2014年02月12日(水)23時13分

『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』海外レビュー

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『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』の海外レビューです。

  • 機種: PS3/Xbox 360/PC
  • 開発: スクエア・エニックス、tri-Ace
  • 販売: スクエア・エニックス
8.5/10 Machinima
良い点:
・成功しているオープンワールド構造
・楽しく独創的なゲームプレー・メカニック
悪い点:
・メロドラマチックな物語
・安っぽい

1987年から続くシリーズの13作目の3作目であるにもかかわらず、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』はこれまででもっと革新的なゲームの一つである。『Final Fantasy』の伝統に反して、プレーヤーに全てのコントロールを与えてくれる。無意味なメロドラマ物語が万人向けでないのは確かだし、古臭い作りのせいでオープンワールドRPGの傑作とは呼びがたくなっている。とはいえ、RPGが好きで、『Final Fantasy』フランチャイズを追いかけてきた人なら、『Lightning Returns』の革新性は体験する価値があるはずだ。

8.0/10 Eurogamer
ムラのあるトリロジーへの強力な幕引きだ。ひたすら目の前にのみ集中した『Final Fantasy XIII』、次元を飛び回るその続編、そしてこの本作は完全に自由な結末となっており、3作品に一貫性はほぼない。『Final Fantasy』の冠の下、様々なゲーム・デザインへのアプローチが可能な開発チームによる入念なデモンストレーションである。眩い戦闘システムから全体を覆う時制パズルまで、作り手自身も間違いなく終わって喜んでいるであろう、脳を消耗させる不可解なプロットが足枷になっているとはいえ、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は3作品で最も優れている。
3部作全てを比較した場合、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は確実に私の注意を最も長く引きとめることに成功したし、かなり中毒性があるゲームに仕上がっている。レビューだということを忘れてしまったほどだ!不思議なことに、平凡なプロットと過剰なファン・サービスにもかかわらず、私は『Lightning Returns』を大いに楽しめた。トリロジーを最初から追い続けてきたからか、それともキャラクター同士の人間関係に目がないからかは分からないが、ゲームでは久しく感じることのなかった、様々な感情を喚起させられた。過去作での体験がどうあろうとも、『Lightning Returns』はトリロジーへの見方を良い方に変えてくれるかもしれない。覚えておくべきゲームである。
B+/A+ Gaming Age
私は間違いなく『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』を楽しむことができたし、コンプリートするためにハード・モードでの2周目も考えている。極めて楽しい戦闘と豊富なカスタマイズ性のお陰で、このトリロジー最終章はプレーする価値があるゲームに仕上がっている。物語の意外な展開を期待したら失望するだろうが、『Final Fantasy XIII-2』での洗練を楽しめた人ならば、『Lightning Returns』を大いに気に入ると思う。
7.0/10 IGN
良い点:
・最高の戦闘システム
・面白い世界
・豊富なカスタマイズ性
悪い点:
・物足りない物語
・ムラのあるトーン

『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、トリロジーへの奇妙な結末だ。新鮮な戦闘システムは見事な成功を収めているし、練られたデザインの世界観は、Lightningの旅路を最後まで見守る充分な理由を提供してくれている。と同時に、極めて統一感のないトーン、物足りないプロットのせいで、物語的な満足感は全く得ることはできなかった。『Lightning Returns』は良いゲームだが、『Final Fantasy』が印象に残るのは、我々が感情移入できるキャラクターの構築にあったということを、完全に忘れてしまっている。

7.0/10 Game Informer
コンセプト: この世が滅びる前に手を尽くすLightning
グラフィック: 全体的に驚異的なアート・スタイルが目を見張る場面を作り出しているし、メイン・キャストは美しい。しかし、NPCは酷い出来で、多くの背景はテクスチャが酷い
サウンド: キャッチーな新曲と過去2作からの使い回し楽曲
プレー性: 新バトル・システムはテンポが速く楽しいし、画面上の時計のお陰で時間管理が容易に
エンターテイメント性: 信じられないほど出来の悪い物語と取って付けたようなサイド・クエストのせいで、革新要素を堪能するのが困難に
リプレー性: 高め

前2作は、酷いプロットを見過ごして優れたゲームプレーを楽しめるよう私を鍛えてくれたが、『Lightning Returns』はその長所が更に奥深くに埋もれているために、殆ど見えなくなっている。ストーリーテリングで同じ過ちを犯しているし、機能していたシステムを中途半端なコンセプトと入れ替えてしまった。トリロジーの結末というのは、お気に入りのキャラクターや世界に別れを言う機会を提供するものだが、『Lightning Returns』は終わって良かったという安堵しか提供してくれない。

70/100 GamingTrend
良い点:
・隅々まで美しいグラフィック
・ストーリーDLC無し、完結する物語
・悪くない幕引きと長さ
・無限の可能性を秘めた戦闘エンジン
悪い点:
・NPC/ロケーション・ベースの時間制限は最悪
・お使い感満載のサイド・ミッション
・ムカつくほど強いボス
・時折安定しないフレームレート

『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、過去作が敷いたレールを大きく逸脱。新戦闘エンジンは無限の可能性を秘め、長引くボス戦までは大いに気に入るはずだ。ストーリーラインは『XIII-2』よりもまとまってはいるが、そもそものハードルが低すぎるだろう。良い部分も沢山あるのだが、ロックされた門や回復メカニックの欠落といった不可解なベールに覆い隠されている。結局のところ、決して悪いゲームではないのだが、過去作よりもトリロジーを盛り下げているのは間違いない。物語の結末が気になるなら買えばいいと思うが、劇的な変化への心構えをしておくこと。

7.0/10 games(TM)
現代RPGという面では『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』にも素晴らしいアイデアが幾つか収められているし、雑な物語とグラフィック上の問題点に失望はしたものの、使い古された気の抜けたゲームであっても、ダイナミックな戦闘システムと練られたキャラクター・カスタマイズによって救うことはできるという好例だ。斬新なRPGを望んでいるなら、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』がオススメだ。魅力的で練られた物語を求めるなら、他を探すべきだ。
3.5/5.0 The Escapist
『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』にスクエア・エニックスのかつての栄光の復活を期待しているなら、失望することになるだろう。この最新作は相変わらずRPGとアクション・ゲームの良いところ取りを試み続けている。
6.5/10 NowGamer
あまりに障壁が多く、万人にはお勧めできない。RPGファンと『Final Fantasy』上級者は試してみるべきだが、それ以外の人間は『Final Fantasy XIII』に対してと同じくウンザリするはずだ。
65/100 GamesBeat
『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、本作が無駄にしたポテンシャルが気にかかる程度にはプレーヤーを引き込む魅力を備えている。テキスト・ボックスに扮したキャラクターよりもアート・デザインの方が多くを物語るが、お気に入りのスタイルを入れ替えるのに忙しくてどうでも良くなるだろう。『Final Fantasy X』以来、シリーズで最も充実した戦闘システムであり、単体のゲームとしても殆どのプレーヤーにお勧めできる内容となっている。
『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、過去作とは対照的なゲームだ。制限もなくなり、テンポも向上、無意味な物語も多少改善されている。加えて、戦闘システムは3作で最も優れた出来となっている。残念ながら、Lightningの最新アドベンチャーにも限界は存在し、ビジュアルの迫真性は質が落ちている――4年前のエンジンでより開かれた環境を描いているのだから当然ではある――し、アセットの使い回し頻度は犯罪的なほど。カウントダウン時計も、時間を掛けて散策することを好む層には受け入れられないだろう。全体的なコンテンツ不足も感じられ、15時間程度の内容を40時間に引き伸ばしたかのようだ。結局のところ、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は1歩進んで2歩下がるといった感じで、ファン・サービスと強力な戦闘だけが売りとなっている。
5.0/10 GameSpot
良い点:
・ドラマを盛り上げるゴージャスなカットシーン
・楽しく魅力的なスタイル・カスタマイズ
・道中の目の保養になる豊富な風景と細部に凝ったキャラクター
悪い点:
・探索、物語、成長と相性が悪い時間制限
・無意味な台詞と退屈な主人公によって貧弱さが増したストーリーライン
・精密な防御への依存はイライラするし時間の無駄

過去には、タイマーを上手く活用することで、切迫感を巧みに演出してきた傑作が存在した。即座に思いつくのは『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』だろう。『ムジュラの仮面』は時間制限を丁寧に扱っていたが、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は時間制限をサポートしないメカニックに時間制限を設けてしまった。ノヴァ・クリスタリス物語の最終章となる本作には困惑させられた。様々なアイデアやコンセプトは一貫性に欠けており、主人公も4年前の初登場以来、一切の成長を見せていない。有望なスタイル・システムと荘厳なカットシーンには傑作RPGの片鱗を見て取ることができるものの、『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は傑作には遠く及ばない作品に落ち着いている。

良い点:
・部分的に成功している新バトル・システム
・素晴らしいカスタマイズ・オプション
・相変わらず素晴らしいアート・デザインとサウンドトラック
悪い点:
・あらゆる面で酷いストーリーライン
・緊張感のない戦闘
・単調でありきたりなクエスト
・無意味な時間制限と目に見えてダウングレードしたグラフィック

『Lightning Returns』に褒める箇所があるとすれば、これでようやく『Final Fantasy XIII』も終わりということくらいだが、フランチャイズの評判とファンの楽しみが犠牲となった。

2.5/5.0 Games Radar
良い点:
・楽しく、手応えのある戦闘システム
・ノン・リニアなアプローチ
・様々な宗教的テーマを掘り下げた面白い物語
悪い点:
・退屈なお使いクエストが多すぎる
・殆どの風景に生命が感じられない
・バカバカしい難易度の急上昇

良くできた物語、最高の戦闘システム、広大でノン・リニアな世界があるにもかかわらず、その飽き飽きする構造のせいで、『Lightning Returns』は旅路を最後まで見守るのが面倒な作業と化している。

4.5/10 EGM
『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、シリーズ初のトリロジーを盛り上がりもなく終わらせている。ゲーム――つまりはまとまりのないシステムのコレクション――としては極めて平凡で、機能はしているが印象には残らない仕上がりだ。戦闘は苦痛だし、世界観は欝になるほど見所がなく、物語は最後の最後に適当に放り込まれたかのようだ。
2.0/5.0 Game Revolution
『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、その楽しい戦闘システムが短期的には賞賛されるだろうが、長期的にはその酷い物語と惨憺たるエンディングで記憶されるだろう。しばらく前に出た体験版は、その戦闘システムを上手く見せることに成功している。RPGの体験版にありがちだが、この体験版も製品版の欠点を隠し、実際のプレー感覚は一切伝えることができていない。『Lightning Returns: Final Fantasy XIII』は、広大な世界にやることが何もないという空虚な気持ちにさせられるゲームで、急ぐ理由が何もないのにプレーヤーを急かす。更に、エンディングはゲーム業界の恥さらしだ。