2015年09月13日(日)08時25分

『Hitman』で新たなビジネス・モデルを模索するスクエア・エニックス「フランチャイズの年刊化はしない」

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新生『Hitman』は、一般的なパッケージ・ゲームと同じ60ドルで販売し、発売後にコンテンツを定期的に無料配信するというビジネス・モデルを採用している。

スクエア・エニックス・ヨーロッパの最高経営責任者Phil Rogers氏が、発売後にゲームを拡張し続ける『Hitman』のようなモデルを、全てのゲームで試していく意思があることを明らかにしている。

Phil Rogers
まずはゲームありきだ。ビジネス・モデルは極めてシンプルに保ちたい。価格が固定されているので小額課金などは存在しないし、コンテンツ自体を進化させることができる。ゲーマーは未完成のコンテンツは望んでいないので、その点は明確にしているよ。期待通りの、洗練されたトリプルA『Hitman』に仕上がっている。しかし、体験を作り続けることが可能なので、世界は拡張するばかりだ。一つの試みだね。

『Just Cause 2』を例に挙げると、我々は発売3ヶ月前の時点で製作に関してはあの世界を離れたのだが、それでもユーザーはそれからの5年間をあの世界で過ごしてくれた。ユーザーのためにあの世界を進化させ続けていれば、楽しんでもらえたはずだよ。

『Hitman』の世界とゲームプレーでなら、とりわけ上手く機能するだろう。しかし、我が社のゲームの全てで、より多くのコンテンツをユーザーに提供する拡張方法を模索している。共有できる要素や応用できるアイデアがあれば、他のゲームで用いることになるだろうね。

このようなやり方は、フランチャイズの年刊化よりも好ましいものであるとRogers氏。

Phil Rogers
どのゲームにも自然のリズムがあると信じている。我々には、誰もが一つのことに集中できるような、1000人規模のスタジオは存在しないんだ。現在の我々の方向性は、リリース期から学んだことを活かし、これからのことを考えた結果の、殆ど自然の成り行きのようなものなんだ。我々はフランチャイズの年刊化はしない。ゲームの間隔は2、3年が適当だ。

ある意味、自然の秩序みたいなものだね。それが我々の望むやり方なんだ。

ソース: Games Industry

カテゴリ: 業界 タグ: Hitman