2014年09月24日(水)22時44分

『FIFA 15』海外レビュー

fifa15.jpg

『FIFA 15』の海外レビューです。

  • ジャンル: スポーツ
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/Wii/PC/3DS/Vita
  • 開発: EA Canada
  • 販売: EA
9.25/10 Game Informer
コンセプト: 既に充実したフィーチャー一式に進化したゲームプレーを融合
グラフィック: 選手の容姿、ピッチの美しさ、全体的な演出まで、全てが一流
サウンド: 実況のタイミングや文脈は昨年から改善されている。歓声は凄まじい
プレー性: ありがたいことに前作から変化のない操作性は、そこから生まれるゲームプレーと密接に呼応する
エンターテイメント性: どのモードでも最高に楽しい驚異的なゲームプレー。シリーズ最高傑作だ
リプレー性: 高い

『FIFA』フランチャイズは、無数の公式ライセンス依存から、自らの能力で独り立ちを果たすことに成功した。『FIFA 15』は、前評判を凌駕するゲームプレーでシリーズを新たなレベルへと引き上げている。ボールを自由自在に操れる気分にさせてくれるし、自信満々気分を堪能できる。気持ちがあれば『FIFA 15』は応えてくれる。失望はしない。

9.0/10
過去作のユーザー・フレンドリーなモードやミニゲームは全て収録されているし、新フィーチャーやこれまでの弱点の大幅な改善も盛り込まれている。『FIFA 15』は究極の体験を生み出すことに成功している。クラブを運営してチャンピオンズ・リーグ制覇を目指すもよし、カスタム選手で10年のキャリアを築くもよし。『FIFA 15』はスポーツ・ゲームの新たなスタンダードであり、これを超えるには『FIFA 16』は倍の努力が必要になるだろう。
4.5/5.0 Games Radar
良い点:
・前作よりも速くタイトになった
・生放送風の演出はテレビそのまま
・現実世界のニュースやスタッツが見れるMatch Day Live
・改善されたUltimate Team
悪い点:
・フットボールは世界規模のスポーツだが、本作の改善点は概ねプレミア・リーグに偏っている
・新フィーチャーの欠如――だが、これ以上何を追加しろと?

改善点は主に演出面が中心だが、お陰でより没入できる。最高のフットボール・ゲームが更に凄くなった。

『FIFA 14』は、次世代機の驚異的なロンチ・タイトルだった。更なる開発期間を得て、開発チームは『FIFA 15』でさらにハードルを上げることに成功している。変更点は過去作ほど大きなものではないとはいえ、『FIFA 15』は地球上でもっと優れたサッカー・ゲームの地位を確かにした。
ビジュアルと全体的な演出、そしてイライラさせられる味方AIへの些細な変化以外には、概ね『FIFA 14』と変わらない体験だ。新しいフィーチャーの中で、ゲームプレーに大きなインパクトを与えるものもない。熱心なファンなら失望はしないだろうし、シリーズの新規ファンなら『FIFA 15』は最高の入門編となるだろう。
8.3/10 IGN
良い点:
・一流のアニメーション
・大一番の雰囲気
・カスタム・チーム・シート
悪い点:
・でしゃばりな挿入カット
・雑な味方のAI

『FIFA 15』は、最も包括的なスポーツ・シミュであり続けているし、新世代ハードウェアのお陰で非常に美しいゲームに仕上がっている。一部の改良は確かに価値あるものだし、前作から明らかに改善されているものの、その性で欠点がより際立ってしまっている。前進であると同時に後退でもあると言えるだろう。コナミの『ウイイレ』が復活の兆しを見せているだけに、EA Sportsもボールから目が離せないはずだ。

8.0/10 GameSpot
良い点:
・新たなゴールキーパーのアニメーションが多様性とビジュアル的な派手さを加味
・相手AIの柔軟性が増し、予測が困難に
・Ultimate Teamのローン・システムによって本モード固有の作業感が薄れている
・戦術とフォーメーションの実行とデザインが容易に
・攻撃重視のお陰でオンライン対戦が最高に楽しくなっている
悪い点:
・相変わらず奇妙な解説
・エキサイティングさに重きを置いたせいで長期的な深みを損なう可能性がある

スター気分を味わえる点こそ、『FIFA 15』の真骨頂だ。ゴールキーパーの腕は上がっているように見えるが、それでも最高の攻撃で相手を倒せると信じることができる程度にはスペクタクルなゴールが生まれる。戦術オプションには、試合の流れを変えて天才気分を味わえつつも、分かりにくくならない程度には深みがある。Ultimate Teamで一流のチームを構築するには、相変わらず作業(もしくは課金)が不可欠だが、一流選手をローンで獲得すれば、即座に魔法を繰り出せる。
このようなアプローチには凄まじいまでの深みはないかもしれないが、毎年新作がリリースされるシリーズにとって、それほど大きな問題にはならないだろう。エキサイティングで爽快な、最高に楽しいフットボールを求めているなら、『FIFA 15』を買うべきだ。

8.0/10 God is a Geek
リアリズムとエンターテイメント、どちらに注力しようと必ず誰かが不満を抱くのだから、EA Canadaも大変だ。キャリア・モードがないがしろにされているのは残念だが、今年は大きく変わったように感じられるほどの変更が加えられている。全てが刷新されているというわけではなく、表面を磨いたに過ぎない。演出を前面に出すべき年ではなかったのかもしれない。
『NHL 15』での深刻なつまずきのあとだけに、『FIFA 15』はEA Sportsにとって正しい方向に飛躍している。現行機のパワーを生かし、感情知性と改善されたアニメーションを追加。今年最も美しいEA Sportsタイトルである。残念ながら、ゲーム・モードは比較的そのままだが、現行機に最適化することが表面上の変更か完全に削除するかの選択だとするなら、前者を選んでくれたことは嬉しい。膨大なサウンドトラックは再び今年最高のライセンス・サウンドトラックだし、観衆は今まで以上に直接反応してくれる。全体のクオリティも極めて洗練されている。アメリカでサッカー人気が急上昇しているお陰で、本作は多くのゲーマーにとってのシリーズ入門編になるのではないだろうか。本作は正にピッタリだ。
4.0/5.0 Digital Spy
『FIFA 15』は斬新なアイデアやモードが満載というわけではないものの、フットボール・シミュとしては史上最も洗練され、楽しめるゲームだ。
良い点:
・素晴らしいグラフィックと演出
・感情的知性は上手く機能している
・便利な追加要素が加わったUltimate Teamはこれまで以上に魅力的
悪い点:
・前作からの継続性がない
・守備は往々にして苦痛
・新ゴールキーパーには大きな欠陥がある
・シングルプレーにはほぼ変化がない

今までとは違うだけで間違いなく改善ではない。素晴らしい次世代グラフィックにもかかわらず、『FIFA』がこれほど方向性を見失っているように見えるのは初めてだ。

7.0/10 Video Gamer
良い点:
・最高の演出
・ポゼッション・タックル
悪い点:
・シングルプレー・モードが昨年の焼き直し
・バランス調整必須のキーパー

『FIFA 15』はゲームプレーに問題を抱えているものの、極上のフットボールをプレーすることもできる。しかし、停滞したままのシングルプレーは後味が悪い。ゴールキーパーが修正されれば、EAはフットボールのキングであり続けるだろう。このままでは、再びタイトル・レースに引き戻される危険がある。

7.0/10 Eurogamer
毎年のように学び直すのも、『FIFA』の魅力の一つになった。これがEAの意図的なものなのか、それとも、私はこっちだと思うが、開発陣が現状維持を決め込み、コミュニティからの不満や十分差別化されたゲームを毎年送り出すプレッシャーに応じる形でスピードとテクニックのバランスを毎年いじくることが原因なのかは定かではない。私が賭けるとすれば、『FIFA 14』がそうだったように、『FIA 16』では足の速い選手のスピードを緩めて、それを改善と呼ぶだろう。だが明確なゴールが存在しない場合、改善も存在しない。

それこそ『FIFA』に付きまとう矛盾なのかも知れない。EAが『FIFA 15』を史上最高のフットボール・ゲームと主張するならそれは妥当だが、開発陣は毎年徐々にその意味を見失いつつある。

グラフィック 4.9: グラフックは最高で、5点満点ではない唯一の理由は将来更に凄くなると分かっているから
操作性 4.0: 基本操作は悪くないが、スキル・ムーブは覚えることが多すぎる
音楽/効果音/ボイスアクト 4.0: 過去作同様、実況はかなり良い出来
バリュー 2.5: 『FIFA 14』からの変化があまり感じられない

『FIFA 15』は概ね悪くないゲームだ。『FIFA 14』からのアップグレードである。ただ問題は、アップグレードのように感じてしまうこと。フランチャイズの新作をプレーしているという感じはせず、前作のアップデート版に過ぎない感じがするのである。一部のファンにとってはそれで十分かもしれないが、私のようなカジュアルなサッカー・ファンにとっては物足りない。