2014年06月21日(土)22時17分

『EA Sports UFC』海外レビュー

247.jpg

『EA Sports UFC』の海外レビューです。

  • ジャンル: 格闘
  • 機種: PS4/Xbox One
  • 開発: EA Canada
  • 販売: EA
9.0/10 EGM
オクタゴン内部のアクションをこれまで以上に見事に再現しており、シンプルではないものの操作性も十分分かり易く、スタンドアップ、クリンチ、マット上で対戦相手を倒す全く新しい体験を可能にしている。驚異的な次世代ビジュアルによって、『EA Sports UFC』はチャンピオン・ベルトに値する存在となっている。
EAにとって非常に手堅いオクタゴン・デビューだ。ゲームプレーの基礎は、今後を期待させる出来となっている。UFCブランドの前回のゲームと比較すると、本作は少々出遅れている。『Undisputed 3』のゲームプレーは本作よりもシャープで、操作性も隅々まで練られていた。最高のロースター、素晴らしいチュートリアル、キャリア・モードでのローカル対応チームアップ、豊富なオンライン・オプションなどが軌道修正してくれるだろう。ファイターのグラフィックの質は目を見張る出来だし、開発チームも胸を張るべき仕上がりとなっている。本作には素晴らしいアイデアが盛り込まれているし、土台も申し分ない。地固めをしつつ、取っ付き易さを向上させれば、次回作には期待できるだろう。
8.0/10 Game Informer
コンセプト: 極めて複雑なスポーツを再現するためにユニークな格闘システムを採用
グラフィック: キャラクター・モデルは素晴らしい。打撃が命中すると皮膚が波打ち、パンチを受けるたびに頭が揺れる。だが、観客は単なる背景
サウンド: Joe RoganとMike Goldbergが見事な実況と解説を聞かせてくれるが、EAの選曲を補う独自のプレーリストは必須かも
プレー性: コンボの先行入力はできないので、相手の攻撃にすぐ対応できるよう注意を払うことが不可欠
エンターテイメント性: 格闘システムはバトルを楽しめるようになるまでかなりの学習曲線を乗り越える必要がある
リプレー性: 高い

『EA Sports UFC』は決してお手軽な格闘ゲームではない。成功にまい進する熱心な戦士を報いる複雑な怪物である。各試合はまるで、対戦相手の戦略を探って隙を突くチェスのよう。『Street Fighter』や『Smash Bros.』といった格闘ゲームファンにとって、細部へのこだわりは不自然に感じられるかもしれないが、UFCの理路整然としたテンポにMMAファンはノックアウトされるだろう。

4.0/5.0 Game Revolution
次世代機のポテンシャルを見せ付ける『EA Sports UFC』は、MMA格闘ゲームの遺産を維持しているものの、それでも全体には荒削りだ。一度は希薄だったEAとUFCの関係も、今では自然とフィットしているように見え、EA Canadaが細部を修正すれば見事花咲くだろう。DLCキャラクターの1人であるブルース・リーの言葉を借りれば、「本人に認める勇気があれば、過ちというのは常に許せるものだ」ということだ。『EA Sports UFC』の未来にこれほど相応しい言葉もないだろう。
EA Sportsにとって過酷な挑戦だったのは疑いようのないところ。THQは『UFC Undisputed 3』でバーチャルUFC体験をほぼ完璧に再現していたし、それを越えるのは至難の業だ。息を呑む次世代ビジュアルと素晴らしいオーディオ体験を備えた楽しいMMAゲームによって、EA Sportsはそれを成し遂げている部分もある。そもそも複雑なスポーツなので、操作体系に練習と忍耐力が不可欠なのは予想通り。本作は洗練されているとは言いがたく、他のスポーツ・フランチャイズと比較すると深みもないが、『EA Sports UFC』が充実した楽しい格闘ゲームなのは間違いないだろう。
7.5/10 NowGamer
爽快感と緊張感のある、素晴らしいマルチプレー・ゲーム。欠陥のある掴みメカニックが打撃の興奮に劣っているのが残念だ。
75/100 GamingTrend
良い点:
・完璧なサブミッション・システム
・概ね正しく感じられる格闘メカニック
・驚異的なビジュアル
・バランスの良い格闘
・FMVセクションがリアリズムを増す
悪い点:
・奇妙なバグの数々
・不安定なフレームレート
・奇妙なボイスワーク
・ドクター・ストップがない
・足へのダメージがあまり意味がない

結論としては、『EA Sports UFC』は勝利を収めているが、僅差の判定勝ちといったところだ。ドクター・ストップなどの省略や散見される奇妙なバグもあるが、『EA Sports MMA』よりも優れたデビューなのは間違いない。だが、色々な問題にもかかわらず本作は馬鹿みたいに楽しいのである。極めて野心的なゲームではあるが、もっとジムに篭る必要があったかもしれない。とはいえ、続編は非常に楽しみだ。第二戦目はデビュー戦よりも必ず良くなるものである。

7.0/10 Eurogamer
『EA Sports UFC』には光る部分もあるが、奇妙なゲーム・デザインもあり、開発チームはこのスポーツの本質を捉えることよりもYouTubeで目にする枝葉の技を再現することに力を入れすぎたのではないかと思わせる。だが、対戦相手が人間になると、美しい破壊と見事なドラマを提供してくれる。第5ラウンドの最後の瞬間に完璧なヘッド・キックを決めてタイトルを獲得するなど、これ以上の快感は存在しないだろう。
7.0/10 Destructoid
『EA Sports UFC』は奇妙なパッケージだ。MMAファンには深すぎるかも知れず、格闘やボクシング・ゲームのファンには薄すぎる。本作をプレーしてみて、すぐにでもMMAを見たいという気にはならなかったが、全く興味を失ったというわけでもない。人気がうなぎ上りなのも理解できる。

このスポーツに少しでも興味があり、我慢強い人にはオススメしたい。楽しいゲームが眠っている・・・ただ、そこに辿り着くまでが大変なだけだ。

70/100 GamesBeat
『EA Sports UFC』は、MMAゲームにとって素晴らしい次のステップとなっている。キャリア・モードとリアルなゲームプレーは、熱心なUFCファンとハードコアなスポーツ・ゲーマーの心を掴むだろう。

しかし、複雑な操作性と安定しない打撃メカニックは、それ以外のプレーヤーをイライラさせるだろう。修正が必要なバグも多い。

今年の『EA Sports UFC』は悪くない出来ではあるが、幾つかの重要な問題点が修正されれば、手堅い年刊スポーツ・フランチャイズになれるだろう。

グラフィック 5.0: 痣からテイクダウンまで、驚異的な次世代グラフィック体験
操作性 4.0: 打撃操作は掴み操作よりもはるかに複雑に感じる
音楽/効果音/ボイスアクト 3.0: 実況はそこそこ。そこまでMMAのファンではないので、リアルかどうかは分からない
バリュー 3.0: プレーするより見る方が楽しいが、それでも買う価値はあるかも

EAのMMAデビューが好きだった人なら、『EA UFC』も気に入るだろう。UFCのファンなら、間違いなく『EA UFC』を気に入るはずだ。何と言っても、100を超えるファイターを収録しているのだ。しかし、格闘ゲームのファン向けのゲームではない。スポーツ・シミュを探している人向けでもない。1人でプレーする予定の人も考え直した方が良いだろう。結局のところ、『EA Sports UFC』は真剣に受け止めるべきではないゲームであり、それができる人なら、友達と一緒に気晴らしができるだろう。しかし、高いリプレー性や深い戦略性を含んだ格闘体験を求めるなら、上がるリングが間違っている。

3.5/5.0 Games Radar
良い点:
・驚異的な細部へのこだわり
・マルチプレーにおけるスタンドアップとグラウンドが上手く機能している
悪い点:
・AI相手のサブミッションが簡単すぎる
・キャリア・モードは過去作のような
・モードが少なめ

『EA Sports UFC』は細部に凝ったファイターと最高の格闘を誇っているが、これまでのUFCゲームが持ち合わせていたシングルプレーのバランスと多種多様なモードが欠けている。

6.8/10 IGN
良い点:
・リアルな演出
・最高のグラフィック
・リング内のオプション
悪い点:
・緊迫感に欠ける格闘
・平凡なキャリア・モード

『EA Sports UFC』の見た目は完璧で、余すところのない技の数々はこのスポーツの複雑さを見事再現している。だが、次の瞬間にもやられるかも知れないという緊迫感こそがMMAに重みとドラマをもたらしていることを考えると、それがない本作は失敗している。開発陣がこのスポーツに対して多大な敬意を抱いているのは明らかだが、敬意と細部へのこだわりだけでは、失われた危険と興奮の埋め合わせをすることはできないだろう。

6.0/10 Video Gamer
良い点:
・強固なゲームプレー
悪い点:
・レジェンドが不十分
・グラウンドが酷い
・モードとカスタマイズ性不足

傑作であるべき『EA Sports UFC』は、悪くない程度に落ち着いている。開発期間の長さとEAが利用できるコンテンツの幅広さを考慮すると、この製品版には失望を禁じえない。

良い点:
・操作性が複雑すぎるとはいえ、基本的な格闘部分は良い出来
・ファンなら豊富な技やファイターのロースターを楽しめる
・素晴らしいグラフィック
悪い点:
・グラウンドはTHQ作品とは比べ物にならない
・モードが少なく、キャリアは面白味に欠ける
・一部の固いアニメーションと貧弱な演出

コンテンツのボリュームとまとまりのないアクションの両方で驚くほど煮え切らないデビュー作だ。