2014年10月02日(木)07時56分

『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』海外レビュー

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『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』の海外レビューです。

  • ジャンル: アドベンチャー
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 開発: Frogwares
  • 販売: Focus Home Interactive
9.5/10 Hooked Gamers
良い点:
・選択の自由度が高いリプレー性を生む
・美しい環境
・ほぼ全ての声優の演技
・最高の物語
・楽しいゲームプレー
・水増しではなく体験に不可欠に感じられるミニゲーム
悪い点:
・一部の脇役の声優の演技
・特定のシークエンスをスキップできるため、楽な道筋が生まれてしまう
・事件の最後に正しい容疑者かチェックできてしまう

Frogwareによる『Sherlock Holmes』は初めてプレーするが、失望しなかった。美しい風景と引き込まれる物語を楽しめただけでなく、そこにマッチしたゲームプレーが探偵気分にさせてくれたのである。選択を売りにしたゲームを前にすると、その選択にちゃんと意味があるのか心配になる人も多い。『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』では、全ての選択に何らかのインパクトがあり、探偵ゲームの中でも突出した存在となっている。楽しいゲームプレー、魅力的なビジュアル、そして概ね素晴らしい声優陣の演技を混ぜ合わせれば事件は解決だ。『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』は私がプレーした探偵ゲームの最高傑作であり、2014年で最も楽しいゲーム体験の一つである。

『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』は、単なる探偵アドベンチャーの傑作というだけでなく、ベーカー街の誇りになる本質をばっちり掴んでおり、ウクライナのデベロッパーFrogwaresによるシリーズの今後を楽しみにさせてくれる。
80/100 GamingTrend
良い点:
・短編フォーマット
・天才気分を味わえる
・面白く多様性に富む事件
悪い点:
・各事件に繋がりがなく、物語にまとまりがなく感じられる
・中途半端なモラル・システム
・ぎこちないアニメーションと細かなグラフィックのバグ

物語にまとまりがないとはいえ、『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』は短編の枠組みを巧みに利用することで、各事件をスリリングな探偵捜査に絞ることに成功している。

8.0/10 Polygon
『Crimes & Punishments』に大きな欠点があるとすれば、それは真の答えの存在だ。真の正誤に身を委ねるかどうかにかかわらず、奇妙なバランス調整が本作で最も興味深い構造的選択からそのパワーの殆どを奪い去っている。

そうした欠点がありつつも、『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』はアーサー・コナン・ドイルが生み出した最も有名なキャラクターのファンか、一風変わったゲームを求めているアドベンチャー・ゲームのファンには容易にオススメできる。捜査の手応えという意味では物足りなく感じられるかもしれないが、私がプレーしたどのミステリー・ゲームよりも頭を使わされるという面で成功している。

ホームズもお墨付きを与えるに違いない。

7.5/10 IGN
良い点:
・ゴージャスなビジュアル
・印象的な事件
・多様なパズル
悪い点:
・状況的な結論
・不必要なモラル・システム

『Crimes & Punishments』は、これまでの『Sherlock Holmes・シリーズのグラフィックとゲームプレーを大幅にアップグレードしており、昔からのファンにとって間違いなくプレーする価値があるゲームに仕上がっている。新世代コンソールかPCでプレーするなら尚更だ。事件はどれも楽しめる出来だが、状況証拠の優位性が原因で、殺人事件の推理は不透明で物足りないかも知れない。

7.0/10 Video Gamer
良い点:
・物語を舵取る自由度
・巧みなメカニック
悪い点:
・面白味のないワトソン
・ローファイなビジュアル

相変わらず低予算であることは明らかだが、近年のBBCシリーズからヒントを得たその演出は新たな自信を窺わせる。驚異的なスローモーション・カメラが手掛かりを見つけるデバイスとして用いられ、シャーロックの超人的な洞察力を現代的に表現しつつ、カンバーバッチよりもジェレミー・ブレットにオマージュを捧げる舞台設定を維持している。

Frogwaresの最高傑作であり、ようやくこのシリーズに慣れてきた証拠でもある。ここまで僅か8作品だ。

7.0/10 Eurogamer
『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』は、善悪というよりも解釈と審判のゲームだ。常に正しいというのはホームズの巨大なエゴに相応しいトリビュートだし、探偵ゲームにとっても興味深い設定だ――第一印象よりも効果的である。しかし、キャラクターの掘り下げが足りず、脇役も物足りないため、努力しない限り乖離を感じてしまう。真の傑作探偵ゲームになり得るポテンシャルはあるのだが、単なるメカニック的に強固なゲームに落ち着いているのが残念である。
7.0/10 God is a Geek
各事件はユニークで面白い物語を提供し、各ロケーションで事実を暴くのは非常に面白い。部屋にあるほぼ全てのオブジェクトをXを押し続けて調べるのは退屈に思えるが、何かを発見した時の喜びが補って余りある。周辺環境は素晴らしい出来だが、質の低いビジュアルと大量の技術的問題点は残念。『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』一番の功績は、無実の人間を罰してしまった時の罪悪感の再現だ。間違えることがあるというだけでも素晴らしい発想である。
3.0/5.0 Digital Spy
『Sherlock Holmes: Crimes & Punishments』は欠点もあるが、それでも十分原典とアドベンチャー・ジャンルに忠実で、どちらかのファンならばチェックする価値はあるだろう。ただ、ロバート・ダウニーJr版の派手な見せ場や、カンバーバッチ版の創造性は期待しないことだ。