2015年04月19日(日)00時14分

【コラム】要注目のアドベンチャー・ゲーム15選

Kickstarterの定着やTelltaleの商業的成功に後押しされ、近年復興著しいアドベンチャー・ゲーム市場。今年から来年にかけてリリースが予定されているアドベンチャー・ゲームの注目作を、Game Informerが15本選出している。

PC市場を席巻した『King’s Quest』、『Monkey Island』、『Myst』など、アドベンチャー・ゲームは80年代から90年代に栄光の日々を謳歌した。そして今、ジャンルがカムバックを果たした。大作ゲームにとってはまだリスキーなジャンルではあるものの、 Telltaleの『The Walking Dead』シリーズやDontnodの『Life Is Strange』といった大成功例も存在する。

今年初めには素晴らしいアドベンチャー・ゲームが数多く発表されており、既に発表済みの期待作に加わった。アクションよりもパズルや雰囲気に重きを置いた物語重視のゲームが好きなら、期待のアドベンチャー・ゲームをチェックしておこう。

『Everybody’s Gone to the Rapture』

  • 機種:PS4
  • 発売時期:2015年

イギリスの穏やかな郊外シュロップシャーが舞台の『Everybody’s Gone to the Rapture』は、終末の最中に放置された町の、不安を煽る平穏さを掘り下げる。殆どの終末ゲームと異なり、本作にアクションやバイオレンスは存在せず、孤独な世界観を反映した不気味なまでの静けさがあるのみ。開発元The Chinese Roomの前作『Dear Esther』同様、プレーヤーは様々な環境を探索して物語を進めていくことになる。プレーヤーは残されたオブジェクトを収集し、人気の無い土地を探索することで、6人のキャラクターにまつわる真実を解き明かしていくことになる。

『The Witness』

  • 機種:PS4/PC
  • 発売時期:2015年

時間を歪める2008年のプラットフォーマー『Braid』は、Jonathan Blow氏を百万長者にした。彼はそのお金を新プロジェクト『The Witness』に注ぎ込んでいる。『Myst』の影響を受けたこの探索アドベンチャーは、700近いパズルと謎々に満ちたミステリアスな島が舞台。鮮やかな色彩に満ちた、避暑地を思わせる生き生きとした土地が広がっている。最終エリアとなる遠くの山へと歩を進める過程で、プレーヤーは点を繋げる数々のパズルに1人称視点で挑戦していく。

『Firewatch』

  • 機種:PC
  • 発売時期:2015年

『Firewatch』は、ワイオミングの荒野に勤める森林火災監視員Henryの物語。崩壊しつつある結婚とアルコール依存症の過去を持つ彼は、過去との決別を目指している。森林は予想以上にエキサイティングだったようで、彼は裸で泳ぐティーンエージャーや、違和感のある奇妙な出来事に遭遇することになる。Henryとその上司Delilahとの携帯無線経由での定期的なやり取りには現実味があり、自然で楽しい。オレンジ色に染まった夕焼けと美しい環境による対照的なビジュアルを備えた『Firewatch』は、その素晴らしい台詞によって、今年最も注目すべきアドベンチャー・ゲームとなっている。

『Technobabylon』

  • 機種:PC
  • 発売時期:2015年春

Wadjet Eye Gamesは、『The Blackwell』シリーズや『Gemini Rue』といった、レトロ・スタイルのポイント&クリック・アドベンチャーで知られている。彼らの最新作『Technobabylon』は、サイバネティックスが一般化し、Tranceのような中毒性のあるテクノロジーが人間関係に取って代わった2087年が舞台となっている。『Technobabylon』には3人の主人公が登場し、うち2人は都市を監視する警察のエージェントであり、1人は暗殺のターゲットにされるホームレスだ。自らの命を脅かす陰謀を解き明かしていく過程で、3人の物語は交差する。

『Thimbleweed Park』

  • 機種:PC
  • 発売時期:2016年

Ron Gilbert氏とGary Winnick氏は、1987年にリリースされた『Maniac Mansion』以来、25年以上も仕事を共にしてこなかった。『Thimbleweed Park』は、アドベンチャー・ゲームの先駆者2人のリユニオンであり、彼らが『Maniac Mansion』で用いたのと同じ土台とデザイン・メカニックを進化させている。レトロなグラフィックと風刺的なトーンによって、『Thimbleweed Park』は当時そのままのゲームのように見える。物語は、川岸で死体を発見する落ちぶれた刑事コンビを含む、5人のキャラクターを追う。LucasArts作品の伝統に則り、物語は奇天烈からユーモアまで急展開を見せる。

『Jenny LeClue』

  • 機種:PC
  • 発売時期:未定

風変わりな若き探偵Jenny LeClueは、母親の殺人容疑を晴らすために奔走する。この『きみならどうする?』タイプのアドベンチャー・ゲームは、各チャプターでのプレーヤーの選択によって、物語が様々な方向に変化する。奇妙なキャラクターたちの数々は楽しく、陽気な雰囲気を作り出しており、より深刻な物語のトーンとの絶妙なバランスを構築。ウィットに富んだヒゲ面の作家Arthur K Finkelstein氏がナレーターを務めるが、一部の出来事ではそのユーモラスなモノローグがオーバーラップし、Jennyは彼の存在に気付き始めすらするのである。『Life is Strange』のように、『Jenny LeClue』にも明確な正解不正解が存在しない、曖昧な選択が登場する。

『Tacoma』

  • 機種:PC
  • 発売時期:2016年

プレーヤーを引き込む物語の新たなハードルを設定した『Gone Home』の開発チームによる最新プロジェクト『Tacoma』には、同じクオリティを達成するよう願っている。設定や物語を新たにした『Tacoma』は、『Bioshock』のRaptureを髣髴とさせる1940年代風味の宇宙ステーションが舞台。予告編にはノイズ交じりの会話が収められているが、現時点では物語やキャラクターに関する情報は一切明らかにされていない。