2015年02月16日(月)22時14分

Ready at Dawnが『The Order: 1886』のボリュームに対する懸念に反論「3時間の映画が常に上とは限らない」

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先週、YouTubeに『The Order: 1886』のカットシーンを含むゲーム全体のプレー動画がアップロードされ、その長さが5時間30分程度だったことから、『The Order: 1886』のボリュームに対する懸念の声が挙がっていた。

ゲームのボリュームに対する懸念に対し、Ready at Dawnのクリエイティブ・ディレクターRu Weerasuriya氏は量よりも質を重視していると語っている。

Ru Weerasuriya
ゲームの長さは重要だ。どのゲームも、それぞれの物語を語るために適した長さになっている。短いゲームもあれば、長いゲームもある。『Modern Warfare』を初めてプレーした時のことを覚えているが、キャンペーンを3時間半から4時間でクリアできた。それだけのゲームではなかったので、あのキャンペーンはそれで楽しく仕上がっていたんだ。

どのゲームでも、最初に掲げた目標を達成するために必要なものを詰め込むべきだ。我々にとってそれは短いゲームにするということではなく、プレーを通してプレーヤーに報い、ストーリーラインがあって、情報があって、さらに多くの疑問が湧いてくるゲームを意味している。その疑問には、そのゲーム内か、願わくば将来的に答えを提供できるかもしれない。

この業界には、様々なゲームを許容するだけの多様性がある。様々なジャンル、本作のようなシングルプレー・ゲーム、マルチプレー・ゲーム、協力プレー・ゲーム、ソーシャル・ゲームなどの居場所があるべきなんだ。

『The Order: 1886』はマルチプレーのないシングルプレー専用ゲームであり、フル・プライスに対して懸念の声が挙がるのも理解できるとしながらも、Weerasuriya氏は「量より質」というアプローチがプレーヤーを満足させるはずだとしている。

Ru Weerasuriya
100%理解している。率直に言って、それこそ我々が常に念頭に置いていたことなんだ。プレーヤーはできるだけ長い間楽しませてもらえることを望んでいる。しかし、この業界は多様性に富んでいる。10年前にも、一度プレーするだけのシングルプレー・ゲームが数多く存在した。もう一度プレーしてより深く楽しめるシングルプレーのゲームも存在した。本作も同じなんだ。もう一度プレーすれば、違う楽しみ方ができる。

どのゲームも同じである必要があるだろうか?ああいうゲームが好きな人には、是非ともプレーしてもらいたい。だが、私自身ゲーマーとして、その選択肢が存在する業界に居たいと思っている。16時間のゲームよりも楽しい2時間のゲームをプレーした経験もある。それが現実だよ。

15、16、20、30時間のボリュームでも、最後まで期待通り楽しませてもらったが期待以上ではなかったゲームよりも、クリア後にどんなことができるのか色々と考えさせられてしまう非常に短いゲームの方が、私の経験では数が多いんだ。たとえ僅かな時間であったとしても、圧倒されたいこともある。

私にとって、ゲームプレーの長さというのはクオリティに関連している。映画と同じで、3時間の映画が常に上とは限らないんだよ。

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『The Order: 1886』は、多彩なゲームプレーを盛り込むことで満足感を与えようしているとWeerasuriya氏。

Ru Weerasuriya
ゲームプレー・メカニックの数に関しては、一般的なシングルプレー・ゲームよりもはるかに多いだろうと思う。

異なるメーレー・システムやガン・システム、多種多様な銃の数々、様々なナビゲーション、パズルに関してもそうだし、インタラクティブなシネマチックなどなど、一つ一つ単体で見ていくと、その多様性たるや大抵のゲームよりもはるかに多くのコンテンツを作っていると思うよ。

同じコンテンツには依存していない。一つしか取り柄がないゲームは望んでいなかったからね。さあシューターを作ろう、他のことはどうでもいいから、銃を手にして撃ちまくればそれでいい、というのは嫌だった。批判のように聞こえるのは本意ではないが、一つのことだけに力を入れる方が、実際は容易なんだ。

より困難なのは、ゲーム全体のゲームプレーやストーリーラインを通じて様々なメカニックを融合させ、ジェットコースター気分を味わえるようにすることなんだよ。

ソース: Eurogamer