2015年05月21日(木)15時38分

『The Witcher 3: Wild Hunt』海外レビュー

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【追記 - 5月21日15:38】Cheat Code Central、Digital Spy、Eurogamer、The Jimquisition、NZGamerのレビューを追加
【追記 - 5月17日03:31】AusGamers、Gameplanet、GameTrailers、GamesBeat、Guardian、Telegraphのレビューを追加

『The Witcher 3: Wild Hunt』の海外レビューです。

  • ジャンル: RPG
  • 機種: PS4/Xbox One/PC
  • 開発: CD Projekt RED
  • 販売: CD Projekt RED/バンダイ・ナムコ/1C Company/WB Games
必携 Eurogamer
私が『The Witcher 3: Wild Hunt』を愛する理由は正にそこにある。愚鈍な箇所や身の程知らずな箇所もあるが、壮大なファンタジー設定にもかかわらず、本作は人間によって作られた、人間のための人間についてのゲームなのだ。淫らで偏屈、詩的で血気盛ん。広大だが丁寧で、システムにはしっかりとした意図があり、アイデアをただ詰め込んだだけという感じは一切しない。何ヶ月も長持ちするが、決してプレーヤーの時間を無駄にしない。何より、本作には生き生きとした個性があり、これは大規模オープンワールド叙事詩にとっては極めて希有(今後、小島秀夫とコナミが別離したら、更に希有になるだろう)なことだ。思うに、これは近年で最も優れたRPGだろう。
10/10 GameSpot
良い点:
・バイオレンスと美を並列する驚異的なほど美しいオープンワールド
・世界政治と個人レベルの争いのバランスが絶妙な魅惑的な物語
・素晴らしいディテールが露にするプレーヤーの行動がもたらす結果
・アーマーのデザイン、ポーション・システム、印アップグレードがもたらす素晴らしい成長感覚
・やるべきことが膨大で、その殆どが高品質
悪い点:
・幾つかの深刻なバグ

不満点が際立ってしまうのは、『The Witcher 3: Wild Hunt』が驚異的かつ壮麗だからこそ。傑出したディテールに囲まれていると、ちょっとしたシワが目立ってしまうのである。なにより、『The Witcher 3: Wild Hunt』は史上最も優れたRPGの一つであり、今後の模範となるべき巨人である。ブツ切り気味だった『The Witcher 2』と比べ、『The Witcher 3』は壮大なフィナーレに続く静かな大団円の満悦感に浸るまで常にクレッシェンド状態で、戦闘シナリオも右肩上がり。壮大な衝突も魅惑的だが、争いの合間に各地方のクランと酒を交わし、トロバイリッツの歌声に身を委ねる場面にこそ、本当の感動があるのだ。

10/10 Gameplanet
良い点:
・驚異的な世界
・豊かで濃厚な物語
・魅力的な戦闘
悪い点:
・幾つかのバグ

『The Witcher 3: Wild Hunt』は世界構築の見事なお手本であり、RPGのインスタント・クラシックだ。奇妙なバグや幾つかの平凡なシステムですら、CD Projektの最新作から減点することはできない。

10/10 AusGamers
良い点:
・史上最も目を見張るオープンワールド
・冷淡で興味深いキャラクターが居つく危険な土地を埋めるモンスターと人間
・いつも通り最高なGeralt
・ボート
・大人のゲーマーがこれ以上望めないほど隅々まで大人向け(それもセックスだけではない)
悪い点:
・クエスト発見へのアプローチが多少構造化されている
・ジャンプやクライミングに多少の問題がある
・Ciriミッションがもう少し開放的なら良かった

CD Projekt REDによるWhite Wolfとの壮大な冒険譚を締めくくる物語は英雄的ではあるものの、『Wild Hunt』で主人公とプレーヤーをその土地と結び付けているのはその職業であり、どれだけ冷淡であろうとも、徘徊するモンスターとその予備軍が、Geralt of Riviaを追跡と観察、そして殺戮に追い立てるのだ。

5.0/5.0 Impulsegamer
『The Witcher 3: Wild Hunt』は私がプレーしたRPGでも最高峰の出来で、あまりにも素晴らしかった前作の後だけに、どんな作品になるのか全く予期できなかった。本作には感情移入させられるキャラクター、冒頭から引き込まれる物語、そしてほぼ非の打ち所のないゲームプレー・メカニックがある。戦闘システムも見事な仕上がりで、多彩な敵主人公よりも先に弟子のCiriを探し出そうとするのだから尚更だ。

探索も突出しており、これほど長い時間を費やしたにもかかわらず、私はまだGeralt of Riviaを取り巻く多彩なキャラクターを再訪したいという願望がある。操作性に多少の癖があるのは確かで、僅かな高さを落ちただけでダメージを受けたり、
狭い箇所で物にぶつかったり、オブジェクトが密集している場合などに顕著だが、全体的にはゲームプレー・メカニックは極めて上手く機能しており、だからこそこれほど楽しくプレーできるのだ。2015年だけでなく恐らくは今後末永く頂点として見なされるであろうRPGを探しているなら、『The Witcher 3: Wild Hunt』をチェックすることを強くお勧めする。それほど凄い出来だ!

5.0/5.0 Telegraph
ストーリーテリングは奥が深く、プレーヤーが繰り返し直面する選択の道徳的曖昧さは美しく、Geraltを彼自身の物語の主人公に留めておくのも素晴らしい。世界を救うこともなく、邪悪な存在が世界を覆いつくすこともなく、避けがたき破滅へのカウントダウンを1人で阻止することもない。『Wild Hunt』の物語は、広大で揺るぎない美しさの世界を舞台にした個人的なものだ。プレーヤーは、期待に輝く全ての目が自分に向けられた貴賓ではなく、自らがその世界の一部であることを実感するだろう。
5.0/5.0 Digital Spy
モンスタート戦い、情報を収集してサイド・クエストをこなしていく過程は展開が遅いかもしれないが、『The Witcher 3』がじっくり噛みしめたくなるタイプのゲームだ。感情移入したキャラクターの行く末が知りたくなるだけじゃなく、ゴージャスなゲーム世界を隅々まで調べ尽くしたくなるだろう。どっぷりと浸りたくなる世界、ファスト・トラベルの存在を忘れてしまう世界、何一つ見逃さないよう探索し続けたくなる世界なのだ。
5.0/5.0 Guardian
この壮大なファンタジー・アドベンチャーは、洗練されたストーリーテリングと、広大で豊かな世界を融合させている。
9.8/10 GameTrailers
『The Witcher 3』で100時間以上を過ごしてみてもまだ、数十のサイド・クエスト、未探索の場所、そして戦っていないモンスターが残されている。『The Witcher 3: Wild Hunt』は、思慮深くて多彩な、驚きに満ちたアドベンチャーだ。奥が深く充実した物語は、個人的なテーマを恐れず、英雄か悪役かという単純化をしない選択と結果をプレーヤーに提示する。つまるところ、史上最も優れたRPGの一つであるということだ。
9.75/10 Game Informer
コンセプト: 『Witcher』の選択と結果ゲームプレーを大幅に拡張することで、様々な方向に世界を舵取る選択肢をプレーヤーに与えている
グラフィック: 環境からモンスターまで、全ての細部へのこだわりが凄まじい
サウンド: 悲劇的な場面から手に汗握る戦闘シーンまで、サウンドトラックはパワフルでムードに適している。更に、声優陣の演技もシリーズで最も素晴らしい
プレー性: ハードコアなファンを切り捨てることなく、CD Project REDはこれまでで最も敷居の低い作品を完成させている。4種類の難易度、豊富なヒント、そして分かり易いシステムの説明も用意されている
エンターテイメント性: 卓越したストーリーテリング、手応えのある戦闘、エキサイティングな選択、そして予測できない結果など、必ずやプレーすべきRPGだ
リプレー性: 控えめ

『The Witcher 3: Wild Hunt』は、私の願うRPGの未来を象徴している。素晴らしい脚本、多彩なクエストとアクティビティ、そしてプレーヤーの選択が世界に与える影響が際立っている。これほど野心的な世界を構築する際には大抵何かが犠牲になるものだが、本作は全てが的を射ているように感じられる。私は今でも、自分の選択とその魅惑的な結果について考えてしまう――良くも悪くも。

9.3/10 IGN
良い点:
・壮大な世界
・最高のキャラクター
・奥の深いロールプレイング
・レスポンスの良い戦闘
悪い点:
・水増し感のある物語

単純でお使いクエストだらけのメイン・ストーリーは少々長すぎるものの、豊かで広大なオープンワールドを駆け巡る喜びが尽きることはなかった。プロットは最高に面白いというほどではないものの、登場する様々なキャラクターたちの多く、そして素晴らしい戦闘とRPGゲームプレーは、『The Witcher 3: Wild Hunt』を頭一つ抜きん出たRPGに昇華している。

良い点:
・驚異的なディテールとインタラクティブ性に満ちた広大なオープンワールド
・プレーヤーの決断に重みがある
・素晴らしいグラフィックと最高の怪物狩り
悪い点:
・類似ゲームをプレー済みのプレーヤーにとっては既視感の強い序盤
・手堅いが突出したところのない戦闘
・発売前の段階ではバグやグラフィック上の不具合が多い

技術的にはとてつもない偉業であり、ゲーム世界やその住人とのインタラクティブ性は、現代ビデオゲームの一つの到達点だ。

グラフィック 4.8: 見惚れてしまうほどゴージャス。問題点もあるが、オープンワールドなので仕方ないだろう
操作性 4.0: 操作性に関しては考えが二分している。滑らかだが、同時に違和感を感じることもあり、少し単調ですらある
音楽/効果音/ボイスアクト 4.5: 音楽、声優の演技、それ以外のサウンドも全てが素晴らしい。没入感を最高に高めてくれる
バリュー 4.5: 底無し沼のようなゲームで、気付くと膨大な時間が過ぎ去っているだろう

不満はあるが、それでも『The Witcher 3: Wild Hunt』はゲーム史に残る最高峰のRPGだ。とにかく濃厚なアドベンチャーであり、本作を素通りすることは、最高の体験を素通りしてしまうことになる。現在のゲーム日照りには正に完璧なゲームで、仮に他のトリプルAタイトルとかち合っていたとしても、本作が現時点での今年最高のゲームであるという事実には変わりないし、これを越えるのは困難だろう。

88/100 GamesBeat
第二幕の終盤にかけて、King Radovid of RedaniaがGeraltに対してチェスの真の価値を説明する。ポーン同士の些細なイザコザに自らを制限するのではなく、王家は部隊の動きと長期的戦略を内包する、より壮大な戦場を理解することができるというのだ。

『The Witcher 3: Wild Hunt』は、私がプレーした中でも最も美しいチェス盤だ。プレーヤーが探索する大陸には生命が感じられ、大波がボロボロのボートを揺るがし、Ciri捜索は何百マイルにも及ぶ軍勢や王国の苦難を象徴する。だが、この壮大なスケール感には代償もあり、退屈な作業と古臭いデザインが足枷となっている。しかし、大きな驚きを除けば、Geraltの最終幕は無数の小さな驚きから成り立っているのである。CD Projekt REDのストーリーテリングは極めて多層的かつ成熟したポーンの動きのようであり、そのレベルでは、北方諸国に生命を吹き込む魅惑的な醜さに驚嘆することが最善だろう。

大きな戦略を持ってプレーする『The Witcher 3: Wild Hunt』は、濃密な面白さを感じると同時に、メカニック的にストレスの溜まる、過剰に長いアドベンチャーにもなりえる。だが一手ずつプレーすれば、『Wild Hunt』はこれ以上ないほど純粋で濃密なロールプレイング体験になるだろう。ダーク・ファンタジーの真っ只中で展開する人間ドラマなのだ。

8.5/10 NZGamer
最高のRPGだが、それなりの問題も抱えている。
奇妙なデザイン上の過ちや憂慮すべき問題点の数々さえなければ、『The Witcher 3: Wild Hunt』はほぼ完璧だった。それでも、CD Projekt Redは文句なく美味な体験をこしらえている。自らの欠点を克服して豊かな体験を堂々と提示する真の傑作であり、失望するのは過度の期待を抱きすぎていた者だけだろう。

それに、ベニス風マスクを被ったまま最後までプレーすることもできるのだ。最高じゃないか?

8.0/10 Destructoid
『The Witcher 3: Wild Hunt』は前作から大きく前進しており、その理由は主に、より魅力的で個人的な物語を語ることに成功しているからだろう。と同時に、その親密な感覚と対を成す広大で包括的なオープンワールド・アドベンチャーは時折暗礁に乗り上げているかもしれないが、それでも見事な出来である。
4.0/5.0 Games Radar
良い点:
・ずば抜けて美しい風景
・恐ろしい幽霊や怪物について読む
・鍛冶屋とのカード・ゲーム
・Skelligeの島々の航海
悪い点:
・ストレスが溜まる、容赦ない戦闘
・現在進行中のフレームレートの最適化

雑な戦闘と現在進行形の最適化も、血と黒魔術で彩られた息を呑む世界を舞台にしたダーク・ファンタジー・アドベンチャーを台無しにするほどではない。