2016年02月07日(日)19時13分

【コラム】2016年の要注目ホラー・ゲーム15選

一時期は停滞していたものの、近年はインディ・シーンで完全復活を遂げた感のあるホラー・ゲーム。2016年にも、注目のホラー・ゲームが数多く控えている。IGNが、15本の要注目ホラーを選出している。

今は、ホラー・ゲームのファンにとっては最高の時代。我々を震え上がらせる質の高いホラー・ゲームが制作され続けており、2016年もこの傾向に変化はなさそうだ。2016年に要注目の不気味なホラー・ゲーム15本を紹介しよう。

『Layers of Fear』

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『Layers of Fear』は、正気を失った芸術家の心の中への旅路だ。ゲーム内で変化し続ける現実を通して、狂気の度合いが表現されている。右や左を向くだけで周囲が一変してしまうかもしれないが、物語を紐解くには、変化し続ける現実を探索する以外にない。

『Allison Road』

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ギレルモ・デル・トロと小島秀夫のコラボレーション『P.T.』がキャンセルされたと知った時、我々は恐怖の悲鳴を上げた。その遺志を引き継いだ『Allison Road』でプレーヤーは、『P.T.』に酷似した家の廊下を探索することになる。しかし、『Allison Road』は壁を超え、湿地帯に囲まれた真っ暗な森へと舞台を移すのである。

『Routine』

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月面調査ステーションから全ての人間が消え失せ、その原因は一切不明。打ち捨てられたステーションの探索が恐怖を生む『Routine』でプレーヤーは、そもそも無人となった原因を突き止めることになる。

『Outlast 2』

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『Outlast 2』の開発陣は、「ゲーマーを苦しめる」ゲームになると発言している。2013年の『Outlast』の続編は、同じユニバースを舞台とし、「狂気だけが正常な場所」へとプレーヤーを追いやるようデザインされている。ティーザー予告はナイトビジョンの映像で終わるが、現時点でそれ以上の情報はない。

『Until Dawn: Rush of Blood』

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オンレール・シューターというのは、もはや過ぎ去りし時代へのオマージュにしか見えないが、『Until Dawn: Rush of Blood』が巧みなのは、その恐怖演出にある。このPlayStation VRゲームは、サウンド・デザインを巧みに利用してプレーヤーの気を引き、恐怖に震え上がらせるのである。

『The Walking Dead: Michonne』『Season 3』

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Telltaleの『The Walking Dead』シリーズには、2016年にミニシリーズと新シーズンが控えている。3話からなるミショーンのシリーズは他のシーズン同士を繋ぎつつ、語られたことのないミショーンの物語に焦点を当てている。シーズン3はその後になるが、Telltaleは口を閉ざしている。

『System Shock』

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その後『BioShock』を生むことになる1994年のゲームが、リメイクされる。『System Shock: Enhanced Edition』は昨年リリースされたが、このサイバーパンク・アクションRPGは、PCとコンソールの両方で現代ゲーマー向けに完全リメイクされるのだ。

『We Happy Few』

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『We Happy Few』はいわゆるホラー・ゲームではないが、それでも死ぬほど不気味だ。モンスターと直接対決するのではなく、プレーヤーは奇妙なレトロフューチャー版1964年イングランドに溶け込むことが求められる。社会規範に従えなかったプレーヤーは、『We Happy Few』のハッピーな市民たちに襲われ、力ずくで矯正されることになる。

『Friday the 13th: The Game』

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ジェイソン・ボーヒーズは、あらゆるホラーの中で最も知名度の高い悪役だろう。ホッケーマスクを被った邪悪なスラッシャーは、1980年代初頭からキャンパーたちを震え上がらせてきた。このゲームは、映画のパニックやビックリ演出を再現。ジェイソン自身でプレーするというボーナスもある。

『Tangiers』

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『Tangiers』は、『Thief』シリーズのステルス・メカニックを土台とし、ダダイスム、ヴォルテール、そしてデビッド・リンチの不気味さを借用した、自称「アバンギャルド」なゲームに仕上がっているという。本作の目標は、打ち砕かれた希望の無い土地で、5体の生物を処理することにある。

『Perception』

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若き盲目女性は、待ち受ける運命を避けるために謎を解かなければならない。反響定位だけを頼りに移動する本作は、反響定位で浮かび上がるお馴染みの物体が、不安をかき立てる現実を生み出している。『BioShock』に関わった経歴を持つ開発陣は、本作の影響元として『BioShock』と『Dead Space』を挙げている。

『PAMELA』

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オープンワールド・サバイバル・ホラー『PAMELA』は、墜ちたユートピアが舞台。冷凍睡眠から目覚めた主人公は、牧歌的で美しいEdenの街が、Afflictedとして知られる恐ろしい怪物に蹂躙されている光景を目にする。『Deus Ex』と『Alien: Isolation』を融合させて、斬新かつ恐ろしい体験を生み出しているようだ。

『The Hum: Abductions』

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『The Hum: Abductions』は、『The Hum Game』や『Alien Abduction Simulator』といったゲームを内包する、壮大な『Hum』ユニバースの一部。この一人称ゲームでプレーヤーは、数ヶ月前に起きた夫の謎の失踪に対処する女性となる。不幸な結婚生活の記憶を暴くだけでも不安に駆られるが、そこに目ざといエイリアンが加われば、不気味さが一気にアップだ。

『Narcosis』

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『Narcosis』でプレーヤーは、沖合いの石油リグでの事故により、海中に沈んでしまう。1人きりとなったゲームの主人公が身に付けている潜水スーツの酸素供給という時間制限が、緊迫感を生んでいる。海中モンスターとの遭遇によって酸素消費が増加すると、主人公が気絶してしまう危険性もある。Oculus Rift版は更に進んでおり、現実と想像世界の両方で完全な隔離状態に置かれることになる。

『Through the Woods』

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『Through the Woods』は、息子を救おうとする母親の奮闘を描くサイコロジカル・ホラー・ゲームだ。ノルウェーのインディ・スタジオAntagonistが本作を手掛けており、資金はKickstarterで調達。開発陣の狙いは、子供の頃に森の中をさ迷った時の感覚を再現することにある。事実、森は舞台というよりも物語上の悪役に近い。

ファミコンの『Friday the 13th』のようなゲームから、ホラー・ゲームもだいぶ進化した。サウンドとグラフィックの進化、技巧の絶え間ない改善によって、ホラー・ゲームはコントローラーを置いてからしばらくは震えが止まらないところまで来たのだ。今年も、このジャンルにとって素晴らしい一年になりそうである。

ソース: IGN