2015年06月25日(木)05時48分

【インタビュー】Bungieが大型拡張パック『Destiny: The Taken King』の価格設定を擁護

北米で9月15日にリリースされる『Destiny』の大型拡張パック『The Taken King』の価格設定と、限定版『The Taken King’s Collector’s Edition』に独占コンテンツを同梱した決断を、Bungieが擁護している。

大型拡張パック『The Taken King』は、単体でも39.99ドルと高価な上、『Collector’s Edition』には本編と配信済みDLCが全て収録されているため、これまで『Destiny』をプレーし続けてきた熱心なファンが、同梱されたエモートやアーマー・シェーダー、クラス・アイテムといった独占コンテンツを入手するには、本編などをもう一度買わされることになり、その点も大きな批判の的となっている。

この件に関し、『The Taken King』のクリエイティブ・ディレクターLuke Smith氏が、Eurogamerのロング・インタビューに応じている。

taken-king-collectors.jpg『The Taken King’s Collector’s Edition』

▼ 些細なことかも知れませんが、今回追加される独占コンテンツ――3種のダンス・エモート――は、本編と2つの配信済みDLCを買い直さなければ手に入れることはできないということでいいんですね?

Luke Smith
新しいダンス・エモートを手に入れるには、それしか方法はないんだ。『Collector’s Edition』独占だからね。既にゲームに夢中になってくれているファンだけでなく、この秋から参加しようと考えている人たちにもアピールするために、一部コンテンツを独占にしたんだよ。

▼ 既に所有しているものを再び買うよう求められて混乱しているファンがいることは理解していますか?

Luke Smith
そうだね、そういった人たちの気持ちは理解しているよ。しかし、そういったものを追いかけたい人たちにとって、『Collector’s Edition』はとてもクールなパッケージなんだ。さもなければ、単体で購入したいと言っているんだろう?

▼ ええ、まあそうです。既に所有しているものにお金を払うよりも、数ポンドか数ドルかを払う方がいいですね。

Luke Smith
(笑)君が『Destiny』に更なるお金を費やす機会に関しては、『The Taken King』と発表済みの3バージョン以外に話せることは何もないよ。

▼ Bungieには、このようなカスタム・アイテムを単体販売する意思はあるんですか?それはスタジオの哲学に反すると?

Luke Smith
Bungieの哲学についてコメントするよりも、こう言おう。誰かが冷笑的な拍手のエモートを作ったら、私は買うだろう。誰かがVault of Glassに落ちたりした時のためにね。今はお辞儀をしてからかっている。だから・・・君の意見には共感するよ。

▼ 共感している部分を実行に移すべきだと感じるんですが。

Luke Smith
今日発表することは何もないよ。我々は掲示板を読んで、今週の発表に対する反応に目を通している。これからも、ゲームや『Collector’s Edition』のコンテンツに関するプレーヤーのフィードバックを話し合っていくつもりだ。

▼ 『Taken King』は39.99ポンドで、これは本編とほぼ同じ値段です。価格を正当化できるだけのコンテンツが収録されているんでしょうか?

Luke Smith
アメリカ・ドルを使わせてもらうよ、英国ポンドはまるで外国語のようなんだ・・・

▼ 文字通り外国の通貨ですからね。

Luke Smith
海を隔てているからね。まず、購入者は巨大で豊かなキャンペーンを手にできる。フル・ボイスのシネマチックに、怒り狂ったエイリアンの神が太陽系を相手に宣戦布告したらどうなるかという物語に、充実の結末も付いてくる。更に、アンロックできる新たなサブクラスもある。大量の新Strike――まだ具体的な数は話せないが――に加え、Raidも追加されるんだ。今週には2つのPvPモードと4つのPvPマップを公開したし、これで終わりというわけでもない。かなりエキサイティングな価値を提供できているよ。大型拡張パックと呼んでいるのは、それが事実だからなんだ。まったく新しい場所、新しい目的地を提供している。

▼ 大型なのは分かりましたが、本編と同じ価格でもある。本編には一つではなく4つのエリアと、『Taken King』以上のミッションが収録されていました。何故同じ価格なんですか?

Luke Smith
私に提供できるのは、丁度今答えたのと同じ答えだけだよ。この秋にプレーヤーに提供する価値に関しては、とても自信があるんだ。更なる情報を公開すれば、プレーヤーも更に興奮してくれると信じている。既存プレーヤーには、新たなSparrowやシェーダー、エンブレムを収録した『Founderパック』が付いてくるんだ。

▼ ただ、エモートは無し、と。

Luke Smith
『Collector’s Edition』に同梱されているからね。

lukesmith.jpgLuke Smith氏

▼ 価格に関する最後の質問ですが――

Luke Smith
エモートに関する最後の質問でもあるのかな?

▼ その件にはもう触れません。私は入手できないので。

Luke Smith
でも、『Collector’s Edition』を買えば手に入るよ。

▼ 本編と2つのDLCをまた買うようなことはしませんよ。

Luke Smith
オーケー、でもこの件に関してもう少し突いてみたいんだ。

▼ 突く?

Luke Smith
この独占コンテンツが欲しいけれど、どの程度欲しいか分からないから、君は不安なんだろう。これだけ出費を迫られるというのが不安なんだ。それは分かるよ。

▼ 欲しいですよ。単体販売されれば――

Luke Smith
今ここでエモートの映像を見せたら、画面に向かってお金を投げるはずさ。

▼ 私が言っているのは、ファンは内容を理解していないから苛立ちを感じているのではないということです。独占コンテンツがどれほどクールかは関係なくて、苛立ち――私もファンとして苛立ちを感じていますが――の理由は、このコンテンツを入手するには、1年前に私が購入したコンテンツを再び購入しなければならないからですよ。

Luke Smith
(長い沈黙)価値が全てなんだ。コンテンツの価値を、プレーヤーがどう評価するかだね。

▼ 価格に関する最後の質問です――この9月から『Destiny』に参戦しようとする人は、『The Taken King』とこれまでにリリースされたコンテンツを大幅な値引きで入手することになります。最近はあらゆるゲームが『ゲーム・オブ・ザ・イヤー』版を出している――それは理解しているし、問題ではないんです。しかし、値引率を見ると、『The Taken King』単体で買うのと殆ど変わらなくなってくる。

Luke Smith
我々はこの秋、『Destiny』を堪能してきた君や私のようなプレーヤーが、理由はともあれ昨年ゲームを手にしなかった新規参入プレーヤーとマッチアップできるような、集合時間を設けたいと思っているんだよ。

コンテンツの経年変化を考慮することも大切だ。『The Dark Below』をリアルタイムでプレーしたプレーヤーは、Swordbearerだらけだったのを目撃したことになる。もう今はいなくなっているし、再現することはできないんだ。時間が経つと、消えてしまうものもあるということだね。『House of Wolves』も同じで、今はFallenが太陽系のあちこちに出現している。そういったものは、時間が経ってTakenがそこら中に姿を現すと、と意味を成さなくなってしまう。

時間を戻してそれらを再び体験することは不可能なんだ。リアルタイムで体験したプレーヤーは、「俺はあそこにいたんだ」「リアルタイムで体験したんだ」と自慢することができる。

リアルタイムで体験したんだという点を、より上手く他のプレーヤーに伝える方法があったらと思う。ゲームに費やした時間を謳歌できる、より優れた方法がね。開発チームも常に話し合っている事柄なんだ。1年目にプレーヤーが残した遺産を謳歌する方法を編み出すことが本当に重要だ。どうやって実現するかは話せないが、最優先で考えていくことになるだろう。現在の『Destiny』にはそこが欠けているんだ。

ソース: Eurogamer

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  • カテゴリ: プレビュー タグ: Destiny