう願っているし、本作が成功を収めれば、パブリッシャーもこのジャンルをもう少し真剣に捉えるようになるだろう。

6『Among The Sleep』

32.jpg

  • 機種:PC
  • 発売時期:2014年春

『Among The Sleep』は、ノルウェーのKrillbite Studioが開発中の素晴らしいインディ・ホラー・アドベンチャー。

プレーヤーは2歳の幼児となり、自宅を夜に探索する。ほろ酔いの両親の寝室に忍び込むのが主なホラー要素ではないことを願いたい。

初期段階の映像を見ると、どうやら現実が歪んで夢と奇妙なファンタジーの領域に足を踏み入れているようで、幼児のちっぽけな目線が、プレーヤー周辺の世界を独創的で不気味なものへと変貌させている。

最新記事