2015年09月08日(火)15時34分

『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』海外レビュー

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【追記 - 9月08日15:34】Hardcore Gamer、PlayStation LifeStyle、Playstation Universe、PSX Extreme、Softpedia、USgamerのレビューを追加
【追記 - 9月02日04:21】Eurogamer、Metro GameCentralのレビューを追加
【追記 - 8月25日21:40】EGM、God is a Geek、Lazygamerのレビューを追加

『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』の海外レビューです。

  • ジャンル: ステルス・アクション
  • 機種: PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC
  • 開発: 小島プロダクション
  • 販売: コナミ
必携 Eurogamer
『Metal Gear Solid 5: The Phantom Pain』はシリーズ最高傑作であるというだけでなく、史上最高のステルス・ゲームとしてずば抜けており、正に創造性のピークで退いたデザイナーと開発チームによる、真の大傑作である。ゲームという媒体における最も優れた超大作の一つであり、ゲーム史に残るシリーズにとっての完璧な幕引きであると同時に、小島秀夫の驚異的な長旅の終わりを告げる作品である。今後数十年に亘って、プレーヤーは『Metal Gear Solid』の遺産を目前にして、敬礼以外の選択肢はありえないだろう。
10/10 GameSpot
良い点:
・最後までプレーヤーの注意を離さない、複雑でありきたりではない物語
・魅惑的な世界観とキャラクター
・タブーな題材の品のある扱い方
・エキサイティングな可能性に満ちた広大なオープンワールド
・一流のステルス・ゲームプレー
・マザー・ベース要素にはやりがいと魅力があり、戦場の外にゲームを拡大している
・歪んだ『Metal Gear』サーガにこれ以上ないほどハマっている
悪い点:
・勢いを削ぐ終盤のペース配分

『Metal Gear』のファンなら誰でも、シリーズのお気に入りがあるだろう。癖のあるユニークなゲームプレー、印象的な見せ場、特定の物語展開がその判断材料になるはずだ。『Metal Gear』の最高傑作を決めるとなると厄介だが、『The Phantom Pain』の登場で悩む必要はなくなった。これほど深みのあるゲームプレーや豊富なコンテンツを詰め込んだゲームは、シリーズ初だろう。過去作の長所は全て健在で、新たに加わったオープンワールド・ゲームプレーが魅力を増幅している。ストーリーテリングに関しても、ここまでトーンにブレがなく、大胆な題材を扱い、魅惑的な演出を見せてくれたのは初めてだ。史上最高のアクション・ゲームの候補に挙がるかもしれないが、『Metal Gear』最高傑作であるという点は疑いの余地がない。

10/10 IGN
良い点:
・卓越した箱庭ゲームプレー
・意味のある複雑さ
・ステルスの柔軟性
・豊富なガジェットと能力
悪い点:
・希薄な物語

『The Phantom Pain』のようゲームが生まれるとは想像もしていなかった。ゲームプレーの全ての瞬間に、真の目的が存在するのである。物語にまとまりがない点は『Metal Gear』ファンの賛否両論を呼ぶだろうが、プレーヤー自身のスパイ・アクション物語に力点を置くことで、本作はシリーズで私の一番のお気に入りとなった。本作よりも広大なマップや、豊富なミッションを提供する箱庭ゲームは過去にも存在したが、本作ほど計画を練り、適応し、即興で状況を打開することが求められるゲームはなかった。『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』は、プレーヤーの知性をただ尊重するだけでなく、知性を要求するゲームであり、それが本作を希有な存在たらしめている。

良い点:
・充実した多彩なゲームプレー
・息を呑むビジュアル
・ボリューム満点
悪い点:
・多少の中弛み

『Metal Gear Solid V』に失望するのは難しいだろう。ほぼ全てが完璧に近く、ビジュアル的にもこれまでで最もリアル(特に環境)。ゲームプレーは飽きが来ず、同じプレースルーは存在しないほど選択肢に溢れている。シリーズのファンだけでなく、同種のゲームをプレーした経験の有無にかかわらず、全ての人間が興味を持つべきタイトルだろう。端的に言って、これはシリーズ最高傑作やステルス・ゲームの史上最高傑作というだけでなく、史上最高のゲームの一つである。

良い点:
・信じられないほどの自由度
・全ての行動に意味がある
・楽しいメタゲーム
・100時間以上遊ぶこともできるプレー時間
悪い点:
・終わってしまう

凄まじいことに、そして信じられないことに、本作は『Metal Gear』フランチャイズにとってほぼ完璧なフィナーレとなっている。『The Phantom Pain』こそ、小島が常に思い描いてきたフランチャイズの終着駅であることに、疑いの余地はないはずだ。これこそ、パーソナル化されたオープンワールド潜入ゲームの最高峰。ミッション攻略の選択肢のあまりの多さには、心底驚かされる。忍び込み、オブジェクティブをこなし、一人の敵に気付かれることなく脱出するもよし、空からの援護をバックに突入するもよし。攻撃のプランと実行が重要であり、練られた計画が実を結んだ時の達成感は格別だ。同じように、敵や状況に不意を突かれたところから持ち直すのも、一からやり直すための安全地帯を見つける爽快感がある。もしこれが本当に、小島の名前を冠するシリーズ最終作になるのだとするなら、これ以上優雅な幕引きは存在しないだろう。

良い点:
・シリーズで最も優れたコア・ゲームプレー
・多彩なミッション・オブジェクティブなどの膨大なコンテンツ
・最高のストーリーラインと全体の完成度
悪い点:
・一部の平凡なビジュアル要素
・マザーベースのメニューに多くの時間を吸い取られる

『The Phantom Pain』は、これまでで最高の『Metal Gear Solid』ゲームプレーと一流の物語を、オープンワールド環境に融合させている。

9.5/10 EGM
ビッグ・ボスの恐らくは最終作になるであろう本作は、シリーズで最も野心的な作品であり、公約をほぼ全て果たしている。これが小島秀夫の最後の作品になるなら、彼は業界の最上階から退くことになる。
9.4/10 PSX Extreme
『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』は、我々の期待に応える傑作だ。2015年、そして現行世代最高の1本であることに疑いの余地はなく、このジャンルの匠としての小島秀夫の地位を、より強固なものにするだろう。彼が本作を最高傑作、フランチャイズが生まれた瞬間から作りたかったゲームと呼んだのも当然。この最新作――そして悲しいことに最終作?――は、18年前に我々を虜にしたシリーズの、論理的かつ見事な進化形だからだ。ゲーム業界の頂点を示す作品の一つとして、間違いなく歴史に刻まれるであろう、堂々たる偉業である。唯一注意が必要なのは、長年のファンは本作の新構造に脳を合わせる必要がある点だ。それさえできれば、才気ほとばしる唯一無二のプレー性を目にすることになるだろう。
9.25/10 Game Informer
コンセプト: 『Metal Gear』のトレードマークであるステルスを、個別のミッションに焦点を当てたオープンワールドに移行
グラフィック: 美しく滑らか。焦点の変化でテクスチャのポップインが散見される
サウンド: キーファー・サザーランドは良い演技を披露しているが、台詞が少ないため、声優の変更はキャラクターの新たな方向性というよりも宣伝目的に感じられる
プレー性: 状況依存コマンドがおぼつかないこともあるが、基本的なステルスと戦闘は強固
エンターテイメント性: 多くのミッションはパズルのようで、手持ちの物資を活用して任務を遂行することが求められる。報酬を使って自分の拠点を構築、拡張、改善するのは非常に楽しい
リプレー性: 高い

小島秀夫の初代『Metal Gear』は、見下ろし型の画面切り替えステルス・ゲームだった。広大で野心的な『The Phantom Pain』と比べると、同じ製作陣のゲームとは思えないほど。進化なくしてシリーズがここまで長生きすることは不可能で、『The Phantom Pain』はリスクを冒すことの重要性を証明している。オープンワールド、カスタマイズ可能なベース、多彩なミッション構造などは『Metal Gear』の伝統的要素ではないが、『The Phantom Pain』を突出したゲームたらしめているのは、そういった要素なのである。ゲームプレー。ストーリーテリング、そして主人公は作品ごとに変われど、ゲーマーを驚かせ、虜にする小島の能力は不変だ。

9.3/10 GameTrailers
『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』は傑作だ。シリーズの人気を押し上げたクオリティを妥協することなく、『Metal Gear Solid』を拡張、豊かにしている。壮大な規模、ハリウッド俳優、技術の見せびらかしがありつつも、『The Phantom Pain』には心を捉える繊細さがあるのだ。今ですら、様々な出来事を思い返している。ここまで考察を求めるゲーム物語は殆ど存在しないだろう。数十年が経過した今でも、『Metal Gear』がこれほど我々の心を魅惑し続けているというのは驚異的である。『The Phantom Pain』は、終わることのない遺産への新たな大傑作だ。
9.2/10 Lazygamer
『The Phantom Pain』は今までにない『Metal Gear』体験で、これまでのシステムに固執する人は楽しめないかもしれない。小島世界の新たな探索法を受け入れ、適応するなら、間違いなく度肝を抜かれることは100%保証しよう。プレーヤーの希望に全て応えてくれる、新たなオープンワールドである。
良い点:
・素晴らしいステルスとアクション
・ノンリニアな進行
・上手く機能しているマザー・ベース
・多彩なミッション、兵士、武器は驚異的
・突出したグラフィック
悪い点:
・いつもより効率的とは言え、今一つな脚本
・終盤のペース配分に問題がある
・後味の悪いFOB要素

『Metal Gear Solid』の最高傑作であり、大胆にもゲームプレーとストーリーテリングの両方を刷新することで、これまで以上の効果を上げている。

9.0/10 Softpedia
良い点:
・面白いヒネリのある手堅い物語
・多彩なミッションと広大なステージ
・素晴らしいビジュアルと滑らかなフレームレート
・面白いメイン/サイド・ミッションが盛り沢山
悪い点:
・新規ユーザーには理解できない物語
・プレーヤーに厳しいチェックポイント・システム
・FOB課金
・説明不足なゲームプレー・メカニックの数々

『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』は、その世界を活かして、サーガの遺産に相応しい最高の体験を提供してくれる。しかし、決して完璧とは行かず、物語は大量の事前知識が不可欠だし、カセットを聞かなければ意味が判らないのは言うまでもない。キャンペーンのメカニックは洗練されているが、FOBマルチプレーは、お金で勝利を買う匂いが多少する。

9.0/10 Destructoid
何度かつまずいたことはあったものの、『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』はシリーズへの祝福であると同時に、明確な新章に感じられる。同等にタフでけばけばしく、もしこれが小島最後の『Metal Gear』になるのだとしたら、華々しい最後を飾ったことになる。
4.5/5.0 Hardcore Gamer
『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』は唯一無二のゲームだ。数百時間に及ぶコンテンツが収められており、オンラインや基地構築要素に没頭すれば尚更である。本作は、『Metal Gear Solid』シリーズが物語の難解さに尽力するあまり、ゲームプレーをおろそかにしてきたという不満を抱く者に対する応えとなっている。といっても、Kojima Productionsがプロットをないがしろにしているわけではなく、今まで以上にぶっ飛んでいるのだが、今回はシリーズで初めてゲームプレーに重心が傾いているのである。本作は、携帯機では不可能だった巨大な開発規模に支えられた、『Peace Walker』の真の姿なのだ。だからといって欠点がないわけではなく、世界中の複数のロケーションを跨いだ広大なオープンワールドなだけに、移動システムには不満が残る。加えて、生気のない退屈なアフガニスタンは、FOX Engineの力を見せ付けるオープニングには相応しくないロケーションとも言える。それでも、今から年を越すまで持つゲームが1本だけあるとすれば、それは本作だ。『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』はステルス・アクションの頂点。史上最高峰の戦闘メカニックを有するだけでなく、『Metal Gear Solid』への希望が全て叶ったゲームなのである。それに、キーファー・サザーランドもいる。
4.5/5.0 USgamer
ビジュアル: 現行世代の新たなベンチマークとなった。特にキャラクター・モデルは凄まじい
サウンド: サウンドトラックは概ね控えめだが、音楽の流れと効果音で敵の接近を巧みに知らせてくれる。80年代のポップスも爆笑物
インターフェース: R1/RBでのズームは少々扱い辛いが、それ以外の操作性は素晴らしい。無数のメニューも流れるような出来で、理解し易い
ボリューム: 45時間から50時間と、長いRPGに匹敵。馬鹿デカイ包括的なパッケージだ

物語は後半にかけて勢いを失うし、FOBは楽しいギミックに過ぎないものの、それ以外は恐ろしく楽しいゲームであり、広大なオープンワールド環境と強固なステルスの土台、そして大量の武器をほぼ完璧に融合させている。一番イライラする箇所ですら、凄まじく魅惑的なのだ。今後末永く語り継がれるゲームだろう。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Metal Gear Solid V: The Phantom Pain