2016年08月20日(土)15時06分

『No Man’s Sky』海外レビュー

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【追記 - 8月20日15:06】Games Radar+、GamingTrend、Hardcore Gamer、IGN、Playstation Universe、TheSixthAxis、USgamer、ZTGDのレビューを追加
【追記 - 8月15日17:12】GamesBeat、GameSpot、God is a Geek、Polygon、Push Square、Twinfiniteのレビューを追加

『No Man’s Sky』の海外レビューです。

実質終わりのない探索ゲームであり、初日の大規模パッチで大きな変更が加えられたこともあり、発売から数日が経過した今でもレビューが出揃っていないため、新たなレビューが掲載され次第、順次追加していく予定。

  • ジャンル:アクション・アドベンチャー
  • 機種:PS4/PC
  • 開発:Hello Games
  • 販売:Hello Games
良い点:
・文字通り終わりの見えない銀河探索
・幾つかの体験の柱
・Hello Gamesの謳い文句どおり
悪い点:
・期待とは違うかも
・目立つテクスチャのポップイン
・発見を届け出るのは面倒になりがち

『No Man’s Sky』は完璧ではない。恐らく万人向けでもない。また一方で、奇才Sean Murrayの言ったとおりのゲームでもある。一度でも宇宙飛行士を夢見たことがある人、ゼロから大金持ちになる夢を抱いたことがある人、悪名高き宇宙海賊を夢見たことがある人、もしくはそれ以外の無数のSF幻想を抱いたことがあれば、このゲームはピッタリだ。そうした幻想の全てを『No Man’s Sky』が叶えてくれるわけではないかもしれないが、これは水平線の彼方に何があるのか確かめるため、あともう一度だけ舞い戻りたくなるゲームなのである。本作との相性が良ければ、コントローラーを置くことができなくなるはずだ。

4.5/5.0 Twinfinite
良い点:
・賑やかで控えめな宇宙
・探索の自由度が凄まじい
・自分がいかに小さな存在であるか実感させる雰囲気
・シンプルだが満足感のあるゲームプレー
悪い点:
・人によっては手に余るかも
・単調さに嫌気が差すプレーヤーも

『No Man’s Sky』は間違いなくゲーム開発における偉業だ。目にしたもの全てに圧倒されたし、全てを見尽くすことはないと知りながらも、少しでも多くを目撃するために、今後も旅を続けるつもりだ。宇宙にすっかり心を掴まれてしまった今、離して欲しくない気持ちだ。

おススメ Eurogamer
Hello Gamesの贅沢な銀河叙事詩は独特の芸術品であり、欠点はあるが魅惑的なゲームである。
8.0/10 GameCrate
ゲームプレー 7.0: 資源収集は単調で、戦闘は底が浅いが、更なる探索を続ける程度には上手く機能している
プレゼンテーション 10: 度肝を抜かれるビジュアルと見事にマッチした音楽のお陰で、最高の観光体験に仕上がっている
伝承 7.0: 「物語」は銀が全体に散りばめられており、ちゃんとしたストーリーテリングというよりも、浸れる没入体験といった感じ。万人向けではないが、脚本は喚情的で一流
リプレー性 8.0: 宇宙にバラエティを加味するコンテンツの追加や、自動生成に遊びを持たせることができれば素晴らしいが、それらが永遠に来なくとも末永くプレーできるだろう

『No Man’s Sky』は、探索の喜びに特化したゲームだ。賛否が分かれるゲームで、不満を感じるゲーマーもいるだろうが、それ以外の人は色鮮やかで禅のような体験を堪能できるだろう。

80/100 GamesBeat
人生というのは不公平なもの。

『No Man’s Sky』は、史上2番目に素晴らしいオートバイ・プラットフォーマー・シリーズ『Joe Danger』を生んだスタジオの最新作。そうした実績を考えると、彼らが『Metal Gear』や『ゼルダ』『Uncharted』といった長寿フランチャイズの復活作にしか成し得ないような前評判を生み出すとは予想しないだろう。

しかし、『No Man’s Sky』はある意味で復活作だ。多くの現代オタクにとっての土台となっているSFやアドベンチャー物語へのオマージュなのだ。孤独な冒険家として銀河を彷徨い、自らのウィットだけを頼りに、数光年に亘る虚無の空間に点在する過酷な惑星を生き抜くというのは、子供の頃からの夢なのだ。

つまり、私は子供の頃から『No Man’s Sky』を待ち続けたことになる。そんな期待に応えることが可能なのだろうか?

結果として、本作は33年間に及ぶ私の熱望を満足するものではなかった。しかし、すぐに見捨てるつもりもない。そのスケール感と孤独感は格別だし、自動生成のお陰で、本作以上に良く出来た他のゲームには成し得ない実存感がある。加えて、私がサバイバル・ゲームに求める突発的なストーリーテリングもばっちりだ。

しかし、同時に私はこれが『No Man’s Sky』やその類似作品にとっての始まりに過ぎないことを願っている。本作をプレーできるのは嬉しいが、更に上を求めてしまうし、実現することを願っている。

それまでの間は、丘の上の柱を忘れることはないだろう。

80/100 GamingTrend
良い点:
・驚異的な世界
・素晴らしいビジュアル・スタイル
・言語の学習は素晴らしいアイデア
・驚くほど取っ付き易い
悪い点:
・方向性の欠如
・今一つな作成システム

『No Man’s Sky』は、方向性の欠如や中身の薄さに蝕まれた、忘れがたいアドベンチャーだ。ビデオゲーム史に残る驚異的な世界を提供しているものの、それを生かし切っているとは言いがたい。そうした不満にもかかわらず、『No Man’s Sky』はビデオゲーム開発における偉業だ。

グラフィック 4.5: 宇宙自体は少々質素ではあるものの、殆どの時間を過ごすことになる惑星はゴージャスで、ロードもほぼシームレスだ
操作性 3.8: 複雑な様々なシステムを、巧みにコントローラーに振り当てている。一旦把握してしまえば、かなりスムーズに操作できる
音楽/効果音/ボイスアクト 3.0: ここは好みに依存するだろうが、私は自動生成サウンドトラックが絶望的なまでに退屈だと感じた
バリュー 3.8: 盛り沢山のゲームだが、単調になりがちで、耐久バーとインベントリーの空きスペースのマイクロマネージメントが多すぎる。少しだけプレーして休憩をとるのが最善だろう

『No Man’s Sky』に最終的な結論を出すのは、MMO RPGをレビューするのに似ている。初日のパッチでここまで多くの追加があると、1年後には全く違うゲームになっていると推測できるからだ。では、これはロンチ時のリポートと考えて欲しい。『No Man’s Sky』の宇宙には確かに驚きが存在するのだが、万人がその発見に時間と労力を費やすのを厭わないわけではないだろう。我慢強い、ディテールに凝るゲーマーなら大いに気に入るであろう、技術的偉業を成し遂げたゲームだ。だが現時点では、必要以上に時間を浪費させられる。宇宙は広大だがインベントリーは窮屈。誰もが銀河のスーパースターになるための下積みを受け入れるわけではないだろう。

7.5/10 God is a Geek
良い点:
・ゲーム史上最高の探索
・飛行と徒歩の滑らかな移行
・ゲームに適した音楽
悪い点:
・単調
・貧弱な物語
・鬱陶しい歩哨
・宇宙船と宇宙服の収容力不足

最高の探索ゲームだが、無限の宇宙旅行、ユニークなクリーチャーや惑星の発見の驚き以外に、やることが殆どない。

良い点:
・素晴らしい全体のデザイン
・驚異的なサウンドトラック
・心が落ち着く楽しい探索
悪い点:
・嫌気が差すメカニックへの過剰依存
・あまりにスカスカに感じられるかも
・ムラがあり盛り上がらない戦闘

修正可能とはいえ根本的な問題を抱えてはいるものの、『No Man’s Sky』宇宙旅行体験に没頭できる人にとっては夢のような魅力を放っている。ポテンシャルを十分発揮できていないかもしれないが、印象的なゲームである。

7.0/10 GameSpot
良い点:
・広大でシームレスな世界
・旅をしている感覚を実感できる驚異的な技術
・無限のやりがいある探求を可能にする天井知らずの自由
・魅力的な宇宙船と武器のデザイン
・重みのある物語
悪い点:
・イライラさせられるアイテム管理とUI
・バラエティ不足
・平凡なシューティング・メカニック
・個性がないNPC

地表から宇宙空間へとシームレスに移行する『No Man’s Sky』の巨大さは一目瞭然で、内なる収集家をしばらく楽しませてくれるはずだ。知れば知るほど欠点も見えてくるし、探索と交易にのみ没頭してしまうのは容易い。しかしながら、全てを考慮してAtlasの言葉に耳を傾けるなら、『No Man’s Sky』は行き止まりが見えない銀河における、違いの僅かな世界の集合体以上の作品になる――バーチャル銀河における宇宙船や金よりもはるかに価値のある、人生の意味の検証なのだ。

7.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・理解を超えた広大な銀河の探索
・ゴージャスとしか言いようがない惑星の数々
・楽しく、往々にしてユーモラスな宇宙人とのやり取り
・状況に適応する驚異的なサウンドトラック
悪い点:
・奇妙なインベントリー・システム
・前進しているという感覚が薄い
・交易とドッグファイト
・惑星上空の飛行にPS4版
・つまらない岩だらけの惑星

『No Man’s Sky』はHello Gamesの面々にとって類稀な偉業だが、尊大さや前評判のせいで、本作に寄せられた期待に応えることは不可能だった。様々な但し書きや、今後数か月で修正すべき点などはあるものの、穴に落ちて入り組んだ洞窟で迷って、次の惑星でも全く同じことをするまでは、面白そうな新たな惑星に初めて降り立ったり、動植物にバカバカしい名前を付けたりして何時間も過ごせてしまうだろう。唯一無二のゲームである。

7.0/10 ZTGD
良い点:
・広大な銀河
・美しい風景
・技術的驚異
悪い点:
・探索を阻害するインベントリー
・巨大さが手に余っている
・単調なゲームプレーの流れ

『No Man’s Sky』は重要なゲームだ。ベタな言い回しだが、本作は真の意味で万人向けではない。大好きになる人もいるだろうし、大嫌いになる人もいるだろうが、その重要性だけは誰にも無視できないはずだ。Hello Gamesは自らの目標を達成してみせた。探索し甲斐のある惑星の詰まった広大な銀河を作り上げるという偉業は非凡に他ならないし、ゲーム好きなら誰もが体験すべきだと思う。本作で笑顔になるかしかめっ面になるかは、ほぼ無限の銀河の探索にどれだけ没頭できるかによるだろう。

7.0/10 Push Square
『No Man’s Sky』はポテンシャルに溢れているし、Hello Gamesは強固な土台を築き上げている。メインとなるゲームプレーはシンプルだが非常に魅力的だし、技術的偉業は驚異的だ。グラフィックとサウンドが織りなす空気感は唯一無二で、実存感がある。何をして良いのか分からず楽しめない人もいるだろうし、修正されるべき技術的不具合もあるが、与えられたツールで自ら楽しみを生み出すことができれば、末永くプレーすることになるだろう。
7.0/10 Destructoid
『No Man’s Sky』は私の予想とは異なるゲームだった。驚きに満ちた楽しい箱庭ゲームだが、それも長くは続かない。他の類似作品とは違い、マジックは時の経過とともに薄れてしまう。20種類しか惑星が存在しないのであれば、1兆80億(ごめん、1800京だった)の惑星が存在していても意味がない。迷うのが好きではない人にはおススメできないが、構わないという人は放浪しよう。
3.5/5.0 Games Radar+
良い点:
・多種多様な動植物で賑わう、ほぼ終わりなき宇宙
・宇宙全体に命名できるのは最高に楽しい
・見事に描かれた宇宙人との遭遇
悪い点:
・違う惑星でも基本的にやることは同じ
・退屈な戦闘と面倒なインベントリー管理
・深みを感じるのも一瞬だけ

『No Man’s Sky』は驚異的で風変り、驚くほど広大だ。退屈に感じることもあるものの、その引力がプレーヤーを引き付けて止まないだろう。

3.5/5.0 USgamer
ビジュアル: 様式化されたアートは魅力的だが、多彩な惑星の地形を全て同じように見えさせてしまうという意図せぬ副作用がある。だが全体的には良く出来たエフェクトだ
サウンド: メローなサウンドトラックは、プレーヤーを取り巻く宇宙に没入させてくれる。ヘッドホンでプレーしたくなるタイプのゲームだ
インターフェース: インベントリー管理ほど没入感を削ぐものはない。扱い辛く面倒だし、収納スペースを増やすにはかなりの作業プレーが必要になる。Hello Gamesは大きな過ちを犯したと感じる
ボリューム: 惑星から惑星へと飛び回りながら動物の目録作りを延々と繰り返すのを楽しむ人もいるだろうが、悲しいかな私はそういう人間ではない。禅のような雰囲気は好きだが、最終的には長続きしないと感じる

シームレスで、自分のペースで探索をすることができ、殆どのゲームに存在するコンプリート主義に対する問題提起など、『No Man’s Sky』における広大な自動生成宇宙旅行は魅力的だ。残念ながら、酷いインターフェースと単調さが、より興味深いアイデアを覆い隠してしまっている。手に負えないほど広大に感じられることもあるとはいえ、『No Man’s Sky』は酷く窮屈にも感じられるのである。残念ながら、後者の気持ちがポテンシャルを台無しにしてしまっている。

3.5/5.0 Hardcore Gamer
不満をあげればキリがないとはいえ、それでも『No Man’s Sky』はビデオゲーム媒体の未来が持つ可能性を示唆する、息を呑む体験に仕上がっている。扱い辛いインベントリーや手動セーブの欠如など、Early Accessのサバイバル・ゲームのように感じられる箇所があるのは事実だが、これほど広大なゲームを作り上げたHello Gamesは称賛されるべきである。このレビューでは目立つ欠点の羅列にかなりを割いてきたが、それでも中毒になる魅力があるのだ。宇宙船のアップグレードや貴重な資源に満ちた惑星の発見まで、プレーヤーの満足感を刺激してくれる要素がある。『No Man’s Sky』の長所は短所を凌駕しているが、細かな不満や疑問を感じる決定のせいで、本当にスペシャルな作品にはなりえていない。
『No Man’s Sky』は、ファンが主張するような「全てのゲームを終わらせるゲーム」ではないが、心配は無用だ。Hello Gamesによるこの野心的なプロジェクトは、広大な宇宙に詰め込まれたちょっとしたディテールを堪能させてくれる。とっ散らかった宇宙なのは確かだが、そういう意味では我々の宇宙と大して変わらない。
良い点:
・全てを知り尽くした後でも探索が楽しい広大なゲーム世界
・良く出来た宇宙空間と地表での戦闘
・素晴らしいアート・デザインとサウンドトラック
悪い点:
・スキルも不必要で危機感もない、極めて単調なゲームの流れ
・活用できていない知的生命体
・不満の残る地表時のビジュアル
・腹立たしいインベントリー
・細かなバグが盛り沢山

息を呑む技術的な偉業であり、たとえその単純さや単調さに気づいた後ですら、夢中にさせられる中毒性がある。

6.0/10 Video Gamer
良い点:
・広大な宇宙の探索
・美しい美的センス
悪い点:
・終わりなき単調さ
・過剰にシンプルで作業感の強いゲームプレー

宇宙時間で言えば一瞬と言える、全てが新鮮な最初の10時間は、極めて素晴らしい。欠点として指摘できる点はどれも、少なくとも理解できるものばかり。嫌気が差すまでに要する長さに関係なく、最高のアイデアと最高の瞬間が盛り沢山だ。諸手を挙げておススメすることは難しいとはいえ、嫌いになるのは不可能だ。最終的には成功を収めている――旅に出る価値があると言える程度には。

6.0/10 IGN
『No Man’s Sky』には奇妙な新世界からなるSFスペクタクルがあるが、それだけだ。ゲームプレーは中途半端で単調、数十時間プレーしても、作成、アップグレード、戦闘、宇宙を混ぜ合わせる新たなアイデアが殆ど登場しない。どれだけ旅をしてももう有意義なものを目にできないと感じてしまうため、無限の探索という公約は完全に裏目に出ている。この野心的なゲームは星々に手を伸ばしたが、彼らの能力を何光年も超えてしまった。
6.0/10 CGMagazine
『No Man’s Sky』は中途半端なアイデアを詰め込んだ浅薄なパッケージで、より優れたゲームが盛り沢山の中で忘れ去られてしまうだろう。
6.0/10 Polygon
『No Man’s Sky』を支える魔法のような技術は長らく売りとして宣伝されてきたので、広く浅くという本作の性質は理に適っているのだろう。Hello Gamesが作り上げた様々なツールはどれも素晴らしく前代未聞で、正しく扱えば、超大作の開発工程に変化をもたらすはずだ。しかし、そうしたパワフルな宇宙作成アルゴリズムは、最初の数時間以外はイマジネーションに欠けるゲームと合体しているのだ。『No Man’s Sky』は驚異的で不可能に思える宇宙を提供してくれるが、その中でやることはあまりない。
今年最も期待度の高かった『No Man’s Sky』は、少々がっかりな出来だ。美しいオーディオとビジュアル演出には力が入っているが、率直に言って退屈なのだ。Hello Gamesが作り上げた宇宙は野心的だが、その中にはそこそこのサバイバル/作成ゲームがあるだけだ。
かつての『Spore』のように、『No Man’s Sky』は自らの能力をはるかに超えた公約をしたゲームだが、前評判に対する私の冷めた反応を責める気にもなれない。Hello Gamesが表現するところの漠然とした宇宙旅行が、公約ほど多彩かつ広大なものになると信じたことは一度もない。

だが、私の慎重な態度をもってしても、ランダム性に依存しすぎて個性の可能性を失った、ありがちなサバイバル/作成ゲームになるとは思ってもみなかった。

最低でも、もっとやることがあると考えていたのだ。

私は、君たち人間が容易に想像できるものを目にしてきた。オリオン座の側で炎に包まれた攻撃船は見ていない。タンホイザー・ゲート近くで闇の中に輝くCビームも見ていない。雨の中の涙のように、時が来れば失われる瞬間など存在しない。

Skyの時間だ。