2014年03月18日(火)21時34分

『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』海外レビュー

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『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』の海外レビューです。

  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360
  • 開発: Kojima Productions
  • 販売: コナミ
9.0/10 Eurogamer
ありがたいことに、本作の独りよがりな部分はあくまで背景に過ぎず、『Metal Gear Solid』の歪んだ神話に通じる者が自らの手で発掘するために脇へと追いやられている。それ以外の人間にとって、『Ground Zeroes』最大の長所は、このシリーズが映画的な気取りを捨ててビデオゲームへの愛情を取り戻したことだろう。『Phantom Pain』への前哨戦としては傑作を期待させてくれるが、『Ground Zeroes』は単体でも特別な存在だ。そのシステムの純粋さ、アクションへの尽力は、『Metal Gear Solid』を圧迫し始めていた供給過多だけでなく、シリーズの大作の多くを圧迫している肥大化への解毒剤ともなっている。

お帰り、スネーク。寂しかったぞ。

9.0/10 God is a Geek
『Ground Zeroes』は本当に素晴らしい。史上最高に美しいゲームの一つであるだけでなく、ゲームプレーには欠点が一つも見当たらないのだ。メイン・コースが待ち遠しくなる前菜であり、そういう意味では仕事を果たしているということだ。価格を受け入れ、よりお得なダウンロード・コンテンツが配信されているゲームが他にあるという事実を見過ごすことができるなら、間違いなく購入する価値がある。
8.5/10 GameTrailers
何ヶ月も、我々は『Ground Zeroes』が熱心なファンから金をゆするためだけに存在していると考えてきた。どうやら、それは間違いだったようだ。メイン・ミッションは絶対に一度しかプレーしないという人以外には、目にする価値のあるものが沢山詰まっている。『Ground Zeroes』最大の偉業は、その大胆さだろう。隅々までが斬新に感じられ、そのどれもが『Metal Gear Solid』の良さを打ち消していない。スリリングなステルスや滅多にない細部へのこだわりはそのままに、より知的で最新化されている。『Ground Zeroes』は確かに味見程度の内容ではあるが、『Metal Gear』は正しい方向に向かっているようだ。
8.0/10 GameSpot
良い点:
・手応えがある魅力的なステルス・メカニック
・高いリプレー性
・現実的な声優の演技、台詞、アニメーション
悪い点:
・謎ばかりで答えを与えてくれない物語

残念ながら、『Metal Gear』お約束の複雑で魅力的なストーリーテリングを期待すると、確実に失望するだろう。『Metal Gear Solid V』の次のチャプターのヒントが散見されるものの、メイン・ミッションを挟むように配置されたカットシーンを消化してしまえば、あとは純粋なゲームプレー主導の体験となっている。一つのロケーションで全てが起きるのは不自然とはいえ、やること見るものは盛り沢山だし、ステルスにしろ特攻にしろ、キャンプ・オメガへの潜入は見過ごすべきではないスリリングな体験である。

8.0/10 IGN
良い点:
・高いリプレー性
・魅惑的なオープンワールド
・手強い敵
悪い点:
・不自然なエンディング
・他と比較して出来の悪いアクション強制ミッション

『Metal Gear Solid 5: Ground Zeroes』は、短いが手応えのあるゲームで、固定観念を捨てることができれば、第一印象以上に楽しめるはずだ。より論争的な題材に取り組む準備が小島氏にあるのかは疑問だが、『Ground Zeroes』は概ね、斬新で洗練された『Metal Gear』を提示することに成功している。ビッグ・ボス/スネークのアドベンチャーが今以上のプレーやグラフィックを備えていたことはなく、より巨大な兄貴分への期待を高めてくれている。

8.0/10 Destructoid
『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』は万人向けではない。シリーズの大ファンではない人や、価格分に見合う時間を同じ箱庭の中で過ごすのは無理だと感じている人は、大きな失望を味わうだろう。だが、『Phantom Pain』まで待ち切れないと感じているそれ以外の人たちにとっては、安い価格の価値は確実にあるだろう――現行機版なら尚更である。
7.0/10 Game Informer
コンセプト: 『Metal Gear Solid V』を味見させてくれるが、中身は薄い
グラフィック: 史上最高のグラフィックの一つ
サウンド: キーファー・サザーランドは見事にスネークを演じ切っているが、『24』の視聴者なら、ジャック・バウワーにしか聞こえないだろう。2人とも似たような状況に追い込まれるのだから当然だ
プレー性: このシリーズの操作性はいつも最初はぎこちないのだが、慣れれば全てが滑らか
エンターテイメント性: コンテンツが薄すぎる。シリーズのプロットも殆ど前に進まず、ハードコアなファンですら素通りを許されるほど
リプレー性: 高め

このフランチャイズの長年のファンですら、『Ground Zeroes』はプレーする価値がないかもしれない。自らの強みをあまりに狭い場所に詰め込んでおり、同じエリア内での複数の物足りないミッションの繰り返しに依存し過ぎている。今のが悪いニュースだ。良いニュースはというと、核を成すステルスは楽しく、ゲームプレー面での革新には期待させられる。充分なバラエティ、進行、ストーリー展開に支えられれば、こうしたメカニックは傑作ゲームの土台になりえるだろう。『Phantom Pain』が正にそうしたゲームなのかも知れないが、『Ground Zeroes』は確実に違う。

良い点:
・細部へのこだわりと隠し要素が満載の素晴らしいビジュアル
・上手く機能する新ステルス・メカニック
・歓迎すべき開かれたアプローチ
・楽しい特典ミッション
悪い点:
・2時間以下でクリアできるメイン・ミッション
・ちゃんとしたエンディングがない物語
・「本物」のゲームの長い宣伝であることは明白
・スネーク役のキーファー・サザーランドは今一つ

短いが楽しめるプロローグではあるが、金額に見合う価値があるかという問題と、次回作を買わない限り解決を見ない空っぽな物語が足枷となっている。

7.0/10 games(TM)
多くの面で、『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』は小島氏が手掛ける最大かつ最も自信に満ちたゲームだが、完全無欠の世界が構築されているにもかかわらず、それがまだ見ぬより広大な世界の氷山の一角に過ぎないという事実を拭い去ることはできない。プロットにこれといった解決をもたらさない、盛り上がりに欠ける結末を迎えると、『Ground Zeroes』はかなり気前の良い、高価な体験版のように感じられる。確実に傑作になるであろう製品版は当然真っ先に入手することになるだろうが、『Ground Zeroes』はあくまで極めてスペシャルになることが約束されたゲームへの、中身の濃い、ヨダレを誘うティーザーに過ぎないという点は忘れるべきではないだろう。
7.0/10 NowGamer
価格は不快だし、ファンの間でも賛否が分かれるだろう。どちらにせよ、『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』は間違いなくプレーする価値がある――ただ、もう少し値下がりしてからの方が良いかも。
3.5/5.0 Games Radar
良い点:
・『Metal Gear』のプレー・スタイルを巧みにアップデート
・勇気のあるストーリーテリング
・強い次世代感
悪い点:
・価格の割りに短すぎる
・キャンペーンを薄めるサイド・コンテンツ

『Metal Gear』フランチャイズに驚異的な現代的改善を加味することで、『Ground Zeroes』は効果的にシリーズの今後への期待を高めてくれる。それでも、本編を味見だけしかさせてくれない、高価な焦らしに感じられる。

3.5/5.0 USgamer
『Ground Zeroes』は間違いなくプレー中は楽しいし、『Phantom Pain』の興味深い片鱗を味あわせてくれる。前作としては素晴らしい出来だ。ただ、メイン・ディッシュを期待しないこと。
3.5/5.0 Joystiq
『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』の疑いようのないクオリティは、より巨大で優れたゲームから削り出したかのように感じられる。スネークやオタコンのことを知らないプレーヤーにとっては、そのお陰で丁度良いショーケースになっているかもしれない。小銭稼ぎにしては良く出来過ぎていて、満足するには計算ずく過ぎ、撥ねつけるには魅力的過ぎる『Ground Zeroes』は、我慢の財政テストだ。『Metal Gear Solid』の次のステージが待ち切れない人は、本作プレー後も同じ気持ちを抱えたままだろう。
5.5/10 Polygon
『Metal Gear Solid』のゲームプレーを再構築するため、長寿フランチャイズの信条を投げ捨てた開発元のKojima Productionsは賞賛に値する。より完成されたゲームにおいては、そうした追加要素がより輝きを増す可能性もあるだろう。だが、『Ground Zeroes』はフランチャイズの未来を示す適切な場所とは言いがたい。驚くほど短くて物足りない内容であり、人気フランチャイズの正規新作というより、金儲けに感じてしまう。
55/100 GamesBeat
『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』は、廉価で販売される体験版だ。『Metal Gear』は突出したティーザーで有名とはいえ、それらをこの価格で販売するというのは実に馬鹿げている。物足りないアンロック・コンテンツは露骨な水増しだ。メイン・ミッション内のゲームプレーや物語の展開に10ドル以上の価格はなく、20〜30ドルなど論外だ。

『Ground Zeroes』は、来年『Phantom Pain』が発売される直前に一緒に入手しよう。その頃には価格も下落しているだろうし、ゲームの間隔も許容範囲だ。『Peace Walker』を未プレーなら、何十分にも及ぶオーディオ・テープを聴き続けるより、オンラインでHD版を購入した方がマシだろう。『Phantom Pain』を実際に手にできるようになるまでの間、今年ビッグ・ボスでもったいぶったステルスができるのは、コナミによるこのスリだけだ。