2015年01月21日(水)21時54分

『Saints Row: Gat out of Hell/Re-Elected』海外レビュー

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『Saints Row IV』の単体拡張パック『Saints Row: Gat out of Hell』と、本編に前述のDLCを同梱したリマスター版『Saints Row IV: Re-Elected』の海外レビューです。

  • ジャンル: アクション
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 開発: Volition/High Voltage Software
  • 販売: Deep Silver
4.5/5.0 USgamer
ビジュアル: 旧世代版を少しだけアップグレードしたように見える。悪くはないが凄くもない
サウンド: 最高のミュージカル・スコアと一流の演技は耳の保養になる
インターフェース: 複雑さを考えれば、開発陣は見事に取っ付き易く仕上げていると言える
ボリューム: 濃いストーリーが二つに無数のサイド・クエストとチャレンジが加わり、両作品とも長く楽しめる

バカバカしくて下品でぶっ飛んだ爆笑モノのジョーク、銃弾に狂気に狂乱の連続。ビジュアルはムラがあるが、『Saints Row IV: Re-Elected』と『Gat Out of Hell』はオープンワールドの楽しさを実感させてくれるパッケージだ。

8.0/10 Destructoid
『Saints Row』を参考に、バカバカしくて楽しいジョークが漫画っぽい暴力もオーケーなのだということに、もっと多くのデベロッパーに気付いてもらいたい。ゲーム業界が成熟しつつあること、この媒体を用いた斬新なアイデアや声明の提示を望む人がいることは理解しているが、幸運なことに、ちょっと休憩したくなった時のために、私の棚には『Saints Row』が鎮座しているのだ。
80/100 GamesBeat
『Gat Out of Hell』は、独立したゲームとして楽しめる。中途半端で問題を抱えているのは確かだが、コア・メカニックとゲームプレーは上手く機能している。

問題があるとはいえ、シリーズのファンならサタンをムカつかせる苦闘と殺戮への愛を高らかに歌い上げるJohnny Gatを見逃す手はないだろう。

グラフィック 4.1: 演出は良くできているが、目新しさはない
操作性 4.0: 数時間プレーしても今一つ慣れない操作性
音楽/効果音/ボイスアクト 4.3: 最高の演技で楽しい台詞の応酬
バリュー 4.2: 最初からやることが沢山で物語も魅力的

この『Saints Row』最新作を買うべきか?買ってもいいじゃないか。このシリーズは相変わらず己の道を行っているし、過去作を楽しんだことがあるなら、今回も買わない理由はないはずだ。豊富なゲームプレー、素晴らしい新アビリティ、そして恐らくは最も楽しい地獄巡りなのだ。私は乗ったし、君もそうすべきだ。

良い点:
・賞賛すべき不真面目さ
・最高のミュージカル・ナンバー
・機能自体に目新しさはないものの、新しい武器やアップグレードは楽しい
悪い点:
・オープンワールドとしての地獄の描写はがっかりするほど退屈
・ちゃんとしたストーリー・ミッションがなく、使い回しのミニゲームだけ
・ジョークは外れが多い

バカバカしいプロットと奇妙な武器にもかかわらず、本作はがっかりするほど平凡な拡張パックで、本編の欠点を何一つ修正していない。

7.8/10 IGN
良い点:
・豊富なコンテンツ
・楽しいスーパー・パワー
・バカバカしい笑い
悪い点:
・旧世代グラフィック
・時折顔を覗かせるバグ

『Saints Row IV』は、他のリマスターほど素晴らしい出来ではないものの、『Re-Elected』になっても相変わらず手軽に楽しめるバカバカしさだ。『Gat out of Hell』は短いが楽しい悪魔アドベンチャーで、そのためだけに再購入するほどではないが、『Saints Row IV』を初めて体験する人にとって、『Re-Elected』は最高のパッケージだ。

7.5/10 Game Informer
コンセプト: Johnny GatとKinzie Kensingtonが地獄でサタンと戦う、短めの単体アドベンチャー
グラフィック: 硫黄と炎で彩られた地獄は正にスペクタクル。グラフィックの忠実度は、高速で移動した時の不安定なフレームレートも含め、旧世代版と同一
サウンド: オッカムの剃刀に関するものも含め、Johnny Gatには沢山の素晴らしい台詞が用意されている。しかしながら、全てを持っていくのは卓越した出来のディズニー風ミュージカル・ナンバーだ
プレー性: 『Saints Row IV』を塗装し直して天使の飛行能力を追加
エンターテイメント性: 短く笑えるが、ゲームプレーは単純
リプレー性: 控えめ

『Gat Out of Hell』はミッションの多様性に欠けるものの、5つ存在するエンディングにはなかなかそそられる。どれかがシリーズの今後を示唆しているのだろうか?今はまだ分からないが、仮にこれがこの時間軸の3rd Street Saintsの最後だとするなら、凄まじいアドベンチャーだったぞ。

7.0/10 GameSpot
良い点:
・ワイルドで独創的なオープンワールド
・磨きのかかったシリーズのユーモア・センス
・これまで以上に爽快な飛行
・ジェイ・モーア演じるDane Vogelは素晴らしいガイド
悪い点:
・窮屈な物語
・主人公も含め、未活用のキャラクターが多い
・サイド・クエストに重点を置きすぎている

『Saints Row IV』を現行機向けにブラッシュアップしただけでも祝福モノなので、Volitionがそこに新たな拡張パックを付け加えてくれたのは贅沢の極みといったところ。拡張パック自体は、独立した完全なゲームになりえる豊かな土壌を備えているだけに、物足りなさが残る。この世界とキャラクターたちの可能性を想像してしまうというタイプの拡張パックであり、これ以上ない失望と言えるだろう。

『Saints Row: Gat out of Hell』は、シリーズの現在のストーリーラインに終止符を打つ楽しいおつまみで、ゼロからリブートする切っ掛けになるかもしれない。普段はリブートに懐疑的な私も、今回は納得できる。シリーズのトレードマークである馬鹿っぽさも行くところまで行った感があるので、ここで一旦リセットするのも悪くないだろう。文字通り地に足をつけ、調子を取り戻すチャンスになるはずだ。『Saints Row』の今後に関してはともかく、この拡張パックはとても楽しいが、必須ではない。最高の新武器はあるし、恥知らずの漫画風バイオレンスに浸るお手軽な理由にはなるが、同時にすぐに忘れてしまうようなアドベンチャーである。とはいえ、サタンの顔面に銃弾を撃ち込めるので、少なくともVolitionの言葉に嘘はなかった。
3.5/5.0 Hardcore Gamer
『Saints Row: Gat Out of Hell』は、シリーズの楽しさの秘訣である狂気と破壊を捉えているが、拡張パックにしても新鮮味がなさ過ぎる。あくまで本編の延長線上であり、勿体無さを感じてしまう。アニメーションやパワーに新鮮味が感じられないのだ。とはいえ、それでもやはり楽しい。オープンワールド・デザインは絶好調で、盛り沢山の気晴らしと素晴らしい移動方法がある。飛行は見事な出来で、オープンワールドの探索をいかに楽しくするかという、お手本のような仕上がりである。だが、このシリーズは常に演出が良くできているだけに、物語が物足りないのがとても残念。『Saints Row: Gat Out of Hell』は、軽量版『Saints Row IV』といった感じだ。必携と呼ぶには新鮮味がないが、このぶっ飛んだ箱庭シリーズを手軽に楽しみたいのであれば、手堅い選択となるだろう。
65/100 GamingTrend
良い点:
・どのカットシーンもかなり笑える
・懐かしい敵や新しい友達との出会い
・ミュージカル曲は爆笑モノ
・楽しい飛行
悪い点:
・相変わらず台詞の使い回しが多い
・ストーリー・コンテンツが少ない
・無意味に思える一部の気晴らし
・時折顔を覗かせるのっぺりとしたテクスチャ

『Gat out of Hell』が純粋なファン・サービスなのは明白だろう。『Saints Row IV』の狂気が気に入ったなら、今回も堪能できるはず。新鮮味は殆どないものの、それでもプレー中は最高に楽しいことに変わりはない。

3.0/5.0 Giant Bomb
ストーリー部分は約2時間ほどで終わってしまうので、『Gat out of Hell』は特に長くはない。クレジット後も私はプレーし続け、現在は7時間を経過して92%のコンプ率だが、飛び回ってオーブを回収するのが嫌なら、そこまでプレーする理由は存在しないだろう。新しい舞台設定で『Saints Row』流のアクティビティを楽しみたいなら、『Gat out of Hell』は正にそれだ。過去作のような大幅なアップグレードを期待しないなら、楽しめるだろう。
C-/A+ Gaming Age
何が腹立たしいかというと、『Gat Out Of Hell』には傑作になりえるポテンシャルがあったという点だ。焼き直しのプロットや本編と区別がつかない世界をフィーチャーした、安易な小銭稼ぎでは決してない。『Saints Row』に期待する色々なアイデアや創意工夫のつまった、本格的なゲームなのである。あとは、『Saints Row the Third』と『Saints Row IV』で定められた基準に達するだけでよかった。

だが、本作は達していない。『Gat Out Of Hell』はバグだらけの悲惨な出来で、はるかに良い出来になりえた――そして恐らくはなるべきだった――という事実から逃れることはできないだろう。

2.5/5.0 Games Radar
良い点:
・空を飛ぶのはとても楽しく、移動も楽
・2人協力プレーにも対応
悪い点:
・地獄はあまり楽しいところではない
・勝手なスタミナ・メーターのせいで楽しさが15秒に制限されている
・いわゆるキャンペーン・ミッションがなく、「気晴らし」があるだけ

相変わらずのバカ騒ぎだが、Volitionによる寄せ集めのアクション/コメディ箱庭は、ギャングスターの天国とはいかなかったようだ。