2014年11月08日(土)22時53分

『Call of Duty: Advanced Warfare』海外レビュー

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【追記 - 11月10日20:49】Eurogamerのレビューを追加
【追記 - 11月8日22:53】Destructoid、The Escapist、NZGamerのレビューを追加
【追記 - 11月4日12:40】IGNのレビューを追加

『Call of Duty: Advanced Warfare』の海外レビューです。

なお、IGNやEurogamerなど一部のサイトは製品版発売後のマルチプレー状況を見極めてから最終的な結論を出すとのことで、それに合わせて追って記事を更新する予定。

  • ジャンル: FPS
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 開発: Sledgehammer Games
  • 販売: Activision
9.1/10 IGN
良い点:
・外骨格スーツの機動性
・最高のマップとモード
・独創的なキャンペーン・ステージ
・定期的なアンロック
悪い点:
・説明的な台詞

『Call of Duty: Advanced Warfare』は、ただロボット・スーツを『Call of Duty』に放り込んだだけで過去作との差別化を図るという手抜きにもなりえたが、Sledgehammerは戦闘方法の隅々にまでその拡張された能力と選択肢を組み込んでいる。キャンペーン、協力プレー、マルチプレー、のマップはどれも新メカニックを活かすようにデザインされており、それが『Advanced Warfare』に全てのモードのプレー感覚を変化させる重みと重要性をもたらしている。本作の根っこは『Call of Duty』だが、その強みは維持しながらも焼き直しは最小限に抑えている。

9.0/10 Game Informer
コンセプト: 近未来におけるエキサイティングで恐ろしい武器の応用方法を掘り下げる
グラフィック: 見慣れた平凡なオフィスや倉庫、武器製造施設とは違う風景が堪能できる素晴らしいビジュアル
サウンド: 銃声やグレネードの破裂音はいつも通りで、ミュート・チャージなどの新しいオモチャのためのサウンドが追加されている
プレー性: キャンペーンは必要な情報を逐一提供してくれる。マルチプレーのカスタマイズ性は凄まじく、最初はやる気を削がれるほどだが、お手軽なテンプレートが最初から用意されている
エンターテイメント性: 伝統的な、巧みに構築されたド派手な見せ場が連続するシングルプレーは、多様性に富む素晴らしいマルチプレー・モードに負けている。フランチャイズの定番ゲームプレーを活かしつつ、機動性や拡張されたカスタマイズ性といった大きな変更が加えられている
リプレー性: 高い

『Call of Duty: Advanced Warfare』のシングルプレー・キャンペーンは、未来武器の冷静なビジョンを備えた、バカっぽい夏の大作映画だ。ポップコーンを用意しよう。豊富なカスタマイズがリプレー性を増すマルチプレーこそが真髄なのだから。

9.0/10 God is a Geek
良い点:
・マルチプレーへの最高の変化
・素晴らしいシングルプレー
・息を飲むビジュアル
悪い点:
・少々無難過ぎるプロット
・Survivalモードには改善の余地あり

Sledgehammerは、これが初となる『Call of Duty』で大胆な決断をした。新たな次元と最新の武器を追加することで、マルチプレーは最高に楽しい仕上がりだ。テンポが速く滑らかで、バランスも悪くない。シングルプレーもかなり充実しており、『Call of Duty: Advanced Warfare』はシリーズへの興味を再燃させるのに十分な出来と言えるだろう。

9.0/10 EGM
『Call of Duty: Advanced Warfare』のストーリーテリングが野心的な失敗だとするなら、ゲームプレーへのアップグレードは成功と言える。キャンペーンとマルチプレーの両方で、外骨格スーツを始めとする近未来的ガジェットの数々は、最初の『Modern Warfare』の影に囚われていたように見えるフランチャイズに、新たな命を吹き込んでいる。
9.0/10 Polygon
『Call of Duty: Advanced Warfare』が物語で犯した些細なミスは、ビジョンと驚異的な出来栄えが補って余りある。『Ghosts』があってもなお後者が問題だったことはないシリーズではあるが、『Call of Duty: Advanced Warfare』はリスクを冒したと感じられる程度には新能力でシリーズを進化させている。どうやら、それこそこのシリーズに必要なものだったようだ。
『Advanced Warfare』は中身の濃い楽しい『Call of Duty』体験を提供してくれる。引き込まれる物語と楽しいミッションを備えたシングルプレー・キャンペーンは素晴らしい出来だし、マルチプレーは超早いフレームレートとレスポンスの良い操作性に、外骨格スーツの新能力とブーストが支える立ち回りが新たなやりがいと興奮を加味する。本作は、単なる長寿シリーズの年刊リリースではない。『Call of Duty』サーガのエキサイティングな新章なのである。
グラフィック 4.5: シングルプレーのカットシーンは文句なく素晴らしい。モーション・キャプチャーのスタジオは見事な仕事を披露している
操作性 4.0: 操作性は期待通り上手く機能している。ブーストやブースト・ジャンプは驚くほど制御できるが、それでも私はコントローラーよりもマウスとキーボードが好み
音楽/効果音/ボイスアクト 4.0: 概ね印象には残らないが、声優の演技は素晴らしい
バリュー 4.5: シングルプレーを何度もプレーし、マルチプレーもチェックしよう!

シングルプレーは素晴らしい出来で、マルチプレーも良くできているが、自らのアンロック・システムが足を引っ張っている。私個人は物語だけでも買う価値があると思うし、今後のSledgehammer製『Call of Duty』の指標になってくれると嬉しい。個人的には、既に『Call of Duty』のマルチプレーはもう十分プレーし尽したと感じているし、それはFPSマルチプレー全般についても言えることだ。ロボット・スーツとダブル・ジャンプ、近未来武器はどれもマルチプレー・フォーミュラへの悪くない追加要素ではあるものの、アメリカ政府や資本主義、グローバルな戦争文化をその物語で批判することも辞さないスタジオこそ賞賛に値する。

現行機のために作られた初の『Call of Duty』となる『Advanced Warfare』は、シリーズを正しい方向に飛躍させている。外骨格のパワーは決して「全て」を変えるわけではないが、新鮮な体験を生み出している。縦方向が加わったことでマルチプレーはより楽しくなったし、過去作では不可能だった立ち回りが可能となった。ゲーム・モードは比較的変化がないが、新たなカスタマイズ・オプションが無数に追加されており、各プレーヤーが好きなようにいじくることができるようになった。シングルプレーに関しては、ケビン・スペイシーの採用は素晴らしいアイデアで、キャンペーンを今まで以上に映画的にしている。シリーズで最もタイトにまとまったマルチプレー、トップ・レベルのキャンペーンなど、『Advanced Warfare』は『Call of Duty』の健在っぷりを証明している。歓迎したい。
8.7/10 GameTrailers
『Advanced Warfare』は、新世代『Call of Duty』の真のスタート地点だ。技術の向上はこのフランチャイズにとって重要な進化であり、オンラインに必要なカンフル剤となっている。キャンペーンは予定調和だが、技術トリックや見せ場はスリリングで、必ずやプレーすべきである。協力プレーは末永く遊べるし、外骨格スーツのない『CoD』マルチプレーなどもはや想像も付かないほど。Sledgehammerは未来に楽しさを見出した。舞い戻るのが待ち切れない。
8.7/10 ActionTrip
良い点:
・新エンジンが素晴らしいグラフィックとサウンドを生み出している
・楽しく魅力的なマルチプレー
・外骨格スーツの能力が楽しいゲームプレーを実現
悪い点:
・終盤になってキャラクターにそぐわない決断で脱線する物語
・いつもどおりダラダラと長引く終盤の数ステージ

シングルプレー・キャンペーンは魅力を増しているが、それでも終盤には、急かされているか単に理屈に合わないと感じるキャラクターの決断や選択といった過ちを犯している。そうした物語上の問題点があっても、技術的にシリーズ最高峰であるのは間違いない。そこに新たなマルチプレー・モードや協力プレーが加われば、『Call of Duty: Advanced Warfare』は定価分の価値があると言えるだろう。

86/100 GamesBeat
『Call of Duty: Advanced Warfare』は時間を費やす価値のあるゲームだ。物語、最高の演技、台詞、現実的な表情、クールな未来武器、そして戦闘ミッションからステルス・ミッションへの歓迎すべき緩急。大作ゲームにスペイシーのような名優を起用するというアイデアには賛成だし、ハリウッドの大物俳優と大作映画風ゲームプレーを融合させた今後の新作が楽しみだ。

『Advanced Warfare』は、軍の指揮官としての振る舞いに関する教訓という、基本中の基本に立ち返っている。Ironのように、個人的な不運を口実にして、軍事攻撃と権力掌握を企むこともできるだろう。より崇高な目標のためにチームの犠牲を選択することになるかもしれない。友人を信頼しても良いが、失望させられた時にはとんでもなく裏切られた気分になる。仲間の兵士たちが生き延びるために犠牲を払うこともできる。もしくは、最高入札者にサービスを提供し、誤った側で戦っていることに気づくことになるかもしれない。

協力プレーとマルチプレーも少しばかりプレーしたが、その辺に関しては追ってレビューしたい。現時点で言えるのは、過去作のフィーチャーが好きなら、本作も気にいるだろうということだ。総合的に見れば、『Call of Duty: Advanced Warfare』には60ドルの価値がある。

昨年の『Ghosts』以降、『Call of Duty』フランチャイズは下降線を辿っている。SledgehammerとActivision は、ゲームプレーを根本から変える外骨格スーツを導入し、恐らくは大金を支払ってケビン・スペイシーを招くことで、事態の好転を願っている。今年は大きなリスクを冒していることだけは間違いないだろう。では、その挑戦は報われたのだろうか?答えはイエスであり、『Call of Duty: Advanced Warfare』ほど楽しい『CoD』は久しぶりだ。確かに既視感はあるが、大きな飛躍は成功している。
85/100 GamingTrend
良い点:
・シングルプレーは見る場面が減り、やる場面が増えている
・上下とスピード感をもたらすブースト
・補給ドロップはエキサイティングかつ中毒性がある
・全体的に優れたデザインのマップ
悪い点:
・他のモードの水準に達していない協力プレー
・ケビン・スペイシーが登場しない場面やキャラクターは平坦
・モードによって向き不向きがあるマップ

『Advanced Warfare』は、マルチプレー・シューター好きが長年待ち望んできたゲームだ。伝統をインスピレーションに、様々な新フィーチャーを合体させた本作は、『Call of Duty』の新たな顔であり、輝かしい未来だ。

8.5/10 NZGamer
『ポケモン』や『無双』、スポーツ・ゲームと同じように、『Call of Duty』も使い回しに依存している。本作に加えられた変更は、カジュアル・ゲーマーにとっては些細なものに聞こえるかもしれないが、(動きの刷新に加えて)これらの細かな追加要素は復帰したファン層にはこの上なく重要だろう。『Advanced Warfare』における変更の集大成がシリーズで最も新鮮なプレー感覚を実現しており、標準から最も大きく逸脱した作品となっている。
8.4/10 Lazygamer
Sledgehammer Gamesは、リスクを冒してシリーズをはるかに未来に送り込んだ。一部のファンは置き去りにあったように感じるかもしれないが、素通りしてしまうのは実に勿体無い。近年で最も優れた『Call of Duty』だ。全く異質に感じるほど新鮮であると同時に、未来的な皮を剥けばやはり『Call of Duty』なのである。
良い点:
・外骨格というコンセプトを見事活かし、マルチプレーを強化している
・戦利品システムとSF武器も素晴らしい
・物語は良く書けているし、凄い見せ場も幾つか
悪い点:
・マルチプレーとストーリー・キャンペーンが驚くほど別物で、後者はフランチャイズのお約束に依存し過ぎている
・骨組みだけのSurvivalモード

少々及び腰な部分があるのを除けば、本作はここ数年で最も優れた『Call of Duty』だ。特にマルチプレーは、『Modern Warfare』以降最も革新的。

8.0/10 GameSpot
良い点:
・新たな技一式を習得するための豊富な機会を提供する、豊かなコンテンツを含んだマルチプレー
・創意工夫に富む2章立てのチュートリアルは効果的なイントロ
・未来の戦闘技術と装備品は使うのが楽しい
・外骨格スーツを活かした、楽しいUplinkモード
悪い点:
・キャンペーンへの没入を妨げるムラのある物語
・協力プレーを退屈にする可能性がある緩やかな難易度曲線

『Call of Duty』が前回副題に『Warfare』と付けた時は、やり尽くされた世界大戦から近代戦へとシリーズを移行させた、好評を得たトリロジーが生まれた。近代戦がかつての第二次大戦のように使い古されてきた今、『Advanced Warfare』は掘り下げ、拡張する価値のある、未来的だが共感できる戦闘の説得力のある土台となっている。機動性への大きな変化は、革命的というよりも11年が経過したFPSフランチャイズへの今更な再構成だ。今年は機動性に重きを置いたシューターが目立つだけに尚更である。全体的に予定調和ではあるのだが、それでも『Call of Duty: Advanced Warfare』はアクション映画的マチズモの洪水で、その潮汐力にさらわれないのは難しい。

8.0/10 Video Gamer
良い点:
・外骨格スーツは楽しく、停滞したフランチャイズを活性化させた
・素晴らしいマルチプレー・マップ
・ハッタリだけじゃないキャンペーン
悪い点:
・強すぎる一部の武器

細かな問題点はあるものの、全体としては突出したパッケージであり、改めて『Call of Duty』への興味を再燃させてくれた。ドローンやジェットパックが登場する近未来戦争を扱ったゲームではあるが、Sledgehammerの成功の一部はシリーズの過去にあり、『CoD』固有の魅力に独自のアイデアを加えることで、フランチャイズに活気を取り戻している。

8.0/10 Destructoid
『Call of Duty: Advanced Warfare』のキャンペーンは少々無難すぎるが、シリーズの正統な新作に感じられるし、ここ数年シリーズに飽きていたファンを満足させるだろう。私にとってはやはりTreyarchが『Call of Duty』のキングだが、Sledgehammer Gamesはこのデビュー作で自らの能力を証明して見せた。これでInfinity Wardは除け者だ。
4.0/5.0 Games Radar
良い点:
・ボリューム満点のマルチプレー
・シングル/マルチプレーの両方で新鮮なゲームプレー・メカニック
・驚異的なビジュアル
悪い点:
・物足りないキャンペーン
・独創性に欠ける協力プレー設定

外骨格スーツが増幅する能力のお陰で、マルチプレーは素晴らしく新鮮だ。だが悲しいかな、協力プレーはありきたりで、物語も過去作と比較すると満足できないレベルだ。

4.0/5.0 Digital Spy
Sledgehammer Gamesはこの1人称シューター・フランチャイズを生まれ変わらせたわけではないが、アドレナリンを注入することで、シリーズで最もテンポが速く新鮮で、スリリングな作品に仕上がっている。
4.0/5.0 Giant Bomb
『Advanced Warfare』は『Call of Duty』を作り変える作品ではない。第二次大戦から現代に舞台を移した時のような、劇的な変化は存在しない。2007年当時の『Modern Warfare』のような革命を期待するのは馬鹿げていたのかもしれない。ともあれ、この数年で『Call of Duty』からどんどん気持ちが離れていた者として、『Advanced Warfare』の機動性が『Ghosts』や『Black Ops II』よりもはるかに長い間私の興味を維持し続けたと断言できる。マルチプレーはここ最近のシリーズで最も良くできており、変わり映えしないとはいえ、全体としては充実した体験に仕上がっている。
4.0/5.0 Joystiq
既視感を感じるとはいえ、これほどまでに一貫性とテンポの良さを兼ね備えた『Call of Duty』のキャンペーンは久しぶりだ。題材に真摯に向き合う姿勢を見せないフランチャイズの制限の中で、『Advanced Warfare』は冷静さを失わず、「大作バカ映画」カードを巧みに用いている。悪役のネタがなくなったら、ハリウッドから借りればいいのだ。
7.0/10 Eurogamer
キャンペーンが息苦しい直線性を捨て、『Call of Duty』にとってだけではなく純粋に斬新だと呼べるようなアイデアをマルチプレーに導入するまで、このシリーズに対する大きな疑問は残されたまま。

『Advanced Warfare』は、それらの答えを提示するゲームではない。シリーズに登場する兵士と同じく、その強さは表面に固定されたテクノロジーから生まれ、その内部は今まで以上に壊れ易く無防備に見える。

3.5/5.0 USgamer
ビジュアル: イン・エンジンのカットシーンは文句なしのゴージャスさだが、面白味のない環境が動いている最中のアートの美しさを削いでいる
サウンド: サラウンド・システムを最大限活用する一流のオーディオ。ライフルの銃声やレーザーの効果音は特に良くできている
インターフェース: 最小限のインターフェースは敵と味方の区別を付きにくくする。ダブル・ジャンプは爽快だが、左スティックを押し込んでから左に倒しての避け動作は慣れが必要
ボリューム: キャンペーンは8時間から10時間ほどで、難易度の種類はいつもの通り。長くプレーできるのはやはりマルチプレー

『Call of Duty』を次世代に導くにあたり、Sledgehammer Gamesは慎重なスタートを切った。『Advanced Warfare』はフォーミュラを見事に維持しつつ、メックやレーザー砲、ダブル・ジャンプといったオマケを追加。だが、その舞台設定を最大限活かし切るほど好き放題する気はSledgehammer Gamesにはなかったようで、結果的に『Call of Duty: Advanced Warfare』は手堅い出来ではあるがエキサイティングさに欠ける最新作となった。

3.0/5.0 The Escapist
『Call of Duty: Advanced Warfare』は、現状維持以上は目指していない。SF風の飾り付けもその魅力は長持ちしないし、マルチプレーはある程度は楽しめるものの、『CoD』フォーミュラはもはやちっとも「進歩(Advanced)」しているようには感じられなくなっている。