2014年05月21日(水)07時35分

『Transistor』海外レビュー

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『Transistor』の海外レビューです。

  • ジャンル: RPG
  • 機種: PS4/PC
  • 開発: Supergiant Games
  • 販売: Supergiant Games
クレジットが始まり、エンディング曲が流れ出すと、私は『Transistor』を体験した名誉を感じた。しかし、このレビューを執筆するにあたって初めて、私はこれといった欠点を見つけ出せないことに気付いた。ボリュームはそれほどでもないが、文字通り万人がプレーすべきゲームだ。Supergiantがやってくれた。彼らは、心を込めて何かを作れば、それがプレーヤーにも伝わるのだということを証明してくれた。

カジュアル・ゲーマーにとっては複雑すぎる部分もあるが、本作には知的なアイデアがふんだんに盛り込まれているし、全てのエリアに惜しみない注意が注がれている。『Transistor』は文句なく今年最高峰の1本であり、Supergiantはまたしても賞賛に値する。

9.5/10 ZTGD
良い点:
・素晴らしいサウンドトラック
・美しいアート・スタイル
・楽しい戦闘
・複雑なアップグレード・システム
・豊富なチャレンジ
悪い点:
・貧弱なチュートリアル
・序盤は分かりにくいアップグレード

ユニークなナレーションと素晴らしいサウンドトラックを備えた芸術的な世界を求めるなら、本作が正にそれだ。ストラテジーのファンも戦闘を大いに楽しめるだろうし、20ドルの傑作ゲームを探しているなら素通りすべきではない。『Transistor』はスタイルとゲームプレーを兼ね備えたゲームで、必携だ。

9.0/10 IGN
良い点:
・美しい世界
・驚異的な音楽
・奥の深い戦闘
・独創的な物語
悪い点:
・ビジュアルが戦闘をあいまいに

『Transistor』は、すぐにニューゲーム+で2周目を始めてしまうタイプのゲームだ。私も、より手応えのある新シナリオで、この素晴らしい戦闘を掘り下げ続けたくなった。最初に素通りしてしまったエリアに戻り、素晴らしい物語の穴を埋めたくなった。だがなにより、Redや彼女の世界を去る心構えができていなかったのだ。

9.0/10 Game Informer
コンセプト: 増し続けるパワーを持つ武器を装備して国教に乗っ取られた世界を探索
グラフィック: 温かみのある水彩画風背景がハイテク世界を和らげている
サウンド: ジャズ、エレクトリニカ、そして声を融合した独創的なサウンドトラックが感情を盛り上げる
プレー性: 複雑なアップグレード・システムを理解するのは時間がかかるが、ありがたいことに低い難易度が習得する余裕を与えてくれる
エンターテイメント性: 物語からゲームプレーにいたるまで、『Transistor』には驚きと発見が詰まっているが、分かりにくさや未解決の疑問をプレーヤーが受け入れることを要求する
リプレー性: 高め

『Transistor』の戦闘は力を入れているだけあってハイライトになっているが、戦闘に次ぐ戦闘がクリアまでの完全な一本道を作り出し、それが単調さに繋がっている。そしてこれは物語上致し方ないことなのだが、廃墟化する前のCloudbankを訪れてみたいという気にさせられた。現状は非常に孤独なアドベンチャーなのだ。最後には全てが解決することを期待するプレーヤーは失望するだろう。『Transistor』は説明と同じくらい説明されないところが重要なゲームなのだ。解釈が自由というのは新鮮だ。そう感じるのは私だけではないだろう。

9.0/10 EGM
バランスが崩壊しかけないほどパワフルな能力を入手できる終盤に『Transistor』はつまずいているが、感動的な物語、ゴージャスな演出、そしてアクションRPGフォーミュラの想像性溢れる解釈が、盛り上がりに欠けるクライマックスを補って余りある。
9.0/10 GameTrailers
そのエンディングには但し書きが付くものの、『Transistor』は滅多にないほど魅惑的なゲームだ。その一部になりたい、多くを知りたい、そして何よりも去りたくないと思わせる世界を構築している。『Transistor』は、クリアしてすぐ忘れてしまうようなゲームではなく、もう一度最初の感動を味わいたいと願うようなゲームなのだ。
9.0/10 Eurogamer
物理演算のビーチボールを蹴ったり、ハンモックに寝そべったりできる、奇妙な超次元の沿岸避暑地に収納されたチャレンジも、『Transistor』の一風変わった楽しみ方の一つ。サイエンス・フィクションへの巧みなアプローチを楽しみ、戦闘に興じるための適切な場所にプレーヤーを置くためにSupergiantが乗り越えた困難を楽しみ、そして奥深いメッセージを伝えるのに苦労している様すら楽しもう。結局、簡単なメッセージを伝えたいのなら、わざわざゲームにする必要はないかもしれないのだから。
グラフィック 4.5: 『Bastion』の色鮮やかさはないが、青や緑、赤、そしてサイバー・ジャンルに欠かせない白がふんだんに用いられている。精密な地形がカーブの跳ねを巧みに並列化
操作性 3.9: 遮蔽物の後ろにちゃんと隠れるのが厄介だが、一部のメニュー操作はより厄介だ。それ以外の操作性は滑らかで、コントローラーでもマウスでも容易に操作できる
音楽/効果音/ボイスアクト 4.7: 素晴らしい音楽と最高のボイスワークが耳の保養になる。ヒロインの声が奪われてしまったのが残念だ
バリュー 4.5: 短いゲームだが、それもプレーヤー次第。全ての路地を探索し、Limiterで難易度を上げ、Recursionモードで再びアドベンチャーを楽しめば、更に何時間も楽しめる

前作『Bastion』と同様に『Transistor』も、技術的に洗練されているだけでなく、最後までプレーヤーを飽きさせないゲームを志す少数精鋭の開発者集団による、愛情のつまったゲームに仕上がっている。私個人としては、RedとTransistorの関係性が一方通行でない方が好みだったが、開発陣の狙いは理解している。それ以外では、戦闘システムはこれ以上ないほど柔軟で爽快感がある。物語は7時間ほどでクリアしたが、Recursionと呼ばれるニューゲーム+モードがレベルとFunctionを維持してくれるので、アップデートされ手強くなったProcessの様々な組み合わせを試して見たい私には朗報だ。僅か20ドルの『Transistor』は、あらゆるゲーマーが体験すべき、斬新で独創的なアドベンチャーだ。

4.5/5.0 USgamer
最高の戦闘システムと素晴らしい脚本は、『Transistor』のどこかで見たような各要素を超越している。ゴージャスで魅力的、そして感動的なSupergiantの第2作目は、焼き直しにならずに『Bastion』の強みを生かしている。
曖昧で奇妙、敷居の高さを感じさせることもあるとはいえ、『Transistor』は2014年最も強力なゲームの一つだ。通常のビデオゲーム様式のユニークな解釈は実に新鮮。強力な戦闘、最高の敵デザイン、そして愛らしい物語に至るまで、『Transistor』は時間を注ぐプレーヤーを報いてくれる。部分部分も強固だが、それらが全体として非常に堅実な美しい、印象に残るRPGに仕上がっている。アドレナリン全開の一晩限りの情事というよりも努力を要する男女関係といった趣の『Transistor』は、没頭するのを厭わない者なら必ずやプレーすべきだろう。しかし、即効性の安易なスリルを求める向きは他を当たるべき。本作は最後の瞬間まで目を離すべきではないのだから。
8.5/10 Destructoid
Supergiant Gamesは全く新しい体験を作り出しているわけではないが、それでも『Transistor』は良く出来た楽しめるゲームで、アートとサウンドも素晴らしい出来だ。タクティカル戦闘は歓迎すべきだし、様々なFunctionを試すのは本当に楽しい。しかし、『Bastion』に気に入らない部分があった人は、『Transistor』の類似した構造とそのテーマに入り込めないかもしれない。

それでも、試す価値はある。Cloudbankの世界には驚きが詰まっており、Camarata、Process、そしてTransistor自体の謎は掘り下げる価値があるだろう。

8.5/10 Polygon
『Transistor』は、一見すると中身よりも美しい外見にこだわっただけのゲームに見えるかもしれない。その芸術的な魅力を放つ奇妙で素晴らしい世界は、私を一瞬で虜にしてしまった。しかし、何十時間も楽しめるほど奥の深い戦闘の前では、その美しさも霞んでしまう。魅惑的なビジョン、そして見事な出来栄えだ。
8.0/10 GameSpot
良い点:
・目を見張る自由なストーリーテリングからは自信が滲み出ている
・リアルタイムとターン制を混ぜ合わせた、爽快な戦闘システム
・ビジュアル、音楽、そして脚本が素敵な場面を生み出している

『Transistor』は常に美しいゲームだが、時折、ビジュアルと音楽を融合させることで力強く物語上の情報とトーンを伝達し、Red自身の確固たる決意をもって物語を前進させるという、稀な技巧を見せ付けることがある。『Transistor』は巧妙な戦闘システムを備えた楽しいアクションRPGだが、そのような美しい瞬間がそれ以上に昇華している。魂のこもったゲームなのだ。

4.0/5.0 Games Radar
良い点:
・驚異のアート・スタイル
・やりがいがありユニークな戦闘
・豊富なスキルのカスタマイズ性
悪い点:
・Cloudbank自体はあまり魅力がない
・印象的な場面が少ない
・物語に全てをまとめあげる何かが欠けている

知的な戦闘と驚異的なカスタマイズ性のお陰で、『Transistor』は極めて楽しいストラテジー・ゲームになっているが、世界観と物語には残念な部分が多い。アートと素晴らしいサウンドトラックは掴みで、時間を止めてロボットを切り刻むのを楽しもう。

75/100 GamesBeat
『Transistor』は、戦闘の前と最中に丁寧なプランニングを推奨する素晴らしい戦闘システムを備えた、美しくて魅力的なゲームだ。ただ、物語が足を引っ張っているせいで真のクラシックに及んでいないのが残念である。前作『Bastion』よりも欠点は多いが、より興味深いゲームでもある。リスクを冒しているのである。『Bastion』のチャーミングさと明るい場面を捨て、よりダークで陰気な物語に置き換えている。しかし、全てのリスクが報われているわけではない。
3.5/5.0 Joystiq
Cloudbankのユニークなデジタル世界、そして新鮮な戦闘が『Transistor』の推進力だ。完璧なターンは常に達成感があるし、Cloudbankの暗黒面を解き明かし、Camerataの目的を紐解いていくのは、物語自体が意図通り全て上手く行っていないにしても、最後まで興味が途切れない充分な魅力がある。
3.5/5.0 The Escapist
ゲームプレーと物語の両方で時々ストレスが溜まる『Transistor』は、イマジネーションたっぷりの豊かなゲームに仕上がっている。前作ほど巧みではないものの、美しいまでにほろ苦い終わりを迎える愛らしい小品だ。