2015年12月01日(火)05時02分

『ゼノブレイドクロス』海外レビュー

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欧米でこの12月発売の『ゼノブレイドクロス』の海外レビューです。

  • ジャンル: RPG
  • 機種: Wii U
  • 開発: モノリスソフト
  • 販売: 任天堂
必携 Eurogamer
本作は、近年で最も独創的かつ大胆な日本製RPGだ。ベタな表現――主人公たちをよちよちと追い回すヘリウム声のふさふさマスコット、ロックとラップがチグハグなサウンドトラック――があれば、オープンワールドJRPGを現代に引き寄せる発明があり、勢い良く未来へと舵を取る発明がある。恐らく本作最大の偉業と言えるのは、旅を通じてプレーヤーはミラに腰を落ち着け、傑作ビデオゲーム特有の不思議な魅力によって、ミラがプレーヤーの心に住み着くことだろう。
良い点:
・Wii Uで最も美しい
・印象的な楽曲だらけの最高のサウンドトラック
・高いリプレー性
・最高のサイド・クエストを備えた上出来の物語
・一流のローカライズ
悪い点:
・ストレスの原因になるチェックポイントと敵の配置

『ゼノブレイドクロス』は、僅かでもRPGに興味があるなら必ずプレーすべきゲームであり、その前に本体を購入する必要があるなら、そうすべきだ。Wii Uライブラリーに欠かせないゲームだ。

良い点:
・凄まじい世界
・美しいビジュアル
・素晴らしい戦闘
悪い点:
・貧弱な物語
・ガッカリな音楽
・時折魅力不足

『ゼノブレイドクロス』には多くの不満がある。大小様々な問題を抱えたゲームであり、にもかかわらずプレー体験全体を思い返すと、そうした問題が全く気にならないのである。物語とキャラクターは少々退屈だが、それでも1日5時間プレーしてしまった。音楽はどこか場違いだが、それでも探索に明け暮れててしまった。のどかさを感じるような場面は皆無なのだが、立ち止まって景色を眺めてしまう。50時間後にも幾つかの要素に混乱させられたが、理解するまでプレーし続けた。一部のクエストにはイライラさせられるし、大半のクエストには深みがないが、それでも最高に楽しみながらプレーした。

その理由は、本作が目的を完璧に果たしているからに他ならない。戦闘や収集、探索や生活がとにかく喜びに満ちた、息を呑む驚異的な世界を生み出しているのだ。決して完璧ではないものの、『ゼノブレイドクロス』はゲーム史に残る世界を与えてくれたし、その中で最高のアクティビティを提供してくれた。世界の一部になる自由が与えられているのである。完璧やそれに近いものを期待すべきではないが、『ゼノブレイドクロス』はプレーすべきゲームであると自信を持って断言できる。

9.0/10 God is a Geek
良い点:
・やるべきこと、見るべきものが盛り沢山
・美しい環境
・使うのが最高に楽しいドール
悪い点:
・最弱の敵ですら倒すのに時間がかかる
・手に余るスケール感
・水増しに感じられる一部クエスト

途方もなく巨大な冒険を時間を掛けて堪能するため、私はもう一度最初からプレーするつもりだ。私はそれほど『ゼノブレイドクロス』を楽しんだ。そうした気持ちになるゲームは稀だし、この1ヶ月プレーし続けたゲームとあらば尚更である。JRPGが好きなWii Uユーザー必携のゲームだ。

9.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・広大なオープンワールド
・驚異的なビジュアル
・楽しいキャラクターとプロット
・奥が深く魅力的なメカニック
悪い点:
・酷く手に余る
・時折発生するグラフィックのポップイン
・セーブ・スロットが一つだけ
・日本語音声の欠如

『ゼノブレイドクロス』は実に魅惑的なゲームだ。とはいえ、プレーヤーのやさしいゲームではないし、スペクタクルや美しさを忍耐力と注意力が上書きしてしまうかもしれない。前作のファンも、トーンや技術面での違いに違和感を感じるかもしれないが、極めて魅惑的かつ独創的で広大なオープンワールドを体験したいなら、『ゼノブレイドクロス』は必携だ。

9.0/10 Destructoid
本作ほど、レビューの執筆が興味深いゲームは久しぶりだ。『ゼノブレイドクロス』は好き嫌いが分かれるゲームだが、ここ数週間はMMO世界で生きているような感覚を実感できている。その薄暗いテーマは前作ほどチャーミングではないが、それ以外が補っている。
良い点:
・生き生きとした巨大なオープンワールド
・奥の深い戦闘とレベル・システム
・引き込まれる物語
・ドール
悪い点:
・険しい難易度曲線
・ニューロサンゼルスでのキャラクターのロード

『ゼノブレイドクロス』はその巨大な世界を謳歌し、美しい環境だけでなく、ユニークなデザインのクリーチャーを提示する。戦闘には親しみ易さがあるものの、精神的前作との差別化を図る細かな違いもふんだんに盛り込まれている。Wii Uはライス・サイクルの終盤に差し掛かっているかもしれないが、『ゼノブレイドクロス』でまだまだ元気だ。

4.5/5.0 The Escapist
このジャンルへの取っ付き易い使節である『ゼノブレイドクロス』は、巧みに世界を構築しているが、ガイドブックは不親切だ。
8.0/10 GameSpot
良い点:
・凄まじいスケール感
・息を呑む景色
・魅惑的なクリーチャー・デザイン
・豊富なアンロック要素とクエスト
・エキサイティングなメック戦闘
・奥の深い成長とカスタマイズ
悪い点:
・ムラのあるサウンドトラック
・不明瞭なシステム
・ガッカリな物語

ミラとその住人たちは荘厳で、本作を隅々まで体験するのは、途方もなくやりがいのある仕事だ。主人公たちの能力や装備品を事細かく管理できるようにし、定期的に新しいオモチャを提供することでプレーヤーを飽きさせない。主人公たちに呆れ返ったり、不必要な中弛みを嘆くことになるが、一旦未知の領域やまだ見ぬチャレンジを求めて荒野に踏み出してしまえば、そうしたイライラもすぐに忘れてしまうはずだ。『ゼノブレイドクロス』ほど探索や戦闘への欲求を満たしてくれる壮大な冒険は滅多にないが、始めてしまえば勝ったも同然、『ゼノブレイドクロス』は最高の財宝を掘り起こす忍耐力とエネルギーを持った献身的なプレーヤーのための体験なのである。

良い点:
・広大で練られた世界とクリーチャー
・楽しい戦闘と細部に凝ったカスタマイズ
・素晴らしいドール
悪い点:
・面白味のない物語とキャラクター
・単純な戦闘時には苦痛になる人任せの戦闘
・過剰に入り組んだ治癒
・一部の酷い音楽

今世代最高の日本製RPGであり、恐らく今年最高のオープンワールド環境だが、物語と一部の古臭いシステムは残念だ。

4.0/5.0 Hardcore Gamer
『ゼノブレイドクロス』は壮大な規模のゲームだ。概ねそれは吉と出ている。一方で、様々な部品を繋ぎ留めることに失敗している箇所もある。高品質のストーリーテリングやどんでん返しに満ちたシングルプレー・アドベンチャーよりも、ゲームプレーとマルチプレーに重きを置いた、型破りなJRPGと言える。物語に物足りなさを感じることもある――使い古されたお約束をベースにしている――し、控えめに言っても演出には問題がある。にもかかわらず、カスタマイズ性の高さ、素晴らしい戦闘、驚異的なマルチプレー・モード、そして充実した広大な世界のお陰で、Wii U最高峰であるだけでなく、2015年最も充実したRPGに仕上がっている。熱心な『ゼノブレイド』ファンの期待には応えていないかもしれないが、堂々とした――独自の道を行く――続編である。過去作の系譜にないことをやろうという断固とした決意が、本作を一人前のゲームというだけでなく、Wii U最高のRPG体験としての地位を確固たるものにしている。
7.5/10 ZTGD
良い点:
・異様なクリーチャーや美しい風景に満ちた広大な世界
・ベタな曲や感動的なオーケストラが満載の印象的なサウンドトラック
・カスタマイズ性の豊富な戦闘エンジン
悪い点:
・極めて愚鈍な物語/クエスト進行
・腹立たしい敵配置
・ウンザリなMMO的お約束

『ゼノブレイドクロス』は盛り沢山のゲームだ。驚異的な世界、奥の深い戦闘エンジン、そして素晴らしいサウンドトラックが、問答無用の古典の土台を築いている。しかしながら、クエスト・デザインや進行でのつまづきのせいで、不満無しでは楽しめないゲームに落ち着いている。

7.25/10 Game Informer
コンセプト: ボリュームたっぷりで入り組んだ古典的日本製RPGで美しい異世界を探索
グラフィック: Wii U最高峰の美しさであり、息を呑む景色とクリーチャーで満載
サウンド: 英語版の声優は良い仕事をしているが、恥ずかしいボーカル・パートだらけのサウンドトラックは単調でつまらない
プレー性: 戦闘、アップグレード、探索の入り組んだクモの巣は、理解するのに時間がかかる
エンターテイメント性: 序盤は深みと満足感を感じるが、極めて長く退屈なレベル上げ作業が、結末までの過程から楽しさを削いでいる
リプレー性: 低め

私は、魅惑的な世界とゴージャスなビジュアルに興奮しながら、『ゼノブレイドクロス』をプレーし始めた。しかし、流れっ放しでうんざりする陳腐な曲のように、ゲームプレーには長期間に及ぶ体験をもたせられるほどの深みもエンターテイメント性もない。レベル上げ作業を耐えることができるプレーヤーには、魅惑的なロケーションやクリーチャーが待っているが、私が本物の冒険を繰り広げていると感じることができたのは、100時間中の僅かな時間だけだ。

7.0/10 Polygon
『ゼノブレイドクロス』は、スケール感のバランスに苦しんでいる。最初の山の頂に到達し、眼下の谷の湖で恐竜が水を飲んでいるのを目にした時の気持ちは素晴らしかった――大袈裟でなく「壮大」と表現できる、希有な瞬間である。しかし、障壁はUIだけでなく、過剰に複雑で説明不足なシステムで美しい世界を覆い隠してしまっている。モノリスソフトは、またしても『ゼノブレイド』の名の下に特別な作品を生み出した――ただ、その特別な何かが山のような苦行の下に埋もれているだけだ。
3.5/5.0 Games Radar
良い点:
・探索し甲斐のあるゴージャスな世界
・数十時間の亘って紐解かれていく複雑で多層的なシステム
・革命的なドール
悪い点:
・説明があまり上手くない
・奇妙なテンポと受動的なプロット
・クエストアイテム探しは作業感が強い

『ゼノブレイドクロス』は、眩い世界や素晴らしい戦闘、変形メックを提供してくれるが、全てを紐解く過程は必ずしも容易ではない。

少々野心的過ぎるきらいはあるものの、『ゼノブレイドクロス』はWii Uで最も驚異的なゲームの一つだ。少々荒削りではあるものの、プレーヤーは楽しい――少々イライラするが――時間を過ごせるはずだ。