2014年06月12日(木)02時16分

『Destiny』E3プレビュー総括 - アルファ版の全貌

  • ジャンル: FPS
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360
  • 開発: Bungie
  • 販売: Activision

人類の絶滅を防ぐGuardianの一員として、銀河を旅しながら様々な宇宙人種族と戦闘を繰り広げる『Destiny』は、協力プレーやソーシャル要素に重きを置いた1人称シューター。

E3 2014に出展されたプレーアブル・アルファ版では、プレーヤー同士の交流やクエストの受諾を行なうハブTower、プレーヤー同士の対戦エリアCrucible、そしてOld Russiaを舞台にした探索や幾つかのミッションがプレー可能となっている。

今回は、アルファ版をプレーした複数のゲーム記者のプレビュー記事を基に、『Destiny』の全貌に迫る。

キャラクター作成

Game Informer
いざゲームをプレーする前に、まずキャラクター作成とカスタマイズ・ツールを初めて目にすることができた。Human、Awoken、Exoという種族の違いは見た目だけだが、それぞれに独自のカスタマイズ・オプションが用意されている。例えば、Humanの場合は肌の色や髪型をいじることができるが、ロボットのようなExoの場合は金属的なペイントや頭の突起物といった改造が用意されている。アルファ版のキャラクター作成ツールは近年のMMOほど充実していない――例えば顔の特徴を調整するスライダーなどがほぼ存在しない――とはいえ、色彩や組み合わせは豊富に用意されているので、殆どのGuardianたちはしっかりと差別化されることだろうと思う。

The Escapist
ゲームを始めるには、まず自分のGuardianを作成する必要がある。種族は3種類用意されているが、一部台詞に違いがあることを除けば、あとは見た目の違いだけだ。当然ながら人類たるHumanは用意されているが、驚くべきことに、そしてまだ完全に説明されていないのだが、選択可能な種族としてあと2種類が登場している。霊的な超常的人類のようなAwokenには様々な種類の奇妙な肌や髪の色が用意されている。Exoはアンドロイドかロボットのような種族で、他の種族なら髪型をカスタマイズできるところを、Exoは色々なアンテナや機械を顔に取り付けていくことになる。

私がアルファで見た限り、キャラクター・カスタマイズにはかなり力が入っているようだ。新しい宇宙船を買うこともできるが、これはロード中に眺めることくらいしかできなさそうだ。エンブレムは特定メニュー画面で表示される名前が変化し、各クラスにはクラス固有の装飾アイテム専用のスロットが用意されている。一部のカスタマイズ要素は一定のレベルやランクに達してようやく解除されるので、これも『Destiny』のプレーヤー目標の一つなのだろうか。

更に、『Destiny』には3種類のクラスが用意されており、どれも特定のプレー・スタイルの柱として存在する。Titanは乱暴者のタンク的な役割で、近接戦闘で大ダメージを与えるのを得意とする。WarlockはTravelerからパワーを得た魔法のようなパワーを備え、回復能力に秀でているが、銃の扱いもなかなかのもの。3クラスのうちの最後はHunterで、悪党的な敏捷キャラの需要を満たしている。各キャラクターは、グレネードやスーパーパワー能力、そして移動手段といったゲームプレー・メカニックによって、より深く特徴付けられる。例えば、Hunterはダブル・ジャンプができ、アップグレードすればトリプル・ジャンプも可能になる一方、Warlockは宙に浮いてしばらく浮遊することができる。追って解除されていく特殊能力などもあるようだが、アルファ版ではレベルの上限が8までとなっている。

ソーシャル・ハブ、Tower

Game Informer
アルファ版で新鮮味を感じた要素の一つが、『Destiny』の中核を成すソーシャル・ハブTowerの存在だ。Old Russiaを離れて軌道上に戻ると、地球上に唯一残された居住地区を選択することが可能となる。そこに、GuardianのTowerが待ち構えているのである。MMOの首都と同じように、Towerには沢山のお店があり、アイテムを作成したり、他のプレーヤーと交流したりすることができる。

Towerでは3人称視点に切り替わり、被り物が自動的に取れるため、他のプレーヤー・アバターの顔を見ることができる。郵便屋を使えばゲーム内でメールのやり取りが可能になるし、武器やアーマーを保管する金庫もある。金庫に保管されたアイテムと全てのGlimmer(本作の主要貨幣)は自分のアカウントの全てのキャラクターに共通なので、他のキャラクターに武器を渡すのも容易だ。

無数の商人が提供する装備品によって、自分のGuardianを飾り立てることができる。武器商人からは新しい武器を買えるだろうが、収集したEngramを解読して作成可能な武器にしてくれる商人もいる。それ以外にも、自らのキャラクターを特徴付ける様々な宇宙船やSparrow(スピーダー・バイク)を提供する商人も存在する。メニュー画面やUI内で自らのキャラクターを表すエンブレムを売る商人もいる。アルファのプレー時間が終わりを迎える頃には、私は最高のロケット・ランチャーを購入して派手な新しい宇宙船に乗り込み、軌道へと旅立って行った。

通常の行商人よりもじれったい気持ちにさせられるのが、アルファのレベル上限となるレベル8の段階では入手することができないアイテムを抱える商人の存在だ。対戦モードCrucibleでランクを上げたプレーヤーのみ入手できる装備品を提供する商人が複数いたのである。レベルの高い協力プレー・コンテンツやミッションを経験したプレーヤーのみに提供されるVanguardアイテムを抱える商人もいた。そうした行商人から入手できる伝説的なアイテムの数々は、喉から手が出るほど欲しくなるご褒美のようで、それらをアンロックするためにも、一刻も早く製品版をプレーしたくて堪らなくなってしまった。

IGN
Towerに行くと、『Destiny』の雰囲気がガラッと変化する。より落ち着いた、それでいて非常に楽しい雰囲気になる。見下ろすThe Last Cityの景色も、特に夕日は目を見張るほど美しい。

ミッション/クエスト構造

The Escapist
ゲームプレーは複数の層に分かれている。探索は、共有世界の広大なマップにプレーヤー同士を放り出す。各マップには無数のミッションやダイナミックにスポーンするパブリック・イベントが満載。ストーリー・ミッションでは、特定の目標が存在するマップにプレーヤーを送り込む。同様に、ストライク・ミッションも同種のミッションだが、Fireteamと呼ばれる最大3人のグループで協力して取り組むようなバランスになっている。ストライクとストーリーは、どちらも様々な何度でプレーすることが可能で、例えばアルファでプレー可能なストライク・ミッションには、敵のウェーブやボスなどが登場する手強い先頭が幾つも盛り込まれていた。Crucibleは対戦マルチプレー。アルファ版では拠点制圧モードのみがプレー可能となっていたが、他にも複数のモードが用意されているようだ。対戦マルチプレーはキャラクターのレベルに応じてある程度自動で調整されるが、その詳細は今後明らかになるだろう。

Game Informer
まず何より、私は何時間もその地域を自由に探索し、細かなクエストを拾っていった。これは今まで詳細が明かされていなかったフィーチャーだが、ソロや協力プレーのプレーヤーにとって、シンプルで王道の戦闘を楽しむ方法として人気が出るのではないかと思う。あたりを探索している時にGhost(『ゲーム・オブ・スローンズ』のピーター・ディンクレイジが声を担当した、浮遊するAIコンパニオン)を呼び出せば、付近のクエスト・ビーコンを発見することができる。この時も私の近くに2、3のクエストを見つけることができたので、その一つに駆け寄ってみた。

1人でも最大3人のFireteamでも、こうしたビーコンは面白い戦闘を楽しめるシンプルなクエストを提供してくれるが、クリアの明確なガイドラインは存在しない。数百メートル先の環境をスキャンするクエストでは、そこに辿り着くにはFallen兵士の集団を倒すしかないといった具合だ。Hive Knightを殺すクエストかも知れないし、マップ上の複数の地点を回る偵察パトロール・クエストかも知れない。クエストをクリアしてちょっとした報酬を受け取ると、新たなビーコンが近くで待っている。

実際のところ、このシステムは本格的なストライクやストーリー・ミッションに取り組む気分ではない時のために、ほぼ無限のサイド・ミッションを提供してくれることになる。

私がプレーした限りでは、こうしたクエストはソロでも協力プレーでも完璧に機能していた。私がプレーした半分は同僚の記者とプレーしたのだが、Fireteamシステムのお陰でコンテンツ・エリアの移行もとても簡単だった。クエストをクリアするとグループとして報酬を受け取ることができるが、各プレーヤーそれぞれにアイテムが用意されることもある。この協力プレー体験は比較的シームレスだし、仲間と連携して敵を包囲したりすることができるため、手強い敵が相手だと非常に楽しい。

突発的な協力プレーとソーシャル要素

IGN
探索サイド・ミッションを終えたばかりの私は、洞窟の中にいた。ふと目をやると、パブリック・クエストの一種Patrolイベントが表示されるのが見えた。このクエストでは、小さな船が不時着したためにGhost――『ゲーム・オブ・スローンズ』のピーター・ディンクレイジが見事に声を演じるチャーミングな生きたキューブ――を展開し、残骸をスキャンして使える物を探すことになった。私は山沿いの洞窟から出て、□ボタンを押してGhostを展開し、スキャンを開始した。

この時点で私はレベル8で、このエリアはレベル4くらいだったので、大量のFallenから自分のGhostを守り抜くのはそれほど大変ではなかった。しかし、90秒の拠点防御ミッションの最後の30秒になると、私はFallen Captainを筆頭とする大量の敵に圧倒されてしまった。正に多勢に無勢。

すると、まるで示し合わせたかのように――勿論合図などないのだが――2人のプレーヤーが参戦して手を貸してくれた。敵の集団を一掃する手助けをし、自分たちのアイテムを収集すると、登場した時と同じように疾風のように去っていってしまった。これこそ、Bungieが『Destiny』で約束しているダイナミックなソーシャル要素であり、それが遂に実際に目の前の画面で繰り広げられたことに、私は興奮と安堵を覚えたのだった。ほんの1分、もしくは1時間に亘って協力し合うこともできれば、完全に無視して進めることもできる。その間ゲームが止まることはないのだ。

The Escapist
いざゲーム世界に参加すると、同じ空間に他のプレーヤーがいるが、必ずしも全てのプレーヤーがゲーム自体、もしくはそのサーバーにいるわけではない。他のプレーヤーと一緒に行動するのも自由だし、1人で狩りに出かけても良いが、1人ではほぼ不可能なために協力プレー推奨のパブリック・イベントも存在する。『Destiny』は一部の機能性を犠牲にして簡素化しており、細かなことは全てゲームがやってくれるので、手軽さが重要なコンソールに最適となっている。チームでミッションに取り組みたい?『Destiny』がすぐマッチングしてアクションを楽しませてくれる。

『Destiny』は、ソロでもプレーできるが同時に他のプレーヤーとの繋がりも感じさせるという秘儀を心得ているようだ。誰かがトラブルに陥っているようなら、駆け寄って蘇生し、手強い敵を一緒に倒してから別々の道を行くことができる。それも、ロード画面やメカニックの移行を経ずにである。数人の友人と一緒にFireteamを組んでプレーした方が楽しいのは言うまでもないが。

Destructoid
マルチプレーに関して、私はBungie流の「オンライン・オンリー」システムを気に入った。ゲームをプレーするだけでもインターネット接続が不可欠なのは確かに残念だし、そのせいで本作をプレーしない人も多いだろう。しかし、その結果出来上がったのは、『風ノ旅ビト』最大の長所を思い起こさせるものだ――プレーヤーがランダムかつシームレスに出入りし、必要とあれば仲間になって助け合うことができる。レベルをチェックしたり、膨大なリストから他のマッチを探したり、切断の心配をしたりといった、面倒くさい手順一切無しでプレーヤーたちが参加できるというのは最高だ。とにかくシームレスなのである。

対戦モードCrucible

Eurogamer
「まるで『Halo』のようだ」。協力プレー・ミッションをプレーするために4月にBungieを訪れた時、私は『Destiny』は『Halo』のようなプレー感覚だとお伝えした。それも当然、本作はBungieの1人称シューターなのだから。多くのBungieファンにとってはそれが全ての対戦マルチプレーを実際にプレーした今、私は同じことをお伝えしよう。GuardianとしてGuardianを撃ち殺すのは、SpartanとしてSpartanを倒すのとほぼ同じように感じられた。Bungieの『Halo』に費やした数年間を、筋肉が記憶しているのだ。

だが、大きな違いがある。『Destiny』の対戦マルチプレーは、『Halo』よりもテンポが速いのだ。Master Chiefのフワッとしたジャンプやシールド、スタミナ・ヘルス・システムをGuardianは引き継いでいるが、Spartanよりも走る速度が速いのである。ダブル・ジャンプもできるので、屋上や囲まれた制御地点にジャンプして、格好の狙撃ポイントに陣取ることができる。重みを感じさせる満足感のあるシューティングは、腰だめでの射撃よりも照準を覗いての射撃向きだろう。シューティングといえば、『Destiny』の武器はどれも強力だ。オート・ライフルといったプライマリー武器ですら、Guardianを一瞬で倒せるように感じるので、常に冷静に対処する必要があるだろう。ぼんやりしていたら速攻で終了である。ある程度ダメージを受けても逃走できることが多い『Halo』と違い、『Destiny』は逃げ場無しである。決着はあっという間に付くだろう。戦闘を開始したら、殺すか殺されるかして、リスポーンして繰り返し。テンポが速くカオスで、言ってしまうが『Call of Duty』っぽい。

Game Informer
プレーしたマップに関係なく、戦闘の感覚を掴むことはできた。端的に言って、『Halo』プレーヤーはすぐ馴染めるだろう。動きの速度、シールド/ヘルスのリチャージ、そして敵を倒すために必要な弾数まで、Bungieの過去作『Halo』に似ているのだ(全く同じというわけではない)。しかし、『Destiny』の対戦マルチプレーには、他の対戦ゲームとは異なる新機軸が盛り込まれている。スーパー能力は戦場を一変させる力を持っており、複数の敵を一層できるパワフルなツールになっている。加えて、武器の種類が多いために、一対一の戦闘の際に相手の力を予測するのが難しくなっている。先頭感覚を一変させる最大の違いは縦方向の移動能力で、あらゆる戦闘が縦方向を意識させるものになっている点だろう。どんな移動手段を用いているかによるが、一つの動きで地面から2階や戸口の上に登ることがdけいるのだ。私がプレーしたマッチの最中にも、過去のBungieマルチプレーよりもはるかに縦方向に注意を払う必要があった。

ソース: IGN Destructoid Game Informer The Escapist Eurogamer Game Informer

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  • カテゴリ: プレビュー タグ: Destiny